まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたび1点ナップサックが完成しました。
一度やってみたかった究極の黒のみのカラー配置。
表地と裏地がそれぞれジャガードで柄の形がリンク、黒のみの平凡さを大きくおしゃれな方向へ可能性を広げてみたかったのです。
黒のみでここまで表現可能、幾何柄ジャガードに相性が良いダイヤキルトの表地と、ユニークなカットジャガードの幾何柄を裏地に足並み揃えたナップサック
表面に「ハード薄芯」を当て、5cmのダイヤキルトをかけています。
次にひっくり返して内側を見てみましょう↓。
裏地がカットジャガードの部分以外のベース地が薄手で黒の接着芯の糊の点々が透けてしまいました。
致し方がないのですが、薄手の方を裏地にしたことは確かに正解でした。
表地は、薄手ながら目の詰まった織りがされた全体に柄が散りばめられたジャガードですので丈夫です。
そこへさらにダイヤキルトステッチで丈夫に固定しています。
このたびのようなジャガード同士の組み合わせは、のっぺりとした黒無地と比べて立体感があります。
表地のみならず裏地も同等の、柄同士の組み合わせは、大小の柄の大きさに強弱が付き、類似の幾何柄であることで相性良いコンビになりました。
黒同士のコンビも良いものです。
ジャガードの良さを面白く使わせていただき、真っ黒なのにまるでコーデしているような気持ちになったことも、製造しながら作り手としての楽しさを味わえました。
正しくは、映画などの「カット」のように途中で「ストップ」の意味。
「カット(休止)を入れて糸を替えながら変化を出して柄にしていく手間をかけたジャガード」というのが正解。
大変申し訳なかったです、勉強不足でした<m(__)m>。
あとがき
以前にYouTubeにご質問いただきましたが、この表地の「プリズム」という名前の生地は、別の生地屋様では同じ生地を「プリズマン」とネーミングされていました。
いずれにしてもうまく付けられた名前だと思います。
イメージが湧きやすく購入威力をそそるエレガントな生地です。
この生地ともう1つ類似の生地は少しのデザインの違いがありますがほぼ同類。
どちらも定番生地で「大塚屋」様では、「衣装コーナー」でお世話になりました。
ハンドメイドバッグを製作する際にエレガントな雰囲気のバッグにしたい場合、裏地にもご利用いただけそうですので、是非ご注目下さいませ。
これまで裏地にしか使用してこなかった生地をこのたび初めて表地に使用してまいりました。
キルトのおかげで裏地っぽい薄手でも表地になれるという可能性を感じていただければと思います(^-^)。