まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
2019年は、「フクレ加工」の効いた素材を集め、様々なデザインに落とし込む美しいバッグを製作する目標を定めました。
このたびは、ピンタックを四つ角に施した、ボックス型のショルダーを製作。
幾何柄のようなフクレジャガードは黒x濃ピンクのネオンカラー。
「フクレジャガード」を通して、たった1種の生地が立体感と奥行きを作ってくれる大きな可能性を存分にお伝えできればと思います。
幾何柄と相性が良い角が際立つ四角ショルダーバッグ、更にフォルムをクリアにしてくれた四つ角ピンタックの効果
生地屋様に問い合わせたところ、ピンク地に黒の柄の方が表であるというご回答でした。
確かにこちらの面の方が凹凸感がたくさん出ていますので、フクレ加工の効果は大きいです。
ただ、「生地の表裏の使い方は好きな面で決めればよい」というのも生地屋様からのメッセージ。
従来の表地とは反対に、黒地にピンクの柄の方を表地に使わせていただきました。
裏地は、ピンク地の方を表向きに使い、バッグの内部を面白味あるものに。。
コンパクトなサイズのバッグですが、四角フォルムは柄が大きく広がって壮大です。
継ぎ目だらけのデザインでは柄が途切れてしまい柄の素敵さの表現が「不発」に終わってしまうかもしれないのです。
また、ボックス型のような平凡で普遍的なプレーンなデザインはかえって柄全般との相性がグッド、柄を主役に出来るからです。
更には、柄の種類の別によるバッグのデザインとの相性も感じます。
幾何柄・抽象柄というような柄はボックス型のバッグには相性が良いと思います。
一方でフローラルな柄、もっと細かくは花びらが丸いフラワープリントやジャガードはカーブの入ったデザインとの相性が良いと思います。
あとがき
このたびの日本製の「フクレジャガード」生地は、@¥1,580/mというお値段でした。
ジャガードの場合どちらを表地にするのかを自由に決められることで、別物の2点の展開も可能、色違いとはまた違ったラインナップが見込めるかもしれません。
ジャガードが好きなのはその「美しさ」が一番ではあるのですが、もう1つの理由に「自由度」もあるのかもしれません(^-^)。