ニッチな分野のコレクション、青い薔薇柄で製作したバッグ3点とカラー重視のお洋服コーデ【110】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、ハンドメイドバッグ作りでは、<青薔薇シリーズ>というのを行いました。

薔薇柄自体は私が好むインテリアでよく取り入れている柄ですが、「青い」という色も限定したニッチなコレクションになります。

デザインもそれぞれ違いますし、高級なジャガード素材を取り入れています。

元はインテリア用カバー素材から服地までをバッグで利用した意外な利用例の3点

3点とも、デザインも素材に応じて変えています。

左上から時計回りに、楕円底バッグ、餅巾着、おにぎりという名前のバッグ。
同じ青薔薇でも随分雰囲気が変わります。

①楕円底バッグ

バッグの名前の付け方も少し拘っています。

「楕円底バッグ」は、ベタなごつい言い方ですが、その言葉だけでデザインが想像しやすい名前です。

楕円底バッグは2通りのデザインで使えます。

この写真のトートバッグ型が広げた状態で、サイドのリボンを結ぶとラインが水平になってややコンパクトになります。

このコンパクトになった状態がガラリと雰囲気が変わるので、気持ちの変化に応じてデザインを変えられます。

そうしたことで、飽きずに末永く使っていただくことに繋がればと工夫した1バッグ2種デザインです。

②餅巾着

巾着は、古典的なもとのオーソドックスなデザインは、アイレットカン12個です。

この写真でいうと12個取り付けた場合、前の中心部分にもひだが寄ることになります。

私が今まで巾着をいくつか製作してきて、12個は実用的ではないと感じました。

結局完全に閉まらないんです。

よって、完全に閉まらないデメリットを改善するべく、まず8個に減らして、あいまいな隙間をもう少しはっきりさせて、出来上がり12cm巾程の中蓋を設置。

そうすると少し空いているところを中蓋が補い、塞いでくれます。

中蓋が必要でないときは、サイドにぶらぶらしないように、マジックテープの相方をもう1つ設置して、くっつけておいて固定しておけます。

そうすることで、中蓋に付いているマジックテープのオスがトケトゲしいので他の布目のものを傷めるという心配がなく、快適にご利用いただけるというものです。

そして、今回初めて設置したのが、2つの取っ手。

以前は、タワー状に左右に設置した1本のみの取っ手でしたが、物を中から出す時に少し邪魔でした。

よって、通常の取っ手のようにダブルであれば、真ん中が隙間があって、物が取り出しやすいです。

取っ手が2個であることで、2WAY的にミニのトートバッグの形にも変身します。

ちなみにこのミニ巾着の名前は「餅巾着」。

③おにぎり

最後は、「おにぎり」。

おにぎりは、実はこの中で一番難しいデザインで、これでもまだ改善せねばならないラインがあります。

形の不思議というやつか、底のラインがなかなか決まらず、えくぼが出来たりした結果、今回のところまで行きついています。

底部分がミニのわりには、長財布を横向きに入れられる広がりとなっています。

小さいけれど、ダブルファスナーにしていまして、必要な分だけファスナーを開けて、歩きながらでも中身がこぼれぬよう、快適に出し入れできるシーンを想定しました。

ダブルファスナーで1本のものと2本をダブル使いと考えられますが、今回はファスナー2本をダブル使いの方で行いました。

ダブルファスナーで1本の方は、必ずしも中心が真ん中ではない、ファスナー2本使いは、真ん中で留まるので、必ず真ん中から開けるという違いがあります。

これらのバッグに合う洋服を考えてみる

では、これらの青薔薇のバッグに合うお洋服のコーデを考えてみます。

左から、グレー、パープル、紺のワンピースのイメージ。

上下の組み合わせは少し複雑。

ここでは、ワンピースと設定してみます。

左からグレー、パープル、紺と並んでいます。

洋服とのコーデを考えてみました。

青色というのは、意外と難しいものだとここで気づきます。

明るすぎる色を入れるよりも、大人っぽくダークな色のままでまとめるのが良いと判断。

紺色は、あまり極端に反対の色と合わせるよりも、シックに決まるのは同じ寒色系をまず考えます。

もしくは、無彩色系がかっこよくきまる様子です。

一番左はバッグも映えますし、洋服のぼやりとした感じにアクセントが加えられます。

だからといって突拍子もない色は持って行かない方が間違いなく「粋:いき」です。

真ん中は、もともとパープルがかった素材だったことを利用してさらにパープルな雰囲気にしています。

今回のこのバッグの紺と比べるとパープルな感じなのですけれど、実際はブルーの糸が使われて織られていながら、パープルがかった感じに目には映るバッグです。

その何となく映るパープルをお洋服で強調してあげる手があるということです。

一番右は、濃紺のお洋服。地味になりがちな濃紺もこのバッグ1つで変わります。

ここまで濃い紺で合うならば、もちろん黒も合います。

実際の洋服の黒コーデのスラックスにあわせてみました。

黒にもよく合います。シックに映えますね。

難しそうな真ん中のパープル系は、少し発展させて、パープル系の花柄の入った紺地のワンピースに合わせてみました。

このように柄同士ですが、お花の形が似ていて意外となじむこともあります。

真ん中のおにぎりは、ベースがくすんだような薄グレーなので、洋服は綺麗な色使いのものより同じようにくすんだ要素のある色だったり柄だったりするとマッチすることが多いです。

綺麗な方向に行っていまわないことが素敵なコーデの鍵となるケースです。

あとがき

青薔薇ばかり集めてみて、青薔薇の魅力にも新たに気づきました。

こんなニッチな青い薔薇のシリーズをしたきっかけは、以前使っていたアイロン台の元の貼ってある布がバラ柄でブルーだったことです。

それが何ともさわやかで、赤やピンクのバラにはない雰囲気を感じたことがずっと頭に残っていたということです。

当時更なるアイロンカバーをしていなかったので、どんどん汚れていき、もう手放してしまっやアイロン台でしたが、とても残念だったのを覚えています。

青薔薇は、全く同じ生地の多色展開の場合には、一番には選ばれないことが多いです。

やはり、ピンクや赤の薔薇がダントツに人気があると思います。

通販などでも売れ残りを見るとこういった青薔薇であったりします。

今回はそういった一番になりにくいような色を集めてその良さを掘り起こしてみたという意味もありました。

私は古着しか着用しないので、残ってきた良い状態のお洋服のアイテムがダントツ人気の黒ではない茶であったりすることも多いです。

そこがかえってマイナーカラーの良さだとも言えます。

色が揃い豊富な中では際立つことのない色の魅力を確認できる良い機会でした(^-^)。