まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
2019年は、より立体的なメインバッグ、「バニティ」「巾着」「ボストン」「ドーム型」「リュック」の5種類のデザインに挑戦しています。
技術が未熟ながら、一歩踏み出さずにはいられなかった高級生地も取り入れ始めてしまいました。
当ブログ記事は最初の投稿の2019.06.24からおよそ5年半後の、2025.01.22にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直し綴り直しをしています。
少し前の投稿番号の【17】と当投稿の【22】で製作しました同じデザインであるリュックの構造はこのたび【22】をもって廃止。
ヘッドとボディを合体する切替デザインの難易度の高さ、柄が途切れることのデメリットを感じ、大きくデザインを見直すことを決意。
せっかくの美しい柄は壮大に一繋ぎのデザインであるべきであり、もっと大きいサイズの物を作るべきだったのです。
生地自体のm単価が高額(@¥4,000/m-@¥5,000/mのもの)であるからこそ、コストを抑えるために小さいバッグを作りがち。
その考え方を改め、めいっぱいコストを一度はかけて、その分を大きなゆとりあるサイズで作るのです。
そうして、たっぷりと出来上がった価値で何倍にも巻き返し、高級なお品物に作るのが良いという考えを持つようになったのが現在2025年です。
この度の製作は成功とは決して言えないものですたが、生地の素敵さは大変誇れるものでした。
よって、この製作で気づいたメリットの方もお伝えできればと思います。
ラメ薔薇柄ジャガード、エレガントな生地をカジュアルアイテムのリュックに落とし込む新しいバランスのご提案
元は、ジャケットやふんわりドレスに服地として考えられた生地ですが、このハリコシはリュックにも十分でした。
製作者としては失敗の出来上がりだと判断しましたが、パッと見た感じそんな風には思えないと思っていただけたなら、それは生地自体の素晴らしさ。
まだまだ生地頼みの製作という、技術の未熟さだらけの時代であったのが2019年です。
その後製作を続けて、やっと自己評価でも技術が高まったと言えるのは2023年以降のことなのです。
表地のエレガントさにはカジュアル過ぎた裏地だったかと思います。
確かにカジュアルアイテムなリュックへエレガントテイストを落とし込んでいくのですが、全体ではテイストの違うもの同士の融合でも、隣り合う部分同士はそろえているというバランスに対しては「音痴」でした。
2025年では、決してこの裏地を選びませんので、当時の手持ちの中から見つけようとした狭い見方なのか、納得のできない選択でした。
丈夫な生地を探す時に、生地そのものだけではなく、「ジャガード」であることもハリコシが出ることに繋がります。
特にこの度の場合は、膨らんだ加工を伴ったジャガードでありまして、「フクレ加工」「風通加工」などとコンビになったジャガードは「縫い」を伴うことで結果、ハリコシが生まれた出来上がりになるのです。
今後の生地の選択のご参考になればと思います。
あとがき
このたびも「共有型のハンドメイドバッグ」という事業活動の一環です。
この活動全体でお伝えしたいことの1つに、これまでの固定観念からのイメージを打ち破る新しいご提案ということがあります。
リュックはカジュアルなアイテムだというイメージ、あえてここに極めてエレガントなラメジャガード薔薇柄で挑んだことは、今後のバッグ製作の良きヒントに。
エレガントな素材こそリュックという対極のイメージであったこれまでに、新しい息吹を吹き込むことができるかもしれません(^-^)。