まえがき
こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。
「グレー」と聞いて連想するもの。。
・ネズミ
・工場の作業着
・灰色の曇り空
・鉄パイプ
・墓石
身近に見るたくさんの「グレー」のイメージは決して華やかなものではありません。
これまで長い間黒コーデに拘ってきたスタイルにふと「グレー」を取り込んでみたことがありました。
それは、古着ライフを継続する中で希望の黒に思うように出会えない1点物だらけの中、いつからか好きになったブランド「アルマーニ」様のお洋服の中にたくさんのグレーの展開があったことがきっかけです。

「アルマーニ」様はこんなことをご提案いただいたと思うのです、「グレーがここまで豊富なカラー展開があったこと、素敵だと思いませんか?、このことはどんな華やかなカラーよりも豊かなことではありませんか?」と。
あくまでも私の受け止め方ではありますが。。
決して顕在的にユーザーが気付いてもいない潜在的な心情にまでアプローチされていたと思うのです。
このような背景から、「アルマーニ」様の古着に対しては、特化して集める程のファンになっていました。
このたびは、グレーの豊富さを私からのアウトプットでお伝えしていきたいと思います。
「カラーコーディネート」の概念では、「明度」「彩度」などという言葉が使われているようですが、独自のワード「濃淡」「寄り色」で表現させていただきました。
決して色映りが悪いなどという次元ではない、こんな素敵さもあるのだと感じていただければと思います。
顔映りをだけを気にし過ぎて逃してしまうくすみカラーの素敵さ、グレーの豊富なカラー展開は黒コーデにはないマイルドさの表現

これまでは、グレーをこんな↑イメージだけで見ていました。
しかし、「アルマーニ」様は教えてくれた、もっとグレーには色の展開が豊富な事を。。

どれもグレーなのですが、こうして隣同士均一に並べると、一番左は青味、真ん中はグリーンがかっていたり、一番右は茶色がかっていたりするのです。
どれもそれぞれ素敵で、スラックスや、ニットのカットソーやセーターまで手にしてきて、必ずしも明るい色が美しいわけではない、渋いくすみカラーの美しさを知ったのでした。
これらのくすみを、織柄や編み柄やフクレ加工という凹凸感が美しい柄でカバーしているかのような「アルマーニ」様の素材の選定も非常に注目する点です。
くすんだことが共通のこれらのカラーは、どれもそれぞれの美しさを平等に持っているという点、黒とは別の素晴らしさだということを教えてくれるのです。
あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2018.07.25からおよそ7年後の2025.09.16にブログ記事の「手直し」の順番でタイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。
グレーに目を向けたきっかけをくださった「アルマーニ」ブランドの創業者「ジョルジオアルマーニ」様が先日お亡くなりになりました。
時々思い浮かべることがありましたので、非常に残念です。
今後は、これまでの「独立メゾン型」から「コングロマリット型」への移行も検討されているようです。
こうしてアウトプットできるきっかけも「アルマーニ」様あってこそ。。おそらくファッション史にも残っていく1デザイナー様だったと思います。
