まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
いよいよセルヴィッチデニムのはぎれも最後の整理整頓で本当の最終になってまいりました。
このたび製作しましたパッチワークシートで、セルヴィッチデニムのカーキブラウンというレアカラーでのバッグ製作はラストになると思います。
そんな最終を飾るデザインは、底面が正方形のワンショルダーバッグです。
リュック使用にもできるよう2wayで考えたモデルです。
このたびは、まだ完成には至りませんが、パッチワークシートが完成し、裏地やその他の別布と相性良くお洋服コーデのように組み合わせを考案した記録となります。
パッチワークのハギ目をブロック柄とみなし、タータンチェックと合わせたその相性の良さをお伝えできればと思います。
1パーツずつが小さいため緻密なパッチワークのハギ目の出方の美しさを活かす、柄同士の相性としてブロックとタータンチェックがしっくりくることを証明したい
以前の同じセルヴィッチデニム生地で作ったバッグのパッチワークは、1マスが縦12.5cmx横17.5cmでしたので、バッグの出来上がりでは、ハギ目があるタイプのバッグという印象でした↓。
今度は、はぎれ1マスの面積が小さい縦10cmx横15cmに統一。
これで、はぎれをもれることなく救い上げて活かすことができました。
そして、シートが出来上がったその姿を見て、うっとりするような美しさに感動♪↓。
パッチワークのハギ目線が強調されて四角い柄のように目に映りますので、裏地選びの際には「表がブロック柄である場合の裏地は。。」というように考えていきました。
お洋服のコーデと考え方は同じで、ブロックは四角い様相なのだから、同じ四角い柄のタータンチェックというのは相性が非常に良いものです。
ここまで手の込んだパッチワークバッグはなかなか売られていません。
なぜなら、この数のはぎれを用意できるなら、つながった大きな面積1枚がとれる分量だからです。
これには事情があり、もったいなく余ったはぎれが存在していたというエピソードが隠れているのです。
何か物を作りたい目的があって、材料をそれに合わせていく場合、生地がもったいなく余るのは当然で、主体が作りたいデザイン重視だからです。
あとがき
どうしても、そうでなければならない究極のデザインというものがあった時には、もったいなく生地が余ることを妥協することになります。
そういった時に、もったいない生地を集めて、パッチワークを美しく仕立てて作るバッグに「手間と美しさが入った価値」を付けていきます。
場合によっては、かえってこのストーリーと共にこちらが受け入れられることもあるのかもしれません。
それは誰にも分からない、ただの結果に過ぎませんが、捨てるのではなく製作してみることでしか起こらない奇跡なのです(^-^)。