一番動かす部分でありジュエリーの損傷の可能性が高まる場所「指先」に付けるリング、PT900よりもK18WGの方が硬いことを念頭に台を選ぶ【1046】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

このたびは、レンタルジュエリー事業者自身の日々の学びの中から、購入時の迷った時の選択として、地金の強度の違いが判断材料になる可能性を鑑み、強度の違いにスポットを当ててみます。

当然ながら硬い方が強度があるという考え方は正解なのですが、デザイン性やコンビの宝石の嗜好など強度だけを考えて選ぶことはほとんどありません。

よって、このたび、同じシルバーカラーの台のK18WGとPT900の強度の比較で、もしジュエリー選びの際に究極の迷いがあった時には、「引き出し」の中の良き1事項として持っていたい知識をお伝えしたいと思います。

ゴールドカラーよりもシルバーカラーがお好みの場合に有効、K18WG台のリングはPT900台のリングよりも「硬い」という知識

同じシルバーカラーの台なら強度はK18WGの方が高いです。PT900は変形しやすく円の形が崩れたりすることも。

実はリングというアイテムは、ジュエリーに一番圧力がかかりやすいと言えます。

ペンダントやネックレスは首に、ブレスレットは腕にということと比較すると指先のリングは非常に動きのある場所なのです。

そんな中で求められることが地金の強度。

本物と呼ばれる貴金属の18金やプラチナというのは地金自体が硬度が低く柔らかい素材であることがまずベースにあります。

それを強固にしていこうと、割金なるものが考え出され、K24である純金やPT1000である純プラチナではない数値で表すことになったのです。

通常、K18YG・K18WG・PT900・PT850がアイテムの刻印に頻繁に見られるものになります。

刻印でK24やPT1000のものは、本来指輪には望ましくないものです。

しかし、レア度もあり国の文化によっては、24金がジュエリーの主流である国もあります(インドが該当すると思います)。

ただ、動きの少ない首や腕でも、チェーンとなりますと「引っ張り」という動きがありますので、18金という75%の金の割合におさえることがジュエリーとしては主流なのです。

このたびは、リングを見ますので、同じシルバーカラーのK18WGとPT900とを比較しますと、片方のK18WG台の方が強度があり変形しにくいというプラチナとの差があります。

こうしてご説明のみでは信じがたいかもしれませんが、過去に透かしリングのプラチナ台のリングが透かしの繊細な部分が早くも使用中に割れてきた事実をこの目で確認。

逆の考え方としましては、PT900台のリングは透かしなどはひかえるとよい、透かしを選ぶならK18WGの方が良いということになります。

なぜ、リングの台にはPT850ではなくてPT900がほとんどなのかということに関してはまた別の記事で綴ってまいります。

実際の所、チェーンはPT850が主流、リングやペンダントトップなどのどっしりと大きな塊はPT900が主流です。

ただ、こんな特殊なものもありますので、決めつけるのもいけません↓。

リボンリングの後ろ姿:K18YGがリボンの部分、リングの部分はなんとPT950です。

PT950というものもリングに存在しているのだと、このお品物で知りました。

見た目だけでは決して分かりませんので、最初のぱっと見の時の刻印の情報が非常に大切であると言えます。

お店での購入に迷い際には、「刻印はどうなっていますか」などの刻印のお話に触れると良いと思います。

ほとんどは、お店の方が確認のために見て下さると思いますが。。

あとがき

同じシルバーカラーで比較するためにこのたびはK18YGは登場していませんが、同じ18金ですので、PT900のリングに比較してこちらもK18YGが同様に丈夫です。

よほどの地金に拘りが無ければ、おおまかにゴールドなのかシルバーなのかという色で選択することを最初にスタートしていかれるとスムーズではないでしょうか。

もう1つ素敵なエピソードをお伝えして締めくくりたいと思います。

K18PGもここ近年ファンの多い地金です。

割金の25%の中の銅の割合が大きいため銅色になっています。

30代後半くらいの来客の男性がスーツに付けられていたことを会社員次代に拝見して、すごく感じが良かったです。

プレーンなデザインでしたが、ピンクゴールド色というだけで個性もさりげなく演出といった感じでした(^-^)。

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