「木の実モチーフ」のジュエリー、身に付ける時以外の保管中にも眺めてうっとりしながら楽しめる、ジュエリーを越えた芸術品らしさ【1120】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

この「本物志向」という言葉には、「何をもって本物と呼ぶのか」ということをテーマの背景があります。

かたやハイブランド物のコスチュームジュエリーが「本物」と呼ばれることもあり、「本物」はそれぞれのブランディングが成せる概念でもあるからです。

一番重視するところが「おしゃれ度」であり、カラットの数値などが二の次であるというところも特徴です。

このたびは、ラインナップが3点で1セットになった組み合わせを縦割りとしますと、その3点の中のペンダントのみをピックアップした横割りでラインナップの中から木の実モチーフだけを集めてみました。

木の実モチーフは考えてみますと随分クセの強いモチーフですが、ジュエリーだからこその美しさが相まって眺める価値ということも出てきます。

このたびは、ジュエリーの「飾る」という役割の一方で、「眺めて楽しむ」というもう1つの役割があり、身に付けていない時間帯にも「価値」が生まれるということをお伝えしたいと思います。

「木の実モチーフ」のペンダント、お洋服に合う「装飾」目的はもちろんのこと、付けていない時間帯に眺めて楽しむ「価値」がある

左上から時計回りに、翡翠(ジェダイト)、ピンクサファイア、メノウ・翡翠、ガーネットがあしらわれる。

どれもこれも、なかなか同じ物を見つけることが難しいその時の出会いがあって有難く入手できました貴重なお品。

カラット数を含む4cのレベルでダイヤモンドが計られますが、それだけではない「おしゃれさ」というところに一番重きを置く考え方があります。

上の4点のペンダントをどのようにブレス・リングを含む3点セットに組み合わせたのかを次にご紹介してまいります↓。

3点セット(ジェダイト):ペンダントはジェダイト、リングはネフライトです。ブレスはトルマリン。
3点セット(ピンクサファイア):リングもピンクサファイアです。クセのある木の実もこうしてまとめます。
3点セット(翡翠・メノウ):葡萄モチーフです。リングはラベンダー翡翠。間のブレスは同じ卵型のダイヤ。
3点セット(ガーネット他):同じダークな色が関連付、リングはスモーキークォーツ。丸モチーフで全体を統一。

あとがき

一癖あるモチーフであっても互いに馴染ませながら、装う機会を増やしていくことは、事業活動における組み合わせ担当である私の役割です。

上の写真のセットを完成させるためには、たくさん悩みたくさんのアイデアを巡らしながら、そして途中変な組み合わせに失敗しながら、やっとたどり着いたものです。

お気づきかと思いますが、どれも自然の姿をモチーフとしているところが共通点でした。

このテイストは「ヨーロッパ」の文化の流れを汲んだものであり、バタフライ・スパイダーなどの昆虫などは、歴史から見ると後に「アメリカ」が生み出した新しいテイストです。

<本物志向のレンタルジュエリー:特徴②>マルチカラーがかえってお洋服とのコーデに融通あり、うまく色配合したカラフルストーンが映える【1019】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

ここ5回にわたって改めて当「本物志向のレンタルジュエリー」の特徴や内容をお伝えするシリーズです。

このたびはその2回目。

5回にわたる①-⑤までのシリーズになりますが、それぞれ存分にお伝えできるように、最後の方に貼りますYouTube動画と当ブログ記事の併行で綴らせていただきます。

どれもpicturesque(ピクチャレスク)らしい特徴になっていますので是非ご一読下さいませ。

マルチカラーのジュエリーは混沌としているようで、実は合わせやすい、融通の利く多色をうまく利用し、ジュエリー自体も3点セットにカラーコーデされている

マルチカラーが特徴な3点セットになった4セット:幾何学的なモチーフとボタニカルなモチーフに分かれます。

実は、マルチカラーにかなり恩恵を受けてきた過去があります。

ワードローブにしてもマルチカラーの編み込みメッシュベルトが大活躍ですし、マルチカラーはコーデにとってはありがたい1品になります。

宝石類も全く同じ宝石同士を組み合わせていくことの難しさを、マルチカラーの配置で克服できるようなことがあります。

例えば、ブレスレットなどは身に着ける位置としては真ん中、お洋服の場合ではベルトの位置に近い存在です。

かつてマルチカラーのベルトがコーデに活躍したという経験を引用し、ネックレス・ブレス・リングの3アイテムの中のブレスにマルチカラーが入っていることで、ペンダントとリングをつなぐ橋渡しのような役割ができることがあります。

そして、カラーが豊富なことで楽しく心躍るような明るい気持ちにしてくれること、これも重要です。

何せ、日々の生活の中で最も大切な「心地:ここち」が満たされるからです。

ということで、当「本物志向のレンタルジュエリー」には、マルチカラーに対しても非常に注目しています。

あとがき

最後に、3点セットの組み合わせ作業の中でのエピソードをお伝えしたいと思います。

上の写真の中の左上、これがこの中では非常に難しい組み合わせでした。

最初から多重花のペンダントがありまして、その他はまだ決まっていませんでした。

そこで、1アイテムそれぞれをしっかりとしたものへと改良、元のチェーンの普遍的な60cmチェーンがたまたま損傷していた(跡が付いていた)ことをきっかけに、花びらの形にリンクした特徴が際立つロング丈の70cmへ変更。

そして、いかにこの多重花に見合うブレスやリングを素敵に組み合わせるかに全力をそそぎ、ついに偶然の出会いも相まって六つ花のエタニティーブレスとトルマリンのマルチストーンのダブルリングが集まりました。

多重花のペンダントのストーンは赤紫寄りな「ロードライトガーネット」、リングは同じ赤紫寄りなピンクを含む「トルマリン」、互いの抑え気味なピンク色を持つ特徴がリンクしてその相性を決めてくれたのでした。

ブレスに関しても丸い粒が並んでいるのではなく、その1粒の作りがフラワーになって六つ花だったのです。

こんな風に力を注ぐのは、他でもない「お客様が喜んでくださるため」なのです(^-^)。

マルチカラーのサファイアが集まった色のイメージは随分さりげないもの、馴染むような色合わせに有効な連物ジュエリー【715】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

人気のサファイア。

色とりどりのマルチカラーになっている理由は、元は同じ鉱物の「コランダム」のその後の他の物質の交じりによる色の変化にあります。

かたやルビーへ、それ以外はどんな色でもサファイアと呼ぶように。。

シンプルには、「ルビーかルビー以外か」といったところです。

このたびは、サファイアが必ずしもネイビーカラーだけではなく素敵なカラーの展開があるのだということを一度に楽しめるマルチサファイアでできたジュエリーのご紹介です。

お勧めは、柄物のお洋服などに溶け込むように使っていくことです。

爽やかで好感度有るマルチカラー展開のサファイアが人気な理由が頷ける

では、早速マルチサファイアの3点セットです↓。

3点セット:ネックレスとブレスは自作。留め具はK18WG。リングもK18YG台のマルチサファイア。
〇ネックレス:K18WG留め具の長さは42cm。オーバル型の宝石質のタイプ。7mm-8mmが楕円の縦のサイズ。
〇ブレスレット:ネックレスとお揃いですが、ネックレスの中にあったイエロー系が不足し青味に寄った違い。

そして、大きなストーンは「カイヤナイト」、サファイアよりも白っぽいのが特徴です。

〇リング:K18WG台のサファイアのマルチカラーパヴェリボンデザイン。サイズは13号。

リボンモチーフは非常にクセがありますので、この度のような一連の普遍的なネックレスやブレスには、リボンはうまく引き立ちバランスが良いです。

間違ってもハートや星などと合わせるのはナンセンス、いろいろなモチーフが互いに馴染まずに混沌としてしまうのです。

難しいリボンモチーフもこういった時にこそ出番があるということをここで一緒にお伝えしたいと思います。

マルチサファイアは他にもご紹介したいものがございます↓。

3点セット(すべてマルチサファイア):全体にグリーンxオレンジ系でまとまりました。

「マルチサファイア」という括りをもってしても、このように色味の違いが別物のように出来上がるのも柔軟性があるストーンだと言えます。

とことんマルチカラーばかりでそろえるのか、その中の1-2色をリンクさせるのかという集め方を自由に選び、気を楽に見た目のなじみ具合をじっくり感じながら楽しく合わせていきます。

結果は、ジュエリーだけを眺めることにも価値が生まれる程素敵な世界観です。

あとがき

その他マルチカラーの展開があるストーンは、「トルマリン」。

このストーンも連物ネックレスは一時期沸いた流行物になりましたが、連物も流行云々にとらわれず、1粒の形がはっきりとしたものをお勧めしたいです。

ストーンのカットの違いだけでも随分高級感が出たり、エレガントに見えたりするもので、豊富な天然石のお店の中で思いっきり渾身の1種を選択されると良いと思います。

マルチカラー展開のものでこの度のようなカットが多面になった研磨がある透明感あるタイプはやや高価。

とはいえ、既製品では作られていないようなネックレスやブレスを自作できるわけで、既製品に比べれば材料としてのストーンはエコノミーです。

そして、留め具もシルバー925にとどまらず、K18YGやK18WGを設置していくとジュエリーらしくなっていきます。

この辺りまでなら個人持ちの範囲では十分可能で金銭的にご負担がありません。

以前当「本物志向のレンタルジュエリー」でもラインナップにあった連物を廃止した理由がそこなのです。

個人ではなかなか難しいところの隙間を埋めていくことこそがレンタルの意義であると考え直し、「高級地金+宝石」の特化に完全リニューアルした現在です。

レンタル品との重ね付けでお手持ちのジュエリーも違った雰囲気にミックスされるイメージでおりますので、重ね付けのイメージでご検討いただければ光栄でございます(^-^)。

ジュエリーの「丸モチーフ」の取り入れ方・合わせ方・まとめ方を理由と共にお伝えします【646】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当「本物志向のレンタルジュエリー」では、多忙な活動的なライフスタイルの方々に喜んでいただけるようにと、あらかじめ組み合わされた3点1セットのまとまりをそのままお洋服に当てはめるようなスタンスのセットを組んでいます。

単品も一部ございますが、多くが、①ペンダントやネックレス②ブレス③リングの3アイテムを組み合わせたセット物のラインナップでございます。

このたびは、丸モチーフに注目し、最初に出会った丸いモチーフのペンダントから他のジュエリーとの相性を考えながら組み合わせをいくつかご紹介したいと思います。

組み合わせる担当の者(私)も組み合わせの技術を高める中で過去の組み合わせからの変遷によるジュエリーのレベルの高まり

過去の組み合わせから、その後の見直しでどう変わっていったかなどをご紹介しながら、丸モチーフの取り入れ方の「理由」の部分をお伝えしたいと思います。

3点セット(初期):ペンダントが丸いので、リングに丸モチーフが入るところに関連付けました。
〇ネックレス:パヴェダイヤモンド2ctのペンダント。直径1.5cm。pt900台。チェーンはPT850の60cm。
〇ブレスレット:PT850のボタニカルな柄の幅広ブレス。丸とは違いますが、ペンダントとリングのかけ橋的存在。
〇リング:K18WG台のサイドがパヴェダイヤモンド、中心がサファイアとエメラルド。サイズ13号。

少しパンチの不足を感じた初期の案、その3年後組み直しが完成しました↓。

3点セット(現在):ペンダントが変わりましたがこちらも丸型。リングの側面のへこみと相性があります。

随分丸モチーフを関連付けたものです。

ブレスのボールチェーンはリングのブーケ状のカラーストーンに形が関連付きます。

では、元あったペンダントやブレスはどうなったのかです↓。

3点セット(現在):ボタニカルな雰囲気をブレスとリングが関連付きという考え方へ。。

初期の案よりも華やかです。

丸モチーフだから丸でなければいけないということは決してないのです。

こうして、ボタニカルな花柄にまで領域を広げることができたのも、中間位置のブレスのおかげです。

ブレスレットは意外と重要な役割をしていると常々思うことがあります。

あとがき

(現在)としてご紹介しました3点セットは、2024年の最新のセットです。

2024年では、今までの一掃をして、ジュエリーのラインナップを大幅に入れ替えております。

新しくなった「本物志向のレンタルジュエリー」是非、今後ともご贔屓に(^-^)。

レンタルジュエリーでは全面廃止の「連物のネックレス」は本当に価値が無いのか、鉱物本来の姿を美しく映し出す珠つなぎのネックレス作り【575】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

K18YG/WG/PG、PT900/850等の地金が中心の宝石+地金でできた、本格派のジュエリーです。

この本格派ジュエリーのラインナップが完全に実現したのが2022年のことでした。

それまでは、好みの真珠やパワーストーンのような天然石をつなげたネックレスなども多く取り入れていました。

ただ、その後のお客様からのフィードバックや手ごたえ、読み取ったところから多角的に検討し直し、思い切って連物をすべて廃止。

そしてパールもお手入れしにくい繊細過ぎる消耗品ということで価値が永久的ではないという理解から廃止。

残ったのが宝石と金属のコンビでできたものだけになりました。

こうして発展できたのも事業としてやってきたことゆえ。

もし自分で集めているだけのままであったらこのようなところへ行き着くことは無かったと思います。

よって、現在のラインナップは過去のスタート時の2020年夏よりもはるかにレベルアップしています。

どうぞ「本物志向のレンタルジュエリー」よろしくお願いします。

そうはいっても2015年前後の過去には自分で天然石をつなげてネックレスやブレスを作るほどの天然石好きであり、その美しさはこうして記事ではお伝えしていきたいと思いました。

ということで、このたびは、マルチカラーに配して作った連物の天然石ネックレスの自作をご紹介したいと思います。

球体の普遍性の解消、多面カットの宝石寄りなストーンのカットのデザインを選ぶという差別化

左:ローズクォーツ・アメジスト/真ん中:シトリン他のマルチストーン/右:カイヤナイト。

まず、一番左のローズクォーツ(桜色ピンク)とアメジスト(紫)とのコンビでステーションネックレスを作りました。

留め具のダルマ板、引き輪、つぶし玉はすべてステンレスです。

ショートネックレス:ピンクなどの色が好きな人は結構好まれる色味。
ツルリとした様相の物を集めた天然石:サファイア、サンストーン、ルチルクォーツ、マスカットジェイドなど。

粒の形がやや平凡ですが、ストーンはなかなか特徴ある集まりです。

個人的には赤茶色の球形をしたブレスの中に配置の「サンストーン」をとても好んでいます。

土やあずきのような色がエコロジーでとても魅力的に映ります。

すべてハンドメイドのネックレス:この中でも特に上質なのは、真ん中に埋もれるサファイアのマルチカラー。

真珠はビワ真珠です。

テリ、ツヤは非常に良いですが、形が美しくありません。とてもカジュアル過ぎますが、Tシャツなどに装うにはかえって軽やかで親しみやすいので出番はあるかと。

さて、もう一度先程の上のお写真に戻ります↓。

この真ん中のマルチサファイアと右のカイヤナイトを組み合わせてネックレスとブレスを作りました↓。

サファイア、アメジスト、シトリン、カイヤナイトのショートネックレス:留め具をK18WGに。
ブレスには不足の黄色が入りません。

同じブルー色が隣り合わせの箇所をじっくり見ていただくと、サファイアは青味がロイヤルブルーを含みます。

一方、大きい方のカイヤナイトはグリーンの海のような色を含みます。

同じブルー色でもじっくり見れば違いがある、これが天然石同士の種類の違いに通じます。

面白いですね。

リングはマルチサファイアのリボンデザインを。どんぴしゃカラーがマッチしています。

あとがき

「パワーストーンから宝石へ」というようなことがテーマになる自作の場面でした。

ただ、事業者目線では、パワーストーンはどれだけ頑張って自作しても、金属の18金やプラチナには到底かなわないというのが結論です。

厳しいですが、世の中のお目の高いユーザー様達は本物のジュエリーをお求めなのです。

そんなニーズを感じながら、いつまでも天然石をつなげたネックレスを作っていてどうなるのでしょう。

こうして、そのニーズ通りの立派な本物のジュエリーをとことん追求していく道に立ったのでした。

ただ、こうした自分で作ることの技術を教えてくれた友人、YouTubeで「宇宙一分かりやすい。。」というつぶし玉や留め具の設置の仕方を教えてくれたYouTuber様がいなければ自分で作ることさえできませんでした。

ありがとうございます<m(__)m>、そうしたステップがあってこそ自作ができたのです。

最後に、パワーストーンをつなげた気軽に作れる連物に関しての現在の解釈は、旅行などの紛失しやすいリスクにさらされたアクティブな場面では、とても有効です。

高級ジュエリーを持参するのではなく、もう一度同じ物を再現が可能なパワーストーン自作ジュエリーの出番は大いにあると思います(^-^)。

ゴム通しのパワーストーンブレスとの差別化、多面カットの宝石質な天然石と本物18金の留め具で作ったブレスのレベル【538】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前【530】の記事でご紹介致しましたが、ロングネックレスをマルチカラーの天然石でお作りしました。

こんなロングネックレスを作りました。数種類の多面カットの珠をつなげてマルチカラーになりました。

このたびは、そのネックレスに合うように、ほぼお揃いのような感じで作ってみます。

ネックレス程種類や色が豊富ではなくややシンプルになります。

ブレスレットは短いので、ネックレスよりも違和感を何か感じて省いたりした天然石もあるからです。

3種の天然石で完成したブレスレットのアクセントストーンの配置

今回登場は、レモンクォーツの8mm珠、グリーンアメジストの8mm珠、フローライトの8mm珠の3種です。

K18YG留め具のマルチカラーブレス。フローライトのグリーンが目立ちアクセントに。。

当初プレナイトというメロングリーンの濁った石も入れていたのですが、どうも違和感があり除外。

全部使うということよりも雰囲気を優先し除外することがあります。

そして、グリーンアメジストの透明感あるグリーン、レモンクォーツの透明感あるイエローです。

フローライトの数が少ないので、2回に1度の登場のステーション配置。

結果、上のような出来上がりになりました。

「32面カット」は多面カットの中では特に美しいと感じたカットです。

倍の64面、その倍の128面となるにつれてラインが緩やかに球形に近くなっていきます。

でこぼこ感を程よく残した32面カットは大変注目のカットです。

この中でフローライトだけが64面カット、残りの2種のグリーンアメジストとレモンクォーツは32面カットです。

3点セット:ここへリングも加えました。行き場の難しいカナリートルマリンがよく合います。

シトリンリングは除外した方が良さそうです。

こうして見ると浮いてしまっています。

シトリンはやはりオレンジに寄った色なのだということをここで実感します。

組み合わせはこうして全体を俯瞰して見るのが外出時に人からの見方にイコールで映ります。

その1点だけ素敵でも全体の映りが良くなければ意味がありません。

ジュエリー同士の組み合わせが非常に大切であるということです。

あとがき

よくきらめいて宝石っぽさが出ているこのたびのストーン。

3種類そろえば立派なマルチカラーです。

グリーン寄りのマルチカラーに出来上がったこのブレスもネックレスと同様で留め具をイエローゴールドで本物志向にしていきました。

パワーストーンをゴムで繋げたバングルタイプとの差別化は、数の少ない18金の留め具パーツを使った細部に高級感を出している点です(^-^)。

レモンクォーツやグリーンアメジストも混じるグリーン系、自主仕立てのマルチカラーロングネックレスの留め具は18金【530】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

あれは、2015年頃のこと。

天然石の問屋さんで連のストーンを購入し、つなげてネックレスやブレスに仕立てることをたくさんやってきました。

このたび、それまではあまりやっていなかった種類の違うストーンを組み合わせたマルチカラーのロングネックレスを作ってみました。

5種の天然石から作るグリーンxイエロー系のマルチカラーネックレス95cmの留め具はK18YG

当然綺麗なうっとりするようなものを目指します。

マルチカラーは「〇〇系」というように色が偏っている方がお洋服に合わせやすいと思っております。

レインボーのようなマルチカラーは明るく快活なイメージで好感は持てますが、色がどれが主役か分かりにくくなかなかコーデをしぼれないのが悩みとなります。

その点色が偏ったタイプは全体コーデが決めやすいという分かりやすさがあるのです。

左上から、レモンクォーツ、グリーンアメジスト、プレナイト、フローライト、マスカットジェイド。

せっかく用意したのですが、検討の末、濁りが多く他と同じ多面カットではないことで除外。

こちらのモスコバイトも不採用。赤みのある色はどうも汚かった。ただこれ自体はベリーのようで美しいです。

そして、追加投入の中に思わぬ良きスパイスが。。

思わぬ良きスパイスとなりました。

この「少しだけ」という量がポイントになったみたいです。

写真の右下にひっそりと映る、フローライトに混じるアメジスト。これは採用です。
ロングネックレス完成:95cm仕上がり。特に凝ったこともしておらず、決まった並べ方を繰り返しました。

レモンクォーツは存在感があって数もあったので、2個連続で入れ込みました。

95cmともなると撮影がなかなか難しいもの。どうしてもショート丈のように一部を映すしかしょうがないです。

出来上がりは、グリーンxイエロー系のマルチカラーのネックレスになりました。

留め具は、K18YGの大きいものを使いました。

結構重さもあり、バランス的には留め具は大きめのサイズが向いています。

あとがき

今回使ったテグス(釣り糸)は、「4番」という太めのもの。

天然石の穴が大きめだったことが良かったですし、安心です。

1色だけが一連になったプリンセスレングスよりも、ロングでマルチカラーの方が気軽に付けることができる一面があります。

ショート丈はどうしてもフォーマルの雰囲気が出てしまいますので、それとは違う味わいが生まれました(^-^)。

マルチフラワージュエリーの美しい組み合わせの考案、際立つペンダント意外はひかえめな形でペンダントになじませた【535】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーのお花のモチーフはとても素敵です。

エレガントであり可愛く、親しみやすいジュエリーモチーフの1つなのですが、クセのあるモチーフだということもこれまでのいくつかの記事でお話してまいりました。

このたびは、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップにたくさんのフラワージュエリーを取り入れてまいりましたその中から、難しかったセットをご紹介。

ペンダントの多重フラワーに合うブレスやリングがなかなか決められなかった苦労がありました。

ぴったりを見つける難しい作業よりも「マッチする」という考え方で探した組み合わせ

ペンダントは、花びら1つ1つにガーネットがあしらわれた多重花のペンダント。

そこそこ大きめの直径があるのでその存在感は間違いありません。

これを中心に他のアイテムを考えていきました。

多重フラワーの迫力に合うようにどう組み合わせればいいのか随分悩みました。

最初の案:ブレスは1休止してフラワーに関係ない2個付で。リングは寒色系マルチカラーのお花。
〇ネックレス:長さ60cmの段K18WGの木目調チェーンにトップがガーネットの大花。
直径2cm強。ミステリアスな暗めの赤紫色。
真ん中部分は一部地金がK18PG使い、それ以外はK18WG台。
〇ブレスレット
:K18WGの木目調チェーンブレスと18cmのダイヤモンド1ctの台がK18WGのテニスブレスの2本。
〇リング: 左-お花3色マルチカラーリング。
一番上から時計回りに、ブルートパーズ、アイオライト、ロードライトが―ネット。
寒色系のカラーが集合し、パヴェリングやペンダントにマッチ。サイズ13号。
右-ピンクxブルーxパープルの寒色系のマルチカラーパヴェリング。サイズ16号程度。

その後、リングの2個付をやめていき、1個へ絞る際に右のパヴェを配し、左のブーケタイプはもっとカラーがマッチする青味の方へ移動。

そして、新しい組み合わせが生まれました↓。

後の案:全体にピンクに色を寄せました。すごく難しかったですがこれで腑に落ちました。

頑張った点は、モチーフにあまりに特徴のあるペンダントトップ以外はあえて特徴をひかえめにすること。

そうしてなじむ3点として出来上がりました。

あとがき

こうして、時々見直しながら、腑に落ちない組み合わせを改良して常に渾身の選択の組み合わせを作ることを心がけております。

人によって感じ方は様々ですが、何度も、日にちを変えて改めて見直しながら考えていく組み合わせの場面はお仕事の一番の「力仕事」のようなものです(^-^)。

ボタニカル柄はお洋服だけじゃない、マルチフラワージュエリーをとことん活かしたフローラルな装いの実現【593】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

ここには、たくさんのフラワージュエリーを取り入れてまいりました。

フラワージュエリーには、美術品のような素敵な作りとかわいらしさがあります。

このたびは、フラワージュエリー同士をうまく組み合わせ、特に「ボタニカル」な雰囲気を出すように組み合わせたセットをご紹介したいと思います。

セットの組み合わせのチェンジもありましたので、どんな風に変わったのかなども是非お楽しみいただければと思います。

宝石に葉っぱのモチーフまで入っているデザインに感謝、それこそがボタニカルになる決め手

まず、ボタニカルなリングの素敵さからがスタートです。

〇リング:K18WG台のマルチカラーのボタニカル花が大変美しいリング。幅12mm程。 サイズは14号。

マルチカラーの中身は、ペリドット、アメジスト、サファイア。

このリングの特徴は、葉っぱがたくさん表現されているボタニカルな雰囲気のマルチストーンであることです。

ここを軸として同じようにボタニカルをテーマにネックレスやブレスを決めていきました。

〇ネックレス : ダイヤモンド0.5ctとK18WGのフワフワラインのステーションネックレス。長さ39cm。
〇ブレスレット: K18WG台のダイヤモンドステーションブレス。四つ花、スクエアカットのダイヤが交互に配置。

地金がなかなかの厚みです。

留め具がこのタイプでは珍しい、引き輪とダルマ板です。

3点セット(前案):リングだけにカラーが入りますが、どのアイテムにも葉っぱみたいな雰囲気が入ります。

その後、ネックレスにちょっと物足りなさを感じ始めてしまいました。

そして、結構なチェンジをしたのです↓。

3点セット(後案):リングだけそのままで後はすべて変わりました。

まず、ブレスがPT850で抽象的ですが、ボタニカルな雰囲気です。

ペンダントは、その他が柄のようになっているのでうるさくならないようにサークル型に落ち着きました。

ただ2ctのかなりのもので、台とチェーンはPT900/PT850。

じゃあ、あのネックレスやブレスはどこへ。。

ネックレスは残念ですがその後他の組み合わせがどうにもこうにも案が湧いてこず、廃止。

そして、ブレスは、こんなところへ行きました↓。

3点セット(ブレスの行き先):付ける位置としてはピンクが上下で透明が真ん中という良きバランス。

あとがき

お洋服の装いに、最後にお洋服に合わせながらジュエリーを選ぶことが多いと思います。

はたしてそれだけが装いの順なのかを考えると、ジュエリー自体が最初にあって、それに合わせたお洋服を後から考えるような順もあると思います。

実際に、クセのある難しい鼈甲(べっこう)のジュエリーの難しさの研究の際に後からお洋服を決めていく方法をやってみました。

そうして、ジュエリーの出番をどんどん増やし、コスパの良いジュエリーになるよう工夫しています。

流れは1つの方向だけではない、逆発想もあるということです(^-^)。

この感動どうお伝えしたらよいのか!?、指へのフィット感が楕円フォルムを感じ非常に心地良いマルチフラワーリング【486】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

宝石類のお花のモチーフはクセのある形だということをよく記事でお話させていただいております。

けれど、それ以上にかわいらしさ、芸術的な美しさがとても魅力であり、一癖ある組み合わせの悩みや困難を上回ることがあります。

お花がたくさん集まったブーケリング、パステルカラーのマルチサファイアが文句無しの素敵なリングをご紹介したいと思います。

指への着け心地抜群のフィット感の正体は融通の利くチェーン繋ぎにある

お花リングもいろいろ見つけてまいりましたが、それぞれが「唯一のもの」であるように、特徴が際立ったものを選りすぐっています。

今回は、まあるい形のお花が集まったパステルカラーのブーケリング。

優しいカラーで可愛くて、サファイアで勢ぞろいしているところに「元は同じコランダムという透明の原石だったのだ」という「歴史と哲学」が入ります。

パステルカラーを作る天然石は、ダイヤモンドとサファイア。

透明がダイヤ、残りのカラーはすべてサファイアという構造で、色が優しくて気分が涼しくなります。

少し前の記事で、100点満点を付けたいというお話のボタニカルなフラワーリングをご紹介しましたが、今回のこちらも100点満点です。

はめ心地も心地よく、お花の連結部分がチェーンのような構造で柔軟性があります。

横から見るとわずかに楕円形のような円の形に映ります。

このことが、指に心地よくフィットすることの正体です。

台がK18WG。まあるい形のお花が集まったブーケリングです。縦の幅は2cm強のボリューム感あるもの。
3点セット:まあるいフォルムを意識した組み合わせ。ペンダントトップのフラワーの形はリングのそれとリンク。

このリングを中心にして他のジュエリーを決めていくセッティングの仕方が決まりやすいです。

何もスタートはペンダントからでもないのです。

このたびの3点セットのキーワードは「丸/ラウンド」です。

ペンダントトップのチェーンのラウンドチェーンとブレスのラウンドチェーンはサイズが違いますが同じ種類のチェーンです。

余計なフォルムを入れずにきっちりと意識して可愛い雰囲気を作ってみたところが工夫した点です。

あとがき

お花リングは、うっとり眺めてしまうような芸術的なものもあります。

身に付けて装うことができるところが、観賞のための美術品とは違うジュエリーの機能的な点です。

前述にもあります、クセのあるという点は注意しなければなりません。

同じお花同士でも、花びらの形が少し違うだけで別の2種のモチーフが同じ1場面に存在し、カオスに映ってしまいがちなこと。

そう考えるとこのたびのフラワーリング、他のジュエリーとの組み合わせは決して簡単ではありません。

そんな難しい所が私の出番だと思っております。

このリングを私が付けてお出かけすることはありません。

お客様がうっとり眺めながら楽しんで付けていただくためのお仕事をしております。

「本物志向のレンタルジュエリー」どうぞよろしくお願いします(^-^)。