お洋服の購買において少数を選び抜くことや価値観の同異の上手な配分、個人レベルで取り組めるサステナビリティ【288】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ファッション産業論:富沢修身 著」という本を拝読。

この中に、近年広く謳われる「3R」も内容の一部でした。

このたびは、この本を一読後、「3R」について個人レベルでできることを、一度アウトプットしてみたいと思いました。

人間がお洋服を着る生き物である以上、「衣」という分野の製造と購入後の行動は非常に大切、決して安易に考えてはいけないところからまずはお伝えしたいのです。

1企業が単独で頑張るなどということでは到底追いつかない、一人一人の意識が非常に効果的だと見通しました。

リサイクルのシステムは簡単に作り上げられない難しさ、企業様だけに委ねずに個人レベルでも可能な事を一人一人が考えたい

このたびは、小さな意識が大きな動きになるような、個人レベルでできることを「3R」をベースに考えてみました。

①リデュース:reduce・・・お洋服の購入は少数を選び抜くことを価値観としたい

豊富な量を持つことが本当にかっこよくてクールなどとは随分薄っぺらな考え方ではないですか。

「ファストファッション」というアパレルの構造は、低価格を最も重視することでその先の持続を無視したような側面を感じます。

そもそも、「与えられたものを受け入れる」という一人一人の性質にも問題があるのです。

「少しくらい縫製が悪くても、コスパは良い」などとと低価格に飛び付く購入、その後その製品をどこまで長く持ち続けることができるのでしょうか。

おそらく着用すらせずに放りっ放しなどということだって多々あると思うのです。

このような悪い価値観を、まずはすべて見直す必要があると思います。

古着ライフでは、すべてが1点物、またとない1品であるがゆえそのお買い物ごとの真剣さが生まれることを実体験で知っています。

そして、分野が特に括られないバラバラの中からどんなお洋服も一度フラットになった状態から好きなアイテムを選び抜くという訓練のようなことも。。

古着ライフでは自然に自分の考えや目的をしっかり持った購買姿勢が培われるものです。

ただ、新品も同じことで、「選び抜く」「未来をイメージして購入する」ということは古着と何ら変わらぬ共通の部分では。

②リユース:reuse・・・人による価値の違いや同じを上手く活かしたい

例えば、日常では多くの方が体験している販売サイトへの出品(「メルカリ」様など)。

自分がサイズアウトで着用できなくても合う方がいるかもしれないというケース。

自分は好みではないお洋服を喜んで他の方が購入するとう、良い意味での価値観の違い。

この2つが共に十分に活かされることを目指したいものです。

そういった意味で、「CtoC」タイプの販売サイトは大いに活用することをお勧めしたいです。

そして、その後新ユーザー様が末永くお洋服を着用できるよう、情報不足や行き違いを極力避ける親切さ・丁寧さも必要です。

③リサイクル:recycle・・・購入時だけにとらわれず、その後の行方や未来も考えたい

何十年も前、初めての勤め先でのこと。。たくさん発生している発送用のダンボールの行方について上司に聞いたことがありました。

「もったいないこれらはリサイクルできないのか」と。

「もっともなことながら、費用が嵩んでしまい着手することなどできない実情がある」とのことでした。

もったいないからと再利用することは、やるだけ無駄という程のコストがかかってしまうのです。

よって、こうしたプロジェクトが上手く回るということ自体が簡単なことではない現実があるということです。

あとがき

当の本人も物を作って新しく生み出すことを「ハンドメイドバッグ活動」でしています。

材料の調達の時点からしっかり検討しながら、意識していきたいことです。

製造者も購入者も同時に環境への配慮を十分に意識する必要があり、これも1つのサイクルになると思いました。

購入者が能動的なお洋服選びの姿勢をしっかり持つと、そのフィードバックで製造者も考えざるを得ないというのは、もうすでに1つのサイクルが生まれているのです。

物品だけの動きをサイクルと考えるのではなく、「考え方」や「向き合い方」そのものの動きもしっかり読み取るということです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください