ボックス型バッグがスタイリッシュに完成、立役者はしとやかな日本製のフクレジャガードのひかえめな膨らみ【14】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2019年は、「フクレ加工」の効いた素材を集め、様々なデザインに落とし込む美しいバッグを製作する目標を定めました。

このたびは、ピンタックを四つ角に施した、ボックス型のショルダーを製作。

幾何柄のようなフクレジャガードは黒x濃ピンクのネオンカラー。

「フクレジャガード」を通して、たった1種の生地が立体感と奥行きを作ってくれる大きな可能性を存分にお伝えできればと思います。

幾何柄と相性が良い角が際立つ四角ショルダーバッグ、更にフォルムをクリアにしてくれた四つ角ピンタックの効果

幾何柄のフクレジャガードの裁断場面:黒xピンクのツートンカラーが美しいです。本来の裏面も十分に主役級。

生地屋様に問い合わせたところ、ピンク地に黒の柄の方が表であるというご回答でした。

確かにこちらの面の方が凹凸感がたくさん出ていますので、フクレ加工の効果は大きいです。

ただ、「生地の表裏の使い方は好きな面で決めればよい」というのも生地屋様からのメッセージ。

従来の表地とは反対に、黒地にピンクの柄の方を表地に使わせていただきました。

裏地は、ピンク地の方を表向きに使い、バッグの内部を面白味あるものに。。

使用生地:フクレジャカード、ポリエステル100%。日本製。本来裏面である左側を表地にしてバッグを製作。
ボックス型ショルダーバッグ:縦18cmx横30cmxマチ6cm。四つ角ピンタックでフォルムがはっきり。
外面も楽しい柄なのですが、内側に広がる濃ピンクベースも美しいのでたった1種のジャガードの深みを感じます。
着用イメージ:調節機能の「線コキ」が付いています。ハンドバッグのような持ち方もできます。
コーデ例:黒コーデに相性が良いと思います。お洋服がダークカラーでもバッグが差し色的存在でいてくれます。

コンパクトなサイズのバッグですが、四角フォルムは柄が大きく広がって壮大です。

継ぎ目だらけのデザインでは柄が途切れてしまい柄の素敵さの表現が「不発」に終わってしまうかもしれないのです。

また、ボックス型のような平凡で普遍的なプレーンなデザインはかえって柄全般との相性がグッド、柄を主役に出来るからです。

更には、柄の種類の別によるバッグのデザインとの相性も感じます。

幾何柄・抽象柄というような柄はボックス型のバッグには相性が良いと思います。

一方でフローラルな柄、もっと細かくは花びらが丸いフラワープリントやジャガードはカーブの入ったデザインとの相性が良いと思います。

あとがき

このたびの日本製の「フクレジャガード」生地は、@¥1,580/mというお値段でした。

ジャガードの場合どちらを表地にするのかを自由に決められることで、別物の2点の展開も可能、色違いとはまた違ったラインナップが見込めるかもしれません。

ジャガードが好きなのはその「美しさ」が一番ではあるのですが、もう1つの理由に「自由度」もあるのかもしれません(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

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