いずれコンテンツ化していくペンシルケース、飾りのアレンジで違った雰囲気の製作【1028】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、コスメケース類のペンシルケースをはぎれで作りました。

仲間のケースとして、ファンデーションケース、シャドウケースというのがありますが、

それぞれ、デザインが大きく違うので3種ということに分けています。

今回は細長いペンシル専用のケース。

マジックテープで入口を簡単に留め、開け閉めはスムーズでそれぞれのお部屋へいろんな太さ、いろんな種類のペンシル類を入れる使い方です。

金属リボンパーツを飾ってみた製作

<コスメペンシルケース>最低限ペンシル類が入る持ち運び用にも使えるものです。縁の反りが気になりますが、この原因を研究して解消できるのかどうかは今考え中です。巻き薔薇を飾ろうとも思っていたのですが、この金属のゴールドリボンパーツがかわいかったので今回登場させてみました。巻き薔薇と同じ事業者様からの購入です。リボンのデザインのセンスがとても良いです(^-^)。
実際に中に新品ストックのいろんなペンシルをシュミレーションして、入れている様子。

まだ、仕切りの幅をしっかり決定していませんが、一番上のチップは細くても、反対側にもスポンジが付いていて、あまりに狭いとスポンジが外れたりなど損傷があるので、ゆとりが必要です。

あと、ここには登場していませんが、太目のチークブラシのようなものも入れたいと幅のある仕切りも設けました。

太いのを1本入れてもよし、スリムな物を2本入れても良しというように融通が利くと良いのかな。

あとがき

はぎれも、素敵なはぎれを。。と組み合わせなどにも力を入れています。

表地はフクレ生地で畝が美しい黒無地。裏地は、衣装用のラメ入りのサテン地のパープル。

やはり、大量生産のずらりと並んだ〇〇店様のポーチ売り場がライバルと言えます。

きちんと綺麗に作るのはもちろんではあるのですが、1点物への拘りは欠かせません。

そして、ペンシル専用というのは、ざっくりした、ポーチというアイテムへ入れて使うものという点がミニサイズの世界です。

それでも、使い勝手が良い用に充実したものには最大限考えていきたいと思います。

大きな目で見たときに、その素材などや、仕切りの数とかアレンジしていくのは、お客様が自分で考えた方が充実感も2倍です。

いずれ、冒頭のお話のように、コンテンツ化してこの作り方などを参考に、myペンシルケースなるものを作って行っていただく未来を考えています。

コスメペンシルケースの改良版を初製作した結果の自主チェック【969】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

いかに手間を省いたかが重視される大量生産の日用使いの布製ポーチに対しては、とてもライバル視しています。

それは私の製作するものがそれと対極にあるからです。

大量に作るために手間を省くというのは最終的にユーザーにとっては不利益をもたらします。

すぐほつれる、破損などが短い期間で起こり、長持ちしないお品ということになりかねません。

それに対して、手間をじっくりかける製作ができるのも、私のような1個人しかないのかもしれません。

会社形態で大勢で挑むビジネスではどうしても大量生産でないと従業員様に配るお給料すら確保できないので、結局そういった工賃の部分での節約などで工夫することになるモデルとならざるを得ないのです。

そういう見方をする中で、私としては、いかに1個人のちっぽけな規模の人達が今後きちんとした良質なお品がそのまま付加価値となったような本来あるべき姿の物品が作って行けるのかということを広めたいと思っています。

大手が難しいことを超小規模の個人が大勢でやることで可能であることが最大の強みです。

コスメ用のペンシルケースの改良版の製作の自主チェック

コスメ用のペンシルケース:<サイズ>縦5cmx横18cmxマチ無し(実際はふんわりするので1cm弱のマチに空間ができます)

素敵なシティ柄(私が命名)です。もともとカーテン生地。

パリの風景を描いたパステルカラーのマルチカラーが素敵な生地のほんのわずかなパーツを使いました。

風景も全体柄なので、どの柄の部分を切り取るするかで、雰囲気も変わってきますね。

ポリエステル/100%、日本製です。最初この柄を一目見て心が躍りました。

なんてすがすがしい素敵に柄なんだと。シティポップの音楽が似合う、そんなイメージの生地だと思いました(^-^)。

今回の場合裏側に車の絵もありましたが、「わ」になることで、オレンジカラーの車は反対向きに映ることがあります。

パンプスを重視したわけです。

広げている時は車は成位置。
収納時の「わ」の状態では、車がひっくり返ります。・・・柄の向きがある生地に関してはこういったことも考慮して柄を選んだり、正面に来る柄をチョイスしたりします。

さて、こういう出来上がりの状態で、実は、今回のお品は、裏地が活躍する場面が大きくあります。

「わ」の状態で収納していても裏地がわずかに見えます。そんな日常遣いの1シーンも想定するとこのチラリとのぞく裏地の役割は大きいです。白地には差し色になっているからです。

裏地で出来上がる内蔵・機能部分のチェック

では、その裏地部分をさらに機能や役割の面で見ていきます。

ペンシルを挿すお部屋を設けています。お部屋の仕切りはミシンステッチで裏地になじむピンク糸で行いました。

ここで注意したいことは、両サイドに関しては、ステッチを縫い代を確保する前に行うために、縫い代である1cmを余分に足した分量でお部屋の幅を決めるということ。

ちょっとその点私はミスをしてしまい、両サイドとも、太目めのペンシル(太筆のチークブラシのようなもの)を入れるために大きく分量をとったつもりの3cmでしたが、縫い代1cm分を足しておらず普通の幅になってしまいました(^_^;)。

しかし、なぜか、右から一つ内側が2.5c巾で広めにできていたので、ここへ太いブラシが1本入ります。

全体で言えることは、最低でも2cm幅は確保した方が良いです。ペンシルは細いものでも意外と立体的。

このペタンコでステッチをする手法ではマチがないので、膨らむから余分にその筆の厚みを横幅で見込む必要があります。

もし、このお部屋の数の5本よりももっと多いという場合は、1部屋に2本ずつ細いものを入れることができるよう、1部屋の幅を2.5cmくらいにして、本数を確保することも工夫すると良いです。

とにかく、幅も何となくよりは、しっかりとサイズを決めた方が後の使い勝手には大きく影響するものということが分かりました。

あと、私は、この向きに間違えてしてしまいましたが、横向きで出し入れすることが多いです。
私は左から入れるので、この出来上りは、反対です。
左向きで出来上がるようやったつもりが反対ということでかなりショックですが、ひっくり返しのタイプの作りなので、その点はよく想定しなければなりません。

出来上がった時にどういった向きになるのかがとても苦手です。

何か、IQテストみたいな図形の展開の問題のようですね(^_^;)。

これも、苦手であっても慣れることで、しっかりコツを見極めていくしかしょうがないです。

最初にそれが分かる人はすごいと思います。

実際に使うシーンで起こるストーリーの想定

友人とのくつろぎの最中にメイクボックスを広げるシーンってありますよね。

その時に、「あっ、かわいい♪」なんて言ってもらえるのも、この広げた時の裏地の素敵さではないでしょうか。

今回は無地の差し色みたいなピンク色を持ってきましたが、これが、小花柄だったり、素敵な生地だとすると、なおいっそうその役割は「おしゃれ」という点では大きいと言えます。

あとがき

もっと多くの生地でこのペンシルケースは作って行きたいと思います。

同じデザインでもかなり生地によってイメージが変わる楽しみがあるかと思います。

実際私も以前の試作の段階のものを日常生活で使わせていただいておりまして、大変使い勝手の良さを感じています。

今まで、1つのポーチにごちゃごちゃに入れていたペンシル類だったのを、お部屋を決めて入れることで、ピンポイントに、あさらずに取り出すことができます。

よって、キズも付きにくく、良い状態のままで出し入れできることになります。

それが、わずかですが、探す時間の無駄や、なかなか見つからないストレスを少しでも和らげてくれるものになりそうです(^-^)。

綺麗な字が書ける、使いやすい、高級感がある10年越しのレトロ文具-デジタルな時代だからこその価値【726】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

漢字を思い出せない。。。

字を書くことが少なくなっての影響か、かつては自然に無意識に書いていた漢字をネットで調べることも。。。

このような現在のデジタル化の今であっても、変わらずずっと使い続けている文具があります。

デジタル化した活字の方が便利な場合が多いですが、ちょっと注意喚起のようなメモなどは、色のペンを使った手書きが目立つこともあります。

現在個人事業主の中で経理事務で手書き作業が結局スムーズだと判断した件に関してはシャープペンなどを使っています。

そんなアナログな場面に活躍する10-15年越しのアイテムを含む文具類を今回はご紹介したいと思います。

15年越しの文具アイテムもある愛用文具のご紹介

CANON社製の計算機:計算機アプリもスマホに入っているというのに、やはりこれが使いやすい
VALENTINO社製のシャープペン:ボリュームがあり、ずっしりと重く書きやすい。グリーンとゴールドのコントラストが高級感。重みによって、字がぶれずに綺麗に書けます。
ストック用のシャープペン。海外物のシャープペンは実は壊れやすい。上2点がセイラー社製。下は三菱社製、アルミのような金属の風合いが美しく、レアな花柄が魅力。
PARKER社製のボールペン:このシリーズ今では驚くほどの多色展開。あえて、原色カラーに絞ったコレクション。インクは入れ替えタイプ。会社員の経理部時代からの伝票を書く時の愛用品。
大き目のメモ書きに便利なマジックペン:赤い方は、経理事務で、赤く〇で囲むだけに使用。デジタルでは逆に手間がかかってしまって、やらないことですね。
無印社製の定規:木製も良いですが、この金属ライクな風合いも良いもの。訂正の二重線などに使います。
PILOT社製の蛍光ペン:やはり真ん中の濃いピンクが良いです。両サイドは元々薄いカラーとして出た優しめの色。結果真ん中が良いと思っています。
いずれにしても、これがポイントです。後ろ側に消しゴム付き。マーカーも間違えてしまうことがあるんです。更に再マーカーが可能。
先の細いサインペン:但し書きなどに使います。10年以上は前のお品でダイソー社製だったかと思います。ダイソーさんはお品がとても良いです。
ふせん:こういったパステルカラーがやはり字が見やすいです。経理事務で、費用計上のクレジット払いのエビデンスにクレカの引落日をこれに記入して、その引落日当日の計上をする際に外しながらここにあらかじめ書いてある引落日の仕訳通りに経理ソフトへ入力。前の物を遡るのって、視覚的に付箋が目立ちます。ただし、付箋付け忘れは要注意!
最後は、ペーパーウェイト:ガラス製の天然石風のお洒落なアイテム。未計上の書類のまとまりをキープ時に利用。このまま文具ポーチへ収納できますので、適度な重さとかコンパクトさが良いです。

以上です。

YOUTUBE動画もどうぞ(^-^)。

あとがき

アナログものの出番もあるということです。

けれども、しょっちゅう購入するものではないので、やはり購入時には、拘りとか好みの柄や色だったりなど。おしゃれ感や個性も求めてしまいます。

ビンテージ好きな私ですので、こういった文具も登場したストックのシャープペンやボールペンはビンテージ物の昔のお品を購入したものになります。

こういうアイテムを見ているうちに、細かい文具のメーカーさんの機能への気遣い、工夫、作りの良さに目を見張るものがありますね

当たり前に毎日使うものだからこそ、ストレスのない作りの良いもの、見て心地よい色や柄を厳選して選ぶ意味がありそうです(^-^)。

化粧ポーチにすっぽり入れて使うコンパクトながらお部屋が充実のペンシルケースの完成【705】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前【689】では、化粧用ペンシルケースの改良途中の場面のご紹介でした。

今回は、いったん完成した改良品に至ります。

【689】の時とどう変わったかの比較も興味深いと思います。

そんな比較の写真を交えながらご紹介したいと思います。

ポケットの深さの増大と片側のみにした改良部分の比較

【689】の記事内での試作品:試作ということもあって変な縫い目が左に出ています(^_^;)。
当【705】の記事内の完成品:かなりすっきりとなってきました。実際にペンシルを7本入れているので立体的です。このまま化粧ポーチに入れることが目的です。

見かけはそれほど変わっていません。

ただ今回、カーテン地の厚みの原因もありましたし、両縁がラッピング始末になりました。

内側に折り込むと膨らんでしまい、綺麗な線にならないからです。

真っ白ってなんか逆に個性的ですね。余り生地ならではの面白さです。

以前は両サイドにポケットを付けて充実させようとしていましたが、何か混沌としてしまい、ペンシルをフルに入れると結局互いに邪魔に。。。断然片側のみが使いやすいと思いました。ポケットも浅くて不安定ですね。
今回は、ポケットが深くなり大変安定しました。そして片側だけなのですっきりとしています。

今後の課題と使用シーンについて

もともと両側でポケットの数を充実させようとしたことを半分の片側のみにしたわけですから、当然ポケットの数が減りました。

この縦の幅は変えるとコンパクトなケースが実現できないので、できるだけこのままのサイズでポケットを充実させるための工夫という難関が今後の課題です。

それほど化粧に凝っていない私でもペンシルが7本あるわけです。

そして、シーン。手持ちのすべての筆類を携帯用に持ち運びして化粧直しに外出先で使うのかということです。

上述のような化粧には無頓着寄りな私の例だと、化粧直しにペンシル類を使うことがほとんどありません。

リップとか乳液、ファンデ(粉)、口紅くらいです。

ということは、携帯用には少なくて良い、もしくは、逆にそのまま持ち運んで入れ直しなどをしなくてよいように。。。などが今現在浮かんでいる使い方です。

そうなんです。「使い方」についても作り手としてはご紹介していくのが使命かと思っております。

あとがき

「技術と機能」これを高めていくことが、結果某ブランドさんのような、「アイコン」部分の豊富なお品になるのです。

パッと見て、この作りはあそこのブランドの物だな、らしいなあと思うことがすでにアイコン化が定着しているというもの。

この他には、ファンデーションケース、シャドウケースなどの割れたくない粉もののフィルを守るのを兼ねた収納のミニケースが控えています。

また、順次ご紹介してまいりますね(^-^)。

ポーチの海に配置する船のような存在でありたい、ペンシルケースの製作【689】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

コスメケースというコスメポーチの中で使うようなミニミニケースを型をいくつかに分けてデザインしています。

ファンデーションケース、シャドウケースなど特にフィルが割れやすいものは、ポーチの中で粉まみれにならぬよう、衝撃から守られるよう、クッション的な役割の裏地の付いた仕立てのミニミニケースに入れようという企画です。

このミニミニケースの中で、ペンシルケースというのを今回改良していきます。

結果はまだ改善点があり、次回へ持ち越しますが、何となく雰囲気出来てきました。

広げられるけれどコンパクトにもおさまるデザインのペンシルケース

コスメケース企画の中のペンシルケース:黒白のタータンチェックの余り布で作ってみました。

留め具は真ん中でマジックテープのタブ。

まだ、試作なので、左の方に変なステッチが入っていますが、今後このステッチは、中側に隠れます。

これが、収納する時の様相です。では、中側見ていきましょう。

ペンシルケースの中側:まだ完成品ではないので、ここから変わっていきますが、そもそもポケットが浅すぎます。そして、両サイドに取り付けるのを、片側だけにした方が融通の利くものになると今後片側のみにしていきます。

お化粧に対してこだわりのないシンプル傾向の私でさえ、これだけの量のペンシルが存在します。

すべて実際に使っているものばかりなんです。

これらを一度にまとめて、いかに使いやすくストレスなく使っていけるのか。

そんなことを追求しながら、次回当たりには完成型になるよう製作していきますね。

特に凝ったデザインでもないこの平凡なすっきりさというのもそういうテイストなんです。

あとがき

大きなコスメポーチというのは、そのままいろいろ入れ込むと、ガチャガチャと探すことでぶつかり合い、フィルがくずれたり、汚れたりすることが多いです。

この何とも嫌なストレスを解消するとともに、すっきとしたインテリアのような収納、まるで海原に浮かぶ船のようにふんわりとしたお部屋になればと思います(^-^)。

コスメケース3点セットの中で廃止したペンシルケースを新たに考案の回【656】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前に、コスメケース3点セットというのを考案しまして、ブランドのかっこいいコスメポーチの果たしきれない役割を私が担おうということで始めた企画。

よって、私は、化粧ポーチというのはお作りしておりませんでして、はぎれを使ったもっと細かな、ポーチの中で使うケースというものを考えていくポジションにたずさわろうと決意。

これで永久だとかつては思った2年前のコスメケース3点セットも結局は改善の時を迎えています。

出品する機会を失っていたこともありますが、やはり少しはアップしていたので、あまり反響がなく、永久だなんて思ったのがいかに自分だけの目線だったと気づきます。

ということで、実際に私が自分で本当に使い勝手に悩んでいるところからのスタートで、新たなデザインを考えている途中なんです。

以前のペンシルケースからの改善点

以前は、いかにもよくあるタイプの筒形でフラップが付いたものでした。

そこへ必要なペンシル類をまとめて入れるというものです。

右上から、ペンシルケース、シャドウケース、ファンデーションケース

3点もあって充実しているところばかりに拘って、もっと1点ずつの機能とか使い勝手が本当に現実的なものなのかを考えるべきでした(^_^;)。

他の2つもあれでもいいのですが、コンパクトに1つに合体させようとこちらも現在考案中です。

そして今回の右上のペンシルケースは単独のまま行きますが、姿をぐんと変えたものになります。

以前のものは、結局お部屋が1つの中で数本入れると、がさごぞと探すストレスが生まれていました。

これでは、なんらポーチに直接入れていた時と変りがなかったのです。

と、そこで今回は、ペンシル1本ずつを収納できつつ、コンパクトにもポーチの中に収納できるデザインを考えました。

1つ試作を作ってみたのですが、まだまだ完成型ではないのでここから修正していきます。

留め具はマジックテープで。結果的にこれだとペンシルの収納をはばむので、マジックテープは外に邪魔にならないように付けるということに今後変えていきます。
こんな感じでペンシルタイプのお部屋をいくつか作るのですが、部屋が狭すぎてきつかったので、もっとステッチ幅を広げます。

そうすると思うように本数が入らない。

ということで、逆サイドにもぶつからないようにずらしたお部屋を作ってみるのが次回の予定になります。

最初に型紙が大きすぎてカットしているので、横にたくさん並ぶように長くするのをとりあえずやめて、上記の反対側にも収納場所を設けるという方法でやってみます。

それで使い勝手が悪ければ、長くした後述の方法で、くるくるっと巻物みたいに丸めてコンパクトにしていくという案にしますが、まずは、互い違いに収納することからやってみますね。

今回は、ほんの第一歩でしたが、作ってみるものですね。

いろんな今後の展望も見えてきました。

とにかく、ストレスがありがちな化粧ポーチのゴソゴソ場面をいかにスムーズにさっくりと作業しやすいものにしていくかという価値を込めたペンシルケースにしていきたいと思います。

あとがき

結構、お客様というのは、その使うシーンのイメージがある意味私達作り手よりもシビアでクリアです。

注目されていない商品というのは、その判断で却下されていると考えるのがよさそうです。

却下しましたよ、という言葉は決して聞けないわけですが、その心の声を読み取るということは製造する側は重要であるかと思います。

安心して夜も眠れやしない!無理な体勢のファスナーの使い方で作ったラインが綺麗に出ないポーチよりもゆったりと座る水平型ポーチの製作の勧め【69】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ファスナーを使ったポーチは、過去にお手上げ状態でした。

よくある、てっぺんにファスナーがあってその下に生地が縦に配置するものは、ひっくり返す時にファスナーの端っこが難関箇所となります。

ファスナーに対しては、負担をかけてしまう動きで固定となり、綺麗なラインに仕上がらないのです。

そして、常に危うさがあり、ファスナーの務歯がいつか開いてきやしないかと気になってしょうがない作り方です。

しかしながら、多くの世の中の商品のポーチがこの作り方がされていることにとても驚きと疑問を私は持っています。

まあ、所詮私の考え方ですのでね。

そんなもんなんだよポーチは、とも言えるのかもしれませんが。。

こんな、過去の心地の悪さを体験し、もっと安定感のある無理のないファスナーの取り付け方はないだろうかと、水平型の取り付け方にたどり着きました。

今回は、その水平型のファスナーポーチを作って行きます。

高級はぎれで作るペンシルポーチ

今回は、パーツはやや少なめですが、非常に美しい素材なので、是非、はぎれを存分に活かしていきたいと思っています。

左-表地:フクレジャガード、ポリエステル/87%、ナイロン/13%、イタリア製
右-塩縮プリント、綿/100%、日本製

無彩色なバラ柄がシックです。ぷっくりと膨らんだフクレ加工も大変魅力。

では、今回は、こちらで水平型の細長ポーチを製作していきます。

裏地には同じくフクレ加工に類似の塩縮というタイプの凹凸感が表現されている黒生地です。

ファスナータブを限られたはぎれ生地のわずかな部分を使いながら、デザインを兼ねたようなタブに仕上げて、ファスナーの端っこの切りっぱなしなどを隠すという技を考えてみました。

ファスナータブパーツ:5-6cm四方程度のタブのパーツを使いファスナーの縁を隠します。
余裕がない面積の場合には、いっぺんに取り付けようとせずに、2段階を踏むのがうまくできるコツです。

ここでは写真に写していませんが、折る時はアイロンがマストです。

ファスナータブの取り付け:手で隠れて見にくくてすみません<m(__)m>。
まず、ファスナーの裏側から始めるのがよいのですが、ラッピングをしていく方法と同じです。
四方折り曲げてある状態のタブをいわゆる中表にして、ファスナーと縫い代を
1直線1cm分ほどを縫います。このあと、くるっと表側にタブを包みこみます(ラッピング)。
この時に、先ほど縫った線はこの包み込みにより隠れて表から見えなくなります。
そして、こちらも手で隠れて見えにくくてすみません<m(__)m>。
表側から、ちゃんと裏側のタブにできるだけ同じ位置に針目が貫通するように均等にセットして、
ミシンをかけ、ラッピングを縫いとじます。これでタブの縫い付けが完了です。
こんな感じですっきりとタブがファスナーにくるみこまれました。
何しろ生地が小さいので、ちょこんとした最低限のタブです。
これを一発で縫おうなんて無茶です。
やはり2段階を経るというのが綺麗にできるポイントとなります。

水平型ポーチ完成の様子ご披露

では、お待たせいたしました。完成した水平型ポーチこちらです。

水平型細長ポーチ:<サイズ>縦8.5cmx横23cmxマチ無し。

ファスナータブがすっきりと取り付けられて、本体になじんでいます。

ファスナーに取り付けたものだと分からないくらい錯覚しますね。

このタブは、①機能+②デザインという2つの価値が入っているのです。

①「ファスナーの端を隠し、ファスナーの開け閉めの時にここを持てる」という機能面の価値、そして、②「出来上がった時のデザインが両端にタブがあり安定感が感じられる」というデザインの価値です。

あとがき

以前に、こんな風に真ん中にファスナーが設置されたティッシュケースを作ったことがありました。

今回のペンシルケースもそのティッシュケースと何ら構造は変わりませんので、同類です。

では、これをもっと大きな面積で。。。となると、今回のタブの位置にDカンを付けて、ウエストポーチやボディバッグになっていくでしょう。

デザインを頭の中で、その構造別に整理すると、同じ構造グループであっても、大小のサイズの違いで随分印象が違いシーンが違うバッグが生み出されるということになります。

是非、ハンドメイド活動にお役立て下さいませ(^-^)。