まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
1980年代から流行を問わず、ずっと好きなデザインのバッグがあります。
思わずじっくり見てしまう緩やかなカーブが非常にエレガント。
口が大きく開くために、とても中が見やすい点もこのデザインならでは。
この2019年は、より立体的なデザインのバッグに挑戦しておりまして、「ボストン」「バニティ」「巾着」「リュック」そしてこのたび製作の「ドーム型」の主に5種を順番に製作しています。
この中では最も難易度の高い「ドーム型」は、かつての1980年からのあこがれのデザインだったそれに当たります。
当ブログ記事は、最初の投稿の2019.07.13からおよそ5年半後の2025.01.25にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。
一応完成致しましたが、販売するところまでのお品物には至らず研究作品として、「製作品アーカイブ」に記録していくにとどまりました。
ポケットのファスナーに貼る伸び止めテープの引用例を含めながら完成したドーム型ショルダーバッグをご紹介してまいりたいと思います。
素敵な生地には敬意を払って優れたバッグを作りたい理想、角丸バッグとビッグデイジージャガードの抜群の相性

@¥3,980/mという比較的高級な生地(後に@¥4,980/m→@¥5,980/mで追加購入しています)。

こちらは、集めやすいお値段であり、@¥714/mという価格。
何度もリピートして多色を使用させていただいたのも、この生地の良質さと高級感。
このまだら柄のような織柄は、フローラルなタイプにも幾何柄タイプにも万能なのです。

三つ折り内に内蔵するよりもファスナーに直接触れる位置が効果があると過去の製作からは感じました。
ただ、これも伸び止めテープが表に見えるリスクがあります。
ファスナーのうねりの解消には、3重に重ねてやっと効果が出るという実験記録もあります。
ファスナー使いの機会には、三つ折り内部に3重で貼って伸び止めテープを隠し込むのが一番。




あとがき

2019年の初めてのこの生地の利用から数年後、奇跡的にこの生地がリピート仕入されているのが見つかりまして、こんな製作もしています↓。

このたびの苦労したドーム型ショルダーバッグと比較し、後に製作したビッグトートバッグの方が断然製作が簡単で、シンプルなデザインなのに柄が生き生きと躍動しています。
こうして、気付いていったのが、「苦労しても不完全な出来上がりのバッグには価値が無い」ということ。
一方で、単純でも素材が最大限に活かされたバッグは受け入れられる可能性に立てるということ。
こうして2019年では難しいデザインの製作に挑戦はしたものの、どれも成功率が低く、2025年では成功率が100%のデザインのみに絞っています。
一人の力では到底優れた品物は作れない、生地の素敵さの力もお借りするのです。
ただ、決して生地の素晴らしさのみに依存するだけでは、これも飽きられます。
敬意を払いながら優れた生地を利用させていただき、今度は製造者の生み出した「価値」を入れていくような製作を意識するようになりました(^-^)。
