裏地付き巾着袋のコの字ステッチの底ラインを最終ステッチとぴったり合致して美しい仕上がりが実現する方法【1087】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回も裏地付き巾着袋を製作しました。

「インテリア収納袋:小」です。

使用の生地は、実は長い間保管の生地で、ちりめんです。

かなり前で2015年くらいかもしれません。

出所がしっかり分からず、骨董品のお店での購入でした。

ちりめんのよくある和風なイメージとは違い洋風要素が高く、マルチカラーの色の種類も豊富でレアだと感じました。

赤がアクセントになった出来上がり

<インテリア収納袋:小>サイズ:縦22cmx横19/34cmxマチ15cm

なかなか可愛いお品になりました(^-^)。

やっとこの生地の出番があったと自分でもその点にむしろ感無量のところです(^_^;)。

<表地:ベージュ>ちりめんプリント、ポリエステル/100%(おそらく)、原産国不明。
<裏地:紅色>エステルサテン、ポリエステル/100%、日本製。
今回は、赤が差し色です。表地の中のマルチカラーの中から分かりやすく際立つ赤色と裏地と江戸打ち紐を合わせました。ループエンドはエレガントなスズラン型で、やはりシルバーカラーよりゴールドが合うようでした。

巾着ひもホールのコの字ステッチと、最終ホール閉じのステッチの美しい重なりのコツ

それでは、今日ほぼ行き着いた、巾着ひもホールのこの時のステッチの表地と裏地の重なりのコツをご紹介したいと思います。

何も考えずにただやっていくと、ずれるのが常です。

それぐらい意識して重ねていかないと重ならないものなのです。

表地側のコの字ステッチの重なり:左右共このように最後のホール縫いとじステッチに重ねるのがとても美しいと思います。最初のスタートをコの字の所から始めていくのですが、それ以前に遡り、裏地の返し口からひっくり返した直後に待ち針を使って重ねるのが最も重要なポイントです。後程のYOUTUBEでその方法を後半の方でご紹介していますので、ご視聴下さいませ<m(__)m>。
裏地側のコの字と最終ステッチの重なり:右の白い部分は最後の玉止めです。隠し場所が無くて今のところこの位置でが、ホール内に隠そうとすると紐と擦れ合ってかえってほどけやすいかとここにしたのが今現在の行き着いた考え方です。

この後、YOUTUBE動画を貼りますが、上述の「ひっくり返した直後にすぐに、待ち針でコの字を留める」という作業によって、その後の、上部のステッチの時の微妙な位置も変わってくると感じました。

よって、すべては、待ち針で指定するその固定の部分が重要なキーポイントなのです。

●2:37~・・・コの字の待ち針の合わせ方とかそのタイミングをお話致しました。

あとがき

引き続き巾着袋作って行きます。

こうしてコンスタントにアップできるのは、比較的巾着袋が短い時間で仕上がるからです。

複雑な1週間ほど期間を要するリュックなどの内部構造が工夫されたものに関しては、コンテンツ販売を予定しています。

現在は、「切餅」という一重仕立てでできるエコバッグ型のコンテンツを販売中ですので、後程お立ち寄りどうぞ。当HP内のトップに案内がございます(^-^)。

巾着リュックの入り口の裏地に1周伸び止めテープを貼る効果【868】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近、改良版の新モデルの「餅巾着」というハンドメイドリュックをお作りしています。

その最終の段階で、表地と裏地を入口で合体しています。

この入り口1周にステッチを2度縫いで強固にかけていきますが、その時に裏地というのは一般的に表地よりも薄手にチョイスすることが多く、たるみがち。

同じパーツで裁断して同じサイズなのに、生地の横の伸び具合が異なるからです。

また、待ち針で留める時にどうしても力が加わり、伸びが生じることで生地が寄せられて他の部分が余るという現象です。

こういったことを解消しようと、私も初めての試みなのですが、伸び止めテープ(平)を使うことに決めました。

裏地が特にとろみ素材の場合に有効な伸び止めテープの活用の仕方

では、入り口に伸び止めテープを貼るその位置などにポイントがありますので、ご紹介したいと思います。

伸び止めテープは9mmが使いやすくて自分の定番にしています。太い部分は2列に並べて使ったりしています。ここでは1本で良いかと思います。貼る位置につきましては、縫い代1.5cmの印の上が下のラインにあたるように。この理由は、伸び止めテープを後の作業でミシンを走らせて固定する必要があるからです。
こうして縫い代1.5cmで折った時に、伸び止めテープの位置がトップの先端まで行きますね。そして、表地との合体の時に上から3mmくらいが縫い付けられ、伸び止めテープにステッチがかかりますので、伸び止めテープを縫い付けることができます。伸び止めテープはミシンで縫い付けるような位置を見込んで貼るのが良いのです。
間違いがちなのは、ここで、生地の先端である一番上に寄せてしまうこと。そうすると、ステッチの線が伸び止めテープにかからないのでまずいのです。
今この時点でもしっかりとしたのが分かりますね。伸び止めテープは、接着芯よりも強固でハードなので、部分的に強くしっかりとしたものにできるということですね。

今回は、この段階の作業までで、また、完成時に、表地との合体の時に検証したいと思います。とりあえず、対策としての作業の場面をお送りしました。

あとがき

今回のこの裏地生地は、作ってみて触って見て思うことがあります。

とろみ生地と呼ぶようなものではあるけれど、もともとの織った作りが非常にしっかりとした素材だということです。

生地も、良し悪しがあるのかもしれません。

伸び止めテープの今回の貼った感じのハリコシが上手く出たのも、もとの素材の良さもあってのことなのかもしれないですね(^-^)。

幅の誤差って意外と分かるもの、正確さ追求のための自前のプチものさし【818】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、何度もお作りしていながらも、ここで新たにできた「技:わざ」があります。

結局は美しいバッグを作るために何とかしようというところから生まれたものです。

当デザインの型紙と一緒に収納するプチものさしとは

こんな一重仕立てのバッグを現在製作中。たたんでエコバッグに使うも、お着替え入れ、出張のお土産入れ、銭湯用、ただの入れ物として。。。など使い方がいろいろ。1つは持っていると必ず何かに使えるみたいです。
このデザインの型紙も大切にクリアポケットに指示書と一緒に収納しています。表面が指示書と写真です。
裏面に、型紙をたたんで入れています。その中に今回の話題である、プチものさしも入れています。
取り出してみました。過去にどこかでもらってとってあったミニ封筒に無くさないように入れます。
こんな感じの小さな型紙です。小さいし、当てたりするので、裏にレーパックなどの使用済みの厚紙を貼って補強。
こういったものです。使う部分はヘッドの部分だけですが、あえて、長めにして失くしにくくしています。

実際にプチものさしを使う様子とその効果

縫い代込みで上から8cmの位置に待ち針を打っておきます。本体に待ち針を通すと歪みがちなので、支柱のみに打つということもポイント。そして、その待ち針の線を真ん中に左右対称に1cm間隔ずつの合計では2cmになる幅のステッチを補強で入れていくのです。その時の中心をこのプチものさしの真ん中にあてて位置を決めます。よくある裁縫用のものさしは長すぎますので正確に測れません。これをしないでなんとなく目で見てやると、もののみごとに間隔がまちまちになってずれてしまうのです。人間の目は当てになりません。
そして、2cmの間隔になったステッチが出来上がります。
こんな風に当てて確認もできます。

このプチ道具を使い始めてから、とてもこの作業が楽しくなりました。

位置の迷いがないのでサクサクと捗ります。

あとがき

ちょっとした箇所ではあるのですけれど、出来上がった時の遠目で見た時に、同じ位置に縫い付けがあることが美しいのです。

ここで、1つ、美しくバッグを作る階段を登れました(^-^)。

わずかでも、見栄えに影響すると感じたことは、こうして、徹底していきたいと思います。

エコバッグの支柱のステッチ1本増やしました【688】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、黒生地2種を同時進行で作る、「切餅:きりもち」デザインのエコバッグの製作をお送りします。

今回は完成には至りませんでしたが、1か所、改良点を決めました。

その改良点を中心に進捗度をご紹介する記事になります。

3本ステッチから4本ステッチへ-支柱の太さとのバランス

以前の「切餅」は、3本ステッチでした。

以前の製作品「切餅:きりもち」:3本ステッチでも3本共本体に縫い付けるので十分丈夫な対策ではありましたが、支柱の幅とステッチの綺麗さとのバランスを今回もっと入念に検討しました。
以前のステッチ:技術の点においても、ステッチの幅間に多少ばらつきがあり、この点もここ最近力を入れて均等にする技術を習得中です。

では、変更後の4本ステッチバージョンが今回の製作です。

もとの支柱の幅は全く変えていません。

4本ステッチの支柱:どうでしょう、かなり綺麗になりました。ある程度幅のあるものは、4本ステッチの方が美しいんです♪
2種の生地で同時進行に2点なので、2つありますが、3本ステッチより4本ステッチにしたことで、見た目の美しさと、硬さが出ました。この硬さの方も重要で、エコバッグには接着芯を貼りませんので、生地の重なりとステッチの固定で丈夫くしていくのです。

ということで、美しさと硬さを高める改良が今回の改良の内容となりました。

現在ここまでです。この後、前後パーツを縫い合わせるなどして、組み立てて完成に近づいていきます。

あとがき

おそらく、次回の<製作>ブログでは、完成をご披露できそうです。2点出来上がります。

黒テイストのシックな雰囲気のバッグを今後年末に向けてこんな感じで製作してまいります。

その中のスタートとして割と短い期間で出来上がる今回のデザインを2点同時進行で進めております。

私が腑に落ちたデザインだけに絞り切った5デザインの内の1つの「切餅:きりもち」。

いろんな使い方が実はできるのだということもフィードバッグいただけたら嬉しいです。

ちなみに、私は、以前にボツにしたこのデザインを、メインバッグにさっくり持ち歩くのに使用したり、買い物がたくさんある時に使ったりと、思った以上に活躍の場が多いことを自分で実感。

この、当たり前な平凡さがかえって使いやすいこともあるようですね。

そんなことももっとお伝えできたらと思っております(^-^)。