まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
ジュエリーとして身に着ける宝石は、もともと、自然界の中で鉱物として採れた石が原料です。
この「鉱物:こうぶつ」というのは、なかなか普段使わない言葉ですが、地球規模で大きく括られた自然界の1つの項目であることが意外です。
現在読ませていただいております、「鉱物・宝石の科学事典:日本鉱物科学会・宝石学会著」からの学びです。
たかが石ころ、されど。。ということになります。
このたびは、この地球規模でくくられた3つの「物」について上述の本を一読した私の思うところをまとめたいと思います。
今自分がこの地球に立っていることのありがたみを知る
「動物」というのは、「成長し動く物」。「植物」というのは「成長するが動かないもの」。
そして「鉱物」というのが「成長しないもの、変化しないもの」として3つ目に続くのです。
確かに、物(ぶつ)であるのに、性質の違う3つの大きな別々の物なのです。
そう考えると、「物言わぬ石」なる「鉱物」がとても貴重な物だと思えます。
私達が同じ時代には決して生きることがあり得なかった恐竜と共に過ごしてきたかもしれないストーン達。
地球の歴史には、鉱物は欠かせない存在なのです。
その3つの中では一番融通性のある「動物」である私達。
成長もできるし、自由に動くこともできるのです。
そうしたありがたいくくりに生まれてきたことをまず有難く受け止めるべきなのです。
あとがき
鉱物に並ぶ、成長しない物である「人工物」が多すぎて、鉱物の存在感が目立つものではないようです。
せっかくの鉱物から始まる宝石も、あまりにその加工品としての姿にスポットライトが当たり過ぎています。
しかし、そうなるまでの過程を知ると、宝石と呼ばれるストーン、「半貴石」と呼ばれる二流のような扱いを受ける天然石との差なんてあるべきではないと思うのです。
そういったことが固定観念となり、大事な部分である地球の奇跡として生まれた鉱物の存在がおろそかになってしまうのです。
ジュエリーがお好きであればできれば、是非、その成り立ちについてもよく知り、その上で本当に好きなストーンを見つけることをお勧めしたいです。
そうすると、もしかして、今までの固定観念が取り払われ、好みも変化したり、本当に心から惹かれる天然石に引き寄せられると思うのです(^-^)。