まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたび、カーテンを初めて本格的に作ることになりました。
実家の新築のお部屋のカーテン類を作っていくことになります。
まずは、大きな窓の縦200cmx横180cmが2枚というサイズのカーテンをいきなり作っていきます。
過去に「なんちゃって風」に、色違いの上下の柄の生地(遮光機能などは無し)をつなげた簡単なカーテンは経験済みです。
今度はしっかりと仕様書を生地屋様にいただきまして、仕様書に沿いながら他の方のYouTube動画などに助けていただきながら作っていきます。
そんな実体験をこうして記録におさめ、今度は自らがYouTubeに投稿させていただきます。
シリーズ物になっておりまして、①-⑦くらいまでの区切りで作業の段階ごとに分けてブログも並行して書いていきます。
このたびは、まずスタート時点の生地選びに関しての「用尺」「寸法」のみの解説です。
縦が200cmの窓には縫い代はどのくらい見込んで生地を購入すればよいのか。
横幅は窓が180cmもあるのに生地幅はせいぜい155cmしかないからどのように作っていくのか。
いろんな不安や疑問をクリアしながら、「なぜ」を紐解いていきたいと思います。
そうして、カーテン作りを高額なオーダーメイドにお任せする1択にとどまらず、自作するところへの後押しになればと、応援の意味を込めましてこの記録を綴っていきます。
カーテンには「ひだ」が必要である、「1.5倍ひだ」の「倍」のいう文字は生地の実寸に対する実際の必要分量の事を指している
いずれも一般的によくあるカーテンのイメージです。
この写真は現在の住まいの賃貸物件対応のカーテンなので、作りたい実家の窓よりも横幅は狭いです。
ただ、1.5倍ひだは同じ形に出来上がるイメージとしてはズバリです。
1.5倍ひだというのは、ひだによってつままれてクシュっと縮んだ分にもっていかれる生地の余分が窓の横の長さの半分の寸法必要だという意味。
上下の余分は生地屋様のご提案では、+30cm見込むと良いそうです(実際にはこれでも多めですが裾曲げの分量の好みが分かれますので30cmは相当な判断です)。
よって、生地購入は窓の180cmx1.5倍=270cm、ここへ左右の三つ折りの縫い代分3cmずつを足して、270+3+3=276cmが片方の窓分の用尺です。
しかしです。売られている生地幅の現実的なことを考えますと、276cmも幅がある生地はほとんどありません。
どれもがせいぜい150cm程度まで。
そうすると、2枚はぎにして生地をつなぐということをする必要があります。
そこで、少し心配ごとが起きます、「余分過ぎないかな?」という思いです。
それは正解です。
計算で、どのくらい余分なのかを確かめます。
155cmx2=310cm。縫い代をここからおよそで引いていきます。
310-3-3=304cm。
この304cmは本来必要であった276cmに対してどのくらい余分なのか。
304-276=28cmと出ます。
どうでしょうか。カーテンのような大ぶりな横に広がるクシュクシュしたアイテムでの28cmなど大した余分ではないと考えられます。
もちろんこの28cmで最後にベルトを作ることもできるので、ここで本当に欲しい276cmへのカットも良いかと思います。
ただ、このまま作っていくということが反対に楽ちんなのです。
よって、このまま作っていくことにしました。
その余った分は大丈夫なのかなのですが、後の段階でひだを作っていく時に生地屋様にいただいた計算式に当てはめる際に、縫い代などをステッチした出来上がりの横幅を測ってから行いますので、その時に28cmの余分は均等にならされるのです。
この28cmの影響がどこに出るのかというと、ひだの数・ひだ山の高さ・ひだ同士の間隔などで調整されていきます。
それでもたくさんのひだ山分に28cmが割り振られて消えてしまうような感覚です。
よって28cmの余分を使ってしまうことなど、心配はご無用だと見て取れます。
あとがき
カーテンは、見せるためのもの。
閉じていてもインテリア、開いていてもインテリアとして映えさせたいものです。
そこに「ひだ」が役割として活躍します。
ひだが無ければ、カーテンを開けた時に上のラインが手前にぐおーんと突き出しみっともないのです。
その突き出しをひだをあらかじめ作って収縮しておくことで突き出していないように見えるという「機能」なのです。
さらに、そのひだ自体も美しく作るために「メッシュの芯」を丈夫に内蔵することになります。
折って縫うだけのような単純作業の集まりのカーテンですが、どの作業も「機能美」の集まりだということに作りながら気づくことになります(^-^)。