まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
現在、2つ目のデジタルコンテンツを制作中です。
そんな真っ只中であっても、まだ新しく得られた知識が出てきました。
デジタルコンテンツも、早く完成させるためのスピードだけが良いとは限らないと思いました。
ちゃんとこれで良いのかを1点ずつ確認しながらは当然ですが、それでも、気づかなかったことが撮影中に分かりました。
それは。。。
縫いやすい生地ばかりでなく、ほつれやすい生地も扱ってきたことで得られた学び
巾着袋のコの字ステッチを三つ折りのど真ん中で今までやってきました。
それが写真の上側です。

下:1.5cmの縫い代の半分の7.5mmの三つ折りの際(きわ)をステッチした場合
この生地は実験用の作業しやすいほつれにくい綿/ナイロンの生地ですが、当然ながら、表からはこんな風にコの字が広がりますが、一見問題は無いです。
ところが縫った側の裏側では少々問題がありました。

どちらがしっかりと縫い付けられていて安定感がありますか、ということを問われたら、完全右です。
この比較を今までしていませんでした。
そして、このたび、この写真とはかけ離れたほつれやすい生地で左側のど真ん中ステッチで行ったところ、三つ折りが崩れて飛び出してきたのです。
あー、そうだった。ここで気づきます。
どんな生地にも対応できる縫い方は右であったと。
ほつれが飛び出さないだけではなく、下の方もしっかりと安定している様子が右側ではうかがえますね。
よくよく冷静に考えたら、なぜ生地を余らせる必要があるの。。。ということだったのです。
このようなことは、今回ほつれやすい生地で行ったからこそ分かったことでした。
いつもほつれにくい生地ばかりを選んでいたら、このことに気づくことが無かったかもしれません。
あとがき
今回の事は、もっと俯瞰して見てみると、他の場合にもあり得ることだと思いました。
今までやってきて問題がないことであっても、素材が変わると問題が起きた今回の例は、いかに今までのやり方に慢心していたか、そして、常に確認や見直しの姿勢を持っていることの大切さを教えてくれます。
たまたま、扱う生地を特に縫いやすいことにポイントを置かずに、いろいろ選んできたスタイルによって得られたことです。
あれもこれもということが時には、役に立つこともあったみたいです。
