ブランドバスタオルの穴の原因は硬いロゴ刺繍とパイル地の柔らかさのミスマッチ、裏側への当て芯+ステッチによる解決【185】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

毎日活躍の場がある日用品の1つ「バスタオル」。

「良質なものを長く使う」ことをテーマとし、これまで贈答品のリサイクル品のような背景のロゴ入りを使わせていただいてまいりました。

ただ、あまりのロゴ刺繍の頑丈さにはいささか問題があるのではないかと、バスタオルを長年使っていく中で感じることもありました。

このたびは、高級感と引き換えのような刺繍ロゴの極端な硬さが、かえってタオル地を傷め経年の使用やお洗濯の圧力などで、刺繍周りに穴が開くケースに対応しました。

穴を塞ぎ、馴染むように補修するアイデアです。

穴が開いたくらいでは全体の傷みがまだまだ、もったいないと感じる場合に是非このたびの補修のやり方をご引用いただければと思います。

原因は密で硬めの良質なロゴ刺繍、本体のパイル地との相性を把握することから始めたバスタオルロゴ周りの穴塞ぎ

まずは、比較的問題のない、このたびの穴が開いたバスタオルよりももっと以前から長年使用していた経年30年以上の写真をご覧いただきたいと思います↓。

元祖とも言えるロゴデザインの「MCM」様のバスタオル:こちらの場合は、ワッペンが柔らかめ。問題無し。

ただ、経年で右下の擦り切れはなかなかのもの。

いったんこのバスタオルの使用をある時期にやめ、その後の新しいバスタオルが同じくらいの傷みになるまでと現在は使わずに保管し経年の調整をしています。

それほどまでに、古いお品物への愛着と価値を持っているのです。

このたびの穴の発生は、ワッペンではないロゴ刺繍に原因があると思うのです↓。

比較的後口リリースの同じ「MCM」様のバスタオル:よく見ますと、ロゴの周りが刺繍の硬さに負けています。
穴のズーム:たまたま2か所が目立ちますが、文字の周りすべてが同じような環境にあるかと。

この状態になるまでに10年も経過していないところが非常にもどかしいのです。

だって、先ほどの30年の経年のものよりも擦り切れなど起きていないまだまだの状態である大半部分なのですから。

とりあえず、このたびは、現在目に見えて「穴あき」とみなした、左右の穴を補修してまいります。

接着芯:同色ピッタリは無いので、近い黄色の織芯を選択、スタイリッシュにカットして4枚仕立てで使用。

重ねたら、アイロン接着をします。

左右の目立つ穴を接着芯で塞いだ様子:四角よりもこのような多角形の方が、角がヒラヒラせずにまとまります。
ミシンステッチ:縁から、縦に動きながらも左右へずれていきます。向きを変え、十文字の方向で覆ったら終了。
ステッチの完成:ステッチを重ね過ぎると結局は元のロゴ刺繍と同じことですので、隙間がある内にストップ。

ステッチの糸はうまく見つけられずに少し茶色寄りになってしまいましたが、後からもっとオレンジ寄りな馴染む糸が手持ちの引き出しのなから見つかりました(^_^;)。

あとがき

そもそも購入時にこうしたロゴ刺繍が硬いものは選択しないということも大切な学びでした。

キッチン・インテリア用品の数々は、10年以上使用は当たり前だと考えております。

ただ、家電はどうしても壊れてしまったらそこでストップなのが何とももどかしいですが、普段の使い方をできるだけ丁寧に優しく扱います。

得意・不得意分野があるため、もしかして家電製品を補修して直してしまうノウハウをお持ちの方もいらっしゃるのかもしれません。

一方で、こうした繊維品の補修には多少ノウハウがある私がお伝えできることはこのたびのようなことでした。

バスタオルを補修したその跡が残る姿が不格好なのか、それとも味わい深く今後も愛着を持って使い続けたいのかの価値観は分かれるかもしれません。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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