まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
このたびは、本格的なゴブラン織の残布がどうしてもバニティーバッグの分量にぴったりで、無茶を承知で重なり部分もあるこのデザインを作ってみました。
当投稿は未完成、完成品は後の投稿番号の【378】でご覧いただけます。
このゴブランバニティーの完成をもって、しばらくゴブラン織とはバッグ作りにおいては距離を置いてしまいました。
そして時はその5年後、このブログ記事の最初の投稿の2021.02.09の「手直し」として、2026.01.15にタイトルから見直し全文を綴り直している最中です。
2026年では、どんな極厚生地でも作れるデザイン「餅巾着」ができたことで、ゴブランも利用可能になりました。
残念なことにバニティーバッグでは厚みに限界があり、材料にも条件が付くということで融通性の無いデザインは廃止したのです。
よって、ここから数点生地を替えて製作のバニティーの投稿は2021年で最後です。
そして、「外表」で組み立てる作りのバッグもバニティーを含め、廃止していく決意がこの2021年頃から生まれ始めます。
元々構造が分かり易いからと一歩を踏み出しやすいことで取り入れた「外表」の手法。
バッグ作りの伝統的な方針として、ひたすら「中表」で完成する奥ゆかしいものだということを引き継ぎたいというその後の心境の変化もあったからです。
では、このたびのバニティーバッグ未完成ならではの見どころとしまして、完成品では決して見ることができない取っ手の裏面の構造をお伝えしたいと思います。
バニティバッグの取っ手を丈夫にしかも美しく取り付けたい、裏面にハード厚芯を部分的に利用した取っ手付け根カバータブの裏面




裏面の真ん中の正方形のステッチの二重は、先に取っ手を縫い付けたもの。
そして、変六角形はその形で分かる通り、表面からの外枠のタブの縫い付けの二重ステッチです。
ハード厚芯は縫い代にごわつく影響を与えないために、外部を除外した小さい楕円の面積で裁断してあります。
取っ手の縫い付けには「当て芯」の役割として、ここにちゃんとかかってほしいという際どい位置なのです。


あとがき

YouTubeでは、もう少し先も映っていまして、底面以外は「外表」で組み立てるところまで進みました。
2026年ならこのゴブラン生地をどんなバッグにするのかですが、一重仕立ての支柱型バッグ「切餅」が思い浮かびます。
ゴブランでは滅多に作られることが無いサブバッグ的存在をあえてゴブランで作るギャップの面白さを想像します。
そして、厚みが増す悩みは、一重仕立てのもともとのデザインであることが解決してくれるということになります。
2021年では、お出かけ用のハンドバッグしか見えていない視界の狭さのがあったと思います。
ただ、その後もっと俯瞰して見ることができるのも、実際にこうして作ってみての手応えを感じたからという以外にありません。

