ただの入れ物としての箱がその価値を大きく越えた!インドネシアからの素敵な贈り物「パンダンボックス」のソフト感と高級感【209】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

パンダンという葉っぱ(正式名称:パンダンリーフ)を編み込んだ「パンダンボックス」がとても好きで今までたくさん集めてきました。

パンダンは熱帯地域に生息する植物。

主にインドネシア含む東南アジアに育つ広々としたパンダンの葉っぱを編み込んでインテリア品の入れ物が作られます。

その編み込みの「イントレチャート」のような様相は大変高級感があります。

さらに親しみやすいのが非常にソフトな手触りだということです。

お部屋の上の方にも躊躇なく置けるのはこのソフトな素材感がもたらす心理的なメリットでもあります。

手触りがごつごつしていなくてなめらか、レザーの代替品になるようなレベルの素材だともよく謳われているようです。

パンダンボックスを最初に見つけた時のエピソード

一番最初にパンダンに出会ったのは、手芸屋さんにちょこんとと1つだけ置いてあったのが初めてでした。

他のお品物のついでのように置かれた雑貨類の1つでした。

年代で思い出すと1990年代後半だったかと。。

その当時は、まだまだパンダンを置いているお店などなかったと思います。

その色はナチュラルな、今思えばパンダンの製造の初期の頃の無染色のハート型の入れ物でした。

見たことも無い素敵な編み込みの素材と、きちんとした深さ7-8cmもあるのあるハート型にうっとりと見惚れていまいました。

即決でそのハート型パンダンボックスを購入。

当時パンダンという名前さえ知りませんでした。

何か個性的な素敵な雑貨を見つけたと喜んでいたものです。

これがパンダンボックスとの初めての出会いです。

その後アジアンテイストの雑貨屋さんが多く出てきて、ネット販売も浸透。

パンダンボックスをネットのECサイトでたくさん見るようになったのは、2000年代に入ってからだと記憶しています。

熱帯地方のお品なのですべて輸入品。

売り切れると入手がなかなか困難ななようで、見つけた時のタイミングでまとめ買いをしたものです。

インテリアにおいては茶色が好きなので、茶ばかり登場させていますが、現在は少しだけ色の展開があり、黒、ナチュラル、グリーン、ピンクなどがある様子。

茶も染めてあるので、水には弱く色落ちは多少出てきます。

パンダンに魅せられると、とことん好きになるのではないかと、自分のパンダンだらけの部屋を見て思います。

一度気に入ったら集めたくなってしまう心理、一度持つと飽きないアイテムなのだということを実感しておりまして、その魅力は不思議なまでにとりこなりました。

自分なりのアレンジの仕方でインテリアをユニークにする案

さて、長年のパンダン好きが行き着いたところというのは、使い方のアレンジです。

もともと「〇〇入れ」として入れる目的をしぼった販売されているところを、あえてそのサイズに着目し、自分なりの使い方をしていくことです。

このアレンジがまたパンダンボックスを楽しむ醍醐味の1つです。

ユーザーに使い方の自由を与えてくれる「入れ物」の素晴らしさがここにあります。

では、実際の使い方アレンジをご紹介をしてまいります。

蓋付きのトイレットペーパーストッカー→マット入れと決めて購入。
ヨガマットが入る便利な筒形ボックスです。

上の筒形は、もともとトイレットペーパー入れとして売っていたのですが、トイレットペーパー入れとしては一度も使わずに、ヨガマット入れを探す中でそのサイズの相性に納得し購入しました。

もとは蓋がついているので、これも活かし、ほこりがかぶらぬようぽんと載せて使います。

次の写真はシューズボックス。

紙製の靴箱に比べたら、かなりインテリア性が高く良い見栄えとなります。

ミニマム志向へ変更することで13足ぽっちの現在、すべての靴をパンダンボックスに入れることが可能。
リモコン入れのような小さなパンダンボックスもあります。
キッチンでもパンダンボックスを使用した過去。染めははがれがちですが、使い心地の良さはお皿には相性良し。

ボックスには、キッチン周りのお皿などはちゃんと乾いた状態で入れていますが、水まわりの場所であるので、ボックスの表面のブラウンが色むらになってきます。

元は同じ焦げ茶の2つの箱:上はかつてキッチンでも使っていたことがありますので染めがはがれました。

過去のビッグサイズが廃版になった事情とその後新産の折りたたみ式

折り畳み式のボックスがたくさん増えてきている事情というのは、輸入時のコスト削減だと読めます。

折り畳み式により体積の圧縮の工夫でリーズナブルさも実現。

そうすることで、パンダン購入者の需要が増えたことに対応した新しい作りだと思いました。

折り畳み式は輸送のコストダウンがはかれるようですが、折りたたみの際にハギ目の線が出ます。

しかし、初期の頃にあった今ではレアなビッグサイズのボックスに対して、非常に価値を抱いています。

すごく大きな箱で、折り畳み式がまだ出てきていなかった時のお品です。

折り畳み式は、上の写真のように、どうしても真ん中あたりに折り畳み用に必要な節目の線が入っしまいます。

「そのまま式」は、見た目が整い底も折り畳み式よりもうんとしっかりしています。

だからこそ、廃版になった今でも持ち続けるレア感と有難さがあります。

「そのまま式」のビッグサイズのパンダンボックス(2015年頃廃版):縦33cmx横44cmx深さ20cm。

これは、おそらくパンダンのボックスの中で一番大きいサイズではないかと思います。

バッグ作りをしていますので、このビッグサイズの5点程の内、材料の糸を大量に保管しておくのにも使用しているものがあります。

この大きなボックスは、廃盤になるということで、ぎりぎりの残り在庫を駆け込み購入した記憶ですが、その後はこのサイズに出会うことはありませんでした。

折りたたみ仕様にするにはサイズが大きすぎて壊れやすい/ぐらつきやすいのでもう製造されないとなると、かえって過去の輸入コスト削減前の貴重なサイズのモデルと言えるかと思うのです。

よく、衣類のストックにプラスチックの大きな箱がご紹介されますが、それに似たサイズ感のビッグタイプ。

クローゼットの中ではなくても、思いっきり外に出して「見せる箱」としても活躍できるのがその様相が美しく高級感あるパンダンの良さです。

あとがき

パンダンに関しては、折り畳み式が登場したり、色の展開が多くなったり、形がどんどん新しく増えたり、進化した変遷が見られました。

進化はユーザーの使い勝手や製造の存続を考えた試みだと思うのですが、一方で過去の良かったお品が消えてしまったことへの寂しさも持っています。

だからこそ、その時の直感で良いと思ったら購入するということも即断即決の勧めとしてございます。

これからも、パンダンを使っていきたいと、10年以上も使わせていただいているパンダンボックスの数々を持ちながら思っています。

そのソフト感というのは不動のものであり、デメリットである染色の色落ちを仕方が無いと受け入れるほどの圧巻の良さを持っています。

ここまでとことんパンダンボックスをとことん集めてきて言えることは、水と日光に弱い染色であるということでおうちの中の日陰で使用するアイテムだと気を付けていただくことです。

使う場所、使う方法などを失敗したいくつかのケースからもお伝えできることがそんなところです。

天然素材は難しい、素敵な雑貨を末永く持てるためには、そのお品自体だけに完璧を求めるだけでなく、長持ちできるような工夫を対策していくことも大切です(^-^)。

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