<コンテンツ販売ご紹介シリーズ③>著作権フリーコンテンツ商業利用の材料である生地にも著作権があることをお忘れなく【1086】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「切餅」というデザインのハンドメイドバッグの作り方のノウハウをじっくりと解説しました、型紙作りからバッグ完成までのやり方やコツがぎっしり詰まったコンテンツをデジタルのダウンロード型で販売しています。

こういったスタイルのコンテンツは現在はちょっとなじみがないものかもしれません。

型紙そのものの購入だとか、YOUTUBEなどで作り方を見るなどは経験があるかもしれません。

有料ながら、その価値は大きく、商業利用が可能な著作権フリーにしてあるところが特に際立つ特徴になります。

こちらのご検討になるよう、事前にコンセプトとか著作権についてのご説明が多々必要だと思いました。

よく言われているのがハンドメイド界が特に著作権の認識に甘いと言われています。

気軽に、洋服をリメイクできてしまう身近な存在である裁縫ですが、その洋服自体が元はどこかの誰かが考案したデザインで作られたお品であり、手軽にその出来上がりを拝借して商業利用することのイメージを冷静に考えたら、いやはや、随分と図々しいことをしているとも考えられるのです。

その図々しいだけでは済まないのが、訴えられることもあるということです。

著作権フリーだからこその生じる可能性のある問題を事前に予想してみて、その防止策として何をしておくべきなのかを私が考えたのが、「ルール作り」でした。

そのことは、【1084】の記事の<コンテンツ販売ご紹介シリーズ②>で発信させていただいておりますので、後程どうぞ(^-^)。

今回は、③で、材料である生地にも著作権が既に存在しているので、生地の著作権のことも調べて商業利用するべきであるというお話になります。

1つの商品は著作権多数の集まりであるという実態を把握することからのスタート

例えば、制作ということでいうと、映画はたくさんの著作権の集まりではないでしょうか。

映画はチケット代によって上がる収益を映画制作会社様や俳優様、声優様が対価を得ますものね。

いろんな出来上がりの商品を引用することで、その細かい1点1点の商品が商業利用可能なものか、もしくは、対価を払って、ロイヤリティのような著作権料の支払いによって利用させてもらう音楽などもあるかと思います。

そうしないと音楽専門の事業の人も提供している利益を得るべきですので、よく考えれば、当然の事なのです。

この「切餅」は単純な材料で、生地と糸だけで作りました。

糸は、附属品に当たりますが、ほぼ著作権ある糸というのは無いと思います。

デザイン性のある特殊な糸となれば、それは分かりませんので、附属品であっても材料ならば見直してみる必要はあるかと思います。

メインは生地ですね、やはり。

今回、私がこうして撮影して見本サンプルをモデルとして作ったその生地も、もし、キャラクター生地で作ったとしたら、それこそ、私自身がアウトです。

商業としているコンテンツ販売に許可なしで引用していることになります。

私がどれだけ著作権フリーのコンテンツをご提供したところで、元の材料それ自体が著作権フリーでなければ、そのできあがったお品自体は商業利用不可ということになるのです。

一部でもそういったフリーでない部分がある商品は、著作権を有する部分に負けますので、いかに著作権というものが強い効力であるのかが分かりますね。

なので、著作権のある生地をこのフリーコンテンツに当てはめて利用する場合は、自分使いとか家族に使ってもらって使い勝手の意見を聞くなどの範囲内に限られます。

まとめますと、材料は、その材料の製造業者の著作権に従っていただくということで、このフリーの範囲が材料には及ばないので別で考えていただくという意味になります。

どうぞ、ここを勘違いしないようくれぐれもお願いします。

当然洋服の既製品を裁断した布地の利用の仕方も、最終的には調べれば明らかになることです。リメイク生地も、引用に関しては、不可であるという考え方でお願いします。

あとがき

著作権は結構深いのです。

けれども、単純には、それを作った製造者へ商業利用して良いかを聞いて、OKをもらえばよいのです。

対価をお支払いしての利用であれば、そこは話し合いの元OKになることもあるのでしょうが、現実としては、ほぼ禁止だと思います。

一人一人にそのような契約をしている細かい作業を生地メーカーさんもできないと思いますしね。

著作権行使の方が、著作権フリーよりもすっきりしていてやりやすいのです。

もともと、私もリメイクを商業利用したいなあと思ってきましたが、著作権にどうしても阻まれました。

であれば、それは、まだ先の夢としておいて、とりあえず、自分が自ら、デザインを著作権無料にしなよ、という心の声からが始まりです。

他人様のことばかり目が行きがちですが、自分はどうなのかをあらためて見つめてみると、結構同じことを自分自身がやっていたりするものです。

まずは、自らがというところがスタートとなっています(^-^)。