支柱がぴたりと底で重なり合ったヘルメットバッグ【462】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、ヘルメットバッグの2点目が完成しました。

お写真ご覧になれますので、お楽しみにどうぞ(^-^)。

今回は、7cmキルトの裏地をいよいよ表地に貼るという点と、支柱の底部分の見栄えの美しさ追求のためのぴったり重なり合うための工夫の成果をポイントにご覧くださいませ。

モールベロアのミックスが裏地になった様子

早速ながら、裏地の部分のお写真を(^-^)。

ヘルメットバッグの中を覗くと、こんな風にオレンジ系のミックスのモールベロア素材が美しく広がります。7cmダイヤキルトも、はっきりわかります。
底の部分を見てみます。実際こんな風に底を見ることはないにしても、この支柱の重なりが美しいものです。
ぴったりと重なるためには2つのポイントがありまして、まずは、支柱自体を縫い付ける位置の徹底。端から10cmを正確に測り、線をチャコペンで引き、その線をど真ん中に見ながら25mm巾の支柱を縫い付けていくというもの。その1つ目のポイントを実行した状態で、この場面に挑みます。ここで、表地同士を袋にする時の待ち針の時に、端と端を留めた次に、この支柱同士をピッタリ重ねて、その両端を待ち針で固定することをします。ここで、ぴったりになっていることが、最後の出来上がりがピッタリになることにイコールです。
今回のステッチの糸は、オレンジ。1点目の黄色と比べて、また違った感じになりました。
<サイズ>縦36cmx横41/72cmxマチ30cm。
これは、1点目の黄色のステッチの時のもの。

全く同じ生地で同じデザインでも、ステッチの色でここまで違った感じなる例として、面白いかと思います。

3点目もステッチの色を変えますので、その点もお楽しみにどうぞ(^-^)。

この角度が結構カッコイイです。マチがとても大きいのが分かります。
入口の留め具も活躍しています。ヘルメットが飛び出さないように収まる目的があります。

3点目に向けての課題

今回も解決したことがあったと同時に、課題も浮上。

底の部分の支柱が硬くて開き切らず、ツンと立ってしまうのでが、底に手を置いた時に分かるというものです。

ということで、次回のラスト3点目では、その部分を解決していければと思っています。

底に、特別にふんわりな中綿を別で入れ込んで、ツンとした手触りを失くすということをしてみようかというアイデアがとりあえず浮かんでいます。

あとがき

大きいバッグというのは、結構作業に時間がかかりますね。

ヘルメットバッグも何か格好の良い、スマートな感じのものはあっても、本当に充分にゆとりを持って収納できるかというと疑問なお品が多いです。

そこまでたくさん生地がなかったり、いろんな事情があるかと思いますが、私ならではのメリットととしては、そんな大量生産の事情は無視できる点にあります。

存分に大きなサイズのお品も可能であるということ。

そんなメリットを活かして、結果的に新しいタイプの今までになかったお品になるとよいと思っております。

ビッグなヘルメットバッグをハンドメイドで丁寧に作る企画-裏地中綿キルトを花柄のダイヤキルトで作った記録【443】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

生地屋さんに売っているキルト生地をよく見てみると、途中で縫い目がUターンして戻ってきている経路なのが分かります。

自動のコンピューターミシンでのキルトは、生地屋さんで見られる多くは、一回一回糸目を途切らずに効率的に全体にキルト柄を入れます。

その効率化との引き換えに、途中で戻ってくるような動きが取り入れられているようです。その戻る地点の部分を、私はUターンと呼んでしまいましたが、小さなスクエアのような形が出来上がることがあるのです。

今回は、ハンドメイドならではの、直線を1回1回区切りながらかけていくステッチなので、そのような小さな余分な柄は入りません。

そのあたりは、自前キルトの良さだと思います。綺麗にダイヤ型だけが描かれます。

picturesque流、ダイヤキルトの主な手法

裁断した裏地に合わせて中綿をピッタリに裁断します。裏地は今回カーテン地であることで肉厚である、最後の縫い付けも見込んで分厚くなりすぎないようにとの理由で接着芯を省略しています。接着芯省略はほとんどないので、今回珍しいケースです。
一番下から、裏地の裏面、中綿、ハード薄芯というように重ねまして、待ち針で固定します。
端っこの角を頂点とした二等辺三角形を意識して、5cmずつの底辺を結びます。そこから、左へ5cmずつハード薄芯の上に線を引いていきます(シャープペン使用)。
そして、対象になるように、反対向きの線も同じように入れますと、結果、正方形を横向きにしたようなダイヤキルトが描かれます。
ミシンですべての線をステッチします。とても大掛かりな作業で、しょせんボビンに巻かれる糸は50mほどです。2度ほどボビンを取り換えたかな。(どうでもいいけど、手がめっちゃおばあさん(^_^;))
こんな風に出来上がりました。なかなか美しいものですね。もとのカーテン地の面影が薄れます。中綿が薄めでボコボコになりすぎていないひかえめな厚みです。
もっと俯瞰して見てみます。出来上がって取り付けてしまうと、なかなかこんな風には眺められないので、ここで1ショット(^-^)。

あとがき

大きいものは待ち針が不足しがちです。

本当は、真ん中にも待ち針を打つとよいのかもしれません。

縫いながら生地が寄っていき、ピンタックみたいなつまみが出来そうになる箇所を修正しましたので(^_^;)。

外枠は待ち針しましたが、真ん中はしていなかったので、真ん中へ余った部分が寄せられたのですね。

そう考えると待ち針の効果はかなりのものです。

では、次回は、完成品をお見せできると思います。

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大きなヘルメットの収納ができて持ち歩きもできるようなヘルメットバッグをセルビッチデニムで現実化してみる企画【435】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回から、新しい製作に入っていきます。

デニムで作るヘルメットバッグ。

ヘルメットというのは、思ったよりうんと容積を要するものです。

頭に対して縦も横も随分と厚みのあるまるで、炊飯器の大きめみたいなサイズ感です。

お店にヘルメットが並んでいるのをずっと見ているとそんな気がしてしょうがなかったことがあります。

私もかつてはバイカーでしたが、アメリカンタイプの街乗りバイクなので、ヘルメットが小さめでした。

ジェットヘルメットというやつですね。

今回の企画は、フルフェイスや、システムヘルメット、オフロードヘルメットなどヘルメットの中でも特に大きなタイプに目を向けてみたものになります。

以前、インスタグラムで、オフロードバイクのヘルメットの写真をアップしている方に、サイズをお聞きしたこともあります。

それらをお持ちのライダーさんがヘルメットをもっと大切にできるような、可愛がれるようなふんわりとしたクッション性のある安心なヘルメットバッグを目指します。

持ち運びというのは、シーンを考えてみたときに、何も家から乗っていくわけではないことを想定。

時には、ヘルメットを持って飛行機にさえ乗ることもあるのでは。。

と、持ち運びシーンもよく考えたお品にと思っています。

今回使用の生地

今回は、裁断後の生地を準備する段階にとどまりました。

表地は、セルビッチデニムの14オンス程度のもの。

ジーンズでいうと、リーバイス501のデフォルトの状態のような硬さ、厚みのものです。

裏地は、うって変わって、カーテン地。

元々肉厚ながら、針が通りやすく、幅が広いということでの採用。

<表地>セルヴィッチデニム(14オンス程度)、綿/100%、日本製。
<裏地>2級遮光プリントカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。
セルビッチデニムのアップ:とても頑丈なのがこの織り目で分かりますね。デニムの種類も細かくはいろいろ分かれる用で、この生地の色がインディゴでも暗めであることや、縦に筋多く見られることが特徴です。
2級遮光プリントカーテン地のアップ:2級遮光というのは、1級、3級に比べて、光を通す具合が中間であること。完全に太陽の光をシャットアウトすることを好むのか、少し光が差し込むくらいが良いのかで、後者が2級になります。けれど、今回の製作には、この遮光の機能は無関係ですけどね(^_^;)。

ここへ、中綿キルトをかけていき、ふんわりしたクッション性のある裏地にします。

あとがき

ヘルメットバッグ久しぶり(2018年に作っています)。そして、大きなバッグも久しぶりです。

大きなバッグは、結構時間がかかるものです。

今回の製作での心配は、デニム生地と裏地のキルトが上手くミシンの針が通るのかという部分。

それだけが心配です。。

なにはともあれ、進めてみます(^-^)。

では、また続きは後日の記事をお楽しみにどうぞ。

どこを探しても見つからなければここにある!所有のヘルメットに相応しいサイズで作るヘルメットバッグ【2】

ヘルメットバッグ

まえがき

こんにちは。picturesque(ピックチャレスク)です。

今回は、様々な種類のバイクにそれぞれの愛用者が付く、バイカー様に共通する持ち物「ヘルメット」の収納についてです。

14-15年間バイクに乗ってきた自身もかつてはヘルメットをお部屋で収納しておりました。

その中の実体験でインテリアの中での存在感を考えたヘルメットバッグ製作となります。

バイク用のヘルメットが意外に大きいことの現実把握

乗っていたバイクは、アメリカンタイプの「レブル250cc」でした。

別のブログ記事【145】でバイク自体の写真は掲載がございます、こちらの記事もどうぞ読んでみてくださいね。

そのレブルに乗っていた時に、かぶっていたヘルメットがとてもかぶり心地が良かった♪。

バイカーさんいらっしゃーい、インテリアに素敵に収納できるヘルメットバッグお作りしています
お勧めしたいジェットヘルメット:「SHOEI:FREEDOM」 マットブラック L (頭囲 59cm)。

もしかして、このメーカー様でこのデザインが珍しいかもしれませんが一応ありました。

前のヘルメットがかぶり心地がそれほど良くなかったことを、この「SHOEI(ショウエイ):FREEDOMマットブラック」を入手して気づくという知り方でした(^_^;)。

ヘルメットも永久ではなく、年数の限度があるので、何年ごとかに買い替えが必要になるのです。

写真の右下の外の囲い部分の厚みのたっぷり感が、かぶった時にふんわりと感じられ、バイクのエンジン音がこもって聞こえるくらいの厚みだということにとても驚いたものです。

顔周辺のふんわり感は、長時間乗ると余計に威力を感じます。

バイクのヘルメットは意外とボリュームがあるもの。

そうであっても、ヘルメットの中では、このジェットヘルメットはまだ小さい方なのです。

今まで、特に収納方法は気にしていなくて、家の中でごろごろ転がって保管がすっきりしませんでした。

そこで、ブランドバッグの巾着袋(バッグ収納用の布のもの)に入れて、さらに、グローブなどと一緒に、やわらかいパンダンというボックスに入れて保管していました。

一応2重保管であったわけですが、巾着袋がそれほど安定感があるものではなかったのです。

収納は、専用のヘルメットがちょうど入り、ごろごろしない収納ができるものが良いなあと考案。

そこで、ヘルメットバッグ製作をしていきます。

ヘルメットを入れるバッグでも、いろいろなデザインがあるようで、

・ボストン型

・トート型

・巾着型

主に3種程大きく分かれるようですが、どれもそれ1つで完璧に安定的な収納を満たすものはなかなか見付けられなかったです。

「〇〇社のボストンは、高さがあまりないので大きいヘルメットだとファスナーにひっかかってかえってヘルメットを傷つけてしまうかもしれない」とか、「購入時にショルダーが付随していたけれど、変な臭いがして捨てた」などの不満の羅列をネットで目にしました。

ヘルメットの大きさについてですが、サイズのM、L、XLという表記の違いはあまりあてになるものではなく、実際の被りごこちです。

ちなみに、私は顔の形が四角なので、幅広でLサイズ。

というのも、ヘルメットの種類によってのそもそもの実寸がかなり違います。

ではここでヘルメットの種類をご紹介。

・ジェットヘルメット・・・これは、ほぼ立方体のバッグに対応するくらいヘルメットの中では、コンパクトな部類です。

・フルフェイスヘルメット・・・ジェットヘルメットと比べると、あごの部分をプロテクトするようおおいがあるため、前に飛び出す部分の容量が必要になります。

・システムヘルメット・・・開けたり、閉めたりができる、システム機能が付いたものでフルフェイスより密閉感が緩和されたおおいです。

このシステムのぽっこりと大きくなった作りが、場所をとるので、フルフェイスよりも前面に突き出して、ボリュームがあります。

ということで容積がうんと大きくなります。

・オフロードヘルメット・・・顎部分とおでこ上部分が前に突き出し、前の車体からの泥よけや、首を守るなどの安全性の機能の為に、やや面積がこのでっぱりのせいで大きくなっています。

バイクのヘルメットの収納は意外と場所を占領、インテリアの中でも存在感が大きいことを意識したおしゃれ度高めの専用バッグ

ということで、バイクのヘルメットは、大きいものだとかなり容量があることが分かります。

バイカーさんいらっしゃーい、インテリアに素敵に収納できるヘルメットバッグお作りしています
ヘルメットバッグ(トート型):サイズは、本体:タテ29cmxヨコ37/45cmxマチ25/30cm。

ヘルメットのサイズによってサイズを追加することもできますので、ここでは、ジェットヘルメット用に作ったサイズをご紹介。

ヨコの37cmは底の部分、ヨコの45cmは上部。マチの25cmは入口部分、マチは30cm。

ヘルメットバッグのこのような布製のハンドメイド品はレア。

この生地は色が黒で、ミニダイヤジャガード柄のインテリア性の高いものです。

あとがき

このたびのトート型はサイズ変更のアップダウンへの対応が比較的容易です。

その後に、もっとスタイリッシュに、そしてヘルメットバッグ専用でもない方が融通が利くかもしれないと考案のセルヴィッチデニムで製作のトートタイプは入り口にファスナーを付けていないタイプです。

【445】、【462】、【637】の記事投稿でご覧いただけます。

入り口をDカンとナスカンで1か所だけ綴じ、深さがあります。

小さなヘルメットバッグから大きなものまですべてにこれ1つで対応できるというところへ案が変わっていきました。

そこには、この時点の最初の案を実際に作ったことがベースにありますので、ここからの学びがあったことは確か。

ということで、このたびはヘルメットバッグという的を絞ったバッグの種類でしたが、既製品にはないレアなアイテムに気づいてそれを製作できることこそ、ハンドメイドのメリットです(^-^)。