これが1点物の素晴らしいところ、同デザインでもこの巾着袋は手のひらの上でそびえ立つ【1135】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、1点「インテリア収納袋:小」が完成致しました。

1つ前の【1134】では、事前準備と致しまして、表地の裁断パーツにソフト厚芯を重ね、ダイヤキルト5cmと3cmの2種を準備。

今回は、その大きい方の5cmの方を「小」というサイズで製作です。

小とかミニは小さめサイズの部類ではありますが、小でもマチが15cmとかなりの容量でありまして、活用の範囲は広いと思います。

キルトとは言え、中綿ではないソフト厚芯である所も使いやすさのための工夫です。

実際に自分の生活の中でキルト加工の中綿入りの巾着袋をリメイクで製作経験し、感じたのは、厚みの加減がソフト厚芯の方が間違いなく使いやすいお品に出来上がるということです。

作り続けている同じデザインでも違いが見られる面白さ

今回のキルトをかけた表地が、もともとハリコシのあるナイロン生地であるため、キルトによってなおしっかりとしてきました。

<表地:ブロンズ>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。・・・このように手のひらの上でしっかりと立ちました。
<裏地:ベージュxマルチカラー小花柄>ちりめんプリント、ポリエステル/100%、原産国不明(おそらく日本製)。
「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。・・・ころんとして、このブロンズ色が栗みたいです。

同じデザインでも、それぞれこうして、キルトにしたりなど仕様を変えることで、1点物志向を追求できます。

・生地を色違いにする

・違う生地をそれぞれ選ぶ

・表地に加工を加える

この3つの1点物の実現方法がありますが、一番上の色違いはほとんど私はやりません。

その理由は過去のブログでも書きましたが、色違いはその差が表れやすく、生地の時点でまるで商品の差が決まるように感じるからです。

生地の時点で色違いはそれを比べ、最高の選択をして1つだけ作るというのが1点物志向だと思っていますので、一番上は当たりません。

2つ目はよく行うやり方ですが、実はこれも簡単なことではなく、生地のもったいなさとかそんなあたりをデザインのサイズやら、パーツやらでめいっぱい生地を使用できるようなコスパ良い製造をまずは行うことで意味を持たせるということをします。

とは言え、余分なパーツも取り付けることはもちろんありません。

なぜそのパーツが必要なのか→〇〇という理由がありどうしても必要だった、こういったことの積み重ねは、最終的に哲学入りのシンプルで、なるべくしてそうなったデザインになっていくと思います。

3つ目の今回のキルト加工をして表地にしたことというのは、本来裏地として選びがちな生地の活躍の場をさらに広げることや、薄手の生地でも素敵な生地を正面に出したいなどのことを可能にする1つの手段。

そうしますと、生地選びがほぼ無限になります。

巾着袋を求めるお客様の希望にも十分に答えられるものに出来ることへ近づきます。

エレガント要素が高いすずらんループエンドのレア感

この記事では、簡単にお話させていただきますが、YOUTUBE動画内では、すずらんループエンドについて、その穴のサイズの使い分けのお話をさせていただきました。

すずらんループエンドx2種:左-「アイリス」様からの仕入れ品。右-「てぃぐま」様からの仕入れ品。・・・少しデザインが違いますがいずれもふんわりした裾ラインがドレスみたいでエレガントです。
シェイプ型の左は、穴が大きい、ストレート型の右は穴が小さい・・・それぞれ紐の線径に応じて2本同時に入れたり、1本ずつなら5mm程度は左がベスト、などと使い分けをします。どちらもそれぞれ可愛いです♪。

あとがき

今回は、「小」というコンパクトな部類でも大きい方のサイズでした。

マチが15cmあるとはかなりの容量で、いろんな物入れに活用していただけそうです。

もう1つ3cmキルトの方が準備完了しておりまして、「ミニ」というサイズで作って行く予定です。

これのマチは10cm。

市販でよく見るミニサイズなどよりも大きめですので、こちらの「ミニ」もなかなかの容量です。

ただ、「小」との違いも大きく、それぞれのサイズに意味を持たせています。

また近く、3cmダイヤキルトの方の完成をお楽しみにどうぞ。

裏地をどんな生地でチョイスするのか、そんなところも見どころです(^-^)。

ハンドメイドバッグの糸の色選び、生地に対して濃いめが本当に正解なのか【1097】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、「インテリア収納袋:ミニ」というお品をハンドメイドバッグとしてお作りしました。

いやはや、いつも同じデザインを作ってはいても、生地の組み合わせ、生地そのものも別なのでそれぞれ新しい学びというものがあるものです。

これはとても有難い製作になりますね。

今回は、糸の色選びについて、いかに生地に美しくなじむ糸の色を選ぶかというところに焦点を当てたお話になります。

糸は必ずハンドメイドバッグ製作に出てくるのでとても重要です。

何かのお役に立てればと思います。

糸の色だけを安易に見て慌てて選んでしまった紫色の糸の生地との色の相性

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
<表地:パープルxゴールド>生地名不明(ブロードと予想)、綿/100%、日本製・・・詳しくは、生機(きばた)がアメリカ原産です。日本では、染色加工などを最終整理として行ったということです。アメリカっぽい柄だと思います。もとはパッチワークの生地を製造の「Moda Fabrics」社様のデザインです。商業利用が可能のプリント花柄です。
<裏地:パープル>生地名不明(綾織り)、ポリエステル/100%、日本製。
横に走るステッチ糸の色にご注目を。柄を遮るように黒っぽく映り、気になりますね。これは私の糸選びのミスです。

日ごろから、よくご紹介しているにもかかわらず、この時に、固定観念の紫には紫の糸というように「観念」で選んでしまいました。

糸選びは、生地にぴったり当てて、暗い光、明るい光いずれにおいても納得できるなじみ具合が結局は美しく仕上がるみたいです。

今回、左を選んでしまいました。右の存在を見落としていたのです。いかにも左の方が合いそうに思いますが、実際は写真のように黒っぽく浮き出る仕上がりなのです。
右の赤みの色の糸を当ててみるとなじむような感じですよね。こちらにするべきでした汗。

あとがき

糸の選び方は、生地に対して濃いめとの事ですが、洋服に限ってなのでしょうか。

バッグには当てはまらないとまたもや感じました。

実際に柄などを遮り、美しくないのです。

どう考えても結果は薄めの色の糸が正解になります。

まあとはいっても、結果は結果であり、糸を実際に生地によく当てて、紫だから紫色という固定観念で選ばないことですね。

たくさん糸を持ち合わせていたことでこういったことも分かりました。

同色系の糸の展開を複数持っていると、他の色も複数で全体の糸の数が莫大ですが、やはり糸というのはキモの部分なので、そこはおしみなく材料を豊富にそろえることの意味があったようです。

今回の場合も、裏地には、この糸がマッチしましたが、表地は糸の色を変えるなど、ひと手間のかけ方で出来上がりも変わる例です。

同じ糸で上下の糸を使用すると作業は確かにスムーズですがね。

良いお品を作ろうとするとスピーディーさにも勝る丁寧さ、意味ある手間のかけ方があるようです。

抽象的な大花柄の巾着袋-巻き薔薇添え【1092】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も完成しました。「インテリア収納袋:小」です。

2つお伝えしたいお話がありますので、項目に章を分けますね。

1)花柄が抽象的なので、巻き薔薇ではっきりさせてみた工夫

「インテリア収納袋:小」:<サイズ>縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。・・・真ん中に巻き薔薇を3個縫い付けました。柄になじんで一体化していますね。これで良いのです。
<表地>ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。・・・そこそこ厚みがあり、使いやすい生地です。ニットみたいにも見えますが、織物です。
<裏地>生地名不明、ポリエステル/100%、日本製。・・・綾織が美しいですね。紫色も写真だと赤みに映りますが、別の赤紫と比べると、これでも青紫寄りなんです。少しカジュアル気味なこの裏地は表地の質によく合います。表地も少しがさっとしていますので。

それで、この巻き薔薇のお話ですが、これを縫い付ける効果が感じられています。

抽象的な大花柄を小さめの巾着という面積の狭い一角にまとめているわけで、そうした時に真ん中にワンポイントとしての巻き薔薇の設置が効果的になっていると思います。

2)江戸打ち紐にも数種類の混率の違いがあること

今回の江戸打ち紐は、ナイロン/100%でした。いつものレーヨン/100%に比べて縦によく伸び弾力性があります。メリットは、紐先がレーヨン/100%よりもほつれにくいです。ただ、レーヨンにあるつるりとしたエレガントさとはこちらは対照的で、がさっとしていてカジュアルなんです。そんな江戸打ち紐の微妙な種類の違いを感じた今回でした。まだアクリル/100%というのもあるみたいなので、それを入手した際には違いをご紹介したいと思いました。

今回のナイロン/100%のカジュアル寄りな質の紐は、本体の生地とよくマッチしました。

レーヨン/100%はツヤがあり、エレガントな生地によくマッチします。

微妙ですが、この使い分けは有りなのではないでしょうか。

あとがき

今回のような柄は、裏地としてもよかったかもしれません。

巻き薔薇の件は表地に使ったからこそ工夫してみようと思ったことでしたので、今回の使い方によって工夫が生まれ結果は良き学びが得られたということになります。

花柄も人それぞれ随分好みが分かれますね。

どちらかというと今回の柄は大人っぽいです。

デフォルメされた可愛いお花が好きな方も多いかもしれません。

お花柄は癒しであり、出来上がった巾着袋も入れ物として機能を果たすと同時にインテリアで時々眺める飾りみたいな役割もあります(^-^)。

タオル地で優しく作ろう♪、出来上がりがほっこり田園風景のような巾着袋【1082】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、インテリア収納袋(小)のサイズである巾着袋を製作。

素材はタオル地です。

タオル地は過去にも複数製作してまいりましたが、とても出来上がりがふんわりして優しい雰囲気に仕上がるところが特徴です。

タオル地ながら、高級感も出したい!、その結果完成した巾着袋のご紹介

インテリア収納袋:小・・・サイズ:縦22cmx横19/34cmxマチ15cm。

こんな感じのふんわり巾着袋が完成。

思わずそっと触りたくなるような丸みですね。

表には、無地に華を添えるという意味で、巻き薔薇を3個縫い付け。縦に行って帰ってくる二重縫いです。手での縫い付けよりもスピードがありますし、しっかり固定されます。
<表地:ベージュ>シャーリングタオル、綿/100%、日本製。
裏地には、表地と真逆の濃いめであるブラウンベースのマルチカラー小花柄生地をチョイス。
<裏地>生地名不明(ブロード)、綿/100%、原産国不明。
この優し気なお花もタオル地にマッチ。

このサイズの用途が豊富なわけ

実際に私も同じサイズ感で手持ちのインテリア使いしているアイテムが多いです。

救急箱みたいな入れ物として、中には、綿棒、薬、バンドエード、不織布マスクストックなどを入れています。

その他、ストック的な小物を入れていまして、こういったマチがたっぷりのものには、ストックとしての保管の役割があるみたい。

安定感がありますね。

そして、お弁当袋にも良いのではないでしょうか。

お菓子を入れて持ち歩くのも良いですし、買い物時のつぶれやすい果物などの一時的な保存袋としても良いかもしれません。

こうして、用途がいろいろ考えることができるのも、やはりマチの思い切った大きさがポイントになりますね。

あとがき

また、こんな感じで引き続き製作していきます。

まずは、ベースとして、生地の選りすぐりがあっての製作になるので、生地探しに関しては、過去のストックの分も含めまして、とても力を注いできたことです。

そして、表地と裏地のマッチングですね。

どんな組み合わせにするかでも結構変わってきますので、ここも重要です。

今後製作していくお品も、過去の生地であるかもしれませんが、実際に制作するのは、現在であることで、過去の時の生地調達時のイメージから、またその後、いろんな変化とか心持ちによって新たな組み合わせが生まれたりしています。

今回のシャーリングタオル地も、この生地自体は3年程前に出会ったわけですが、その裏地というのは、ほんのここ最近決めまして、探したものになります。

コーデも楽しいですね(^-^)。

ミシンで1パーツずつを丹念に縫い付けた薔薇のアップリケがインテリア巾着袋になる時【961】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回の記事は、前回の【960】の続きとなります。

薔薇のアップリケをミシンで作り上げ、その本体パーツで大きな巾着袋を完成しました。

生地の素材について

生地は全部で4種。表地のモカベージュストライプ、裏地のベージュのニット生地、薔薇の赤のストライプ、薔薇のグリーンのストライプの4種です。赤とグリーンは色違いではなく、一応別の生地で少し地の白色が違うんです。

<表地>サッカーストレッチ、ポリエステル/100%、日本製。

<裏地>麻テレコニット、麻/100%、日本製。

<薔薇:赤>生地名不明(ストライプ先染というような名前と記憶)、綿/100%、日本製。

<薔薇:グリーン>生地名不明(ストライプ先染めというような名前と記憶)、綿/100%、日本製。

薔薇のパーツに関しましては、昔のパーツが見つかった為に、生地名が不明ですがたまに見かけるタイプの生地だと思います。

ロンドンストライプという織り方ですね。

表地もストライプ、薔薇もストライプで柄の種類を同じにしてみたことで少し遊び心を演出

使用の附属品のメーカーさんについて

<出来上がりサイズ>縦36cmx横43/64cmxマチ20cm

附属品に関しましては、結構厳しく厳選しているつもりです。

いろんなパーツ屋さんがありますが、特に気にしていなくてもそのお店を選んでいたという結果からも、いかにお品が豊富で気が利いた良質な物なのかが分かります。

・江戸打ち紐:やはりこういったひもは、ツヤのある江戸打ちタイプには高級感はかないません。・・・「D’ Collect Shop」様のお品。楽天市場、ヤフオクでお世話になりました。今回の紐も、シックなモカ茶で幅広くいろんな生地に合っていきます。日本製の紐とのことです。

・ループエンド・・・今回だけ、半端デザインの形の違うループエンドになってしまったので、通常のシェイプ型の方のメーカーさんをご紹介します。「アイリス」様です。ボタンなども多く取り扱っておられ、このメーカー様内でほぼ装飾類がすべて見つかるのでは。。。と思うほどです。

中に入れるもの例

よく例として登場しますが、やはり、まず、トイレットペーパーのストックです。

そして、ティッシュなども箱に誇りが付いたりしがちなので、そのままここで保管。

あとは、折りたたんで小さくできることから、旅行時の洋服入れなどもどうでしょうか。

バスタオルやタオルもばっちり入ります。

その他、ぬいぐるみ入れなどにもふんわりと収納出来て良いかもしれません。

マチが20cmあることで、安定してどっしりと置くことができます。

ただ何も入れないとふんにゃりとしているので、使用しない時は畳んで収納が良さそうですね。

あとがき

今回のアップリケ製作は、途中で入れ込んだ思い付きなので、最初から予定していませんでした。

けれども、こんな風に作ったことが無かったので何か気持ちが良かったです。

そして、今回の使用生地については、表地も裏地もマスク製作のストック生地です。

裏地もマスクの口に当たる方の生地のストックだったものをいよいよ、今年2022年で在庫一掃をする目標を立てたことで、違う形で使用させていただきました。

もともと、暑い季節用のマスクにと仕事仲間が考えた素材であるわけで何か清潔感というか涼し気な感じがとてもしますね。

さて、ここで、アップリケ製作を盛り込んだインテリア収納袋完成で、また引き続きインテリア袋を作って行きます。

またお楽しみにどうぞ(^-^)。