まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
現在インテリア収納袋の小さめサイズを連続製作しております。
その中でもここ数日は、本来は裏地に使うような生地を表地に使用するための一工夫としまして、ダイヤキルトをかけていくという種類のお品を連続しています。
内部構造については、中綿では厚みが増し過ぎて巾着袋としては使いにくいということで、1mm弱という程良いの厚みの「ソフト厚芯」のみをキルトシートの一部として使用することにしています。
ソフト厚芯は、今までは、バッグの取っ手にだけ使用してきましたが、初めて本体にソフト厚芯を入れるという経験となりました。
これはこれで、とても良い機会です。
その良さは、また今後語り継いでいきたい1つの事柄になりました。ソフト厚芯を使用している人というのはおそらくまだ少ないと思います。
フェルト布のような素材でも代替素材にはなりそうですが、芯地としてのソフト厚芯は細かいことを言えば、フェルト布よりももっとハリコシがあると言えます。
立ててみると空中でも一瞬ツンと立つのです。
そんな微妙な違いも中に内蔵して並べて比べてみると分かりやすそうです。
そんな実験をまた別の機会にやってみたいですね。
完成間際で「ちょっと待った!」をかけた紐のカラーのチョイス
キルトが入った表地はハリコシが出て、はっきりしているためアイロンで非常に折り曲げやすいので綺麗に作れます。
もしこれが、元のとろみ生地+接着芯のままだと折り曲げにくかったかと思いますので、キルトにするメリットの1つですね。




ここで黒をそのまま使用してしまわないところに、自身のこだわりがあります。
シンプルなデザインの巾着袋は、1つ1つのパーツとか材料の存在が重要になります。
一番に望ましいぴったりなチョイスをするのは自身の裁量となります。
ここも大切な出来上がりの良さの分かれ道であると感じ取り、早く完成させてしまうことよりも、冷静になりひもの色の見直しを図ったのです。
あとがき
この表地の木の実柄を購入の当初は、2020年の末頃でしたが、まさかこれを表地に使うとはとは当時は思いませんでした。
その時は、裏地に使っていくことのみ頭にありましたので、この生地を寝かせた約2年後に、違うひらめきが起こったということになります。
生地はよく記事でも書いていますが、流行とはほぼ無縁と言っても良いと思います。
良い生地、ピンと来た生地があれば、ストックということもその後の保管中の変化で新しい使い方が生まれることもあるようです。
在庫を持つことが悪いことのように考えられる風潮がありますし、私もストック=保管=在庫ということで同じように思っていた面もあります。
しかし、今回のようなこと一部分だけですが、時に新しい価値が生まれることもあるのだなと思った次第です。
経理上、棚卸在庫は、棚卸資産ということで、一応「資産」であるということの、意味の1つでもあることをひょんな分野から認識したようでした。
