まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
チェーンのデザインで一番広く知れ渡っているのが「喜平」ではないでしょうか。
喜平の中でも特に透かしが目立つ「粗喜平:あらきへい」タイプに注目しています。
かつて商業上の企画から一時期多くの喜平がじゃんじゃん製造されたことで、現在の質屋さんとか古物市場には喜平が続出しています。
せっかく美しい価値あるデザインの喜平がたくさん出回り過ぎ、今になって換金されて喜平チェーンの在庫が豊富というわけです。
そうすると喜平でもやや個性的な方向に目を向けることになりました。
この度ご紹介しますのは、粗喜平のパーツ部分も含む「フィガロチェーン」のブレスレットで、プラチナ製になります。
イエローゴールドではないシルバー色のタイプが珍しいですし、フィガロはとても人気が高いデザインのようです。
フィガロチェーンは喜平の親戚デザイン、リズムを刻むような配置が美しい
コンスタントに粗喜平と細かい喜平が配置のこの美しさには目を見張ります。
よくこれが見つかったと当時大変感激致しました。
それぐらいフィガロチェーンが入手しにくいのです。
まだブレスレットだからそのチャンスがあったかもしれません。
チェーンネックレスは多くの方が注目するデザインで人気が高いです。
このフィガロチェーンの魅力は透かし部分が多い美しさと、柄が浮き出て華やかさが出るので、通常の目の詰まった喜平よりも表情があるのです。
このブレスを他のジュエリーと組み合わせてセットを組んでみました↓。
遠目の映り具合がこのネックレスとブレスの関連付きを教えてくれました。
結局は全体コーデなので、1つのアイテムが素敵でもそれが存分に活かされるためには他のジュエリーとの組み合わせの効果も重要なのです。
あとがき
フィガロチェーンはどちらかというとクラシックです。
かつて、叔母から譲り受けたフィガロチェーンの細口ブレスが、結構細いのに線径が太くて、ずっしりした重みがあるK18YGでした。
最初のフィガロチェーンとの出会いはこのブレスだったと思います↓。
昔(昭和)の18金ジュエリーには、細いのにしっかりしている作りだったりするものが多く見つかる理由は、全体的に地金を素直に使った「線径のしっかりさ」があるから。
本来の姿というのはこれなんだと示してくれているようです。
地金が高騰の現在ではなかなかこうした存分な地金遣いがチャレンジとなってしまう現状があるようです。
チェーン物は流行が特に感じられないので、1点持っていると末永く一生物としても十分可能です。
そういった劣化の悩みがないところも貴金属の素晴らしさです。
結果長く持てばコスパとしてはどんどん上がるのです。
このたびの、喜平の種類の中でもニッチな「粗喜平:あらきへい」をどうぞたくさんの喜平チェーンを見る際に思い出してみて下さいませ。
ジュエリーアイテムそれ1つの存在感を全面に出す装いなのか、全体のバランスが取れた優しい存在なのかは、選ぶ喜平チェーンの違いで随分変わってくるということです(^-^)。