まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ここ最近ずっと連続して製作のナップサック型から、少し離れます。
久しぶりに、「切餅:きりもち」という名前を付けています「エコバッグ」を製作してまいります。
今回は、長い支柱/取っ手を取り付けまでの場面ですが、早くもお伝えしたいことがあり、1投稿させていただきたいと思います。
ちりめんの無地を使った1枚仕立てでも丈夫なエコバッグになる理由
エコバッグのイメージとは少しかけ離れている「ちりめん」をあえて持ってきました。
ちりめんの特性を作っていくにつれて感じていきました。
実際はもっとクリーミーな黄色みが入ります。
このちりめんは、お洋服にはたくさん利用されますが、バッグに利用ということが少し意外かもしれません。
しかもエコバッグです。かなり高級感あるエコバッグになると思います。
ちりめんは織り目が密集していて丈夫なことが1つ特徴です。
そして、しわが寄りにくいとか表面のうねりがなんと言っても美しいというのが魅力です。
やや重くずっしりとしているのでたらりとした感じもありますが、実際は丈夫なのです。
まず裁断で思うことは、ほつれにくいのだなあと感じます。
それもこの織りに理由があると思います。
美しくて丈夫であるというメリットを活かします。
無地でも華やかさが感じられるちりめんです、エコバッグの分野にとらわれることもありません。
上着入れとかお土産入れなど常に必要でなくても必要な時に取り出せるたためるものですのでその用途は幅広いです。
以前、この「切餅」デザインは、長い支柱/取っ手が一繋ぎでした。
一繋ぎでありながらエコノミーに製作できるためには、と考え、生地幅が150cm程度の広幅に限定したご紹介でした。
そんなことでは、好きな生地で自由に作れないと思い直し、デザイン自体を変更。
そうして、つなぎ目を作ることで、シングル巾の110cm程度も可能になりました。
それと引き換えに生まれたデザインが、四角いタブです。
他の部分は一重仕立てですし接着芯を貼りませんが、このタブにだけ接着芯を貼りました。
一番力がかかる部分だと言えます。
このタブも他の生地よりもちりんめんは作りやすかったです。
あとがき
ちりめんは、凹凸感ある生地として注目しています。
凹凸感は高級感へとつながります。
エコバッグでさえも使い捨てではなくて、長く愛用できるものでありたいです。
そのためにはエコノミーでありながら良い生地を見極め、きちんと作るということをしています。
無料でもらえるエコバッグなどもその時は有難いのですが、量産品特有のほつれや最低限の縫いであったりすることがほとんどです。
身近なよく使うアイテムだからこそ良質さを追求して長く持つという考え方をこのエコバッグ製作を通してご提案してまいりたいと思っています。