<パッチワーク企画⑤>パッチワークのハギ目がずれた時はステッチで合わせる【1176】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、ここ3年間にストックし続けてきましたはぎれを一掃し、パッチワークでバッグを作るという製作をしています。

同時4点進行中で、現在はパッチワークシート製作中にあります。

4点共、裏地もパッチワークなのです。

パッチワークの配置とどんな表地と裏地に組み合わせるのかということまでが決定済み。

今は、ひたすら製作してくという段階に入りました。

パッチワークシートに一番時間がかかりますので、シート完成後は結構進捗度が増していきます。

作るデザインのバッグというのが、ナップサック型です。

私の考案デザインの中では、「餅巾着」というネーミングの、ふんわりした使いやすいデザインです。

このデザインをパッチワーク生地で作ります。

試作品として、ダイヤキルトをかけたものは製作済ですので、キルトに類似なのだけれど非なるパッチワークで作るとどんな感じになるのかも楽しみです。

どうしてもハギ目がつながらない時どうしたらよいのか

ここまでの進捗度で思うことは、そもそもパッチワークの裁断こそがミリ単位で正確に行うことが重要であるということです。

特に、このたびの企画が、パッチワークパーツの枚数が豊富で、できるだけ大きなサイズの物を作るというテーマで行っていますので、パーツの数が多ければ多いほど「ずれ」が起こりやすいのです。

最初の裁断の1mmの誤差が、その後2mmくらいになっていくことも。。。

そう考えると、まずは裁断の正確さがポイントとなります。

その上で、④でお伝えしました、待ち針をハギ目から順番に打っていくというハギ目のそろえ方のコツもまとめましたが、なぜかそれでもずれるのです。

確かにここではハギ目をそろえているのですが。。。

今回は、そうした前段階で工夫してきても、それでもハギ目がずれた時の対策をお伝えしたいと思います。

それで、十文字が2mmくらいずれることがあり、その対処方法を最後に表からするステッチでカバーするということにしています。

ハギ目を見ていただくと十文字にならず、縦の線が左へ2mm程ずれているのが分かります。
これはもう今更やり直したりということではなくて、このまま行きます。
そして、その後の、表からのステッチを幅を統一することでこのハギ目が目立たなくなるのです。
目線はステッチに焦点が当てられます。

あとがき

一番良いのは、完璧に十文字のハギ目ができることですが、それがずれることもあるのがハンドメイドということでしょうか。

しかし、ずれがどの箇所にも起こっているような生地として販売されているパッチワークは、見たところカジュアルなものでした。

おそらく機械で組み立てられたものだと予想しますが、ハンドメイドの良い所は、ずれやすいことと同時に、ピッタリにも徹底できることだとも言えます。

私も、訓練中ということなのかもしれませんが、ずれた箇所はできるだけミニマムにとどめたいものです。

全体としては、ぴっちりそろっているハギ目である美しいシートになるよう残りのパッチワークシートも続行していきたいと思います。

高級生地のはぎれで作った小物、ファンデーションケースx2個裏地違い【968】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近生地のはぎれストックを整理整頓しました。

この整理整頓というのも一部接着芯貼作業と裁断が入りますので、製作の一歩手前までの準備という整理整頓でした。

その整理整頓後のストックの中から、今回2点同時製作でファンデーションケースを作りました。

ほつれやすい生地は保管期間は短い方が良い

今回の表地は、マルチカラーのファンシーツイード。

ファンシーツイードは、いろんな糸が織り込まれ、それほどギューッとなっていないのでほつれやすいです。

置いていて何かに触れるだけで片っ端からほつれていくのです。

よってはぎれも同じことで、素早く作ってしまうことが縫い代が隠れるのでほつれ防止となります。

わずかに余った部分を大切に小物に利用していく。。。

高級生地だからこその価値も出るかと思います。

だいたいサイズは、長い辺でも8cm程度になります。マチは2cm程です。

ファンデ―ションケースx2点・・・<表地>ファンシーツイード、ポリエステル/100%、ドイツ製。
<裏地:左>エステルポプリン(レンガ)、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:右>ラメツインクルサテン(赤)、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

もし、よろしければなのですが、【285】、【287】、【289】、【290】の番号の記事がこのファンシーツイードでケリーバッグを作って行く場面の記事になっています。

<製作>のカテの目次の中にあります。

その余りが今回の製作だと思っていただけると面白い見方ができるかもしれません(^-^)。

ファンデーションケースと入れるものをネーミングに入れているのは訳があります。

過去に、「何を入れるのか分からない」というあるお店のお客様からのご意見を頂戴したからでした。

もともと「入れるものをお客様が決めるポーチ」と謳っていたにもかかわらずそういうお声というのが驚きですね。

もしかして、入れるものが決まっている方が良い場合もあるのかもしれません。

私が自分自身の場合を考えたときに、意外な物を入れていく楽しみなどがあって、自由に入れるものを自分で決められることの喜びなどがポイントなのです。

しかし、それはあくまで自分のことであって、マーケット全体ではそうではない、しっかりと使い道を決められた中で選ぶことが選びやすかったりすることもあるのだと非常に勉強になった過去があります。

なので、一応ファンデケースではあるのですが、人によっては、これに全然違うもの、例えば、カメラのバッテリーを入れるのかもしれません。

あとがき

前にもお話したことがありますが、はぎれは出ない方がエコノミーに生地を使えたということになるかと思います。

今回のようなはぎれは、過去に、型紙のデザインに生地を当てはめた製作の仕方だから、どうしてもはぎれができやすいことの積み重ねで集まったはぎれとなります。

ここ最近製作のインテリア収納袋だと、その逆で、生地のサイズをめいっぱい使うための型紙を作って生地をフルに使うので、はぎれがあまりできないという結果が出ています。

このことは今後の製作の方向を決めるにあたり、とても重要なヒントになります。

現実的でストレスフリー♪触れずにズボラに出し入れ可能な眼鏡ケースコレクション【81】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

視力の悪い私は、お部屋では眼鏡をかけています。外す時は、お風呂に入る前と寝る時。

お出かけのときは、コンタクトのハードレンズです。

寝る前にベッドの少し上に壁に画びょうで貼り付けてある薔薇柄のポケット風の布袋がありまして、そこへ眼鏡を入れて寝ます。

そうすると翌朝起きてすぐに眼鏡がかけられます。

お店で売っている「パンッ!」て閉じる固いあのバネ仕様のケースは、毎日のこととなるとやや野暮ったく感じます。

そして、壁に設置の袋に入れるのはケース自体が重すぎるのです。

旅行でバッグの中で荷物がぎゅうぎゅうに抑えられて、その中で眼鏡をゆがみから守るなどの状況ならむしろあのハードなバネケースが必要かもしれません。

しかし、普段の生活のお部屋スタイルでは、簡単に出し入れができるストレスの無いタイプの眼鏡ケースが向いているようです。

今回は、そんなお部屋用の専用眼鏡ケースを、普段私がバッグに作っている生地の使用後のはぎれストックからピックアップしたほんの小さなサイズの余り布を使って製作しました。

ということで、<はぎれシリーズ>として、眼鏡ケースを4点同時製作です。

どれも素敵な高級生地ですので、小さい物でも高級感が出せそうです。

4種類の違う素材や柄で作るインテリア映えの眼鏡ケース。

ちょこんと棚に置くだけでも、素敵なインテリアの一部となるような夢ある眼鏡ケースになったら良いですね。

生地に合う裏地選びをはぎれストックからチョイス

はぎれ4種:これらで眼鏡ケースを製作。上が表地、下は2種ずつ共通で使用する裏地です。

はぎれがかなり細かく裁断してある状態でしたので、小さい物しか作れない状況でした。

めいいっぱい使えるのが眼鏡ケースであると思いついたわけです。

2柄ずつ共通の裏地をチョイス。裏地もはぎれです。

左2点はいずれもブルーな色が表地に入っているので共通のブルーの裏地を使用、右2点は、いずれもグリーンが表地に入っているので共通でグリーンの裏地というコンビにうまくおさまりました。

詳しい生地の混率や名前などは、後で貼り付けますYOUTUBE動画の中で字幕でご紹介しています。

完成の様子ご披露

眼鏡ケースx4点コレクション:それぞれ丈が違います。生地の余り具合でバラバラになりました。
一番左だけフルレングスの10分丈です。眼鏡がほぼすっぽり隠れます。残りは、8分丈で眼鏡が少しのぞきます。
そして、アシンメトリーのカーブは右から出し入れと左から出し入れとでお好みに応じて2種。

一番左はシルク紬で、なかなかの高級生地。絹/100%の柔らかさが感じられます。

その隣は、シャンタン、大きな柄なのですが、そこそこうまく柄のスポット部分をキャッチできたのかな。

3つ目はイタリア製の素敵な大花柄ですが、なんとか大花が真ん中に来ました。

一番右は、ボタニカルな草木柄。マルチカラーが素敵ですし、葉っぱの重なり部分が真ん中に現れてなかなかよい柄の出方となってくれました。

この作り方は、ひっくり返しを事前に表地と裏地で行っておいたプレートを組み立てるかのように外表で縁にステッチをかけて仕上げるという手法です。

少し物理的なことですが、ひっくり返しをすることで空洞が内側に出来ることがないこのぺたんこ気味な組み立て式は、眼鏡を適度な圧力で固定してくれるのでした。

あとがき

今回の眼鏡ケースは、お部屋使いということで気軽に出し入れ可能なケースですとお話致しましたが、旅行先でも持ち運びとは別に使用する際の専用のケースとして携帯していくこともできますね。

また、ちょっと銭湯まで出かける時に、ロッカーにこの眼鏡ケースを置いて、すぐに眼鏡が着脱しやすく使えるなど、なかなかのアイテムになれるかもしれません。

普段の生活の中に溶け込んでしまってなかなか見直すことがないその他のシーンでももっとはぎれで作った小物が活用できることが出てくるかもしれません。

毎日の生活が淡々としたルーティーンであるからこそのその1つ1つを丁寧にこなしていきたいものです。

このルーティーンの中に何かヒントが見つかるかもしれません(^-^)。