生地の裁断における小花柄の方向性の判断の仕方、葉っぱの向きが天地の向きを教えてくれることが多い【1085】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、古い生地ストックの一掃としまして、「インテリア収納袋」を短い時間で製作しています。

このたびは、2019年に購入の生地が眠っておりまして、やっと製作のタイミングとなりました。

生地選びで反省するのは、生地自体の華やかさだけに依存してしまう過去の選び方です。

黒ベースの後の製作テイストの変化を思うと、この当時のオレンジはちょっと浮いていました(^_^;)。

とはいえ、美しいマルチカラーのオレンジベースのちりめんの華やかな小花柄、3年越しの使用ですのでしっかり丁寧にお作りしました。

柄の向きを2つの面で互い違いにしてしまった裁断ミスからのサイズダウン、葉っぱの向きが天地の向きを教えてくれていた小花柄

<表地:オレンジ>ちりめん金彩プリント、レーヨン/100%、日本製。

表地には、こういった柄を使いました。

洋の要素がある和柄というところが何とも素敵。

こういったちりめんの和柄は、多くが斜めに着物風な波が入っていて、あれこそが和風なのですが、多すぎてレア感がありませんでした。

1つだけ選ぶとしたら。。ということになるとこれがダントツだったのです。

生地購入は2019年11月、そこから3年ほど経過しています。

大きくたたんで生地ストック用の引き出しへふんわり収納して保管してきたこの3年。

いよいよ出番がやってきたのですが、意外に難しいのが裏地選びでした。

<裏地>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。

当初パープルを選んでいますが、ブロンズの方がオレンジに上品に馴染むようです。

葉っぱのみに注目していただくと、完全に天地の向きがあることが分かりました。サイズは「ミニ」にダウン。

柄に向きがあることに気づいたのが、1つ大きいサイズの「小」という巾着袋のサイズでの裁断の後でした。

10分ほど悩み、それほど目立つものでもないと思ったりもしましたが、間違ったままの続行は取りやめ。

「ミニ」というサイズでの裁断を正しい向きでやり直したのです。

ここでそのまま進めてしまうと、その後の作業の丁寧さやじっくりと縫い込む価値がこの柄の向きのミスですべて台無しになると思ったからです。

<インテリア収納袋:ミニ>サイズ:縦17cmx横17/26cmxマチ10cm。

巾着ひもは馴染む色の同じオレンジ色の江戸打ち紐3-4mm程度、ループエンドはゴールドカラーのスズラン型が相性が良いです。

撮影用に、中には、新聞紙(しんぶんし:印刷あり)をまるめてそれを新聞紙(しんぶんがみ:印刷無し)で包んだ小さめあんこが1つ入っています。

実際にこうして物を入れると、こんもりとしてかわいい巾着袋です。

写真だとサイズ感が分かりづらいですが、小というタイプは、もうひとまわり大きいのです。

サイズの違いを小さめ同士で比べてみると、

・「小」・・・縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

・「ミニ」・・・縦17cmx横19/26cmxマチ10cm・・・このたびはこちら

横が共通する19cmですが、マチが5cmも違うと、縦と横ともに5cm以上寸法の違いがあり、見た目も結構違うと分かるのです。

ただ、このミニサイズも、ミニとはいっても結構な容量であり、全体的にたっぷりと容量をとるというスタンスです。

幅の狭い生地は「小」が難しく「ミニ」になることがありました。

そういった状況に対応するべく、このミニサイズを設けたという経緯があります。

あとがき

裁断の向きのミスによって、変な風に生地が余ってしまったのも残念です。

ミスがもったいない結果を招いてしまいましたことは反省する部分でした。

ちりめんもシルク紬と似ていて、とろんとしながら丈夫な素材です。

かわいくコロンとまあるい優しい巾着デザインが非常に向いていたことで良い形に出来上がったことは幸いでした(^-^)。

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