まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
裁断が伴う縫製においては、必ず「はぎれ」が生まれます。
活動的にたくさん作ればそれだけはぎれも並行するわけです。
このたびは、特にもったいないと感じる素敵な柄を含むパーツのはぎれや、高級生地の面積がやや広めのはぎれでのミニポーチの製作です。
タイトルは「金華山織」のペンシルケースのみを表示しましたが、実際の製作は全6点の素材別同時完成です。
極厚生地でも裏地になれること、重ねて良い作りのケースに仕上げられる事実をお伝えできればと思います。
特異な柄・高級生地を隅々まで使い切る、表地も裏地も厚い金華山織で製作できたペンシルケースを含む全6点のミニポーチ
生地別に少しずつ製作過程の途中をご紹介してまいります。




これは、その後のぐらつきの解消、安定感を得るための秘訣です。

確かにごわついていますが、横長のデザインだからこそ可能な事でした。

視界に入らない背面をどう良い位置に重ねていくのかがコツです。
ステッチの位置が内部過ぎても外部過ぎても汚く感じる際どい部分です。


右上2点は、同じペンシルケースでも金華山織の方は、文鎮や工具などの重厚なアイテムの方が相応しそう。
極厚生地に見合うアイテムが見つかれば、こうして形作った甲斐があるというものです。
あとがき

こうして、6点連続を3時間程度で仕上げましたが、1点ずつは決して手を抜いたものではないのです。
接着芯を貼り、裏地を必ず伴うその構造はメインバッグと変わらないものであり、メインバッグが生み出した末裔のような存在なのです(^-^)。
