こんな失敗記録など本来は残さない、されどこのアイデアを成功に導く技術者の存在を願うみかんウエストポーチ【36】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、みかんウエストポーチ製作の後半の記事となり、完成していきます。

前半は1つ前の番号の【35】で投稿済みです。

主に2段階の製作でありまして、前半は縫い代を隠した「中表」のパーツ作り、後半はそのパーツを「外表」に組み立て縫い合わせて完成していきました。

このやり方のきっかけは、立体的なデザインのイメージのしやすさ。

「バニティ」「ボストン」「ドーム型」「リュック」「巾着」の中では、必ずファスナーを使う前3つのデザインに足を踏み入れることができたのもこの作り方だったからです。

当ブログ記事は、最初の投稿の2019.08.22からおよそ5年半後の2025.02.05にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

2025年から振り返ると、非常に課題の多い失敗作であったと言えます。

では、良かった点などあったのか。。これにつきましては、当記事の最後に綴らせていただこうと思うのです。

どうしようもない失敗作の中のたった1つの誇れる点とは。。そんな点も興味深くご一読いただければと思います。

課題だらけの製作の中のたった1つの良い点は「アイデア」、美しい暖色系の大花柄で作ったみかんウエストポーチ

もし、これが成功していれば。。大変喜ばしいことでしたが、そう甘くはありませんでした。

課題だらけの出来でしかなかったウエストポーチですが、どんな点が課題であったのかというところを特に見ていただきたいと思います。

ラインのいびつさ:楕円が変形してしまいました。十文字にしっかり位置を徹底して縫い合わせないと歪みます。

出来上がりサイズは、縦17cmx横27cmくらいです。

ファスナー設置の課題:縫い代を隠した直後にステッチ。後にこの時点の外枠ステッチは無しという見直しへ。。

ここで外枠ステッチをしてしまっては、最終の縫い合わせで出るステッチと重ならないに決まっています。

早く解決したいあまり、2019年当時ではボンド+ステッチをこの時点でやってしまっていたのです。

余計なステッチは汚く、すっきりとするためには最低限のステッチのみであることも重要、最後の組み立て縫いの時に初めてステッチが出るという方法へ後に改良しました。

最終的な組み立て縫い:そもそも論ですが、中表の裏地が隙間から見えてしまいます。これが良いのか悪いのか。

「中表」の意味として、こうしたことが起こらないための手法であると考えると、かなり邪道。

正しい考え方なのかどうかは、2025年現在でも引っ掛かりがあります。

ただ、その後ブリーフケースに引用した製作品は完売でしたので、受け入れていただいたと考えても良いと思うのです。

ファスナーは「ダブル」が望ましい:寸法も何もよく考えておらず、ファスナーの占有が下まで行き過ぎ。
ベルト:共布よりも別生地か既製品がこの場合は良かったかも。ただベルトらしい丈夫さはこの生地ならでは。
使用のイメージ:みかんのヘタの位置はファスナー真ん中両開きの徹底で上に行きます。

ファスナーのシングルを使用したことでで起こったミス、ダブルであればちゃんとヘタが上部に行ったと思います。

あとがき

課題だらけの完成となってしまいました。

ハイブランド様の研究し尽くされたとお見受けするバッグのフォルムに1つのヒントが。。

こうしたウエストポーチのベルト周辺はフォルムが細くなっているのです。

そのポイントこそが、装着時の快適さを追求するものなのかもしれないです。

そうするとこのような楕円型で作られることは無いのでしょう。

ひし形やしずく型のような形に行き着くようなのです。

とはいえ、「みかん」を表現したい製作であるこのたびは、楕円型が必須でした。

では、何1つ良かった点はなかったのか。。

1つだけありました。

みかんを暖色系花柄で表現しようとした「アイデア」でした。

この投稿をご覧いただいた方でみかんバッグの製作をご検討の場合、この失敗を事前に避け、是非素敵に成功させていってくださいませ(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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