まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
2017年頃だったかと。。ユニークなバッグを作ってみたいとおにぎりの白生地と海苔の黒生地とで三角型のバッグを作ってみたことがありました。
細かい質感にも拘り、ごはんの白生地はお米みたいな粒々なジャガード生地を選択。
ただ、ここまで実物を模したものは、ファッション性としては薄れます。
形だけがおにぎりになっていた方がかえってファッション性があることを実感したのでした。。
このたびの紅色の台形型ミニボストンリュックの完成は「おにぎり」と名付けたバッグです。
緩やかカーブの台形型が「おにぎり」で四角型が「巻き寿司」という僅かな違いの2種、共に大きな括りのボストン型の一部という俯瞰







おそらく王道なのは右の「巻き寿司」の方だと思いますが、わずかな違いでここまで別物のように感じる不思議は非常に興味深いものがあります。
別のケースにも現れる現象かもしれません。
少しの違いならば絞り込むのか、それとも両方を活かし別のラインナップにするのかなどの考案のヒントになるかもしれません。
あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2021.01.27からおよそ5年後の2025.12.20にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直してまいりました。
実は、ボストン型の「外表」の作りで仕上げたバッグは、この「おにぎり」の誕生をもって廃番にしたのです。
「外表」で組み立てる作り方は生地の厚みに弱いという弱点があり、生地に条件を付けるような狭い製作であることが廃番の一番の理由です。
とは言え、こうして「外表」で作ったからこそ多くの立体的なデザインに足を踏み入れることができたのも事実。
2025年であれば、こうしたボストンタイプもすべて「中表」ひっくり返しを最後まで貫く作り方で新しく挑戦しています。
2025年末に迫る今、次の2026年でやっていきたいことの1つに、「中表」で作ったボストンリュックを外ポケット付きで「鏡餅:かがみもち」という名前で作ることです。
デザインは廃番になっても引き継いだもの。。それは、「製作品に名前を付ける」というスタイルです(^-^)。

