衣装用のラメ生地を利用したインテリア使いの巾着袋-裏地付き、マチ付き【1079】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

生地屋さんの衣装のコーナーが面白いです。

今回は、遡ること2020年頭に購入→保管のラメ素材で巾着袋の中サイズをお作りしました。

出来上がりを楽しんでいただきたいと思います。

マルチカラーの表地に合わせる裏地のチョイス

表地:ラメシャー、ナイロン/65%、ポリエステル/35%、日本製。

表地は、こんな感じのマルチカラーストライプ生地。

大塚屋様で購入致しました。

ラメが入ってとっても楽しい生地です。

手触りはガサガサしています。

製作時にこのガサガサ素材がアイロンで折り曲げやすく線も付けやすいのです。

つまりラメ生地が使われている生地は意外に作業がしやすいということになります。

面白い発見でした(^-^)。

裏地:ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。

このツヤッツヤカンがたまりません。

厚みもあり、こちらも大変縫いやすい生地です。

ゴールド色の生地は意外とあるところにはあります。

大阪の問屋さんの人気素材のようでした。

こちらは、2021年頭の購入でした。

現在はもうないようでした。いつも書いていますが、生地はある程度ストックしておかねば良い生地を確保できない事情があるようです。

厚みに関しては、ストライプマルチカラーの生地のラメシャーの方が断然薄いのですが、こちらを表に持ってきたところが柄の選択の特殊な例なのかもしれません。

型通りでもない、思ったようにやってみたということです。

マルチカラーはその中の色1つとの相性がすっきりすると言われています。

裏地の色の候補は多くあったかと思いますが、結局私が決めたのは、マルチカラーの中の1つの色というよりは、そのベースの色がこの裏地のブロンズゴールドにマッチしたというものです。

赤やピンクも候補としてはあると思います。遠目で見たときにぼやける均一なマルチカラーを強めにしめる。。。みたいな意味では赤、オレンジ、ピンク、赤紫もありですね。

完成品を眺めるコーナー

<イにテリア収納袋:中>サイズ:縦38cmx横28/46cmxマチ20cm

撮影時に中身には、あんこを入れています。

中くらいのサイズのお品ですが、結構見方によっては大きめとも言えますね。

良かった♪。長期保管のこの素材がやっと使えました。

あとがき

使い方としては、お洋服入れなどふんわりと軽いものを入れるのがが良いかと思います。

内部のナイロン生地は撥水もありそれを機能としますと、ビニール袋やタオルストッカーなどとお台所でのご利用も良いかと思います。

インテリア性のある楽しいキッチンを想像するところです(^-^)。

今回でリフォームが最終、メッシュ素材でハンドメイドリュックを作ってきての総まとめレビュー【837】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

結構間に、他のお仕事などがいろいろ入りながらも、ハンドメイドリュック、「餅巾着:もちきんちゃく」の新型の入り口フラップの取り付け直しリフォームを行ってきました。

いよいよ今回まとめて2点のお直しですべて完了。

今後、改良後の大きくてセキュリティー性が高まった方のフラップがデザインとなって作っていくベースができました。

今回の完成2点の内1点は完成自体が初めてなので、興味深く見ていただけるかと思います。

2点リフォームの完成レビュー

今回リフォーム完了した2点の餅巾着:両方黒ベースです。
左側のスポーツメッシュ素材にはこんな感じの内側の雰囲気の生地をチョイス。メッシュを意識した花柄のナイロン撥水生地や、内袋の巾着袋が同じく隙間の小さいタイプのスポーツメッシュであるところに統一感。ジャージスタイル、スウェットスタイルなどの装いにもマッチしそうなリュックになるかも(^-^)。
右側のメッシュのストライプの内側はこれ。ストライプ柄にリンクさせて、マルチカラーのストライプ柄の内貼り、そして、その中の紫色や黒ベースにリンクして、巾着袋は鮮やかな紫色と黒のコンビです。

マルチカラーとは言え、その中の登場の色に合わせていくことで、ガチャガチャしすぎない、落ち着いた大人っぽい雰囲気ができあがります。

このラメ生地は、もともと衣装向けの生地。

シャンブレー織で、地はブツブツしたのが特徴。

そこにこのような美しい色のラメ糸が交差した、実はなかなかの高級な生地です。

メッシュ素材を作ってきてのまとめ

今回メッシュ素材が初挑戦でして、いろーんなタイプのメッシュを集めて連続製作してまいりました。

この結構長かったスパンの製作でメッシュ素材に対して思うことを書きたいと思います。

まず、メッシュ素材のイメージが夏であったことが、季節感をそれほど問わないオールシーズン行ける素材なのではないかと思い直したことが1つです。

私の製作のテーマの1つとして、流行を感じない永久なものという点がありまして、そういう意味で、メッシュが季節感なく使えそうだという点はとても嬉しい発見でした。

そして、ごわついた生地の良さというのが2点目です。

最初、こんなのミシンで縫えるのかなあと心配でしたが、実際はなんのその、いたってスムーズでした。

ごわついているのだけど融通が利く生地だったのです。

そしてほつれにくかったりもします。とても扱いやすい。

写真の右側の方にも現れていますが、こういった今回のようなひっくり返しのデザインに向いているようで、ふっくらと仕上がり、形がキープされること。

このことも今回の中の発見で、こういった生地の特徴が非常にバッグに合っています。

もともとパンプスになるような素材であったことで、バッグにも同じように立体感を出しやすいのだと思います。

一方、今回の左のようなスポーツメッシュのような、洋服になったりする素材はやわらかでした。

なので、右と同じように考えずに、左側には、右側には入れていないハード厚芯を貼っています。

同じメッシュでも、その言葉だけに翻弄されずに、実際の生地の性質の違いはしっかり見分けて、使う材料に違いを入れていくことも時には必要であることも学びとしてありました。

総合して、非常に商品の技術をアップしていくことの重要な局面を体験できた有意義な製作出会ったと思っています。

あとがき

この餅巾着は、今後は私の製作の中ではお値段が一番大きくなります。

今回のお直しの分までは、どうしても、ほついたり手を加えて、いじったりしているので、SALE品のような感じになりますので、お得にご購入いただけます。

餅巾着のデザイン、ちゃんとした2WAYですので、私はリュックの使い方を特にご紹介していますが、トートバッグにも十分なります。

この完全な2WAYがあるリュックはなかなかないです。

リュックだけの機能であると可能であった取り付け方も2WAYだと不可能だから試行錯誤が非常に多くありましたので、その価値をお値段へ反映させています。

そして、このデザインは、通常の他の私の製作のデザインよりも内側に生地をたくさん使います。

そんなことから原価も大きいです。

なので、このデザインだけぐんととびぬけて高価ですが、実は必然であるということをご理解いただけますよう。

最大限のセキュリティー性の追求と良質さを追求すると、どうしても生地をうんと使うデザインに、結果的にはなってしまったということです。

量産品でよくある、削ぎ落しのコストダウンに対して、私のようなプチ業者がやれることとして、その真逆です。

ゴールを良質さということで決める。

そして、その結果、生地が多く必要だったり、手間がかかったりする点もその良質さにたどりつく過程であるならば、いとわないということが可能なのですね。

量産品を作る大手さんではできないことをやっています。

そんなことがゆくゆく伝わって受け入れられて行けばよいなあと思っています。

生地の本来の耳の向きを無視したハンドメイドバッグの製作は、「あり」という考え方【768】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

たった1日で急に寒くなり、思わず、タオルケットのまま、ミニこたつを足元に置いて寝ました(^_^;)。

何やら、季節の変わり目が粗々しい様子になってきましたここ近年です。

今回から、また新しい製作に入りますが、シリーズとしてはメッシュシリーズの一番最終になります。

その次からは素材のグループも変わっていきますので、今回がメッシュな雰囲気の素材としてはラストです。

この季節にメッシュをチョイスしたのも夏だけのイメージではなく、オールシーズンのイメージを出していければ。。というのもあります。

素材の季節感のイメージもありますが、それを打ち破るのも製造業者がご提案としてはできることです。

本来の地の目の向きを無視、柄を中心にしたい

今回ハンドメイドリュックを製作する4種の生地:左上から時計回りに、表地、裏地、巾着袋の外側、巾着袋の内側。

下の方に後ほど貼りますYOUTUBE動画内では、巾着袋の外側と中側とをどちらにするか迷っているというところまでお話致しましたが、その後1日経過しました。

そして、このブログを書きながら思うこと。以前、消費者様のバッグに対するいろんなご意見を集めたサイトをネットで拝見したことがありました。

「発言小町」様だったと思います。とても私には有難いご意見の密集でした。

その中で、内側を除いた時に、色が鮮やかだと中の物が見やすいというご意見がありました。

そして、私の考え方の1つとして、中の物を探る時の質感がつるりとした心地よさ、滑りの良さは、左下のパープルのサテンの方です。

右のシャンタンの黒は、裏面であればつるりとはしていますが、シャンタンの裏面の生地は引っ掛かりもあり、傷みやすいので、やはり同じつるりとした質感であれば、パープルの方がなめらかで丈夫です。

では、1種ずつ生地をクローズアップです♪。

<表地>:メッシュ生地ストライプ、混率不明(おそらくナイロン/100%とのこと)、日本製。

生地に名前を付けた方が、実際にこの生地を製造して業者さんではないことがここで想像されます。

製造業者さんは、地の目の向きに沿い、耳が横に付く向きを縦に見るので、本来この生地は耳がボーダーの向きで横に付きますので、ボーダーが正解かも。。。

まあそのようなことはさておきまして、少し前に同じ生地でボーダーの向きで、すでに「餅巾着」をお作りしています。

その生地がまだ余っているので、今度は向きを変えてストライプ向きで作っていくというのもの。

前回は、下のような向きのボーダーで完成しています↓。

少し前に完成した時の向き:ボーダーの向き。

向きを変えるだけでも違った感じになるのかなあと思います。その決めた向きに合わせて裏地もリンク。

<裏地>シャンブレージャガード、ポリエステル/87%、レーヨン/10%、ナイロン/3%、日本製。

マルチカラーがとっても美しく、ラメも素敵です。

衣装のような分類の生地になりますが、それを今回バッグの裏地にということです。

結構高級な生地で、裏地には。。。という考え方もありますが、表地にこの柄よりも、裏地にひかえた方が実際のお洋服とのコーデには、出番は多いかと思います。

少し余談なのですが、どうしても素敵なペイズリーの柄のベッドのマット(一番下の部分)を購入する際に、カバーで結局隠れてしまうけれども、この柄がマルチカラーでとても素敵だったから購入後現在も約20年近く使っているというエピソードがありまして、布団の柄などとは違ってはいますが、見えない部分にそういったものをひっそりとしのばせることも自分としては楽しかったりします。

この柄も本来耳からいうと、地の目はボーダー向きです。

けれども、表地のストライプ柄にリンクして、ストライプ向きに使うのがピンと来ました。

次は巾着袋の生地に移ります。

<巾着袋の内側>:ラメツインクルサテン、ポリエステル/60%、ナイロン/40%、日本製。

この紫色は、裏地のマルチカラーの中に見られる1色に関連付けました。

巾着袋をパッと開けたときの中側にこの美しいパープル色が広がる想像をします。

<巾着袋の外側>:シャンタン、ポリエステル/100%、日本製、シャンタンもこの節が美しいという特徴の生地ですが、ややざらりとしています。その質感もあって、巾着袋の外側が望ましいかと判断。

こういったメンバーで「餅巾着」のリュックをお作りしてまいります。

今回は、ここまで。

材料の生地のご紹介でした。

あとがき

1点物のようなものを作る時に、生地の余分があれば、向きを変えて違う雰囲気にすれば、全く同じではないものが出来上がるのだという検証も今回は兼ねています。

出来上がった時に、向きの違うボーダー向きとストライプ向きとを比べながらレビューするのも分かりやすいですね。

私自身が、バラエティーに富んだ感じが好きなこともあり、こういう意味での「いろいろ」がとてもしっくりと来ます。

いろんなデザインを作るバラエティーではなくて、1つのデザインを追求しながらの色や柄などの素材を変えるバラエティーという意味です。

また、完成の方を是非お楽しみにどうぞ(^-^)。