まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
2019年からのスタートで、メイン製作のバッグ作りの残布を使った小さなポーチなどを製作して生地を使い切るというスタイルの「はぎれシリーズ」という二次的製作を始めました。
もったいないと思った高級生地に足を踏み入れた2019年だからこその発案。
このたびは、イタリア製の柄物生地の残布、フクレジャガード・風通ジャガードでペンシルポーチを2点、それぞれ別の作り方を含めながら完成していきました。
片方は裏地付き、片方は裏地無しのタイプ、いずれも水平型であることが共通です。
フクレジャガードや風通ジャガードのふんわり感で中身を守る「入れ物」に活かす、水平型ポーチ2点の作り方の違い

表地のフクレジャガードは、メイン製作では【13】の投稿で「メッセンジャーバッグ」の表地に、裏地の「塩縮プリント」は【52】の投稿で「バニティーショルダーバッグ」の裏地に使用しました。

ビッグデイジー生地のメイン製作は【25】の投稿、「ドーム型ショルダーバッグ」の表地に使用しました。




右下は、ファスナーのおさまりが2本目のステッチで格段に上がりますので、必要な2本目なのです。






当ブログ記事は、最初の投稿の2019.10.09からおよそ5年半後の2025.03.10にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
裏地付きの方は、2025年現在でもドライバー入れとして使わせていただいております↓。

あとがき

では、もう1点のビッグデイジーの船形の一重仕立ての方は。。というと、こちらはもう手元にありません。
一度は、「レンタルボックス」のお店に置いてもらったのですが、2点共ご購入いただけず1か月後に撤収。
その後自分使いをするも、裏地付きの方だけが現在も持っているという結果です。
この結果から思うことが。。
一重仕立ての方は、裏地を付けて付加価値を高めるべきであったと、2025年の今のこの状態が答えをくれたのでした。
小さい物でもはぎれでもバイヤスに見ない、どれも丁寧に何ら変わらない熱を注ぎ込む丁寧かつ良質なお仕立てをしなければ、製作者本人ですら手放してしまうのです。
このたびは、比較的残布が枯渇した状況で何とか作ったことで、ハギ目が出ることが否めませんでした。
そのような時にこそ、ハギ目も「デザイン」のようなものだと別の切り口を見出すことも良いと思います。
パッチワークがつぎはぎだらけの二流品なのか、それとも手間をかけた美しい芸術品級なお品なのかということにも似ています。
とにかく、その事実がどうしてもそうならざるを得なかったというちゃんとした背景があれば、後はその時の精一杯のことをしていけば良いのです(^-^)。
