薄手の生地をどうしても表地に使いたい、そんな願いを叶えるハンドメイドダイヤキルト、薄手も表地になれる可能性をたっぷりと感じた【1130】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

この2022年、連続して過去のストック生地を消化する目的で、「インテリア収納袋」の連続製作をしています。

これまでトートバッグと巾着袋のミックスで累計45点を製作済、ここにきていよいよ終盤となってまいりました。

あと10点程で、いったん裁断して準備してあるストックは終了。

面白いもので、最初に2019-2020年に生地を集めたその時の表地と裏地の組み合わせのイメージと、今2022年の組み合わせはかなり違うことです。

時間の経過と共に考え方やインスピレーションも変わってくるのです。

このたびは、見るからに裏地使いっぽい薄手の生地でありまして、一度は裏地に仕様済の生地の残りでした(組み合わせる表地が面積が小さかったためそれに合わせたら余った)。

今度は巾着袋の「ミニ」というサイズでキルトをかけることで表地に使って新しいことをしてみようと。

この時点から、「ダイヤキルト」の仕様が加わった巾着袋が増えていくと思います。

裏地のイメージで調達した生地を今になって表地使いしたい場合の工夫、ダイヤキルトをかけることで表地として申し分ない「自作の素材作り」

以前に裏地に使用した生地を今度は表地に使います。表地としては薄手過ぎ。キルトをかけて貫禄を作ります。

通常キルト加工は、中綿を使用して厚みが増す「中綿キルト」が多いですが、厚みが増し過ぎると巾着袋は作りにくいのです。

よって、中綿までの厚みにはならないのが、「ソフト厚芯」というフェルト布のような芯地です。適度に厚みを出してくれる恰好の素材です。

2015年辺りの調達だったかと。。反ごとストックがありましてそれを少しずつ使用しています。

これまでは、取っ手に内蔵する時に使用していたのですが、キルトに使用というのがこの時がきっかけです。

「ソフト厚芯」:1mm弱の厚みでやわらかく接着機能無し。接着機能がない融通性あり。取っ手にも入れます。

このソフト厚芯は、2015年頃に購入した記憶です。

最初は60m巻くらいの電柱みたいな太さでした。

すぐに使い切るものではないですが、かなりお得にこんな良い物をいただくことができて当時の附属屋様に感謝です。

ハリコシを出すハードな芯地に比べて、ふんわりとした厚みをミシンのステッチとのコンビで実現できるのがこのソフト厚芯の良さです。

単独使いよりも、「ステッチとのコンビ」というところが、伸び止めテープなどと同じような機能なのです。

3cm正ダイヤキルト:まずはボールペンで作図から。適当なサイズの直角二等辺参加角形の底辺からスタート。

あとは、横に3cm幅で平行移動して作図を完成。

次に、内陸部にも均等に待ち針を打ち固定、端からストライプ状に順にステッチ。

ステッチは1本ずつ区切ります。

キルトの完成:3cm正ダイヤキルト。元の生地の薄さはなんのその。地の朱色と合わせた糸のカラーも重要です。

ここで学んだことは、わずかに残ったストックしかない環境であったからこそ生まれたアイデアだったということです。

豊富に組み合わせの可能性があるうちは、気付かなかったことで、もしかして1度目と同じように裏地にそのまま使っていたかもしれないのです。

「がんじがらめ」な状態は時として、あるアイデアを生むことがあるのです。

あとがき

このたび使用のグレー色の「ソフト厚芯」、もともと調達先の業者様が付けた呼び名でした。

もうその後の材料の事情もあると思うのですが、同素材をくまなく探してやっとほんのわずかに類似品を見つけられる程度で、随分高額でありレアアイテムになっているようでした。

「これは、代用品を探さねば。。」と思ったものです。

過去に丸ごと1反入手できていたことが奇跡だったと今気付いたのでした。

代用としては、「エンボス加工の不織布」がなかなか近い素材なのではないかと思います。

既製品の袋などを解体しては、やや「著作権侵害」に対してグレーゾーン、できれば反物で不織布が入手しやすいと良いのですが。。

その後何か情報があれば、またブログ記事に掲載致します(^-^)。

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