まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
現在61鍵盤用のキーボードバッグを製作中です。
表地は、セルヴィッチデニムの11ozの茶色をパッチワーク仕立てに取っ手を付けて完成しています。
次の段階は、裏地を選びダイヤキルトをかけていく作業です。
それでは、表地がデニムというカジュアルな素材をエレガントに寄せるために選んだ薔薇柄の裏地の生地と馴染むダイヤキルトステッチをご覧くださいませ。
マルチカラーにかける10cmダイヤキルトのステッチの糸の色を黒に選ばなかった理由、黒地のマルチカラーの薔薇柄の方を引き立てるため
さて、この生地にキルトや縫い糸の色を選ぶ場合どんな色を選びますか。
もしかして、黒を選ぼうとされませんでしたでしょうか。
それは、ちょっと待った!ということになります。
過去の経験から、黒ベースのマルチカラーに黒のステッチをして、何度もがっかりした経験をしてきました。
ここまでの鮮やかなマルチカラーはなおさらなのですが、黒の部分にステッチが走るというのが割合としてはそれほど高くないということを冷静に見なければなりません。
結果、綺麗な色のお花の上に黒いゲジゲジした汚い線が載って柄を変に遮ってしまうのです。
そうした苦い経験から、マルチカラーには、黒ベースであっても、黒以外のライト寄りな色を使うということに注意し始めました。
このたびのこの薄手のマルチカラー生地も同じです。
上の写真はキルトをかけ終わった状態です。
変にステッチが目立つことが無く、柄が遮られずに活かされています。
主役は薔薇のお花なのであり、この場合のキルトは機能中心の脇役的存在であるべきなのです。
よって、キルトステッチが際立つのではなく、ふんわりシートのソフト厚芯(グレー色)を固定することに徹しました。
薔薇柄のカラーの中に表地と類似の茶系が存在していたということも更なる良きめぐり合わせ、表地と裏地で同じカラーの糸を使用すると進捗度は上がります。
あとがき
キーボードケースの裏地を作る最初のキルトがけの場面でした。
使用しました「ソフト厚芯」、実はせっかくご紹介しても現在同じ物を見つけることが難しいのです。
この1反を10年前に購入した時点ですらデッドストックのようなものだったと思います。
よって、こうした同じようなキルトを作っていく時に裏面に当てる代わりの材料を今後見つけなければいけないのです。
1つの案は、ハード薄芯という少しごわついた不織布芯の白い色のものですが、もう1つの案は、エンボス加工のよくラッピング袋にある少し布みたいな素材です。
あれが原反でうまく見つかれば割と近い風合いになるのではないかと見ています。
その後の新しい情報が見つかった際には必ず、当ブログ記事で投稿していきたいと思います(^-^)。