まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたび、ナップサックが1点完成。
両面が使い分けられるようなバイカラーになっています。
更に両面共パッチワーク仕立て。
バイカラーしかり、パッチワークしかり、生地のストックがラストだからこその事情から生まれたデザインです。
「はぎれ」をどんな価値観で受け止めてもらえるのか、「ラストであることの希少価値」なのか、それとも。。
とにかく何ら事情に関係なくいつもの丁寧なお仕立てでお作りしたことに変わりはありません。
4種もの生地を使いながらすっきりとまとまった優しいカラーの世界観、内部も奥行きがあって楽しいナップサックになるといい
なんとなくイメージだと背負う部分が薄い色の方、背中部分の人の目に映る方が濃い方のイメージを持ちました。
実際に、セルヴィッチデニムの11オンスの濃い方がもともと生地のストックが最終で片面しかなかったところへ考えた案。
同じ分野の生地で歩調を合わせたのです。
全く同じ生地はもう今は見つかりません。
類似とは言え、セルヴィッチデニムはほとんどが濃紺カラーですので、カラー展開はそれほど豊富ではないのです。
何とか見つけたのが、イエローベージュのこの生地、おそらくライトオンスの部類の9オンスあたりかと。
1オンス違うだけでも結構変わってきますので、そういった感覚です。
<表地:カーキ茶>セルヴィッチデニム11oz、綿/100%、日本製。
<表地:イエローベージュ>セルヴィッチデニムライトオンス、綿/100%、日本製。
次は、内側の様子です。ひっくり返して分かりやすく見てみます↓。
<裏地:パステルカラービッグタータンチェック、混率不明(ポリエステルやアクリルの可能性)、原産国不明。
<別布:サンドベージュ>ナイロンオックスはっ水加工、ナイロン/100%、日本製。
各ポイントに違う種類の生地を配置していますが、裏地と巾着ひもホールタブはチェック、ポケットパーツ全部と巾着ひもパーツとDカンタブはナイロンオックス生地です。
それぞれ配分よくストックの生地を効果的に消化しながらのジャッジでした。
ビッグチェックの柄が自然につながりゆったり広く展開され、可能な限り美しく映るようにと。
生地の向きよりも柄合せを優先することをお勧めします。
あとがき
その後なのですが、有難くこちらのお品はご購入いただきました、本当にありがとうございました<m(__)m>。
どんな事情や背景があって作られた1点のお品なのかは、製造者のみが知るところ。
知らせるも秘蔵するのも製造者にかかっています。
ピクチャレスクとしましては、おしみなく情報をアウトプットするというスタンスをとっています。
なぜなら、「実直にお伝えすること」この精神こそ一番重視しているからです(^-^)。