縫い付け順は底ベルトが先、後からの順番で大きく広くエコバッグ全体を覆う支柱ベルトの役割の的確な示し方【220】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

7種の生地で順に連続製作をしております「スーツに合うエコバッグ」。

このたびは、1点目である【216】の投稿の時の仕様から部分的に改良した2点目の製作。

改良部分は、①スタイリッシュに支柱の幅を細めたこと②底面に底ベルトを付け加えたことです。

特に②の底ベルトを付けることの深い意味をお伝えできればと思います。

ここまでのことがされているエコバッグは今まで拝見していません、日用品的なバックだからこそ長く持てるための「考え方」の部分も大切にしています。

エコバッグの底ベルトは本体の底板的役割の先付け、本体全体を大きく支える支柱ベルトこそ順番が後という理にかなった配置

使用生地(表地のみ):ドレープカーテン地、ポリエステル/100%、ベルギー製。表面は黒で裏面はライトグレー。

このたび、この生地の特徴の表面と裏面の色が違うという点を配色として活かしていきます。

1種の生地のみで配色にも引用できるということは非常に素晴らしいこと、この表面・裏面両方の利用の考え方は様々な製作に引用できそうです。

本体パーツの裁断:生地調達は70cm。地の目に沿った縦向きに横2枚が並び余白で残り全パーツをまかなえます。
ベルト作り:支柱ベルト・底ベルト・いずれも観音開きの4本ステッチ仕様です。
支柱ベルト縫い付け:元の4本ステッチをなぞり、底からスタートして、外から内へと渦巻きで一繋ぎが可能。
このたびの反省点:底ベルトが後になってしまった順番がまずかった、底ベルトが先、支柱ベルトは後が◎。

このたび設置の順番を反省し見直した理由は、底板の役割が底ベルト、底パーツ含む全体を包み込み持ち上げる役割が長い支柱ベルトという意味だからです。

この縫い付け順は、完成した見た目にもその意味が分かり易く理解されるものになるのです。

ベルト付けの順番:このたびは上側ですが、その後見直した正しい順番は下。持ち上げる意味がクリア。
共布ラッピング:底とマチの縫い代は硬い部分なのでこのような仕様にしています。
コントラストの表現:同じ生地の両面を効果的に利用した濃淡がスタイリッシュでおしゃれ度を高めます。
支柱型エコバッグ完成(黒のバイカラー):<サイズ>縦39cmx横35cmxマチ15cm。ベルトは2cm幅。
スタイリッシュな横顔:4隅のピンタックが紙袋型のフォルムを作りスタイリッシュにしてくれます。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2020.09.22からおよそ5年後の2025.08.10にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

徐々に改良していった作りの細かい部分、当回の底ベルトを支柱ベルトよりも先に縫い付ける順番は非常に大きな意味を持ちました。

また1つ、「なぜ」の部分の説明がしっかりと出来る根拠が確認できたのです。

バッグの本当の機能、「重い中身もしっかりと持ち上げる」ということに繋がる重要なノウハウなのでした。

その後は、目に映る底の部分のベルトが交差する美しさを見込んだ均等配置などを含むちょっとずつの改良をさらにしていくことになります。

2025年ではほとんど完成型になったことがまずは喜ばしいことであり、このバッグのデザインのノウハウ伝達にとどまらず、製作における大切な「考え方」も同時に伝達したいのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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