<パッチワーク企画⑥>黒系の無地ライクとボーダー柄前後2面使いが楽しめる1点目の完成-ナップサック4点連続製作【1178】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

パッチワークシートに時間をかけましたナップサック型、「餅巾着」の1点目が完成しました。

パッチワークシートのその後の作業は、割と円滑です。

やはり、シート作りがとても手間が入った作業になることを実感しますねー(^_^;)。

全部で4点の表地、裏地共にパッチワークである餅巾着が出来ていく中で、その1点目です。

それぞれ使用のはぎれが違うので、どれも違った味わいが感じられる点が面白いと思います。

両面使いが全体コーデの可能性を広げてくれる

1点目の完成:<サイズ>縦29/49cmx横34cmxマチ15cm

ショルダーのDカンへの縫い付け方が「わ」であるので、一応先端が裏側に隠れるようにこの無地ライクの面をメイン使いに設定しました。

しかし、そのショルダーの取り付け位置などそれほど目が行くところではありませんので、そのまま反対側をメインにも気にせず使えます。

メインというのが、他の人の目に映る背中と接触の無い後ろにあたります。

グラデーションみたいにパッチワークが整頓されて、もはや一続きにさえ見えます。
これは、同種類の生地を連続配列した効果だと思います。
横から見た感じはこんな感じです。

さらにいろんなショットをご覧いただきましょう。

無地ライクですがオパールですので凹凸感があり美しいです。
木の実みたいなボタニカルな柄の黒色オパールです。
底の隠れる部分にこれらの生地が来ています。
真っ黒ですが、生地の種類の違いが細かく分かれます。
内側には、カードやキーが入るミニポケット付き。
この生地は別のストックから裁断しました。
今後の黒っぽい製作にまた利用していきます。
内側のポケットの無い側:モカ色も入りますが、
生地の柄のラウンドなお花を集めていまして、ある程度柄の雰囲気を統一。
入り口を開けた時はこんな様相です。

パッチワークの配置がなかなか考え易かった1点目の製作でした。

黒を中心としていますので、ジャガードなどはあまり違和感はありません。

この後からの2点目からは、カラーも多く出てきて少しパッチワークの組み合わせの難易度も上がっていきます。

現在はすべて配置は完了でして、あとは作り上げていくだけになっています。

残り3製作もその行く末をお楽しみにどうぞ(^-^)。

パッチワークバッグはどんなコスパなのかを生地用尺に換算して考える

少し話は逸れますが、この<パッチワーク企画>をしていく中で、あることを考えました。

それは原価のことです。

これらの生地は元は、生地を多く調達したもののはぎれであったわけです。

1点製作には、パーツの合計枚数が、横4枚x縦4枚x2面x2(表地と裏地)=64枚。

パッチワークパーツ1枚が横が17.5cmなので、生地巾の短めで考えて、110cm巾÷17.5cm=6枚とれます。

このデータから、生地巾110cmでの用尺を算出してみました。

パッチワークパーツ1枚の縦は12.5cm。

6枚で縦12.5cmの用尺であるから、64枚では。。。考えます。

64枚 ÷ 6枚 x 12.5cm ≒ 133.3333cm → 約1.3m となります。

表地も裏地も合わせて1.3mなのです。

そこへ、ポケットの別布と長いショルダー1.5m分の幅5cmの型紙x2枚分もありますので、ざっくりと0.2m(20cm分)追加して、約1.5mくらいでしょうか。

例えば、@¥1,000/mの生地を平均としますと、1.5mx@¥1,000/m =¥1,500/点という原価。

その中に@¥3,000-¥6,000/mなどという高級生地も含まれるわけですので、そういった点はお得です。

ただ、はぎれなので一続きではなくて、途切れているものであるということになります。

あとがき

原価を見てみると何となくどのくらいでご購入ならコスパが良いかなどが分かりやすくなりますね。

ところで、この原価のようなことを見ているうちに、更にあることをひらめきました。

今後、何かを製作していく時に、原価をあえて共有しようと思います。

そんなスタイルの人が一人くらいいても良いのではないかと思います。

原価はみんなが隠していることです。

原価が分かるとそこへ積んだ利益がばれますので、それによってご購入されなくなる可能性もあります。

けれど、私は反対の考え方をしてみました。

作り手様にも参考になるのはこの一番隠された原価の部分。

それが、良いお品を見極める購入者様にも有効であると見ました。

ここを研究したような内容の発信を視野に入れていこうと思った今回の製作でした。

やって良かったと思っています。

そして、2019年辺りからなかなか動かなかったはぎれが一気に大きなお品を作ることですっきりしていくことも良い2022年最終の締めくくりになりそうです。

分野関係なし、複数同時購入の理由はこの2つ【1169】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまで、事業以外の不用品販売なども含めて、何かしらのお取引というものをさせていただいてまいりました。

不用品販売も事業へのヒントになります。

現在は気軽に個人間同士でサイトにお世話になりながら、かなりカジュアルにお取引ができることで利用者も多いです。

私も、ここ2年くらい、メルカリ様がやはり利用しやすく、かなり要望に対応した進んだサイトだと感じています。

しかし、私の場合は、過去15年以上はヤフオク様を利用させていただいてまいりまして、こちらも現在もちょくちょく利用させていただいております。

こうした購入、販売は一種のお取引と呼べるものです。

今回は、この販売の面で、実際に不用品を販売してみて、そして、2018年にスタートの事業での販売もすべてひっくるめて、あることに気づきました。

特に最近この2022年現在によく起こっていたことで、複数同時購入をしていただけることがが多いということです。

あくまでこれは割合です。全体ではそれほど多くもないですが、ご購入いただくとなると複数であることが「あれっ?」と思う程目立ちます。

ということで、ただの偶然でもなさそうであったので、なぜなんだろうと理由を一度しっかり考えてみようと思いまして、この度の記事投稿とさせていただきました。

まさにマーケティングの内容になるかと思います。

理由①:お得感がある

コスパを感じていただいたのだろうと思います。

やはり、こういうところで思うのです。

まずは、お値段関係なく、とにかく良質な商品を作ることをすることは必須であると。

良質だからこそのお得感であり、粗悪品の低価格は全く意味をなさないと確信しています。

お客様が複数購入していただけると、1点だけとは違い、こういう事業者だとの判定に行き着いていただけるのが早いと思うのです。

よって、複数ご購入いただくことをとても喜んでいます。

理由②:テイストがはっきりと統一されている

おそらく、世界観、ブランディングにつながることだと思いますので、とても重要な事項だと思います。

そして、実際はなかなかおざなりになりがちなことだとも思っています。

なぜなら、長年かけるものであることで、その場のテクニックなるものでもないからです。

だからこそ、地道に活動してきた長年培ったものを大切にしていくことがとても重要になるわけです。

テイストというのは、物集めのコレクションの中にも現れます。

集めるという行為は、形がたとえバラバラであっても、何かしらベースに何かの共通事項があって集めることになります。

そうでないと収集に至りません。

よって、集めることが好きであって、これまでとにかく好きな分野の物を徹底的に集めてきた者の強味となります。

コレクションは小宇宙を作り、その小宇宙こそが世界観と呼べるものです。

この複数購入も、何かの共通事項に共感していただき、気に入っていただいたからこそ2点目もご検討いただけたわけです。

事業者様のお品揃えへの活かし方

あれもこれも。。。とたくさんの商品が存在するのがにぎやかな感じに一見思えますが、実はそうではないのかもしれません。

ある特定の分野をとことん追求した、すっきりとそろったテイストのお品を見せてくれるお店こそがファンを生み、魅力的で唯一となりうるということですかね。

にぎやかに見せなければならないからとあれこれ飾ってしまいがちですが、入手しにくくても数少ないながらも、和柄だけをそろえたり、ブルージーンズのみにあえて特化したりなど、私だったら。。。とちょっと思い浮かべてみました。

特にお店でなくても、商品というものを扱う事業というものすべてに活かせることだと思いました。

現在コンテンツを作っているデジタルの分野であっても、あれもコンテンツという商品ですので、同じことが言えると思います。

あとがき

今回のYOUTUBE動画なのですが、蛍光色のピンクやブルーが入ってしまい、申し訳ございませんでした<m(__)m>。

原因はよく分かりませんが、私の編集ソフトからのダウンロード時にすでにそう出来上がっていたようであることまでは調べで分かりました。

YOUTUBEもそれほど凝ったものではございませんが、とにかく実直にお伝えすることをモットーとしております。

私の方で何も秘蔵することは無く、とにかく学びや気づいたことの発信が時には貴重であることも含まれるかもしれません。

それを平等にコンスタントに発信していきたいと思います。

また是非お立ち寄りどうぞ(^-^)。

ハンドメイドを継続していく人向けの接着芯の購入の仕方と原価を安くできる方法【1062】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在、ハンドメイドバッグを作りたい人向けに私のお仕事をシフトチェンジしている最中です。

その1つとして、過去の保管中の生地ストックを片っ端からご提供している最中です。

全部残りの生地で製作していこうと思っていたのですが、ここへ来てもう時間がないと思い、7月から生地販売へ踏み切りました。

結構喜んでいただいているようです。

バッグになって販売よりもはるかに可能性を秘めることが分かり、たくさん見てもらっているようで有難い次第です。

このこと1つだけとっても、いかに世の中にハンドメイドで何かを作りたい人が多いかということがうかがえます。

私自身も続行していき、自分の作品を作るということを横に置いて、他の方のお力になる情報をご提供していくことが一番になるようにシフトしていこうとしています。

自分も作りながらということであれば、ご質問にも答えやすく、続行してまた学びのインプットも得られるし、ご質問いただいたところからの発見も間違いなく得られると思っています。

そうして、今までよりももっと「広める」ということに今後重点を置いていきたいと思っています。

さて、今回接着芯を1反使い切りまして、次の1反を調達しました。

とても良い芯地をいただきました。(ヤフオクで良いお品を購入しました)。

まるっと1反購入にの芯地の風合いと収納の仕方

こんな風に1反まるっと袋に入ったものが届きました。ヤフオクの出品者様、どうもありがとうございました<m(__)m>。こんな感じで開封していきます。
織芯です。生地のような感じの織り目が入っていますね。別で不織布芯がありますが、こちらが断然なじみやすく高級で、自然な風合いが出ます。お勧めは不織布より断然こちらの生地タイプです。

黒も同じように織芯とニット芯を保管中です。

下の方に貼り付ける動画内で、このクリームベージュ色をニット芯とお話してしまいましたが、もしかして織芯かな。

ただ、不織布に対しては、ニット芯も織芯もこのように織り目が出ている様相で、「布帛芯:ふはくしん」になります。

糊が片面に付いていて、アイロンでくっつく通常の接着芯です。

クリームベージュ色である所が結構融通の利く色です。

気を付けたいのは、黒い生地の時に、白は透けることがあるので、黒い生地には黒がのぞましい、その他のカラーはほとんどこの白系で対応できると思います。

そういったことからこの白系の出番は多いので、今回も早くなくなったというわけです。

こんな感じで、両端をリボンで固定。このリボンは、古着の1980年代前半辺りの古着スカートの腰ひもです。これがやぼったいので、カットして無しにするリフォームをした後、使い道がなくて、ちょうど、こういった反物に使っています。
その他、別の腰ひもからとったリボンも使用しています。何やら水玉好きがバレましたね(^_^;)。

原価に入れ込む接着芯の値段

接着芯をそのまま手芸店で購入の場合結構なお値段です。

その高額さから、安めの不織布芯にするならば、ヤフオクなどで、反物をお世話になる方がお品が良いと考えています。

購入額そのものの値段が安い方に注目しがちですが。。。

下の図を見てみてください。

人はその場の支払うお金だけを考えがちです。多くの人が現在の時点では50mも必要ないから、5mで¥1,000の上を購入してしまいがち。しかし。。。↓
大切なのは、もう少し長い目で見ることかと。1m当たりの単価は断然下の方がお得なのです。

ハンドメイドバッグでは、表地、裏地にもフルに接着芯を貼るとしても、だいたい、巾なりで、1mを縦に見れば見合います。

そうしますと、この@¥80/mの値が、実際に1つのバッグを作る時の1点分の接着芯のコスト、¥80です。

上だと¥200もかかります。

これまでたくさんの原価表を作りましたが、1点に¥200かかる附属品は結構原価に影響を与えてしまいます。

利益がその分少なくなってしまうことにも影響しますね。

ちょっとしたことですが、原価で見るとこんなに違いがあり、驚きます。

ただ、作り続け、売れていく必要もあるので、最初の内は手持ちの資金のリスク回避で上の¥1,000を選ぶというのも分かります。

しかし、ハンドメイドを続けていくと、5mという数量などすぐになくなってしまうので、また続けて購入していくという結果になると、一度に下の50m巻を購入はお勧めですけどね(^-^)。

あとがき

今回は、接着芯購入の例として、その様相とコストについて見てみました。

こんな風にお伝えできることの多くが現在私の中だけにに保管中で眠っている情報です。

今後これらをおしみなくアウトプットしていく場として、コンテンツ販売などでご提供してくつもりです。

そして、ゆくゆくはハンドメイド業全般にわたり、今回の記事の後半のコストとか経理分部での工夫、やり方もかつての経理部所属であった経験からもお伝えできるかと思います。

現在も<事業>カテの記事にタイトルに<経理>と書いてあるものは、経理場面のお話です。

経理もより良い商品を作って行く為には必要で、なぜ、良い商品と言えるかということの1つに、コスパがポイントになるということです。

こんなに立派なお品なのにお得に購入できるとお客様に思ってもらえることを目標とした時に、今回の接着芯のようなお話はその1つの工夫になるのです。

原価は下げる方向で、価値は上げる方向で後の信頼と人気を得たいものです(^-^)。

物を大切に長く使えることで、サステイナブルな未来に大きく貢献できる「リメイク文化」のすすめ【1017】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

私も実は個人的にはとても多く行っている、「リメイク」。

洋服を利用したり、キーホルダーを利用したペンダントだったり。。。

それはそれは多くのリメイクを楽しんでいる一人です。

ところが、やはりリメイクというのは、元のお品を改造していて、製造メーカー様の商標権、著作権を侵害するということで、商業利用が不可です。

具体的には、youtubeアップとかこうしたブログでのアップも、商業利用の助長になるために控えてほしいという某ジーンズメーカーさんとの2019年の直接のお電話のやりとりでお話を聞いたという経験があります。

それ以降、今までアップしていたリメイクのお品が映った動画や記事は丸ごと削除致しました。

40投稿くらいその時点ではリメイク内容のものをアップしていましたので、とても残念で、かなり影響がありましたが、そんな生のお声を聞いてそのままでいられるはずはありません。

そうなんです。ネットでは当たり前のようにリメイクが楽しそうにアップされていますが、ああいったものは、実はあくまで、個人で楽しむ範囲内の領域を超えてはいけないのです。

ネットで掲載してしまうとそれを見た別の人が商業利用することの助長になりかねないということなのです。

そんな製造者様の生のお声を聞いてからというもの、とても気を付けています。

今までそういったことに無知であったことからその時点を境に、より著作権や商標権を意識するようになりました。とても貴重な経験です。

ただ、私もすべてにおいて完璧かと言いますと、リフォームだといってアップしたお直し動画や記事が製造業者様にとっては改造であり、リメイクだと判断される可能性がゼロでは無いということ。

そういった時は、何かしらのアプローチがあると聞きます。例えば、内容証明などでの通達ですね。

それはよほど侵害している場合でしょうが、侵害しているかどうかの判断が元の製造業者様にあるという点で、こちらがどうこう判断できることではないのです。

とはいえ、リメイクというものは、無限ですし、この先、物をたくさん持ちすぎずに大切に使っていく傾向が高まっていくと予想しています。

そんな環境の中では、新しくたやすく買い替えないとなると、今までのお品に、「飽き」や「損傷」があった場合に、お直しであるリフォームが出てきたり、違うお品へ作り変えるリメイクの出番があることが予想されます。

特にリメイクに関してはとても可能性を感じているわけです。

リメイクは長い目で見て、コスパの良い過去の購入だったことにもなるなどの素晴らしい「文化」であること

現在では、リメイクもまだまだニッチな分野なのかもしれません。

しかし、将来的には、広がると良いなあと思うことと、実際に広がりそうな予感はしています。

私の場合、リメイクは、主に布でできたアパレル商品になります。

機械とか乗り物のカスタムは、機械の分野なので苦手でさっぱりですので(^_^;)。

例えば、何か洋服を購入して、その洋服が洋服としては飽きてしまったけれども柄が素敵なのでもったいないと感じる場合自主リメイクを考えることがあります。

どんなものにも変身できる可能性を秘めているので別の使い方が思いつけばとても幸運です。そういった点でリメイクは無限です。

その時点で、捨ててしまうのか、継続して使っていくのかの分かれ道があります。

ただ、継続して姿を変えて使っていくことをしたくても、その技術がないと思いつくことさえないのかもしれません。

自分だけの範囲では無限過ぎるので、多くの人へ広めたい時に、商業利用を思いつくわけですが、これが簡単には出来ないのです。

洋服は特に、ブランドネームや品質表示にしっかりメーカー様の名前やブランド名が入っていますので、その権利が分かりやすいです。

ベタに商業利用を確認するには、メーカー様へ連絡を取って、何かしら商業利用する対価を支払うというものだと思いますが、対価を支払うからと申し出たとしても、そのような現金よりも、ブランドの威厳だったり地位だったり画重視されるからです。ですから、おそらく断られることがほとんどだと思います。

よほど大手企業様がタイアップとして企画としてロイヤリティを払うことを条件に可能な場合があるかもしれませんが、勝手に、断りもせずに、無料でリメイクしたものを販売ということを承認ということにはならないかと思います。

これが意外と理解している方が少ないかと思いますが、そういうものです。

ということは、広めるということのやり方の1つのアイデアのリメイク商品を作っての販売ということが不可能だということです。

とすると、どうしたら広めることができるのか。。。

これを今回考えました。

私の1つのアイデアとしましては、かなり間接的ですが、やはり個人様一人一人が自分でリメイク作業はするべきで、そこに作業の対価を発生させてはならないということで、リメイクにも使えるミシンの技術などを伝えていくことだということです。

そこには、対価は発生しても良いと思います。間接的であり、リメイクに結果的に活かせる技術ということですので。

長い道のりではありますが、リメイクの商業利用を助長せずに、一人一人が自分でリメイクできるような技術を身に着けるみたいなことを広めるということです。

特にリフォーム専門ではない私でも、ハンドメイドバッグを作ってきた時の何か一部の技術を活かして、今までは思いつかなかったようなお直しもできたことがありましたし、ミシンを使えるということが基盤になるかもしれませんね。

ということで、私のできる広め方としては、まずは、テクニック、裏技などの役に立つ細かい手法をおしみなくお伝えしていくことで、ミシンも、持っていることが当たり前なんてものになって行ければ。。。と思います。

1960年代辺りの手作りブーム以降、現在は、ミシンもの所有数は現象。家庭にミシンを置いていない家もある現在なのかもしれません。

けれども、今後は、大量生産してきた作り方が見直される方向になると、1つの物を長く使うということも重視したいものです。

あとがき

著作権、商標権の問題は難しいですね。

そんなに有名でないと埋もれて分からないところですが、これが有名になって人々に広く広まってきた時に大きな問題になるようです。

とりあえず、「正しい広め方」を意識していきたいと思います。

お洋服の長持ちにつながるリフォーム-オールインワンのたすきのミシンステッチの固定【934】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最近今までで着用したことが無いデザイン、オールインワンを入手。

元のデザインにたすきの調整として、ボタンホールが2個上下に開けられていました。

元の状態の見やすい写真がなかったのでたすきの部分をイラストに描いてみました↓。

オールインワンのたすきの先端部分:ボタンホールが2個調整機能として設置されたデザイン。

私は、短く使用する上側のホールにボタンをはめこむ方が自分には合い、上のボタンホールを使用することになるのですが、下がぶらぶらして違和感がありました。

けれども、下側を使用するにしても、同じぶらぶら感があり、ボタンの付け根で支える作りであることは同じ。

どちらにしても不安定でぐらぐらしていました。

そこで、固定してしまうということを考えます。

ボタンホールもデザインとしては残しながら、取り外しは、かぶりながら着脱できますのでミシンステッチで固定するという方法を考案。

たすきのミシンステッチの固定のやり方例

ポイントは、ぐらつかない安定を得るということ。

片方のホールしか使わないのだから、ホール自体をピッタリ重ねます。

二つに折り、ボタンホールをぴったりと合わせることをします。

このような風に内側へ折るのですが、下のように図で描いてみました↓。
こんな感じで後ろ側へ折り込み二重にしながらボタンホールをピッタリ重ねます。
そして、赤線のようにボックス状に一周ミシンをかけます。折った部分の方ももちろん貫通させます。
元のステッチの上に重なるのが余計な線が出来ずに美しいですから。
上の図の実際の場面:ボックスス状にステッチをかけています。

ただ、これだけだと、まだまだ安定はしていません。ボタンの取り付けの根っこの部分だけで全体の重みや圧力を支えている状態にあります。

そこで、次のステップとしまして、両サイドに二度縫いのステッチを更に追加↓。

青い太線が二度縫いのサイドステッチ:このように、元の縫い線の上を重ねて二度縫いのステッチで固定、この時には、ボタンははめている必要があります。ボタンをはめてからステッチをかけます。
ボタンをよけながら、両サイドに二度縫いのステッチをかけます。先ほどのボックスステッチの枠の線に綺麗に重なるのが◎。
完成です。両サイドの二度縫いステッチの固定が大きく効力を発揮。丈夫なたすきの根本部分になりました。ボタンを外さないで着脱できます。

あとがき

良いお品を長く持ち続けたい。

そのように思っていると同時に、そうなる工夫も伴うことで、それが実現できます。

今回の例はヒントみたいなもので、全く同じ状況があるかというと、そうでもないかもしれません。

しかし、こういった「考え方」としてはご参考になるかもしれません。

今回のポイントが「固定」ということにあります。

1つの小さな箇所に重さや圧力がかかり続けると破れなどの損傷の原因になります。

それを防ぐ手段として、力のかかり具合の「分散」ということがあるかと思うのです(^-^)。

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物の長持ちの秘訣、飽きの解消例として「使い方を変える」ということ【913】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

引っ越しをしたきっかけで、物を捨てる時にすぐにたやすく捨てないような方向に、いったん立ち止まってじっくり考える時間を持つようになりました。

今後、そういった感じで、1つのものをできるだけ長く持ち続けていく傾向というのが重視されていくのではないかと思います。

捨てる前に考えること、別の使い方があるのかどうかの検討

私の例では、引越をきっかけに、整理整頓をしている時に入れ物の使い方を変えるということをした時に、新品を購入した時と同じようなリフレッシュ感を味わえたことに驚きました。

固定観念というものがあるもので、使い方がそれしかないかのようにずっと同じ使い方をしているけれども、何かのきっかけで使い道を変えた時に、実は前の使い方より意味があると感じられたりすることがありました。

出来るだけ捨てるということをせずに、そういった別の使い方でさらに持ち続けていくことが、結果購入時の価格から見たときにコスパが良かったと言えます。

安くて悪いお品では今後はなかなか難しい理由

結局、手放しがちな場面で違う使い方を続行できる判断ができるのも、お品が捨てるにはもったいない良質さがあったからで、安くて悪いお品は躊躇することさえないのかもしれません。

そうすると、とりあえず、値段は後にしても、良質でないとお品物は捨てられてしまう運命にあるようです。

良質な物は末永く持ってもらえるという作る側からの視点にも注目です。

あとがき

もう少し大きなアイテムでいうと、木製のチェストなどは、ここ数年はすべて中古品を購入しています。

プラスチック製のものは、味わいなどには欠けるので、必要がなくなるとどうしても手放してしまいます。

私も今回の引っ越しで、旧居では収納場所が少なかったために持っていた食器などを収納するプラスチックチェストを2点も持っていましたが、新居がかなり収納場所が充実しているため必要なくなりました。

それによって、スペースも広くとれて、とても新居の作りが気に入っています。

一方で、その廃棄のプラスチックチェスト2台よりはるか昔に購入の木製の日本製のチェストは現在生地を入れて使っていますが、まったく手放すなどという気にはなりません。

昔ながらの洋服を入れるために作られた木製箪笥であるわけですが、結局洋服を入れずに、これも別の使い方をして持ち続けているわけで、お品が良いと、どうにかして持ち続けていく工夫として、使い方を変えるというところに行き着くかと思います。

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ハンドメイドバッグ製作に使用の裁ちばさみのエコノミーな使い方のご紹介【804】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドバッグ製作をコンスタントにさせていただいております。

時々、他のお仕事が立て込んで携われない日もありますがほぼ毎日製作にもかかわっています。

その時に使用の工具の1つとして裁ちばさみがあります。

今回は、この裁ちばさみの私の最近の使い方、特にエコノミーな使い方の点に密着です(^-^)。

同じ裁ちばさみなのに目的の違う2点について

2点同じ裁ちばさみ:左側の生地用と書いてあるのは最近新調したもの。右側の芯地用と書いてあるのは、以前に生地の裁断に使ってきたけれど、刃がダメになり始めて生地が上手く裁断できなくなったもの。

ここ最近裁ちばさみが定着。楽天市場の「ほんまもん」様で購入。刻印に「Silky Stainless」とあるややコンパクトめなお品。

このお品は、大きすぎず手首が楽で、先端が細かい部分のカットにも切り込める繊細な刃に作られている点が非常に優れています。

大きいのが良いとは思いません。そして、鉄のハサミが本格的で良いとも思いません。

これは、実際に長い間生地を裁断してきた者の意見です。

いずれ刃物というものは最初にどれだけ「とぎっとぎ」であったとしても刃がだめになってくるのですね。

そこで専門業者様に研いでもらういう手もあるかと思うのですが、過去に、1つの物を末永く使おうと研ぎ屋さんへお願いしたのですが、そのコストが新しく結構なお品の裁ちばさみを購入することと変わりがなかったこと。

また、研ぎ屋さんへお願いしている間に作業ができない分結局予備も必要で、そのオーダーと受取りの時間の手間も十分にかかってしまうことを経験済みです。

よほど愛着のあるハサミであれば研いででもずっと使い続けていくことに意味はあるかと思いますが、同じお品をリピートして購入できれば今の方法がとてもスピーディーです。

そして、ここからが私なりの工夫の点になります↓。

前に使っていて生地をうまく裁断できなくなった古い裁ちばさみを、不織布の芯地の裁断専用へ移行するのです。

生地はうまく裁断できなくても、不織布はその同じハサミで十分スムーズです。

そこまで素材には違いがあるものなのです。

よって、ハサミを捨てずに、他のものをカットすることへの移行という使い方によって結果的にコスパの良い、エコノミーな使い方を工夫しています。

何も不織布芯地だけに使うのではない、紙を切る専用、ビニールひもを切る専用、ベタベタになりがちな、布製のガムテープを切る専用といろんな専用へシフトしていけるので結構無限です。

あとがき

今回のような「捨てない」「他の物を切る専用へ移動」ということで、大切に使うという方法も1つとしてあるというお話でした。

1つのものをずっと長く使うということが望ましいですが、そうはいかない時の工夫として、バリエーションに富んだ使い方というのが、ハサミだけでなくとも、他の事にもアイデアとして使えそうですね(^-^)。

多くの中からの渾身の1着を選ぶために、色違いの大人買いをしない勧め【727】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまでは、洋服がたくさんあふれて、迷ったときには色違いで2着とも買ってしまおうなどといった具合に、洋服の1着1着に価値を置かないような選択の場面が多々あったかと思います。

今後に関しては、そういった同じ物を大量に製造する構造自体が難しくなってきており、簡単には、そういったチョイスも難しくなり、渾身の1着を選ばざるを得ないような場面も多くなるのかもしれません。

そういったところで、本来ビンテージ物というのは、もともと数が少ない市場であることから、すでに絞られたお品が存在するわけです。

そこからさらに自分に最も合うお品を1点見つけるというシーンの数々です。

同じ物を色違いで購入の楽しさの短命度

大人買いという言葉がありますが、今回1つの例として、同じお品を色違いで購入したその時とその後の気持ちや状況の変化をお話させていただこうかと思います。

同じ商品の色違いを大人買いした例:この購入時の気分は楽しいものになりますが、果たして、その後日数が経過したその行く末の心持ちやいかに。。。

こんな風にデザインの同じ2着を迷った末に同時購入したとします。

その時は気分が一瞬満たされます。

両方購入したのだから、2倍楽しめる。。。そう思うのです。

ところが日数が経過して、その先には、着用の偏りが出てくる経験を私自身がしました。

片方は出番が多い、片方は出番が少ないです。

このことは、出番の少ない方が渾身の1着ではなかったかもしれないことを物語ります。

結果出番の少ない方はコスパが悪かった、、、

そんな風にも言えます。

特に全く同じデザインの場合は、そういった優劣が分かりやすく感じられてしまうものです。

後で思うのは、最初に、後に着用場面の多いコスパが良かったと思える方を最初から1着だけ選べばよかったということです。

ということで、渾身の1着をチョイスする術と致しましては、比べ易く、後々偏りの出る色違い、柄違いといった同時購入の仕方をあまりお勧めしないということが1つ、最終的によい選択ができるとなる上では、コツというものになりそうです。

あとがき

たくさんある中から今後の出番の多さも見越しての渾身の1着を選ぶって結構難易度が高いですね。

けれども、それもお洒落のレベルアップの1つと考えたら、「コーデの技術」とでもいうべきものだと考えます。

使用目的が明らかに大容量で重くなるバッグに使う裏地の選定例【674】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、大きなリュックを作ろうとしています。

その時の裏地にスポットを当ててみます。

大容量のお買いもの用のリュックなので、当然たくさんの物が入り、重さもかなりのものになると影響するのが生地の傷みです。

使っていくのだから、ある程度すれたりなどはするにしても、簡単に破れたりはやはりコスパの悪い質の劣った商品になってしまいます。

表地は頑丈でも裏地っておざなりになりがち。

この裏地こそを丈夫なものに仕立てていこうということを今回工夫します。

それには、まずは、最初の生地のチョイスが物を言います。

ブロードやローンでは厳しそうな場合に選択する裏地生地とは?

表地が綿なので、裏地も綿で行こうとしておりまして、少しお洒落に柄入りにしてみました。

生地名が不明ですが、黒x白xモカグレーで成り立つシックなタータンチェックの先染め生地です。この彩にご注目。とても丈夫な織りであると見ることができます。

端の毛は、耳の部分です。糸の太さとか密集具合がこの部分を見るとある程度分析できます。

糸が太めで密集しています。

全体に肉厚ぎみな目の詰まった生地なのです。

先染めチェックは綾になっていることが多いので、同時に丈夫な物であることが多いです。

ストライプの先染めとも迷いましたが、このチェックに入るモカグレーの素敵さでこちらを選択。

ストライプの方にはモカグレーは入っていませんでした。

こうして、重いものを入れ、かつ大容量入れる時に負荷が裏地にも当然かかってくるので、簡単に破れたりはしないしっかりとした裏地にするためのファーストステップとして、生地の選定が重要であるというお話でした。

あとがき

ここへ、更に織芯の接着芯を貼って、より補強します。

この対策で強度を高める効果を期待。

隠れた部分なので、長い目で見たコスパを狙ったものになります。

コスパの意味って奥深いと思うんです。

言葉の一人歩きで、一瞬の見かけで決まるものなのか。。

そこに疑問があります。

本当に結果、長持ちできるための対策をしているのか、結局はその点につきるかと。

マーケット手法で謳われる小手先の言葉って、いずればれるものではないかと思っています。

とにかく、本当のことをそのまま真実として伝えていくような商品にしていく決意で製作に臨みます(^o^)丿。

タオルをコスパ良く使っていくために。。縁の擦り切れを接着芯を使ってお直しする技【662】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

タオルは日常になじんだありふれたお品のようですが、これが結構長持ちの約20年になるタオルが私の手元ではごろごろしています。

ここにきて、お洗濯のきっかけに擦り切れが目立ってきたタオルがあります。

タオルも同時期にスタートしてもお品によって持ちが様々。

長年タオルをコスパ良く使おうとリフォームしながら使ってきて思うこと。

タオルって結局洗濯機で傷むのです。

タオルが何か大きな力が加わり損傷することはほとんどありません。

結局、綺麗に洗おうとしたその洗濯機で傷むという何とも矛盾の事実。

まず、お勧めしたいのは、ウォッシュタオルやバスタオルも洗濯ネットに入れて洗うのが長持ちの一番の秘訣だということです。

実際のリフォーム作業の場面

とは言え、そこまでしていると洗濯ネットだらけになってしまうので、私も、タオルはそのまま洗濯機で回してきました。

よって今回、擦り切れを手直しするということになります。

ひどくはないのですが、一部縁が三つ折りラッピングが外れてゾコゾコになっています。これをラッピングし直してステッチしたいのですが、けば立った毛のような繊維を三つ折りというのは困難。そこで、ある材料を使います。
ハンドメイドバッグに使っている接着芯です。できれば織芯がタオルには相性が良いと思います。同じ黒色があったので、色はマッチしています。そして、毛並みの上にすき間を埋めるように生地のように補充して接着してあげるのです。
こんな風に接着したら、適度な長さに横にカットします。このままでは野暮ったく、くるみ込みきれません。
飛び出した繊維の長さに芯地もカット。そうすると生地みたいなものが出来上がりましたね。これで三つ折りラッピングができる体勢になりました。
そうして、ミシンをかけて縫い閉じて出来上がりです。ミシンの場面などは下に貼るYOUTUBE動画でどうぞ。

左右が対象の物はもう反対側もチェックして事前のリペアをしておく勧め

とここでポイントがあります。

タオルの片方だけが今回お直しの対象でしたが、私が偶然間違えて、大丈夫だと思われる反対のサイドを縫ってしまったことがきっかけで気づいたことがあります。

別のサイドももうすぐ同じようになりそうな状態だということが分かったのです。

今ここでお直しをしておけば、早い対処となり、ひどく劣化することから免れます。

対象の箇所というのはおそらく反対側もなっていることが多いのでそちらもチェックして同じようにお直ししておくという手立てが長持ちにつながると思いました。

あとがき

タオル関係のリフォームは、以前の記事でも、バスタオルを含め4度アップしています。

【185】、【254】、でバスタオル、【257】、【260】で今回と同じようなウォッシュタオルです。

また違った擦れ具合だったりするので以前の記事は、リフォームのやり方が今回と違ったものであったりします。

大半の人が、お洗濯においては、洗濯ネットにタオル類を入れることなんて少ないのかと思いますが、パイル地であるデリケートなタオルこそ本来洗濯ネットに入れるにふさわしいアイテムなのではないかと思えてきました。

毎日使う当たり前の物だからこそ、買い替えれば代わりが簡単に見つかるものだからこそ結局、同じものを長く使い続けることのコスパの良さ、価値もあるかとそんな考え方を一度してみるとよいかもしれません。