お洋服のチョイスのヒントになれば。。。グレー色の展開の豊富さ【829】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ数年お洋服にちょくちょく取り入れてきた色、グレー。

黒コーデ主体の私には、同じダークカラーといってもその違いが大きく、黒よりもマイルドで張りつめた感じが無いという点がとても着やすい色であると感じてきました。

今回は、そのお洋服の中に登場しているグレーにも様々な色味の違いがあることで、一口にグレーと言えども、もっと楽しみ方を深めていけそうなきっかけになるかと、グレーの色の展開をご紹介したいと思います。

グレーはねずみ色だけではなかった驚き

ということで、早速7種のカラーをご紹介。

すべてグレーと呼ぶ色になります。

グレーの種類7つのピックアップ:この中にチャコールグレーを省略。よく知られている色であることと、左から3つ目のねずみ色を濃くした感じになるととらえて、今回は入れていませんが、チャコールグレーもグレーの仲間ですね。

こんな感じで、GIMPソフトにお世話になりながら、エクセル図形のパレットに出してみました。

よくこんな風にエクセルの図形に色を塗るかのようにGIMPとコンビでこういったものを作っています(^-^)。

さて、左から、色に名前を付けてみました。

一番左から番号を1-7までふります。

1)グレージュ・・・よくお洋服で登場しているようですね。ベージュが半分くらい入っていて、ベージュとグレーとの狭間にいるような色です。

2)シルバーグレー・・・よくラメがかったお洋服で使われるかな。ぼやけた感じがラメによって華やかになるみたい。

3)ねずみ色・・・この色が子供の頃のクレパス、絵の具、絵本などの経験から始まって私たちに根付いたグレーのイメージの色ではないでしょうか。

4)グリーングレー・・・ここからは、日本人離れしたような色とも言おうか、愛用の古着のブランドさんがイメージカラーのように展開している色の領域になります。この色だけ見ていると分かりにくいですが、他のグレーと比べると明らかにグリーンがかっているのです。

5)ブルーグレー・・・この色も濃淡ありますが、今回は濃いめでパレットに出してみました。ネイビーとも違う、やはりグレーなのです。ねずみ色の3)を基準に考えると青味がかっていますね。

6)モカグレー・・・この色は昔持っていたバーバリーのチェスターコートを思い出します。中に黒色を着たりもしましたが、茶色も非常に合わせやすかったです。3)のねずみ色に赤みが増して、優しいエレガントな方向へ行っているようです。

7)カーキグレー・・・最後です。この色は、茶色を基準にした時にも濃い方の色でこの色が出てくると思われ、かぶります。木の幹のような色。黒の一歩手前のチャコールグレーとはやはり違う、茶色やグリーンが混じった感じです。

とこのような多くの展開がグレーにはあることを見てきました。

この拘りの色の展開をしているブランドさんには、何か強いメッセージが感じられます。

あとがき

以前に、ベージュの展開の記事もアップしてまいりましたし、茶色の展開の記事もアップしてまいりました。

それぞれ、【162-1】と【162-2】です。よろしければ、後程お立ち寄りくださいませ。

私のブログの中では人気記事です。

グレーもこの色だけだとくすんだイメージで、曇り空のような風景などにも実際は使われる色だと思うのですが、ファッションたるもの全体コーデです。

このくすみを良き味わいとして活かし、ジュエリー、バッグ、ベルト、靴、帽子、スカーフ、サングラスなど、その他の小物でどうにでも変化できるかと思います。

強弱あってこその全体のバランスが整うとも言えまして、グレーのような渋めの色、お洋服としては大変良いです。

ここ最近、ワードローブをグレイッシュにしていまして、この機会に一度グレーをこんな形でご紹介してみようと思い立ったというのがきっかけでした(^-^)。

日々仕事に励む黒を纏った「闘う戦士」が黒より優し気なグレーを纏う全体バランス【256】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、ある時期からとても魅力的だと理解した無彩色カラーである、グレーという色についてのお話です。

グレーのイメージには、こんなものがあるのでは。。

・ネズミ

・工場の作業着

・灰色の曇り空

・鉄パイプ

・墓石

その他、「グレーゾーン」などと呼ばれるように、「あいまいさ」を秘めたカラーです。

グレーであるならば、いっそはっきりした黒で良いではないかと、この曖昧さが洋服でもなかなか理解されないことも。。

自身もかつては、顔映りの事を気にするあまり、くすんだ色であるグレーを敬遠しておりました。

しかし、2017年頃ある人物の装いに触発されました。

「ケイト・モス」様のコーデです。

たくさんのグレーをご自身ならではの装いで粋に表現。

とても夢中になってそのコーデを参考にさせていただいているうちに、グレーというカラーのの素晴らしさに気づきます。

むしろその目立たない地味なイメージこそ素敵な「抜け感」や「マイルドさ」があることを知ります。

顔映りがくすみがちなグレーのカバー方法

グレーの洋服が顔写りが悪いからということで避けている方は多いのではないでしょうか。

それは、グレー1色だけに注目しているからであることが1要因としてあります。

そこで、他色とのコンビで近くに配置するようなコーデを考えていきます。

・ネックレス等の小物を顔写りのいい色にする

・そもそもグレーの中でも濃淡、色味(いろみ)の違いで細かく選ぶ

この2点が効果的であると今までのコーデの経験で実感しております。

実際に、グレーのワンピースに白い真珠のネックレスがとても映えたことで、グレーコーデ+αの効果を実感しています。

グレーのワンピースが粋にに感じた瞬間でもありました。

「おしゃれ」が、今まで描いていた、カラフルな綺麗な感じとは違うテイスト、「粋」であると同時に「クール」なのです。

そして、グレーの濃淡でベストを使ったコーデをした時に、立体的な雰囲気ができたことにも、グレーのすばらしさに感動したということもありました。

生地や洋服のグレーはバラエティーに富む複数展開である

最強におしゃれな色グレー:黒よりも甘い、粋でクールな無彩色カラーの真骨頂
単純なグレーの濃淡。

グレーという色は、白と黒と並んで、無彩色の部類。

濃淡の違いだけでかなりその立体感が際立ちます。

そしてどの濃さもそれぞれの味わいがあるのです。

一番左の薄いグレーは、青みがかっていますのでパープルと合ったりもします。

一番右の濃いグレーだと、カーキ寄りの焦げ茶とも合ってくると思います。

ここが、ファッションの楽しいところ。

一番よく合う相手の色が濃さによって変わってくる面白さです。

無彩色のグレーに、他の色が入り込める余地があるのですね。

上述のように、茶が合うというケースがありました。

色相環の詳細の中の中間的な色(ペール)なども同等のレベルで相性が良いことがあります。

ブラックジーンズのデニムの色落ち具合によってコーデを分ける時に、こう気づきました、この色は茶と合うグレー、この色はブルーがかっているなと。

こういうことから、グレーでも〇〇系のグレーというようなグレーの種類が複数あるということをジーンズの色落ちで見たのです。

分かりやすく、その違いを下記のように呼称をしてみます。

・ブルーグレー・・・青みがかったグレー

・グリーングレー・・・緑がかったグレー

・モカグレー・・・茶色味が入ったグレー

茶色との相性があるグレーにあたるのは、一番右のモカグレー。

3色ともグレー:左から、ブルーグレー、グリーングレー、モカグレー。

カットソーなどを並べてみると、グレーでも複数の種類のカラーがあることを一緒に横に並べることで、気づきます。

このことは、グレーという言葉だけの固定観念を打ち破ります。

明らかに、グレーが豊富にあるということです。

「アルマーニ」様のニットのセーターとかカットソーが好きで集めていましたが、ほとんどが「グレーイッシュ」でした。

上記のような3色のグレーのアイテムは豊富です。

「グレーにも彩度があるのだ」という言葉が聞こえてきそうなほど、グレーの豊富な展開には「アルマーニ」様の「哲学」が感じられるのです。

ここ近年で、「グレージュ」というグレーとベージュの間のような色目の呼称が定着しています。

バッグ製作に選ぶ生地に実際に使用したグレーの生地がこれらです↓。

最強におしゃれな色グレー:黒よりも甘い、粋でクールな無彩色カラーの真骨頂
グレーの生地:一番左がグレージュに近い色。

グレージュということでいえば、この3生地の中では、一番左が近そうです。

薄めの色ですが、モカの要素も多分にあるのです。

その証拠に、ファスナーを茶にするととてもマッチしました。

最強におしゃれな色グレー:黒よりも甘い、粋でクールな無彩色カラーの真骨頂
グレージュ色の生地で作ったバッグのファスナーが焦げ茶マッチ。

洋服のコーデのグレーの濃淡の配置いろいろはすべてOK

グレーを濃淡だけでコーデする立体感を図解して見ます。

上(トップス)、下(ボトムス)で、どちらが濃い、どちらが薄い、などの配置を色々変えてシュミレーション。

おしゃれな方のの画像などを意識して拝見しますと、必ずしも濃い方が上(トップス)というわけでもないです。

下のようにいろいろです。

最強におしゃれな色グレー:黒よりも甘い、粋でクールな無彩色カラーの真骨頂
グレー同士の組合せ:上=トップス、下=ボトムス。

お写真を拝見した中で見えた工夫をご紹介します。

1つ目の例の、上:濃、下:薄の場合、靴を黒や、濃グレーの濃いめを合わせたり、そもそも靴がバイカラーの濃淡デザインのグレーを合わせるなどというコーデ。

2つ目の例の、上:薄、下:濃の場合、サングラスに濃い色のフレームをして、ボトムの濃い部分との釣り合いをとるという工夫。

あるいは、サングラスでなければ、帽子でも、同じことです。

一番右の上:薄、下:薄の場合、真ん中にベルト、下に靴でポイントを置いていました。

黒だと極端すぎるので、甘く、茶系などでの調整がここで入っています。

グレー1色の洋服でも、その他のアイテムで随分立体的になっていきますね。

上の3例をシュミレーションに追加すると、こんな感じ↓。

最強におしゃれな色グレー:黒よりも甘い、粋でクールな無彩色カラーの真骨頂
他のアイテムの利用。

バッグも差しアイテムとして利用できます。

あとがき

こうして、グレーについてみてみると、最初にお話ししました、グレーの持つよくあるイメージ、

・ネズミ
・工場の作業着
・灰色の曇り空
・鉄パイプ
・墓石(お墓)

が不思議なくらい払拭されます。

グレーを1色だけで考えてしまうから固定したイメージがぬぐえずにいるのです。

ファッションコーデはその点小物の存在に助けられて融通が利くのです。

そうしますといかにお洋服以外のアイテムも重要であるこかが分かります。

ここに気づいた時が、本当の「装い」の入り口ゲートをくぐり抜けた瞬間だと思います(^-^)。

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