まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたび、1点「インテリア収納袋:小」が完成致しました。
1つ前の【1134】では、事前準備と致しまして、表地の裁断パーツにソフト厚芯を重ね、ダイヤキルト5cmと3cmの2種を準備。
今回は、その大きい方の5cmの方を「小」というサイズで製作です。
小とかミニは小さめサイズの部類ではありますが、小でもマチが15cmとかなりの容量でありまして、活用の範囲は広いと思います。
キルトとは言え、中綿ではないソフト厚芯である所も使いやすさのための工夫です。
実際に自分の生活の中でキルト加工の中綿入りの巾着袋をリメイクで製作経験し、感じたのは、厚みの加減がソフト厚芯の方が間違いなく使いやすいお品に出来上がるということです。
作り続けている同じデザインでも違いが見られる面白さ
今回のキルトをかけた表地が、もともとハリコシのあるナイロン生地であるため、キルトによってなおしっかりとしてきました。
同じデザインでも、それぞれこうして、キルトにしたりなど仕様を変えることで、1点物志向を追求できます。
・生地を色違いにする
・違う生地をそれぞれ選ぶ
・表地に加工を加える
この3つの1点物の実現方法がありますが、一番上の色違いはほとんど私はやりません。
その理由は過去のブログでも書きましたが、色違いはその差が表れやすく、生地の時点でまるで商品の差が決まるように感じるからです。
生地の時点で色違いはそれを比べ、最高の選択をして1つだけ作るというのが1点物志向だと思っていますので、一番上は当たりません。
2つ目はよく行うやり方ですが、実はこれも簡単なことではなく、生地のもったいなさとかそんなあたりをデザインのサイズやら、パーツやらでめいっぱい生地を使用できるようなコスパ良い製造をまずは行うことで意味を持たせるということをします。
とは言え、余分なパーツも取り付けることはもちろんありません。
なぜそのパーツが必要なのか→〇〇という理由がありどうしても必要だった、こういったことの積み重ねは、最終的に哲学入りのシンプルで、なるべくしてそうなったデザインになっていくと思います。
3つ目の今回のキルト加工をして表地にしたことというのは、本来裏地として選びがちな生地の活躍の場をさらに広げることや、薄手の生地でも素敵な生地を正面に出したいなどのことを可能にする1つの手段。
そうしますと、生地選びがほぼ無限になります。
巾着袋を求めるお客様の希望にも十分に答えられるものに出来ることへ近づきます。
エレガント要素が高いすずらんループエンドのレア感
この記事では、簡単にお話させていただきますが、YOUTUBE動画内では、すずらんループエンドについて、その穴のサイズの使い分けのお話をさせていただきました。
あとがき
今回は、「小」というコンパクトな部類でも大きい方のサイズでした。
マチが15cmあるとはかなりの容量で、いろんな物入れに活用していただけそうです。
もう1つ3cmキルトの方が準備完了しておりまして、「ミニ」というサイズで作って行く予定です。
これのマチは10cm。
市販でよく見るミニサイズなどよりも大きめですので、こちらの「ミニ」もなかなかの容量です。
ただ、「小」との違いも大きく、それぞれのサイズに意味を持たせています。
また近く、3cmダイヤキルトの方の完成をお楽しみにどうぞ。
裏地をどんな生地でチョイスするのか、そんなところも見どころです(^-^)。