目立たないキルトステッチには意味がある、グレンチェックの柄を主役にボックスキルトを織り糸になじませたカラーで配したやり方【1414】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「キルトの役割って何だろう」、このことを自分なりに解釈した結果、2つの答えを出しています。

①装飾性:美しい配列の整然さは壮大な柄となりエレガントさの表現にもなると考えます。

②機能:直線を使用したステッチの意味がここにあります。生地に付加価値を高めるような頑強さをキルトが作ってくれると考えます。生地のサッカーやリップルと同じでキルトによる凹凸感は接触面を減らし傷みから逃れます。

このたびは、ナップサックの新しい寸法での第一回目の製作であり、表地にはダイヤキルト、裏地にはボックスキルトをかけるという両面キルト仕様で作っていきます。

その準備段階のキルトがけが完了したところで、6cmダイヤキルトと変形ボックスキルトのそれぞれの役割をお伝えできればと思います。

キルトにも種類がある、グレンチェックの柄の素敵さを引き立てるため、織り糸に馴染む固定の機能のみを有した変形ボックスキルト

表地は、一見デニムみたいな生地。

経糸(たていと)と緯糸(よこいと)の混率が違っていて、味わい深い生地です。

こちらには、6cmのダイヤキルトをかけました↓。

6cmダイヤキルト:表地(黒)-綿麻ネップ、経糸-綿/100%、緯糸-麻/100%、日本製。

黒ですが、白糸が見える割合もあり濃グレーとも言えます。

まるで色落ちした素敵なブラックデニムのよう。

生地購入においては、セルヴィッチデニム自体もレアですが、セルヴィッチタイプは原反では、ノンウォッシュの濃い色ばかり。

色を落とす加工まではされていないことがほとんどです。

この味わい深さは、デニムとは言えない「デニムライク」ならではです。

麻による節が味わい深く表面に出ていることが、ウォッシュしたみたいな白っぽさに類似しているのです。

6cmダイヤキルトの裏面の様子:作図したその線をこちらの面を上糸側にしてまっすぐに1本ずつステッチ。

決してでエレガントなサラサラな表面ではなくカジュアルさがありますので、この歩調と非常に相性が良い麻/100%が裏地です↓。

変形ボックスキルト:裏地(黒)-先染リネン、麻/100%、日本製。

「え?キルトなんてかかっているの?」という疑問にお答えします。

「はい、間違いなくかかっております」と↓。

変形ボックスキルトの裏面の様子:変形ですので統一間隔ではないですが、交互には整っています。

これは、実は、表面から、作図をせずに柄の織り糸に沿ってかけたキルトなのです。

キルトの種類の使い分け:無地には装飾性も入れたダイヤキルトを、柄には遮らないよう余白の部分にステッチ。

グレンチェックの表面からかけたキルトステッチは、柄を俯瞰して眺めた時の白い線に沿って縦も横もなぞっています。

そうすることで、裏面には、作図に等しいステッチが自然に出来上がっているので作図は無しで行えました。

その代わり、内部分にも面のすべての箇所に均等に待ち針を打ちながら行うという慎重かつきめ細やかさが必要、油断するとタックやしわが簡単に寄ってしまうので気を付けたいものです。

このようなキルトは、冒頭の②の「機能」中心の役割であり、あくまでも主役はグレンチェックの柄、柄を邪魔しないようにひっそりと目立たない馴染むカラーの糸で固定だけに徹するのです。

キルトは飾り立てるものというだけでは決してないのだということが、これでお伝えできたのではないでしょうか。

あとがき

キルト1つとっても「理由や意味を込めたもの」というところを追求できるということです。

このたびの生地選びは、過去のストックがずっと残っていたグレンチェックの麻/100%を使うために探した表地でした。

同じ麻がどちらにも入っていて相性が良いです。

グレンチェックは、元はきっちりしたスーツのイメージで、毛/100%のイメージが一番にあります。

ただ、これもその時の生地との出会い、レアな麻/100%のグレンチェックを発見していたのでした。

スーツとなるとどこか砕けたような抜け感を感じるのが麻の性質の1つでしょう。

そうなるといくらクラシックなイメージのグレンチェックとは言え、テイストが変わっていきます。

このように、どんな伝統的な柄も本来のイメージとのギャップを拾い上げて、新しい形で演出していくことが出来るのです(^-^)。

 書き手:ピクチャレスク

味わい深いメンズシャツみたい。。「やわらかデニム」にかけた5cmダイヤキルト、多種のデニムの中の薄手に有効であると解いた【1314】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

長い間お洋服においては、定番人気のデニムだったのですが、ここ近年ジーンズをアメカジさながらにはく文化が大きな流行の波の中では下火に。。

そして、デニムをドレスライクにはくようなワイドなスラックス寄りなデザインであったり、そもそもデニム自体の素材をお洋服のラインナップに取り込まないなどの変化が見られます。

「ジーンズ」という呼び名から「デニムパンツ」という呼び名へ。。

とはいえ、デニムという素材自体は定番で永久不滅だとピクチャレスクは考えます。

丈夫で親しみやすく、今後も何かの形で取り入れたいと思う気持ちが失われることはありません。

このたびは、素敵なデニム生地に出会いまして、キルト加工をし、より素材の表面の長持ちを実現していこうということをしてみました。

現在進行中のナップサックデザインに落とし込んだ、5cmダイヤキルトのシート作りの場面をご紹介したいと思います。

ごわついたイメージとは裏腹な「やわらかデニム」という画期的なネーミング、キルトをかけることで傷みを解消し新たな活用例を示したい

早速ながら、キルトをかける作業の一場面になります↓。

ナップサック用の本体のパーツを裁断、接着芯貼り後、ハード薄芯を当てて、5cmのダイヤキルトをボールペンで作図。

こんな風に待ち針を均等に内陸部にもちゃんと打ちます。

出来るだけステッチの最中に邪魔をしないよう線の内部に打っています。
待ち針が均等に打たれている様子を裏側(実際の表面)から見るとこんな感じ。内陸部に打つのは皺防止。
左:ダイヤキルトあり。右:ダイヤキルトなし。<生地名:インディゴ>やわらかデニム、綿/100%、日本製。

そもそも、この「やわらかデニム」というネーミングがユニークで、本来のデニムのイメージを覆すギャップがあります。

「大塚屋」様で購入させていただきました、ありがとうございました<m(__)m>。

デニムは硬くてごわついたものであるというイメージが強いですが、これを見てそのイメージとは裏腹な柔らかさに驚くのです。

キルトをかけることで安定感が生まれ丈夫になります。

それならば、セルヴィッチデニムで良いのでは。。と思われるかもしれません。

この生地が生まれた意味をピクチャレスクなりに紐解いてみました↓。

・ノンウォッシュの状態でしかないセルヴィッチデニムに対してライトブルーが実現している

・ごわつき過ぎるセルヴィッチデニムのお洋服に引用しにくい風合いをお洋服向きに実現している

・近寄りがたいセルヴィッチデニムに比べて親しみやすい普通生地のように扱える融通性を実現している

こんな感じでまとめてみました。

キルトをかけることの効果:安定し丈夫になります。損傷などもたやすくは受けにくいのがキルトの良い所です。

あとがき

ハンドメイドバッグ活動においては、生地なくしてバッグを作ることなどできません。

素敵な生地に出会った時には、是非感謝して下さいませ。

そのおかげで素敵なバッグを作るスタート地点に立てたのだと。

そして、その有難さに感謝しながら、優れた生地に対して敬意を表しながら製作していってくださいませ。

そうした姿勢においては、決していい加減な粗雑な製作などできなくなるはずです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

凹凸感ある加工生地は希少、そのような時にこそプレーンな生地にキルト加工をして自ら凹凸感を表現していく考え方はすべてをカバーする【1139】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2022年1年間は、過去の生地在庫の消化を目的としながら、比較的短い時間で完成するトートバッグや巾着袋を連続製作します「インテリア収納袋」をシリーズでやってまいりました。

現在は終盤、ハンドメイドキルトをかけた表地の巾着袋製作はこのたびで終了です。

このあと4-5点で「インテリア収納袋」シリーズ自体も終了になります。

当初はこのような小さめの巾着袋にキルトをかけるということは考えてもみませんでしたが、この予想外こそが後に重要な経験になっていきました。

キルトを様々なバッグに対して取り入れていくことが、ほぼ無限の可能性を持つことが分かったのです。

ゴールドと紫のコントラストは色相環では補色の関係、奇抜・華やかの巾着袋の表現に華やかな裏地に負けない表地をキルトで示した

<表地:ブロンズ>ブラウン撥水サテン、ナイロン/100%、日本製。ここへ3cmのダイヤキルトをかけました。

写真の上の方の厚紙は、最後の巾着ホールのステッチをかける時に上から3.5cmの箇所になかなか印が打ちにくいということのサポートとして、自作の厚紙ものさしです。

印は付けなくてもこのやり方で正確に位置を把握することができました。

材料は、石鹸の空き箱、指で持ちやすいサイズなのです。

そして、上からの3.5cm均一に整え、巾着ホールステッチ。

通常のものさしでは、縫う位置の狭い部分に手や押さえやミシンのボディーが混み合い、ものさしが上手く入り込む余地が無いので、こういった時に厚紙による自作「ミニサイズ」のものさしが有効なのです。

<裏地:紫x黄x赤マルチカラー花柄>ブロード(moda fabrics社製)、綿/100%、日本製/生機はアメリカ原産。

さて、この表地と裏地、コントラストが効いて華やかです。

黄色と紫は時に、タブーとも呼ばれることもありますが、組み合わせに良い、悪いは決められません。

むしろ、ファッションでは互いに映えることもあります。

色の基本図(色相環)の見方をしますと、ゴールドやブロンズは黄色に近く、その反対側に位置付く紫は、「補色:反対色」の関係にあります↓。

補色(反対側にある色):黄色と紫は補色の関係です。クリスマスカラーの赤と緑なども補色の関係。

生地の柄のカラー使いは、華やかでぱっと目を引く補色の関係を意識されることも大いにあるでしょうし、フラワープリントは葉っぱとお花が補色の関係にあることが華やかで目を引く1つの特徴です。

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
中に何も入れていないのにこのハリとコシ。元のナイロン/100%の生地のすごさを感じました。

ここからは、ハンドメイドキルトのダイヤ柄をかけた巾着袋製作をしてまいりましての感想です。

確かに手間のかかる作業であり、キルトシートが完成したその時点が、通常の製作のスタートに等しいことを考えると強い気持ちが必要です。

とはいえ、キルトをかけていく途中は夢中で美しいステッチがだんだん柄になっていく様子は感無量です。

どんなに仏頂面のプレーンな生地でも、キルトをかけることでエレガントになっていく不思議なパワーがあると感じました。

ミニマムを3cmとし、最大限10cmまでくらいを作るバッグの容積に合わせて選んでいくことです。

あまり小さい容積で大きなピッチのダイヤキルトではバランスがよくありませんし、カジュアルで粗く感じてしまうので気を付けたいところです。

ハンドメイドキルトの良さは、1本ずつのステッチ区切られること。

裁断後にキルトをかける順番を徹底すれば、途中で糸が途切れずに永久的なお品物になります。

あとがき

フクレジャガードにこれまでこだわって集めてきましたが、なかなか数が少ないことを実感します。

見つからない時期は、プレーンな生地にキルトをかけることで自らが生み出した凹凸感ある素材が実現でき、このことはほぼ無限であると言って良いでしょう。

手間をかけることで価値が高まるのがミシン製作なのではないかと思うようになりまして、とにかく「良質さ」を一番の優先順位にしています。

「手を抜く」ということを考えない、いやむしろ考えなくてよいのだと言った方がよいのかもしれません。

手間をかけたくてもかけられられない量産的な効率の面の事情など「個人事業主」には関係無いのです(^-^)。

この連続製作で一度登場した表地使いを裏地に、裏地使いを表地にと逆転配置した巾着袋が新鮮、もはや別物になった【1137】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

連続製作中の「インテリア収納袋」、あと数点で終了しそうな現在、残り生地がモノトーンだらけに。。

このモノトーンの環境は非常にシンプルな条件のようなもの、限られたカラーに囲まれ、かえってカラーに依存しない工夫が生まれやすいと思います。

このたびは、「巾着袋:ミニ」を完成致しましたが、面白い点は、以前に全くの逆転で表地と裏地が反対で製作していたことがあったのです。

ブログ記事では【1123】が該当します↓。

ブログ記事【1123】で投稿した製作:このたびの表地と裏地の逆転ですので、比較が楽しみです。

表地と裏地を逆転しただけでも随分別物に仕上がる不思議、同じモノトーンでも「組み合わせ」の違いで生まれた新しい発見

では、逆転した生地使いのこの度の製作品をご覧くださいませ↓。

「インテリア収納袋:ミニ」:<サイズ>縦17cmx横17/27cmxマチ10cm。
<表地:白x黒小花柄>ポリエステル合繊、ポリエステル/100%、日本製。
<裏地:黒>ちりめんジャカード、ポリエステル/100%、日本製。

表地のプリント柄のデイジーのモチーフが、裏地のジャガード柄・正面のアップリケにリンク。

足並みがそろって整然としています。

表地にはダイヤキルトをかけています。

少しガサッとした風合いのシフォン素材にキルトをかけることでしっかりと立つハリコシある出来上がりとなったところが素晴らしい変化です。

「ミニ」というサイズなのに、はっきとしている作りが巷の量産品との差別化です。

生地使いの反転の違い:全くの別物になりました。一度に2点全く同じ物を作るよりも1点物ずつの価値が出ます。

あとがき

こうしてシリーズで続けてきました「インテリア収納袋」、確認しましたところ、あと5点で終了を迎えます。

同じデザインをひたすら作ってきただけでも、1点物志向によって素材の違いなどに関する学びが多く得られ、プチ企画ながらこういった計画を立てた製作はお勧めです。

このキルトをかけた巾着袋を作ったというこのシリーズの中での終盤のハンドメイドキルトの経験は、後の「ナップサック製作」のキルト裏地を配していくという仕様のきっかけとなりました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2022.10.19からおよそ2年後の2024.10.08にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直しここまで綴り直しをしてまいりました。

2024年では、このキルト仕様は続行中で、製作する定番の仕様となっています。

ただ、この時にはまだあった「ソフト厚芯」はその後同じ物が二度と見つかりませんでした。

2024年現在では、代わりにハード薄芯で対応していますが、こちらも年々入手しにくくなっていくような気がしています。

代用の素材を「エンボス加工の不織布」が近いとは思ったものの、なかなか反では見つけられないものです。

良い代用品が見つかれば、当然情報をアウトプットしていきますので、この行く末をどうぞ見守っていただけると心強いです(^-^)。

細かければ高級感があるというのか、それとも。。ダイヤキルトを同じ面積にかけて3cmと5cmで比較した実験、結果どちらも美しかった【1134】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、下準備のみになりますが、巾着袋の表地にダイヤキルトをかけたシートを作ります。

同じブロンズゴールドのサテン地にさらにキルトをかけることでその美しさが倍増♪。

3cmと5cmのダイヤ(正ダイヤ)の比較をしながら、前後の2面を仕上げ、2点の巾着袋用の準備をしました。

この時点でしか見ることができない思いっきり広がったダイヤキルトシートをそのキルトのピッチの違いでお楽しみくださいませ。

ダイヤキルトのサイズの違いの比較3cmと5cmの違いは目で見て感じられるもの、巾着袋の容積で選び分けるとバランスが良い

キルトの大きさ比較:左-3cmダイヤキルト、右-5cmダイヤキルト。どちらがどうとは言えない互いの良さ。

2cmの差は大きいもので、随分違った感じに見えます。

3cmの方は緻密さがあり、5cmの方は迫力があるという両方のメリットが感じられました。

1辺の長さがそれぞれ3cmと5cmということです。

使い分けとしましては、面積に応じ、小さいサイズの場合には、細かい方の3cmを、大きいサイズの場合には5cmをというのが基本的なバランス。

ただ、それをあえて打ち破り「破壊」をテーマにした製作もあり、小ぶりなバッグにピッチの広いキルトがかけてある商品を拝見したことはあります。

ただ、ぱっと見は、そのメッセージは伝わりにくく、「粗い」「カジュアル」といった「瀟洒」との対極なイメージになってしまうかと。

今回は同じ面積でキルトのピッチに差がありましたが、5cmの方も許容範囲だと思います、範囲は、3cm-10cm辺りまでといったところ。

それ以上はキルトの意味が薄れてしまう可能性があり、10cmを使うようなバッグはかなりの大容量というバランスを考えます。

生地が、ブロンズ色のナイロン/100%のサテン地であることで、余計にツヤが感じられ美しいです。

これらをそれぞれ、表地に使っていく予定です。

キルトの役割としては、装飾的な面もありますが、機能面も持ち合わせ、擦れなどが起きにくいということ。
凹凸感ができるので、まともに接触する面が減るという仕組みのようにも感じられます、生地のサッカーみたい。

裏側はソフト厚芯、この巾着袋製作で中綿は使用しません。

ソフト厚芯の方が、柔軟性と厚みのバランスが抜群なのです。

ただ、この材料もこれっきり。

2015年頃に過去のストックの残りのようなものを1反まるごと購入以来でしたが、同じ物が全く見つからないのです。

あとがき

当ブログ記事は、最初の2022.10.17投稿からおよそ2年後の2024.10.07にブログ記事の「手直し」の順番で、当記事のタイトルから見直し、ここまで綴り直してまいりました。

この2024年では、裏地にキルトをかけるということが定着しています。

裏地にキルトをかけるとたるみが起こらずバッグの内側が整然とします。

そして、今後の製作の見通しとしましては、高級生地を利用した凹凸感たっぷりの表地をそのまま活かし、裏地にはダイヤキルトをかけていくというスタイルで一本化しようなどと考えています。

重要なことは、「薄手しか余っていなかった」という「枯渇した状況」がアイデアや閃きを生み出したという不思議です。

非常に重要なことを身を持って体験したのだと思います<m(__)m>。

14ozセルヴィッチデニムのヘルメットバッグの裏地は美しきミックスモール生地、大きな面積の中の7cmダイヤキルトの緻密さ【460】

アイキャッチ画像460

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ミックスカラーがまるで宝石のよう美しいモール生地、このたび3点連続製作のビッグヘルメットバッグの2点目の裏地に取り入れてみました。

まだ完成には至っていませんが、前半のダイヤキルトをかけた場面をご紹介したいと思います。

ヘルメットバッグ自体の完成は、後の投稿の【462】でご覧いただけます。

デニム濃紺に相性良きイエロー系ミックスモール、ビッグヘルメットバッグの面積から見る7cmダイヤキルトの1マスのサイズの許容

使用生地:表地(濃紺)-セルヴィッチデニム(14oz)、綿/100%、日本製。裏地(暖色系ミックス)-モールベロア、ポリエステル/100%、日本製。
生地ズーム:セルヴィッチデニムはかなり緻密な作りをしていることが分かります。モールはカラーが豊富で綺麗。

3点の裏地をそれぞれ変えることで、共通の表地デニム生地の濃紺に施すステッチ糸の色もそれぞれ変えていきます。

このたびの裏地のモール生地に合う、オレンジ色のステッチ糸を選んでいます↓。

柱ベルトの底での位置合わせ:きちんと繋がるように合致することを徹底すると美しく仕上がります。

コツとしては、待ち針を端っこではなく、このベルトの左右を先に留めること、ベルト自体には針も通りにくいですし、左右で動かぬよう固めるという意味の位置です。

事前の内陸部の待ち針:これでもまだ不足しているといった感覚、縁だけの待ち針では皺やたるみが起こります。
7cmダイヤキルトステッチ:接着芯・キルト芯(中綿タイプ)・ハード薄芯の多重構造でしっかりと固定。
7cmのダイヤキルト完成:バッグ本体の面積が大きいので7cmダイヤキルトがたくさん出ています。
7cmダイヤキルトのズーム:途中で内陸部にも待ち針を平均的に打つという徹底により、皺やたるみを回避。
裏面:作図は裏面で行います。角を直角二等辺三角形に底辺を最初に引きスタート、7cmの平行移動で作図。

このたびは、ここまでの進捗度、表地には支柱ベルトを取り付け、裏地には7cmのダイヤキルトをかけ終わったところまで進んだということになります。

あとがき

ヘルメットバッグには、ポケットは付けないことにしましたので、裏地にキルトがかかればこの先はスムーズ。

この後は、Dカンとナスカンタブを合計4箇所付けて、表地と裏地を合体して完成という流れです。

カジュアルなイメージのセルヴィッチデニムですが、創造的な姿のバッグになれば裏地1つで表情も変わるということです。

1点目は黄色系小花柄でかわいいヘルメットバッグに、今回はどちらかと言うとユニセックスですが共通するところは、エレガントさです。

こうして複数のアプローチでヘルメットバッグを仕立ててまいります(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

ヘルメットバッグの裏地に配する小花柄肉厚カーテン地のダイヤキルト、もはやそこにはカーテンの面影はなく新しい形に活かされた【443】

アイキャッチ画像443

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

3点のセルヴィッチデニム製ヘルメットバッグを連続製作中。

間に他の投稿番号が挟み込まれますが、1点目のキルト裏地が黄色の小花柄のヘルメットバッグは、【445】で完成します。

3点はそれぞれ裏地の種類・キルトのサイズも違うことで、裏地が変わるとどんな感じ方の違いがあるのかという「おしゃれ度」を見るというもの。

ヘルメットを大切に収納できるクッション性は、中綿キルトの存在を安定的に共通にしますので、その違いを機能以外のファッション性で3展開してみます。

1点目の裏地の黄色系の小花柄には、5cmのダイヤキルトをかけ、その後の2点目・3点目をダイヤキルトを大きいサイズにしてみます。

「粗い」と感じるのはどこが境界線なのか。。とはいえビッグヘルメットバッグに3cmなどと細かいキルトは時間がかかり過ぎますので最低ラインを5cmと設定しています。

広い面積の中綿入りダイヤキルトシートを作る時のコツ、作図後の待ち針を内陸部にも均等に刺すことで「皺・タック・たるみ」の解消へ

30cm程度の小さなパーツではなかなか気付かないこと、それはキルトをかけることで起こる「皺・タック・たるみ」です。

少しずつなので起こり始めでちょうど終了できるのが30cm程度のコンパクトなパーツ、このたびはその2倍もの面積を要する大きな裏地パーツです。

縁のみに打つことが多い待ち針を、内陸部にも全体に配分良く均等に打つことで、四方からの固定の力が役に立つということを体感しています。

中綿キルトの裁断:接着芯貼り済みの裏地本体パーツを当ててカットします。中綿キルトは反購入した時のもの。
中綿の上に載せるハード薄芯:下から順に裏地の裏面・接着芯・中綿・ハード薄芯の順と実に4層のシート。
シャープペンによる作図:その後ボールペンの方が書き易いと気付きました。右下の角から作図スタート。

直角二等辺三角形を決めた寸法でその底辺から作図スタートとなります。

あとは、横へ5cmずつ平行移動、反対側からも同じように作図することで、結果ダイヤキルトになります。

ボックスキルト(正方形)を90度傾けた正ダイヤ(菱形)です↓。

キルト作図完了:両端の出来上がりの柄合わせノウハウはまだ得られていません。これはダイヤ向きの課題です。

写真が無くて申し訳ないのですが、この作図後の1マスずつに均等になるくらい緻密に待ち針を打つと良いです。

ミシンによるキルトがけ:待ち針は外さずにそのままミシンがけを推奨します。

1本ずつミシンを区切らない効率化を求め横移動もやってみましたが、1本ずつ途切った方が安定的だと感じます。

裏地中綿ダイヤキルトの完成:パーツ2枚共5cmのダイヤキルトがかかりました。非常に美しいものです。
ズーム①:部分的にタックが寄りそうな危ない点はまだ不慣れな証拠です。なんとかアイロンで調整しました。
ズーム②:更に近寄ってみました。キルトステッチの糸調子も大切、美しい糸目になりますよう。

あとがき

キルトをかけてしまうと、元はカーテン地であった面影はどこへやら。。新しいシートが生まれたかのようで新鮮です。

手間をかけて美しい物を作る覚悟も必要、同じようにハンドメイドキルトをかける方の成功を願います。

「内陸部の待ち針」これは非常に大切なものなのです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク