ガサガサとツルツルだけの違いじゃなかった、スパン糸とテトロン糸を比べて決定的に違う互いの強味【1040】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作には欠かせない材料の1つ「糸」についてお話させていただきたいと思います。

圧倒的にテトロン糸を多く持ち合わせておりまして、理由が「エレガント」に感じるからです。

ただ、スパン糸ならではのメリットもあり、手持ちが多い少ないの量の差はあれど、両方共出番があり、それぞれを使い分けているのが現状です。

このたびは、スパン糸とややニッチなテトロン糸を比較してそれぞれの糸の持ち味をお伝えしたいと思います。

そして、上手に使い分けたことの良い結果が生まれますよう、その一助になればと思います。

スパン糸の決定的なメリット、がさっとした質感が玉止めをほつれにくくしてくれること

スパン糸30番:ブルーグレー色。パサついた質感。「テトロンスパン糸」もこちらに属する分類に設定します。

メリットデ/メリットは挙げれば複数ありますが、ここでは分かりやすく、決定的なメリットを1つずつ取り上げたいと思います。

後に貼りますYouTube内ではその他の部分にも触れていますので、後で是非ご視聴下さいませ。

実際にテトロン糸で悩むのが、玉止めの時にほつれやすいことです。

軽く結んでいてはスルスルっとほぐれてしまいますので、結んだ意味がなくなることが悩み。

その点、スパン糸はがさっとしていて滑りにくい為玉止めが頑丈です。

このことが決定的なスパン糸がテトロン糸に勝る点だと思っています。

見た感じのイメージだけではなく、こうした機能的な点にもメリットがあったことが喜ばしいことです。

テトロン糸の圧倒的なメリット、高級生地にも追随できるエレガントさを備えていること

テトロン糸30番:青紫色。ツヤが際立ちます。サテン地やラメ生地などには相性◎、原色カラーもより映えます。

好みから始まり、製作するバッグ自体がエレガントに寄せたものになっているところからテトロン糸が多くなっていったのでした。

圧倒的な高級感とエレガントさは、スパン糸と対極の一面です。

この変わらない性質が永久的なものだと、これまで思い切ってテトロン糸の方に片寄せて集めてきたのでした。

スパン糸にテトロンを混ぜた「テトロンスパン糸」はほぼ「スパン糸」と分類するスタンス

左:テトロンスパン糸30番/右:テトロン糸30番:同じ糸のカラーなので比べ安いです。

生粋のスパン糸だと短繊維の集まりなので簡単に手で切れやすいというデメリットがあります。

そのことを補うためにサポート役としてテトロンを少し混ぜた「テトロンスパン糸」というものが多く出回っているのが近年であり、多くが古い在庫糸を買い集めた手持ちのスパン糸の中から発見。

結構な量のスパン糸が現在は「テトロンスパン糸」となっています。

比較してみてどう感じるのかは、やはり左はスパン糸に変わりはないということ。

よって、テトロンスパン糸=スパン糸と考え、てテトロン糸とは別物であるという分類の仕方で収納しています。

「テトロンスパン糸」の実際の使い心地ですが、確かに生粋のスパン糸よりは切れやすさは解消されていると感じます。

見た目の整然さもありますし、ツヤも適度にあるのですが、テトロン糸と並べてしまうとテカリ具合が雲泥の差なのです。

あとがき

糸もこうして比較したその姿をはっきりと区別することで、生地との相性も自然に分かることになるのです。

糸は非常に大切な基本材料です。

バッグを安定的に持っていけるのも、「縫い」のおかげですから。

別の記事でも綴らせていただいたことがあるのですが、ハンドメイド製作の年数が高まるにつれて、既製品の金属パーツの頼りなさを感じるようになりました。

確かに見た目のスタイリッシュさ、バッグらしさは金属パーツのおかげで高まるのですが、強度は決して安心できるものではありません。

ほぼすべての金属パーツを体験してみましたが、打ち込み式や穴を開けたネジ式の設置は随分気持ちが凹み、すべて廃止しました。

良質な生地へわざわざ穴を開けることの抵抗感やいつ外れてくるとも分からない打ち込みをした品物を、本当に胸を張って誇れるのかということに懐疑的になってきたのでした。

金属パーツの代わりに糸で縫う丈夫さの方がはるかに勝るものではないかと糸の素晴らしさをより意識するようになったのです。

糸の研究をするために、いくつかのメーカー様へのお問合せをしてお返事をいただいたことがありましたが、どの糸も(日本のメーカー様のもの)ちゃんと作られた素晴らしい品物です。

良質なバッグを作るためには、変なコスパを考え過ぎずに、必要なところには惜しみなく糸を使わせていただきたいと思います(^-^)。

工業用ミシン糸30番のスパン糸の下糸ボビンにフルに巻けるm数は17.5m、60番の50mに比較した極端な少なさでも二重ステッチを惜しまない【1039】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ミシン縫い作業において、通常下糸のボビンは、上糸のコーンから巻き取る作業をします。

この時にストッパーが作用し、自然に止まるところがボビンにフルに巻いた状態です。

あの全体の長さってどれくらいなんだろう。。

一度はそんなことを考えるものです。

ありがたくネット情報を拝見しました予測をされた方の見解からは、「60番糸でだいたい50m」だと見ています。

30番糸をハンドメイドバッグに使用していますので、この糸の太さの違いはなかなかのもので、60番で50mであれば当然少ないm数しか巻けないことになります。

このたびは、実際に30番のスパン糸のボビンにフルに巻いた糸を測る実験をしました。

単純計算の「60番で50m→30番で25m?」を遥かに下回る結果に大変驚きました。

しかし、それでも量産品でよくある削減(使用糸の分量や作業の分量をそぎ落とすこと)を決してハンドメイドではするべきではないというメッセージをここに綴りたいと思います。

60番糸でだいたい50m周辺という情報から、30番の場合はどれくらいなのかをリアルに実験、スパン糸とテトロンでも違う巻きm数

ボビンに巻いた糸:黄色が30番、グリーンが60番。同じような分量に見えますが、実寸は黄色の方が短いはず。

細い糸はたくさん巻けますので当然60番のグリーン色のボビンの糸の方が分量は当然多いはずです。

まずネット情報の複数の見解を拝見したところからの予測では、だいたいスパン糸60番で50m、比較実験としまして、スパン糸30番で実験をしてみました。

単純計算では、「60番と30番でちょうど数値が1/2、50mは同じく1/2の25mになるのか?」とまず考えます。

しかしながら、実際の実験では、30番のスパン糸で17.5mの結果が出たのです↓。

フルに巻いて実際に巻き尺でボビンにある糸の合計m数を計った実験結果は17.5mでした。

同じスパン糸でもメーカー様によって違いがあるでしょうし、テトロンの場合は、細いのでボビンを巻き切るまでの秒数が長いことでテトロン糸の方が長いm数巻けていると予測します。

随分30番ともなると随分糸の線径が太いということを、この少ないボビン巻数の数字からも実感できます。

原価表に入れ込む糸の見積もりは常に200m使用までの範囲と仮定の一律で¥100を入力している

ここで少し余談ですが、1点ハンドメイドバッグを製作する時に、1点分の原価表をそれぞれ作っています。

これは、販売価格を決める際の資料ということと、期末の棚卸の際に原価表の合計の値を引用するからです。

1つの原価表で複数の活用があるわけです。

フォームはいたってシンプル。

商品を自社製造している方は加工賃は会計上は入れません。

請求書などが発生した「仕入」科目を使ったものだけを棚卸資産にリストアップしますので、自作は¥0であるというのが会計上の見方。

しかし、その分販売価格に見積もればよいので、製作者の裁量とお客様のお求めになる価格を考慮して売値を決定することになります。

それで、この原価表の中にも糸の項目を毎回設けています。

ミシンで何かを作るには必ずこの糸の項目が登場すると思うのですが、実際に出来上がったステッチの部分をすべて計って合計しても不正確。

そもそも、縫い始めと縫い終わりのあの糸の飛び出しこそが余分なロスであり、糸の使用度が進行していく大きなきっかけなのですから。。

よって、一律で200m使用する設定をしています。

このたびの場合、原価表には当然上糸の分も入れねばなりません。

糸を1コーン(2,000m巻)で購入の場合の原価は、購入時のm数から何分の1くらい使ったのかなどという見方で、1/10くらい(200m)というざっくりとした見方です。

そうしますと、糸代はよほど最高級な糸をわざわざ調達しない限り「数十円」という原価ですので、毎回計算せずとも、見積もりの固定価格を設定して、常にその分を糸代として入れればよいのです。

ということで、1点のバッグで一律200m使用の¥100を見積もっています。

ちなみに、アパレル勤務の会社員時代の仮原価表の算出の際にも、同じ¥100でやっていましたので、お洋服のコートやジャケットなどの重衣料の分量でこれくらい。

ステッチの量が非常に多い4本ステッチの支柱を設置するバッグを作る者でもこの範囲で大丈夫だと見込みました。

あとがき

附属品の既製品の金属パーツなどは高額です。

それを調達する代わりに糸で縫いを丈夫にするという手もあります。

目指すところは、あくまでも「良質」なお品物である所は変わりが無いのです。

しかも、材料調達の工夫としまして、糸を一度に複数購入のお得なパックでこれまで過去の在庫糸を調達してまいりました。

かつての国内縫製工場の使用糸はこちらもおそらく日本製で非常に良質。

新品で製造された糸よりもかなりお得なので、元々コスパがあるのです。

その分、惜しみなく糸を必要に応じて二重縫い、見えない部分の丈夫さの追求に役立てているのです(^-^)。

かわいい巾着袋まで附随の自転車カバーをナイロン撥水生地で製作も、自転車に湿気が生まれてカバーの意味がなく廃止後台所クロスへ【1038】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年には随分様々なことがありまして、その1つに、「引っ越し」という一大イベントがありました。

そして、引っ越し後わずか1か月程度で、2002年からずっと乗り続けてきた自転車(折り畳み式の「ジャガー」製)が完全に壊れました。

内部が完全に機能が停止したとのこと、もう一歩も前に進まないまでの状態でした。

限界まで乗ったということでしょうが、まだまだ綺麗なのにとても残念。

折りたたみ自転車はスタイリッシュでコンパクトな良さがありましたが、実際は内部がしっかりしていないのも事実。

そこで、折りたたみ式ではない自転車を新品購入したことで、雨しのぎのカバーを自作することに。。

100均のカバーを乗り始めにすぐに購入していたのですが、生地が良質ではなく、すぐに穴が開いてしまい、もっと良い生地で自作することにしたのでした。

巻き薔薇付きの収納袋まで作った自転車カバーが自転車になかなか馴染まなかった、雨に濡れて生地が湿気を閉じ込めかえって自転車が錆びた(泣)

あえて全部写していませんが、端が始末してあるだけの平面的なクロスです。6か所に共布ひもが付き結べます。

自転車はパイプが多いですので、ひもを結んで固定できます。

一番前はかご部分までの大きさがないので、ハンドルくらいからスタート。

置き場所の上に屋根も一応ありますので、もともと自転車の最後尾あたりだけがが雨ざらしになる飛び出し方だったのでした。

よって特に後ろの方を完全に覆う形で意識したのです。

このカバーも自転車以外にも使えるようなマルチカバー、2mx1mくらいのものです。

まず、メインであるシートですが、4隅をすべて三つ折りステッチ。

なかなか地道な作業ですけれど、きちんと作っておくと後々気持ちが良いです。

そして観音開きで作った共布紐x6点をミシンで均等に縫い付けました。

もしかして、違う使い方への変更もあるかもしれないとこの時思っていました。

そして、ここからが、余分な生地の消化です。

余っている生地を細長いダブル巾着袋へ。。

収納用の共布巾着袋:巻き薔薇も飾って可愛く作ってみました。生地はダークブラウン。巻き薔薇が映えます。

生地は全部使い切りました、もともと余って在庫の生地でした。

ただの収納袋とはいえ、結構きちんと作りました。

全く違う使い方への変更、その後はテーブルクロスとして永久的なアイテムへ

ただ、その後なのですが、実際に雨に対して降り始めにカバーを設置する手間がありました。

そして、なんと、カバーをしていることによってかえって自転車のパイプの一部が雨水が同じところに滴ったのか、錆び始めます。

ここで、カバーをやめる決断をしました。

そして、綺麗にお洗濯。

その後は、室内の台所のレンジなどを置くテーブルクロスとして別の使い方へアレンジ。

結ぶための6点のひもは取り外しました。

後の使い方(テーブルクロス):この方がしっくりきました。食べるテーブルではありません。

何たることでしょう、使ってみないと分からないものです。

自転車カバーはその後は無し。

飛び出していた自転車の後部は屋根の下へ完全収納で解決。

自転車カバーなど必要なかったという結果になりました(^_^;)。

あとがき

最初の方で、一瞬「別の使い方があるかもしれない」と感じている瞬間を書きました。

結構この考え方は大切で、1つのものを長く使っていくには別の使い方もあることを見込んだ、最初の購入時の想像も重要なのです。

たまたまクロスだったのでもっと他にもアレンジの仕方が思いつきそうなものですが、この平面こそ、後の使い方変更への融通があったのでした。

形が特に個性的なものや特化した使い方のものは慎重に購入し、もしこの使い方をしなくなった場合を想定すると、心境の変化などがあった時に継続して使うコスパの良さが確保できると思います(^-^)。

どうしてもできなかった、高級地金+宝石の本物ジュエリーとメッキのコスチュームジュエリーの同時付けへの抵抗感は「正しい」解釈【1037】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、ジュエリー好きの方には大変興味深いお話になるのかもしれません。

ジュエリーにおいて、「本物」のイメージが、ダイヤモンドなどの宝石に相応しいストーンときらめく高級地金でできた台の18金やプラチナの貴金属をまずはイメージします。

しかし、名だたる「ハイブランド」様の中には、メッキやプラスチックであっても価格が高価なお品が勢揃いしています。

このたびは、「何を本物と呼ぶのか」という難しいテーマを当「本物志向のレンタルジュエリー」のこれまでのラインナップの品物の変遷をふまえ、この時点(2024年)で行き着いた事実をお伝えしまして、「本物」というワードに対するスタンスをはっきりとお伝えしたいと思います。

当ブログ記事は、当初の2022.07.07に投稿からおよそ2年後の2024.09.05にブログ記事の「手直し」の順番でまさに今綴り直しの最中でございます。

ただ、この2年の間があっても考え方は2024年でも揺らいでおらず、この2022年に完全に定まったと言えます。

「ブランディング力」が大きな価値を占める「ハイブランドコスチュームジュエリー」と「高級地金+宝石」の本物ジュエリーは相容れるのかの最終決断

一番最初は、自分使い用に集めてきたジュエリーを「ドンッ」とそのまま出品するところからスタートしました「本物志向のレンタルジュエリー」。

その中には、時々「ハイブランドコスチュームジュエリー」も混ざっていました。

事業活動をさせていただく中で、並行して「老舗ブランド」様のことが書かれた本も多数拝読。

いかに「ブランディング」の力が商品に対して影響力があるのかを学びます。

そうして、2022年に大きく「レンタルジュエリー」のラインナップを見直し、コスチュームジュエリーなるものはすべて廃止したのでした。

そこに「ブランディング」への価値の評価はありません。

これが選んだスタンスでした。

名もなき「高級地金+宝石」のジュエリーと「ハイブランドコスチュームジュエリー」を比較した時に、以前の考え方は、自然に同等のレベルであるとの判断から同時付けが気になりませんでした。

しかし、年月が経過するにつれて考え方が変わっていき、2022年の時点では「高級地金+宝石」に特化したラインナップへ総入れ替えをしたのでした。

そして、当ブログ記事を「手直し」最中の2024年現在ではもっとレベルを上げたラインナップに変わったのです、「高級地金+宝石」を継続しながら。。

なぜ、こうして心境が変化していったのかということです。

「同じ土俵」という言葉がありますが、「ハイブランド」様が高価なコスチュームジュエリーを生み出したことは、ブランド価値への挑戦だと思います。

当初はそのブランディング力に高級地金+宝石が同等であると納得していたはずの気持ちが、ジュエリーが作られるまでの長い背景こそ「地球の活動」であるというところを知ることでどんどん覆えされていったのでした。

地球という星はこんなに素敵な素材を生産していた、そして、進化の過程を経た今、「人間の叡智」をもって美しい品物に加工したという姿を目の前で体験できることが非常にロマンあふれるストーリーの1ページなのです。

その他の影響は、他でもない「お客様からのフィードバック」でした。

ハイブランドコスチュームジュエリーをお客様がどうこうおっしゃったわけではなかったのですが、しかとその手ごたえをこちらから感じ取った結果の判断でした。

現在では、「本物」とは「高級地金+宝石」でできたジュエリーのことだというpicturesque(ピクチャレスク」としての考え方がしっかり定まっています。

あとがき

とはいえ、「ハイブランドコスチュームジュエリー」の作りは優れていまして、個人的には大変好みなのも紛れもない事実。

そして、わずかながら、「高級地金+天然石」のものでも、レンタルジュエリーのラインナップからは廃止のレベルの低かったアイテムを受け継いだことがあります。

2022年のリニューアル時に受け継ぎました。

「高級地金+宝石」のボリュームがあるちゃんとしたお品物はすべて「本物志向のレンタルジュエリー」のお客様のためのものと徹底していますので自らが楽しんで装うことは一切ございません。

最終的な結論としましては、「偽物」はどう工夫しても「本物」に及ぶことは無いというもの。

本物ジュエリーの価値は、地球自体の活動や鉱物についても深堀りすると一層感じるものでした。

そうしますと、最も正直な姿でジュエリーになっているものというのは、人間の加工の叡智を含めても「高級地金+宝石」の方に軍配が上がるのです。

地球活動の神秘的な姿という見方をすれば、工業製品であるコスチュームジュエリーは「本物」とは映らない。。これが「本物」に対する独自の解釈です。

地金や宝石の深みは「ブランディング」を超えたところにあると思っています(^-^)。

本当は普遍的なデザインなんかではない芸術的な「喜平チェーン」、ペンダントトップとの組み合わせの新しいイメージ【1036】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

前回の【1035】では、拝読の本「宝石の裏側:内藤幹弘 著」の中から、気になった「喜平チェーン」について、なぜ今買取市場に多く出回っているのかに触れた部分がございました。

そこには、製造者の利益の追求として大量生産をしたという過去があったということが今でも多く中古市場にずらりと並ぶということの答えであるというお話。

なぜあのような作りが個性的な喜平ネックレスが一般的なよくあるイメージになっているほど品物の量があふれてしまっているのかが不思議でありましたので、1つ謎が解明し非常に有難かったですし同時に残念でもあったのでした。

せっかくの独特なデザインが日用品のようにまでの量に上ったことに対してです。

古物好きの1点物嗜好な者としましては、優れたお品物は数が少ないことが納得できる姿だからあんなにたくさん残っていることが不思議だったのでした。

ただ、そうした商業的背景があったことを知ったことで、今後は「喜平」というデザイン自体をフラットな目で、他のチェーンと見比べ選んでいけそうなのです。

このたびは、「喜平チェーン」をペンダントトップと共に付ける例や、喜平同士をリンクさせたジュエリーの組み合わせをご紹介したいと思います。

喜平チェーンの素敵さを今度は私がお伝えする担当のようなつもりでアウトプットしてみたいと思います。

実は「フィガロチェーン」も喜平の仲間、「喜平チェーン」の様々なバラエティを知ることで選択した「透かし」の素敵な「粗喜平:あらきへい」の存在

様々な喜平チェーンの種類:1パーツが「〇〇面」と面の数で違いを表す多面構造。2面がシンプルであっさり。
上のチェーンそのものにトップを設置。一番右のみブレスだったので、類似デザインのチェーンでご紹介します。

同じ喜平でも、ペンダントトップのモチーフに馴染み相性が良い組み合わせを全力で考える、当「本物志向のレンタルジュエリー」の役割として、この部分に非常に力を注いでいます。

どのチェーンも「ずっしり」とした重みがあるのも喜平の良さ、60cm以上のロングを選ぶ理由は、その喜平の繰り返しのデザインの美しさをたっぷりと味わえるような長さにしたいからです。

喜平の更なるデザイン化の類似を組み合わせたセット:大変美しい透かし。粗喜平のアレンジ的デザインです。
喜平だらけの3点セット:すべてのアイテムが喜平です。リングが少し分かりにくいので単品写真をどうぞ↓。
豪華で美しい喜平リング:くっついた2連デザインのもの。K18YGとPT850のコンビが更に一層味わい深い。

ブレスレットも随分比較しましたが、これがダントツでした。

やはり、地金の部分も大切なのですが、透かしの空間のデザインも大切だということを感じました↓。

喜平のブレスレット:丸みが無く、スクエアライクな点が非常に魅力的でした。四角い薔薇との相性はここです。

あとがき

様々なチェーンの中では、特に喜平の変形型の「フィガロチェーン」が非常に人気が高いです。

その美しさは何がそう印象付けているのか、他でもない「空間」だったのでした。

密にデザインされた喜平はどこか力強さやごつさがあることに対して、対極にあるテイストが同じ種類のチェーンから生み出されている点は、まさに喜平のポテンシャルの高さ。

だからこそ、よくお伝えしています、数値によるジュエリーの良し悪しを決めるスタンスには反対なのです。

それは人気のフィガロチェーンがそれを証明していると思います。

透かしがある分地金は減りますが、その地金の重さと引き換えに得る「おしゃれ度」が相当なものだと言えます。

今後、チェーンを眺めながら、数値による固定観念を取っ払い、いろんなことを感じ取ってみてくださいませ(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

時代は変わる!かつての裏話は本来は親切にユーザー様までお伝えするべきことだった、宝石の裏面は相も変わらず正直に語っていた【1035】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、まさに宝石をお取り扱いさせていただいている身ですので、宝石に関する「真実」の部分は是非知っておきたいと手にした本があります。

「宝石の裏側:内藤幹弘 著」を拝読。

この「裏」というワードが2つの「裏」を表していてタイトルが意味深で非常にセンスが見られます。

宝石の構造の裏面部分に私達が知らない工夫があること、そして、宝石そのものの商業の実態においての裏話のような「裏面」というキーワードを共有したの2つのことです。

宝石を手にする末端のユーザーの事を思った親切な情報は、秘蔵せずに表に出し「裏」を作らないことが本体望ましいのです。

それでも、ミステリアスな「宝石」という存在がそのようなかつての秘め事を呼び寄せていたのでしょうか、その背景については、これまで多くが語られることはありませんでした。

このたびは、今後の時代においては「そのままの姿を実直に伝える」ことの素晴らしさの方を重視していくべきなのではないかという考えをお伝えしながら、当ブログ記事を綴らせていただきたいと思います。

喜平チェーンが現在の中古市場で大量にある理由が残念、喜平チェーンは本来美しい美術的造形であることが打ち消されてしまうかのようだ

いろいろ役に立つ有難いことが書かれていましたので、ご一読をお勧めするのですが、是非ピックアップさせていただきたかったのが、かの有名な「喜平チェーン」に関する項目です。

喜平チェーンは、メンズ分野のイメージが大きいかもしれません。

細かなパーツのカットの美しさがよくきらめき、たっぷりな地金のK18YG製で喜平チェーンがずらりと並ぶ映像が地金価格の高騰の現在をよく象徴しています。

中古市場には多くの喜平チェーンが並びます。

チェーンには喜平の他にもデザインはあるのですが、これが定番のようなデザインの形に思うのも、あまりにも広く流通した過去があったからなのです。

この広く知れ渡った成果はまさに、「製造業者のしかけ」であったのでした。

格安の喜平チェーンを大量生産することで、その1本1本がよく見かけるものになってしまったということで失われたものは、「希少さ」ではないかと。

知れ渡ったのだという見方をすれば、商業の行き着くところ「マスへの広がりの成功」であったとも言えるのですが。。

本来喜平チェーンは、非常に美しいデザイン、「喜平」という昔の人の名前をとったネーミングもユニークで和風な感じを思わせる日本人になじみのネックレスというイメージです。

線径が太く頑丈なイメージは、安定感あるチェーンとしてジュエリーのチェーンでは基本的な優れた定番デザイン。

ただ、どこにでもあるかのようなありふれた印象がどうしても否めず、過去のそういった供給側の儲けのしかけによる報いのようなもの。

しかし、そんな歴史や背景を知れた今、喜平チェーンへの変な誤解がかえって溶け、純粋な気持ちで喜平の美しさを見ることができるという見方に変わりました。

著者様には有難い気持ちでいっぱいです。

指輪の裏面はなぜ透かしが芸術的なデザインになっているのか、

専門的なことは本の中に詳しいことがありますが、以前から不思議だったのが、指輪やペンダントトップのストーンの裏側が決まって多角形とか何かの形で透かしになっていることでした。

答えが「最大限にストーンのきらめきを出すための台の工夫である」ということだから驚きです。

特にダイヤモンドはその効果は大きいようです。

ストーンの元の色や形も重要ですが、光に当たった時のきらめきも想定されたものがその加工品なるジュエリーの姿なのです。

鉱物のまま、ルースのままとの違いがそのような点には間違いなくあります。

やはり常々思っております、「高級地金の台あってこその宝石である」ということが言えるのではないかと思えるエピソードです。

時には悪い情報も正直に出す必要性、その真正直さが宝石のそのままの姿を受け入れる寛容さにつながる

やはり、宝石は、正直な純粋な情報のみを得たいのが実際の購入者の気持ち。

悪い情報を隠したり、上述のようにあえて喜平チェーンを大量に流通させたり、「お給料の3倍の指輪をプレゼントするべき」などの妙な風潮で煽ったりなどの過去は、購入者様の事を決して親身に考えたものではなく、商業上のあらゆる業者様の利益のみを重視したものになります。

しかし、大げさな「コピーライティング」は基本的には自由ですので、そういったことも、受け手は鵜呑みにするのではなく、冷静な判断をするということも大切です。

そして、商品に対しては、悪い情報を出すことで売上の妨げになるということで、「難」の部分を隠しがち。

しかしながら宝石は難の部分も出てきてしまうこともあるのです。

この「隠す」ということ自体が時代的に相容れない行為だと思わなければなりません。

後の信用を失うその場逃れの行為でしかないことに早く気づいていくべきなのです。

特に宝石は、購入者様も未知の部分が多く、今まで隠されてきたからなおのこと、今後は、是非、お客様との共有を増やしていただく責任を持ってのご提供であってほしいものです。

あとがき

販売者と購入者という点で見れば、宝石以外でも事業をしているすべての人に当てはまることだと思います。

提供者である事業主というのは、大きな会社であれ、小さな事業者であれこの本から学べることは、「情報をお客様におしみなく伝えること」です。

あれこれ、隠すことを考える時間があれば、実直に誠意を持って真実をお伝えすることに時間を費やすべきであり、変な緊張感や隠し事に対するうしろめたさを取っ払い早く楽になった方が断然意味ある姿勢です。

こんなシンプルなことがなぜできないのか。。それは、長い期間の「しきたり」「固定観念」から抜け出せなくなっているからだと思います。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ブログ1,000記事越え、さらに「手直し」を行う者がお伝えする、SEO対策技術以外の大切なたった1つのこと「人にメッセージを伝えるために書く」というスタンス【1034】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1つ前の記事【1033】では、ネット関係に関しての「アーリーアダプター(先駆者)」なる著者様の本「目立つ力:勝間和代 著」を読ませていただき、ブログ・その他のネットでの発信に関して一度見直すきっかけをいただきました。

この本は2009年の本で、まだSNSが今ほど豊富でもない利用者も少ない頃にすでにあらゆるところに登場されていたのが著者様。

現在の有名どころの「YouTuber」様達もこの頃に新規参入して始められていたのではないかと。

パソコンに関しても、画期的な「Windows」スタートの1995年くらいよりもっと前の時代からそういった機械ものに触れてきた「勝間」様ですが、ネットのベテラン様がおっしゃることを確かな教えとして受け止めました。

本にもあった通り、根本的には「続けていくこと」がまず言えること。

マイペースに4年以上続けてきた今、過去のブログの書き方からの変化があったことを、後の「手直し」で気付くことが多いです。

実は、当ブログ記事も最初の投稿の2022.07.03からおよそ2年後の2024.09.04に「手直し」の順番で最初から見直しながら追記したり書き直しをしている最中なのです。

ブログを書き続けると同時に、書いた発信内容に責任を持ち、「見直し」をすることで過去に書いた内容の正しさを徹底し、信頼を高めるという意識も必要だと感じています。

このたびは、そもそもブログを書くことの目的を、自分の利益のために向けるというスタンスが腑に落ちず、「他人へのメッセージ的存在」でありたいと決意したブログへの向き合い方をお伝えできればと思います。

枠に入った環境ではないワードプレスでのブログ、読者様の心に響くように綴っていきたい

一番最初にブログを投稿するのは、ブログサイトを利用するのが無料ですし敷居が低いとも言えますが、やはり本の中にも出てきていたのが、自由な使い方がある程度できるのは、「ワードプレス」のようなスタンドであるということです。

当ブログ記事は、まさにこの「ワードプレス」です。

その分、自分であれこれ組み立てることもできるような技術も必要なようですが、それは、先の話で良い、サイドがガラ空きのサイドバー無しのHPであり、ブログであるのが現在の状態です。

これは、それほど気にはしていませんが、明らかにデフォルト感はあります。

そもそも、最初にブログを書き始めたのが2018年3月末でした。

2017年末くらいに1か月程「情報商材」事業をされている方のメルマガや商材で少し勉強させていただきました。

「ワードプレス」のような直接ネットで自分のドメインを持つものが良いと強く勧めていただきました。

要するに「アメブロ」や「はてブロ」を利用しないということの勧めです。

しかし、これは、時と場合によっては複数ブログを持つ人はそういった使い分けをしても良いのかもしれません。

どこが違うというのは、サイトパワーがそのブログ経営会社にゆだねられるということ。

ブログを自分の力で発展させようと思うなら、ブログ経営会社様の既存のブログスタンドさえライバルになるような独自のドメインを持つということ。

ネットで目立つ存在になるということがmyドメインを持つタイプのやり方の方がポテンシャルがあるという考え方です。

この考え方には、非常に納得しておりまして、今でも「ワードプレス」様を選択したことを正解だったと思っております。

「目立つ力」のタイトルも、その言葉通りであり、どんなに地味な人でも、ネットでは目立たねば事業はライバルのサイトパワーに埋もれてしまうのです。

今一度スタート時に振り返りますが、2018年の3月末にスタートのブログでは、事前の様々なネット情報を見過ぎてしまい、2000文字以上を目標にしてしまいかえって苦痛でした。

今その当時の文章を読み返す「見直し」では、無理やり言葉を並べた息苦しささえ感じ、読んでいてリズムが無い決して腑に落ちるような文章ではないのです。

2000文字というのは綴る中で気持ちが高まった時に、「もう少し深く書きたい」と思った時だけで良い自然な成り行きで良いのだと、今では冷静にそう思っております。

書き手でのコンディションや気持ちの良さを優先しなければ、アウトプットの結果も良いものではないというつながりが後で読み返す文章に表れるものなのです。

文字数がどうとかキーワードがSEOに見合ったものなのかなどよりも、もっと大切なことがあるのだと今では思っています。

伝えたい思いがすべて入れ込めたかどうかということや、この記事を読み直して最後の締めくくりで大きく頷くことができたかどうかを指標に「手直し」を続行している毎日なのです。

拝読の「目立つ力」の中にもありましたが、ブログは、読み手様を思いながら書くものだと。

読み手様が、ブログの記事を読んだ後に、「ありがとう」と感謝の思いが湧くものが価値あるブログであり、後の信頼にもつながることもあろうと。

誰でも気軽にブログが書ける今という時代が、いかに素晴らしく有難い時代であるということに気づきます。

本物の「作家」様じゃないと本が出版できないような昔に比較して、読んでもらえる1つの気軽な手段がブログの素晴らしいところ、人間一人一人が「作家」的存在になれるのですから。。

あとがき

確かに、ブログは動画や音声へ移ってきたこともあり、2019年-2020年くらいには、多くのブロガー様が「YouTube」を始められたようでした。

ある意味、新媒体へのの移行みたいな動きであり、ブログ全盛期の流行みたいなことは落ち着いたのだと思います。

有名ブロガー様達というのは、もうまさにブログのアーリーアダプター(先駆者)層の方達ですので、その方達の動きというのは参考になると思います。

実際にブログを検索しても上位になかなか来るのが難しくなったとも言えるようです。

多くのコミュニティや事業者がネット活動に参入した証でもあるのでしょう。

現時点2024年現在ではYouTube動画の方が圧倒的にサイトパワーが強いのが現状、それでも、ブログを続けていけるのも、YouTubeと平行して投稿するルーティーン化をしたからです。

今後のYouTubeのサイトパワーについては未知なのでまた変わっていくのかもしれませんが、とにかく、そういった「舵取り」のようなことは自主ドメインを持っていることこそ可能性としては一番。

YouTubeというサイトパワーが落ちてしまった時は頑張って投稿しても現在のようにはならない可能性があるのです。

膨大なネットの中で目立つということがいかに難しいのかということを実感しています。

よって、パワーの少ないブログ内に、サイトパワーのある「YouTube」を埋め込むスタイルも自然な思い付きですし、呼び込み易く「ワードプレス」様も改良されているのです。

そのおかげで、「YouTube」からのHPへのご訪問のルートも解析ツールでは確認できています。

しかし、多くはやはりネット検索(「オーガニックサーチ」と呼ばれます)がダントツに多いのです。

だからこそブログ1記事ずつを丁寧にコンスタントに投稿することの大切さがあると思います(^-^)。

ネットの先駆者から学ぶネット上で目立つ存在になるためのブログの綴り方、ブログのリライトは過去からのわずかな成長をも知れる重要な作業【1033】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業の宣伝を強化したく、ブログの手直しをピックアップ形式で始めていた頃、その秘訣を探す中で、ある1冊の本に出会いました。

「目立つ力:勝間和代 著」を拝読。

テレビに出演もよくされている有名な方ですので、著者名にピンと来て手に取ったことがきっかけ。

読書は「図書館ライフ」であり、ほとんど図書館で借りた本を読ませていただいております。

この本にある有難い技術のようなことを学び取りながら、ブログの「手直し」に役立つようにと一読後の思うところを綴りたいと思います。

ブログの内容にはそもそも鉄則がある、「有益な情報」が盛り込まれたブログが読まれるブログになっていく

おそらく、YouTubeも「発信」という同じ行為でありますので、どんなSNSでも同様のことが言えるのかもしれません。

随分発信手段が豊富になった現在ではありますが、共通することであり、非常にベーシックな教え。

自分のやったことの日記というだけでは読む人の身になった内容としては不合格、これでは魅力的なコンテンツではないということ。

やはり、読んだ人が「ありがとう」「有難い情報が得られた」と感謝の気持ちが湧くようなものでなければいけないということです。

美味しいものを食べに行った、「おいしかった」「楽しかった」という感想とその写真だけでは、何ら役に立つことは無いということです。

それは、自分に向けられた目線であり、他の人のために役立つ何かを提供しようとする姿勢ではないから、面白いと思ってもらえないということになるのです。

同じ内容でも、読み手が役に立つという内容が入っていれば同じ食べ物記録であっても何ら問題はないとも言えます。

「こんな素晴らしいサービスがあったことに驚いた」という文章1つで、同じような業種の方が参考になったり、同じ店へ訪れて自分も味わいたいと思うのであれば、そこには「有益な情報」が盛り込まれたことになるのです。

そして、堅苦しい文章よりも、やはり、親しみやすく楽しく読めるものであることも大切。

話言葉がそのまま掲載されたものであっても、それはブログなので「あり」ということになるし、その人の「人となり」がよく現れた親しみやすいブログになるのかもしれない点で、ブログはむしろ誰でも気軽に書けるものであると言えるのです。

肝心なところは、そこから得られるものの価値がどのくらいあるのかということで、これは商売に通じるところが大いにあると思い、随分と感動したものです。

商業も「価値の提供」、事業者はブログを書かずしてどうするのかとまでの重要なタスク。

事業の方向性がしっかりとしたものであると、ブログの内容もおのずとメッセージが読み手様の心にヒットしやすくなるのだと思いました。

つまり、ブログを綴る事業者のその確かな方向性を確認することもできるほど、ブログ1記事ずつは大切な媒体なのです。

あとがき

ブログも、ここへ来て1,000投稿を越えてまいりました。

これまでのブログが本当に読み手のことを考えたものであったのか。。

それを顧みながら、そして反省しながら過去の拙い文章を直していくのです。

当ブログ記事は、最初の2022.07.03の投稿からおよそ2年後の2024.09.04に「手直し」の順番で当記事も最初からすべて見直してここまでたどり着きました。

ほとんどがほぼ書き直しといった感じであり、ブログの手直しの重要さと、過去2年前との現在が文章の書き方も全く変化している現状に気づかされます。

随分ブログも綴ってまいりましたが、むしろ、この時点の1,000記事のタイミング以上に、2024年の1年間で1日3記事ずつを【1】から順に「リライト」してきたことの文章の書き方の変化が大きいと感じています。

1年がかりの大きな作業であり、この2024年がいかに貴重な年になったのかということになります。

かならず1日のマスト作業として怠ることなく現在の9月まで続けておりまして、予定をクリアしています。

残る数か月の年末をもっていったんすべての手直しが完了し、すべてのYouTube動画とブログ記事が完全に相互リンクが実現します。

ブログが「オワコン」であるというような記述も拝見したことがありますが、自らの考えをまとめ、経年の内容のチェックをしていくことは、投稿した当時のままのYouTubeでは到底かなわないところがあります。

だからこそ、YouTubeをそのまま活かすには、ブログ記事のフォローや補填の役割りも出てくるのです。

せっかくの投稿ですから、末永くネット上に残っていくコンテンツが良いでしょう。

ただ、動画コンテンツも今後も重要だと思いますし、王道のYouTubeを選んだことはこれはこれで正解。

ブログの書きっ放しよりも、後から振り返ってその内容を高めていったり、過去の拙い文章にあきれ果てることも現在が成長している証なのではないかと(^-^)。

宝石を購入する際の検討に役立つ図鑑的な書物、地球活動のミラクルと人間の叡智の2つが重なった美しくスタイリッシュなジュエリーの姿の深み【1032】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「これこそが宝石なのだ」という望ましい見方が学べる素晴らしい本を拝読。

シリーズの1-3で綴られる「宝石2-品質の見方と価値の判断のために-:諏訪恭一 著」です。

宝石業をされている著者様のこれまでの宝石を見る目の記録の集大成とも言えるべき「図鑑」。

ここには、ゆるぎない考え方などが詰まっていてとても素晴らしい内容です。

図鑑のような構造とはいえ、著者様の考え方がしっかりと記されているところは知識を得るということを越えた「教え」のようなものがあるところが優れています。

親切心あふれる文面が特徴のこの本に今までの疑問を解決してもらった、インクルージョンのこと・宝石のレベルの見極め方など

特徴としては、著者様の親切心があふれた1冊であるということです。

まどろっこしい誤解などもさりげなく、登場している部分があって嬉しかったですし、これまで疑問を抱いていた部分もちゃんと書かれていました。

その疑問を解決してくれた例を1つご紹介したいと思います。

実際にクォーツというレンタルジュエリー内のストーンがあるのですが、購入当初、「インクルージョン(内包物)」のお話を店員様からもお聞きしていました。

「インクルージョン(内包物)」が見られるからこそ価値があると判断したお品ですということで、モヤモヤした不統一な色なのです。

一方同じサイズの類似のものが、そのお値段の半額以下でしたが、それは後に購入したものの現在は手放して残っていません。

「処理」なるものが施されて、均一化された様相の綺麗過ぎるお品だったのでした。

価格が安かったので購入時のその瞬間は確かに魅力ではありましたが。。

これはどちらに価値を置くかというのも使い手の意見もありますが、やはり、本物の証であるインクルージョンが時には大切。

これを処理によって手が加えられまっさらに均一化された透明感には「味わい」なるものは消されているとも言えるのです。

その何年後かにその処理部分に異変をきたすこともあるようで、処理して均一感が出されたその場だけの解決というのは、後にやってくるデメリットをかかえてしまうのです。

あとは、ダイヤモンドに入るインクルージョンに対しても、「今後、ダイヤモンドのイミテーションがもっと今よりも多く出回ってきた時にこそ、価値が出てくるのではないか」とのこと。

本物を見分けることが難しかったり、偽物でもかなりのきらめきが得られて本物と何ら変わらないかのように見せることができるようになっていくほど、反対に本来の天然の価値が高まるという考え方です。

そこには非常に共感し納得したものです。

一方では、「宝石にもランクがあり、ルビーがすべて美しいわけでもなく、レベルを表す数字が1つ違うだけで明るさが全く違う」という点もとても厳しい見方になります。

このレベルは「宝石とは言わない」とまでも書かれた部分もありました。

このように、良し悪しの厳しい見方をご教授いただける本なのです。

「レンタルジュエリー」の商品ラインナップにおける選択にはとても役に立つ情報をいただいたということになります<m(__)m>。

あとがき

今から25年前の1997年発行の本ですが、その情報は色あせることはありません。

著者様は「宝石鑑定士」の資格を日本人の第一号で取得した方。

早い段階でこの世界に興味を持って足を踏み入れられたのです。

ダイヤモンドのカラットは気にせず、素敵さを重視しているお話をさせていただいておりますが、著者様によると、「カラット=重さのことよりも、「大きさ」が重要である」とのことです。

小粒であっても奥行きがあれば重くなるのでカラットは上がるけれども、面積がないと美しくは見えないというのも納得できます。

人の考え方も千差万別、ご教授いただいた知識や考え方を咀嚼し、自らの方針やスタンスを確立し、胸を張って発信できるようなことに繋がるようなきっかけをいただきました(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

その時々のひらめきを大切に、事業にしていった「ハンドメイドバッグ」と「レンタルジュエリー」について、そのきっかけを振り返る【1031】

まえがき

こんにちは、picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「ハンドメイドバッグ」と「レンタルジュエリー」を事業として活動中。

今後発展できるよう、努めている最中ではあるのですが、一度、事業になる前の始めたきっかけの時期を振り返る回としまして、ここでお話したいと思います。

いつぐらいからハンドメイドバッグを作り始めたのか、そのきっかけは何だったのかなどです。

当時の製作品などはほとんど写真すら残っていないのですが、わずかに使わせていただいたものが何の傷みもなく残っている姿をとらえ、何とかご紹介できるアイテムも登場しますので、どうぞご一読を。

「ハンドメイドバッグ」も「レンタルジュエリー」もきっかけは現状の行き詰まりにあったことが共通

2018年が「個人事業主」スタートです。

「ハンドメイドバッグ」のみで2018年スタート、その2年後の2020年に「レンタルジュエリー」を開始したのでした。

ただ、今振り返ると、突然始めたのではなく、それ以前には活動的な動きがあったわけで、そのような黎明期のような時期を振り返りたいと思います。

2007年製のポーチ:特殊なサイズ感のお店では売っていないようなニッチさが売り。真ん中の巻き薔薇が特徴。

こういった一重仕立てのポーチや今でいうエコバッグのようなA4縦のようなデザインを「ヤフオク」「楽オク(現ラクマ」で販売していた当時でした。

2020年の「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップ。もともと古物で購入のもの。K18YG製です。

先にハンドメイドバッグをスタートしたように思っていましたが、今から振り返るとジュエリー集めも重なる時期が多かったと思います。

ハンドメイドバッグは、前もって事業にしようとしましたが、ジュエリーはただ集めているのみの時期が続いていて、レンタルスタートは2020年のことです。

ハンドメイドバッグを作ることをスタートしたきっかけは、勤務していた仕事ライフの中で行き詰まりというか、今後もこうして勤務していくことがいずれ行き詰まる予感から、何か1つ「とりえ」のようなものを持ちたいと始めたものです。

当時の現状にはとても失望していまして、希望のイメージ通りに技術が身に付けられなくて、とてもとても悔しかったことがありました。

技術を持ち備えていなことがよくなかったと、能動的に行動を起こし、2010年辺りに「日商簿記の2級」を取得。

仕事に前向きに取り組みたい勢いみたいなことが、あまり良い存在ではいられなくなったというようなことかと思います。

実際に行動に移した「退職」は、もっともっと後の2017年のことなので、随分年数がかかってしまいました。

仕事を辞めて自分でやっていくことは、とてつもなく勇気の必要な事だったのです。

そうして、万全に準備が整ったわけでもない状況の中、行きどまりにぶち当たるような形で2017年に会社を退職しています。

「早期定年だ」というような気持ち、もう会社員生活とはここで決別となったのでした。

しかし、自分でお仕事していくことは昔からの夢ではあったわけで、「いずれやればいいや」で今まで来ましたが、その「いずれ」がついには、年齢が上がり2017年辺り(44歳でした)ではもう時間が無いかも、今しかないのかも。。ということになったわけです。

ただ、そのタイミングも必然なのかもしれません。

例えば、「個人事業主」になった後も、「買掛金、未払金」の消込をして、きちんと正しい残高にしてあることも、この経験が無いと何らちぐはぐで間違いだらけの帳簿になっていたかもしれないからです。

ジュエリーの方は、上述のようにずっと長い間集めているだけでした。

ハンドメイドバッグを始めたころの2007年時点では、一般的な手持ち量でしたが、その後の2010年代のパワーストーンブームで一気に収集の加速度が増していったと思います。

パワーストーンブームもあって、連に自作したりもしていたものが、2020年開始のレンタルジュエリーの当初はたくさん残っていました。

現在は、そういった自作品はレベルが低すぎて廃止しています。

登場する地金が少なく(一応留め具は18金でしたが)、ただのパワーストーンをテグスに通しただけなのです。

それほど前向きに攻めるような形で決断していった事業主スタートであったわけでもなかったのですが、しかし、「違和感」を節目において感じることは大切です。

体勢は整ってはいませんでしたが、その転機のような時期を感じ取ったことが正解、「引っ掛かりの気持ち」や「心境の変化」は大切に汲み取るべきだと思います。

「相変わらず」というのが安心できて良いような気がしますが、変わるべき時には勇気を出して変わっていかなければいけないということです。

そうでなければ、今のこのブログを書いている状態にすらなかったと思います。

そして、これも大切↓。

つまづきは、事業の中でもありました。

ハンドメイドバッグは飛ぶように売れ続けないと事業として成立しないのが現状。

どの事業者様も同じだと思います。

技術が上がったにもかかわらず、なかなかそれも伝わらないという行き詰まりがあり、もう1つの事業の「レンタルジュエリー」は大切な存在となったのでした。

ただ、「ハンドメイドバッグ」は続けていきますので、コンテンツ制作などにシフトしながら活動を続けていきます。

二種類の別のことをしているかのようですが、同じファッション分野である2つのこと。。

それぞれに同じ分の熱を注いでやっていくことができると毎回再確認をしていますので、この2つということが望ましい形なのです。

あとがき

ということで、2010年周辺は、今から思うと、遊んでばかりで何も考えていない過去だったわけでもなく、結構新しいことを始めてきていたようなのです。

ここでまとめますと、長く続けていることというのは、今すぐではなくても将来に別の形で活きることがあるから大切にし続けていくことをお勧めしたいです。

続けているということは、自分に最も合っていたり楽しかったり好きな事であるわけで、結局続かなければ何も残らないのであり、まずは永続が大切なのです。

なかなか長年かけて培ったものを追い抜くことは難しい、だからこそ続ければ続けるだけ意味があり、それが武器や強みになるのですから(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク