まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
現在「本物志向のレンタルジュエリー」というレンタルジュエリー事業をさせていただいております。
別のページでいろんな宝石たちがコーデされて掲載されていますので、お立ち寄りどうぞ↓(^-^)。
商品一覧
今回は、レンタルジュエリー事業者である私が、とことんジュエリー知識の習得を勉強させていただく中で学んだことを実際の選択の時に活かすお手伝いとしての記事になります。
特にレンタルでなくても、ご自身の指輪のご購入の際にお役立ていただければと思います。
リングの台の地金選びの時のポイント
実はリングというアイテムは、ジュエリーに一番圧力がかかりやすいのかもしれません。
指先というのは動きが活発でリングをはめながら物を持つこともしばしば。
そんな中で求められることが地金の強度です。
本物と呼ばれる貴金属の18金やプラチナというのは地金自体が硬度が低く柔らかい素材であることがまずあります。
それを強固にしていこうと、割金なるものが考え出され、K24である純金やPT1000である純粋なプラチナではジュエリーとしては弱々しいものになるということで、通常、K18YG、K18WG、PT900、PT850がアイテムの刻印に頻繁に見られるものになります。
刻印でK24やPT1000のものは、本来指輪には望ましくないかと私は思います。
けれども、その良さもあり、まずはジュエリー使いとしてはレアであるということと、イエローゴールドのK24は色がとても黄色みが強く、そういった色を求める場合にはとてもお洒落分野としては向いていますね。
なので、どうしても純金や純プラチナをご利用いただきたい場合には、リングではなくて、ペンダントトップなどのそれほど激しい変形にさらされるリスクのないアイテムにはまだよいかと思います。
ペンダントトップはまだよいですが、チェーンとなると、これはやはり引っ張ったり動きはそこそこありますので、割金入りが長持ちだと思います。切れやすいのでリスクが大きいかもしれません。

今回は、リングの場合を考えてみましたのでリングの場合のお話になります。
上の図のように、もともと柔らかい素材であることをある程度強度を高めた割金入りのK18YGとPT900で比較する場合は、これも差がありまして、K18YGの方が硬度が高いです。
プラチナ自体は18金より柔らかいと今後知識に入れておかれると良いかと思います。
ただ、どうしてもシルバーカラーの地金にしたいのだという場合、プラチナをあきらめて、K18WGを選ぶと、ここにはプラチナは当然入っていないので、K18YGと同様に考えられます。

同じシルバーカラーの台ならば、K18WGを選ばれたら良いと思います。
こちらの方が、変形しにくく、キズも付きにくいと言えます。
ただ、こういったこともデータからのもので、地金は全体的には柔らかいものであるということも思っておかれた方が良いです。
扱いはくれぐれも慎重に。。。ということですね。
もう1つお伝えしたいのが、じゃあシルバーカラーならいつもK18WGにしようと決意されるかもしれませんが、プラチナにはホワイトゴールドにはない白っぽい良さ、魅力があるのです。
2つの地金の違いで並べてみると、この図では同じ色にしてしまっていますが、実際は随分違うものです。
このことを知っている人は、プラチナ好きであることも多いかもしれません。
プラチナならではの魅力というのもちゃんとあるわけで、到底18金が叶わない部分です。
あとがき
シルバー色の台は、あっさりとしていて素敵です。
ゴールドのゴージャス感がない分控え目で気軽に、自然に装飾できる点が素晴らしいですね。
K18WGというのは、実は、後発的な地金なんです。
昔はK18YGがほとんどだったところへ、ロジウム、パラジウム当の銀色の素材が加えられて、ああいった銀色の様相を作ります。
ただ最後のロジウム仕上げというのは、塗ったに過ぎない部分もあり、正体は黄色いイエローゴールドであるということです。
あまりに経年だったり、リフォーム時などに火によって元のイエローが見えてくることを実際に目にした経験があります。
よって、純粋にどこまでも銀色を貫けるのは実はプラチナだということです。
ただ、K18WGにほどこされるロジウムメッキも相当なものなので、簡単にはイエローが見えてくることはないです。
だからこそ、丁寧に慎重にお取り扱いをすることが望ましいということにつながるわけですね(^-^)。
