小花柄中綿キルトで内部がプロテクト、縮めばジェットヘルメット用に広がればオフロードヘルメット用に展開する14ozデニムバッグ【445】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび1点のヘルメットバッグが完成、裏地が小花柄の中綿ダイヤキルトでふんわりヘルメットをプロテクト、表地は14ozの濃紺デニムで黄色いステッチで完成しました。

続く2点は、表地のみ共通で、ステッチの色が変わり、裏地が変わるということで同じモデルでも違いが表せる1点物志向として比較してお楽しみ下さいませ。

このたびは、初めて作った超ビッグヘルメットバッグであり、支柱の底での重なりが不十分な点は次回への課題です。

デニムに可愛らしい小花柄を肉厚なカーテン地から選んだ生地のバランスも感じていただけると良いです。

1点で「ジェット」「オフロード」双方のヘルメットのサイズの違いにも十分対応できる、14ozデニムのトートバッグ型ヘルメットバッグ

使用生地:表地(濃紺)-セルヴィッチデニム(14オンス程度)、綿/100%、日本製。裏地(小花柄)- 2級遮光プリントカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。
Dカンタブの厚みの限界:最初共布の14ozデニムでトライしたものの針が折れるほどの硬さで断念、ちりめんへ。

たまたま持ち合わせのちりめんが濃紺であったことで、濃紺というカラーが決め手になり代替としました。

特殊な入り口の留め具構造:巷のトートバッグでは見つからない構造。ヘルメットが飛び出さないように十文字。
ビッグヘルメットバッグ完成(14ozセルヴィッチデニム):<サイズ>縦36cmx横41/72cmxマチ30cm。

3点中1点目のこのたびにしか無い部分は、①裏地が黄色系の小花柄②5cmのダイヤキルト③ステッチの糸の色がライトイエローという差別化は価値としました。

オフロードヘルメット対応の広げた使い方:サイズの横が72cmに広がりゆったりと収納できる設計です。

このサイズを知るために、予めインスタグラムでオフロードヘルメットの持ち主様にお聞きしましたデータです、ありがとうございました<m(__)m>。

支柱ベルトの底での重なりの課題:このたびは意識しておらずずれています。今後はここをぴったりと合わせます。
お洋服とのコーデ例:同じ濃紺デニムスタイルでイメージ。

あとがき

実際にバイカーであった14年間のヘルメット事情を知る者が、理想としたバッグはかなり現実的なものです。

アメリカンバイカーでしたので、小ぶりなジェットヘルメットしかこれまで着用はさせていただいてまいりませんでした。

ただヘルメット着用及び収納体験は十分に活かすことができ、さらに大きなヘルメットがあることも知っていました。

バイカーにとって、場所を要するヘルメットの収納は結構な悩みなのです。

このような実体験から、様々なヘルメットにも柔軟に対応できるゆったりサイズのバッグのお役目を願ったものでした。

続く2点目と3点目の完成は間に別の投稿がたくさん入ってしまいますが、【462】と【637】でご覧いただけます(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

ヘルメットバッグの裏地に配する小花柄肉厚カーテン地のダイヤキルト、もはやそこにはカーテンの面影はなく新しい形に活かされた【443】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

3点のセルヴィッチデニム製ヘルメットバッグを連続製作中。

間に他の投稿番号が挟み込まれますが、1点目のキルト裏地が黄色の小花柄のヘルメットバッグは、【445】で完成します。

3点はそれぞれ裏地の種類・キルトのサイズも違うことで、裏地が変わるとどんな感じ方の違いがあるのかという「おしゃれ度」を見るというもの。

ヘルメットを大切に収納できるクッション性は、中綿キルトの存在を安定的に共通にしますので、その違いを機能以外のファッション性で3展開してみます。

1点目の裏地の黄色系の小花柄には、5cmのダイヤキルトをかけ、その後の2点目・3点目をダイヤキルトを大きいサイズにしてみます。

「粗い」と感じるのはどこが境界線なのか。。とはいえビッグヘルメットバッグに3cmなどと細かいキルトは時間がかかり過ぎますので最低ラインを5cmと設定しています。

広い面積の中綿入りダイヤキルトシートを作る時のコツ、作図後の待ち針を内陸部にも均等に刺すことで「皺・タック・たるみ」の解消へ

30cm程度の小さなパーツではなかなか気付かないこと、それはキルトをかけることで起こる「皺・タック・たるみ」です。

少しずつなので起こり始めでちょうど終了できるのが30cm程度のコンパクトなパーツ、このたびはその2倍もの面積を要する大きな裏地パーツです。

縁のみに打つことが多い待ち針を、内陸部にも全体に配分良く均等に打つことで、四方からの固定の力が役に立つということを体感しています。

中綿キルトの裁断:接着芯貼り済みの裏地本体パーツを当ててカットします。中綿キルトは反購入した時のもの。
中綿の上に載せるハード薄芯:下から順に裏地の裏面・接着芯・中綿・ハード薄芯の順と実に4層のシート。
シャープペンによる作図:その後ボールペンの方が書き易いと気付きました。右下の角から作図スタート。

直角二等辺三角形を決めた寸法でその底辺から作図スタートとなります。

あとは、横へ5cmずつ平行移動、反対側からも同じように作図することで、結果ダイヤキルトになります。

ボックスキルト(正方形)を90度傾けた正ダイヤ(菱形)です↓。

キルト作図完了:両端の出来上がりの柄合わせノウハウはまだ得られていません。これはダイヤ向きの課題です。

写真が無くて申し訳ないのですが、この作図後の1マスずつに均等になるくらい緻密に待ち針を打つと良いです。

ミシンによるキルトがけ:待ち針は外さずにそのままミシンがけを推奨します。

1本ずつミシンを区切らない効率化を求め横移動もやってみましたが、1本ずつ途切った方が安定的だと感じます。

裏地中綿ダイヤキルトの完成:パーツ2枚共5cmのダイヤキルトがかかりました。非常に美しいものです。
ズーム①:部分的にタックが寄りそうな危ない点はまだ不慣れな証拠です。なんとかアイロンで調整しました。
ズーム②:更に近寄ってみました。キルトステッチの糸調子も大切、美しい糸目になりますよう。

あとがき

キルトをかけてしまうと、元はカーテン地であった面影はどこへやら。。新しいシートが生まれたかのようで新鮮です。

手間をかけて美しい物を作る覚悟も必要、同じようにハンドメイドキルトをかける方の成功を願います。

「内陸部の待ち針」これは非常に大切なものなのです(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

デニムバッグがカジュアルであると感じる1つの原因、デニムステッチの乱れの起こりは、生地の織り密度の頑強さにある【437】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

本格派セルヴィッチデニム14oz生地で、3点連続でビッグヘルメットバッグを製作中。

同じ表地に対してステッチの黄色を濃淡で区別、裏地の中綿キルト仕様はサイズを変えながら印象の違いを客観的な目線で見ながら研究します。

まだ途中の段階ですが、1点目の完成品は【445】でご覧いただけます。

このたびは、1点目の支柱ベルトやDカンタブに4本ステッチを入れていくパーツ作りの段階です。

その中で、本格派セルヴィッチデニムならではのステッチの整いが難しい課題が浮上しましたのでお伝えしたいと思います。

おそらく、完全には解決し切れない仕方なさがあり、デニムの織構造の目詰まりによる頑強さが、ステッチの向きさえ狂わせるということがあるという見解です。

糸目があちこちゆがむ原因はデニムの織密度の高さにある、糸調子整いのその先のもう1つの悩みは仕方の無さとして受け止めた

長さ1.9mの支柱ベルト作り:共布のセルヴィッチデニム14ozで観音開き折りで作ります。4本ステッチは黄色。

その後の2点もステッチの黄色の濃淡を変えますが、1点目はレモン寄りな黄色を選択しました。

その理由は、裏地の小花柄の中にあるレモン色の黄色にリンクさせるためです。

表地のセルヴィッチデニムは3点共通の濃紺です。

支柱ベルトの4本ステッチの完成:糸調子は合わせても糸目の歪みが見られる点はエレガントになりにくい点。

この観音開きはデニム生地が4枚重なるので更に頑強さが高まるのです。

これを避けるために観音開き折りにせず薄く縫い付ける方法もありますが、迫力は無くなるので貫きました。

4本ステッチの俯瞰:その後外脇のみの二重ステッチは、4本とも均一に揃えた方が綺麗に映ると思いました。

濃紺に黄色は補色的であり、ステッチが際立ちますので、もっとステッチの幅を均一にすることも課題です。

糸目の歪みのズーム:地の目に沿ったステッチなのか横向きなのかでもステッチの出方が違うものです。

この結果からは、地の目に沿った縦向きが歪みやすいことが分かります。

地の目に対して垂直(横向き)ならばステッチが整うことから、綾の向きにいざなわれるような動きが起こるというようなことでしょうか。

あとがき

デニムバッグを製作するのも職業用ミシンで行っていますので、デニム専用のミシンでこうした糸目の歪みは解決されていくのではないかと思います。

デニムのみに特化せず対極のとろみ服地でも作りたいというスタイルでは、職業用ミシンが中間的、このたびは限界を目の当たりにしているのです。

「丈夫に作りたい→重ねると糸目が乱れる」と「糸目を整えたい→薄っぺらな仕様が求められる」というジレンマを感じました。

書き手:ピクチャレスク

セルヴィッチデニムとカーテン地で作るビッグサイズのヘルメットバッグ、存分な容量がある価値と大切に守られる中綿キルトの価値【435】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2004年から2018年までのおよそ15年間、街乗りバイカーとしてやってきました。

この期間は、会社員時代に並行するものだったと後から振り返ることができました。

バイクを降りた2018年は個人事業主スタートの年、人生のすべてを事業に傾けていくという決意をしたのです。

それでも、過去の実体験を事業のバッグ作りに活かせたのかもしれません。

自動二輪の免許を取得の1995年3月当時は、本試験に長蛇の列のおよそ50名が並んでいました。

その時のバイクへの多くの方々の熱を思えば、現在ではバイカー様はかなりニッチな存在になっていったのではないかと思います。

ただ、ニッチな存在だからこそ巷にはなかなか見つけられないヘルメットバッグを望ましい形で作る意味があると考えました。

全3点を同じモデルで共通製作、セルヴィッチデニムを表地に作るヘルメットバッグの裏地は3点共別ですべてが中綿キルトです。

3点は、裏地の違いを楽しみキルトのサイズも変えます。

1点目の完成は、後の投稿の【445】でご覧いただけます。

ジェットヘルメット以上に大きいオフロードヘルメットに照準、セルヴィッチデニム製のヘルメットバッグのキルト裏地は意外な小花柄

使用生地:表地(濃紺)-セルヴィッチデニム(14オンス程度)、綿/100%、日本製。裏地(小花柄)-
2級遮光プリントカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。
生地のズーム:デニムの織構造がいかに目の詰まった硬い素材なのかが分かります。カーテン地の裏地の方は肉厚。

デニムに花柄というコンビは、メンズライクな雰囲気からの逸脱と広がりです。

裏地には共通にダイヤキルトをかけながら、キルトのサイズの違いによって高級感・おしゃれ度・役割が違うのかについても3点の製作で研究していくことになります。

あとがき

当ブログ記事は、最初の投稿の2021.03.10からおよそ5年後の2026.03.15にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直してまいりました。

裏地にここまで全面的にダイヤキルトをかけるということの始まりは、このクッション性を高めるヘルメットバッグ製作からがスタートだったと振り返ります。

その後、中綿までの大袈裟な厚みは必要がないヘルメットバッグ以外のバッグでは、「ソフト厚芯」「ハード薄芯」で対応していきました。

2026年現在では、すべてのバッグ製作にキルトをかけるスタイルまでになったのです。

バッグを1日の中の数時間で仕上げてしまうような製作は2026年ではありません。

何日もかけながらの製作で出来上がったバッグが、数時間で出来上がったバッグとどう違うのかという点はユーザー様の見方に委ねることになります。

ただ、作り手側の経緯としては、数時間で出来上がってしまうバッグの時代は随分作りも粗かったと記憶しています。

あの機能・この機能と必要な部分を高め、丁寧な作りを追求していった結果であり、どうしても4-5日かかってしまうというものです(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

「外表」のバニティーバッグ製作ラスト、追求し切れなかった背面の重なり・ネックパーツのミシンによる取り付けは「始終中表」製作に託す【433】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、「外表」で組み立てるように製作してまいりましたバニティーバッグ作りの最後の製作となりました。

当ブログ記事は、最初の2021.03.09の投稿からおよそ5年後の2026.03.13にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直しています。

2026年現在まで、この時以来バニティーバッグ製作をしていない実状です。

よって、タイトルも2026年から振り返ってみると、事実上のラストであったことが後から分かったということなのです。

遡ること2019年から始めたバニティーバッグが難しいデザインであることで、一歩を踏み出しやすく取り入れたのが部分的な「外表」です。

予めパーツごとに「中表」で縫い代を解決し、最後に「外表」で組み立てるように縫い合わせをする作り方。

様々な立体デザインに着手しやすかった点は、豊富に製作出来たメリットでした。

ただ、細かな部分ごとの正確さには欠ける点が否めませんでした。

今後の発展には、「美しく作り上げる」ということが欠かせないという見直しのもと、発展を目指した中での「外表」からの卒業です。

ジャガードの裏面使用は本来の表面とは別の表情、ネックパーツの平和な場所の下線から縫い始めると真っすぐに取り付けられた

では、このたびはこれまでの長期間にわたる課題の対策の結果、成果がどうであったかを交えながら、各ポイント箇所をお伝えしてまいりたいと思います。

使用生地:表地(柄):シルクコットンジャカード、綿/67%、絹/33%、イタリア製。裏地(無地)-生地名不明、混率不明、日本製。
課題①底板内蔵時の「中表」ひっくり返し後の尖り:融通の機能を加えるため、返し口の端に入れた切り込み。

尖りは引っ張る圧力によって強調されていました。

動きに融通が起こる切り込みは、あえて返し口の端っこの際をピンポイントに入れてみました。

感想としては、良き効果を得たと思います。

課題②取っ手の付け位置がずれる:付け根カバータブを設置し、長い方の辺の真ん中が外から4cm位置に徹底。
課題③裏地のはみ出し:型紙は同じのまま控える意識のアイロンをしたものの厚み生地では限界がありはみ出し。

せめてはみ出しても違和感が無いこのたびのように黒同士の表地と裏地のコンビは1つの条件。

ただ、選択する生地が限定されるというデメリットができてしまいます。

課題④ネックパーツの縫い付けの歪み:四方のステッチの最初を底辺からスタートすることで成功。

立体的な構造を潰してのミシン縫いの為、不安定な中ステッチをするという難関です。

それでも、どこからスタートするのかで成功率に違いがあることに気付き、一番平らで平和な場所と感じた底からのスタートが上手くいきました。

まっすぐに取り付けることができたネックパーツ:申し分のない安定感。この部分は見た目の視線が行く場所です。
課題⑤手まつりせざるを得ない場所:表からのミシンステッチを隠すため、裏地ネックパーツは手まつりで解決。
課題⑥背の重なりが最低限であっても野暮ったい:「両割り」で重ならないためには「中表」で作る必要あり。
バニティーバッグ完成(モノトーンジャガード裏面使用):15cmx横22cmxマチ13cm。
後ろ面:ネックパーツの真っすぐな設置は気持ちが良いです。背の重なりステッチは野暮ったいです。
お洋服とのコーデ例:黒のウールループセーターとチャコールに色落ちたブラックデニム。真っ黒に少し立体感。

あとがき

こうして、2019年から始めた2年間の「外表」のバニティーバッグ製作が終わります。

全20点を製作してきたことが、「製作品アーカイブ」を調べて分かりました。

2026年から振り返るとすべて表地が柄でした。

実は表地に柄を選ぶことも2026年ではミニマム、大半を無地を表に作るスタイに変えています。

理由はお洋服との現実的な合わせやすさです。

そして、内蔵している「ハード薄芯」の固定の役割りを兼ね、全体キルトをかけることもベースにしているのが2026年。

随分バッグの様相も変わってきた現在ですが、2021年初頭まで行ってきた「外表」で作るバニティーバッグの複数の製作にはたくさんの学びがありました。

課題の未解決の部分も残りましたが、2026年の「研究製作」で久しぶりにバニティーバッグを作る予定です。

今度は「始終中表」で、課題すべてをくまなく解決していくことができればと思っております(^-^)。

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書き手:ピクチャレスク

横長パーツが必要なバニティーバッグ作りに生地が不足の事態、ハギ目は真ん中に拘り重なり部分のゆとりをミニマムに調整した解決【424】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2021.03.05からおよそ5年後の2026.03.04にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直しています。

当投稿の【424】で着手したバニティーバッグ作りは、後の投稿の【433】で完成します。

そして、この製作をもってバニティーバッグ作りから逸脱、2026年現在までずっと作っていません。

それはなぜなのか。。バニティーバッグのみならず、これまでの「外表」で作ってきたすべてのデザインに終止符を打つ決断をしたお話を【433】で盛り込みたいと思います。

このたびは、完成に至らない裁断の場面での工夫をお伝えする回です。

以前に使用した残布を使った製作における、わずかな生地不足による解決の仕方の一例として引用いただけることがあればと思います。

二度と目にすることが無いこの貴重な生地を残布でも使いたい、バニティーバッグの長さ不揃いの横長パーツのスタイリッシュな揃え方

使用生地:表地(柄)-シルクコットンジャカード、綿/67%、絹/33%、イタリア製。裏地(無地)-生地名不明、混率不明、日本製。

表地は一度過去にバニティーバッグをショルダー仕立てで製作していました。

その時に思ったことが、白色の部分が多くて遠目でぼやけることでした。

今度はジャガードならではの反転を利用して、裏面で製作することに決めたのです。

本来の表面:綿/67%という占有率から感じるカジュアルさがある表面。右綾が際立つカツラギのような風合い。
長さの不一致①:真ん中でハギ目を作った横長パーツの案はそう簡単には行きませんでした。長さが違うのです。
ハギ目の始末:縫い代1.5cmで両割り後表からハギ目の左右をステッチで固定。スタイリッシュな仕上り。
長さの不一致②:真ん中で折ると片方がはみ出すことは、ハギ目がど真ん中ではないということの証拠です。
長さの不一致③:裏地の蓋のマチ布パーツです。これで1枚分なのでハギ目は3箇所出来ることになります。

3種の長さの不一致が①-③までありましたが、③に関してもハギ目はど真ん中に来るように調整しました。

表地と裏地の長さの統一:裏地のみで長めに用意していた3箇所のハギ目を持つパーツを表地に合わせて裁断。
同じ長さのパーツがすべてそろった姿:こうしてスタイリッシュにハギ目を均等箇所に持つパーツの準備完了。

このたびの進捗度はここまでです。

カットしてしまった分は大丈夫なのか。。という点に関してはこのデザインが重なり部分をたっぷりと持っていたものであったというたまたまの状況に救われました。

重なり部分を最低限にすることで、余分な長さをカットしたかのような寸法の調整ができたのです。

この先、またとない生地が不足の事態には、こうしたスタイリッシュにハギ目を良い位置(ど真ん中推奨)に据え置き生地の不足の事態を打開していく時にお役立ていただければと。

あとがき

裏面のこの生地ですが、おそらく本来の表面で使った時よりもはっきりとクリアに映ると思うのです。

ジャガードは好みに選択できる融通がありますこともメリットの1つ、更に同じ生地を量産的に作らない1点物製作には大変有効な生地だと言えます(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

外表で作るバニティーバッグのステッチはみ出し問題の解決、先に一回り小さい表地ネックパーツを後に裏地のネックパーツを手まつり【422】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2021.03.04からおよそ5年後の2026.03.02にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直しています。

2021年を境にこのたびの完成品と次の完成品後、バニティーバッグを作ることをやめてしまいました。

長い間、様々なデザインに挑戦しやすかった「外表」の作りに対していよいよ限界を感じ始めたからでした。

どうしても厚みあるパーツ同士をぴったりと重ねることができない悩みは、美しく作ろうとする次のフェーズへのきっかけでした。

それならばバニティーバッグはもう終了しようというのが2021年の考え方。

そして時は5年を刻み、2026年では「研究製作」というものを設け、一度っきりでも新しいノウハウを得ながらこれまで高まった技術を存分に活かすという製作活動をしています。

よって、2026年で1点バニティーバッグを再び作る気持ちになりました。

「外表」のかつての作り方は卒業、「始終中表」で作っていくやり方で新たに作っていこうと思っております。

このような経緯があったバニティーバッグの外表製作のラストの1点目(ラスト2点目は【433】です)をこのたびご覧いただけます。

ご注目していただく点は、ネックパーツの「手まつり」を取り入れた姿です。

見た目が整う成果、一回り小さい表地ネックパーツを先にミシン縫い付け後に裏地ネックパーツを手まつりでステッチを覆う解決法

使用生地:表地(柄)-ジャカード、ポリエステル/49%、綿/34%、ナイロン/17%、イタリア製。裏地(2色共通)-ドレープカーテン地、ポリエステル/100%、日本製。

表地はブロンズカラーの凹凸感ある素材、裏地はモカグレーとカラシの2色展開で使用。

表地のネックパーツの縫い付け:立体感ある仕掛品をペタンコに縫うのでずれやすいのが悩み。
表地ネックパーツ縫い付け完了:表地は裏地よりも一回り面積を小さくしてあります。

この後に、表地よりも大きい面積の裏地のネックパーツを表側からのミシンステッチを覆い隠すことを兼ねながら手まつりするのです。

表地と裏地のネックパーツの面積の差:型紙の状態で外回り1cmの差を付けてあります。
ステッチはみ出し問題の解決:表地から出ていたステッチ(左上)を覆い隠しながら裏地ネックパーツを設置。

見た目が一瞬ミシンステッチをしたように見えるのは、裏地ネックパーツのみであらかじめ外枠ステッチをかけておくからです。

ネックパーツの裏地側の馴染み
完成品に裏地ネックパーツが付いた姿:しっかり馴染んでいます。
内部のポケットの設置:バニティーバッグは大きなポケットは付けられないので2個隣り合わせで設置。
バニティーバッグ完成(ブロンズ花柄ジャガード):<サイズ>縦15cmx横22cmxマチ13cm。
後ろ面:ネックパーツがどうしても歪んでしまうのは課題と限界の両方。平面ミシンではどうしても歪むのです。
その他の角度-左上から時計回りにサイド・てっぺん・底
その他の角度から:左上から時計回りに、サイド・てっぺん・底。取っ手の付け根カバータブは変六角形。
お洋服とのコーデ例:カラシ色のベージュウールセーターとデニムスラックスに合わせてみました。

あとがき

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製作者としては大変厳しいジャッジをしていたものの、次の製作のバニティーもそうなのですが、バニティー型はほぼ完売という良き結果をいただきました。

温かく受け入れてくださいました気持ちに感謝しますが、本当はもっと美しく仕上がったものを自信を持ってお届けしたいものです。

バニティーバッグに感じていただける価値として、難易度がありハンドメイドでは少数派なのです。

どの作り手も思うこと。。難易度があるなら作らないという選択は、反対に「だからこそ作る」という攻めた考え方をすれば受け入れてもらいやすくなると思います。

それは希少だからですが、ただその希少さに甘んじて未熟な完成度というのはこれまた納得が行かないものなのです。

2021年に一度やめてしまったことを2026年で成功させることができたなら、希少なバニティーバッグの存在場所としてお伝えすることができる日が来ると思います(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

マルチトロピカル柄が表地のバニティーバッグ製作が教えてくれたこと、裏地の濃ピンクはみ出し問題とネックパーツずれ問題【412】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

白ベースのマルチトロピカル柄でバニティーバッグが完成しました。

白ベースに対して裏地に濃ピンクを選んだことで、同色同士では分からなかったことが分かり易いまでに露わになりました。

以前のバニティーバッグでも課題点だったこと。。いよいよ深刻なこととして現実的な解決を目指すようになった重要な回となりました。

決して美しくは仕上がりませんでしたのも、その理由には根本から考え直さねばならない①外表の作りの見直し②ネックパーツの歪みの2つの問題があったからです。

表地よりも裏地が濃いことで裏地がはみ出す姿の課題・ネックパーツの歪み、バニティーバッグの完成は根本的な課題を提示した

蓋のマチ:ここで縁枠にステッチを入れていることで最後にもう一度この線の上を合体線として重ねます。

そもそも、次の作業段階で同じステッチ線の上をなぞらねば綺麗にできないということが決定付けられていることも縛りなのです。

上面と蓋のマチの縫い合わせ:かなり際どい縫い合わせ場面。元あるステッチの上に重ねる意識です。
ネックパーツのゆがみ:先に裏地を付ける方法で行うと、下段のように表のステッチが汚いです。

この後生地違いで製作するバニティーバッグ2点は表地ネックパーツを小さめに、裏地ネックパーツを大きめに差を付け、先に表地ネックパーツからミシンステッチします。

そして、次に裏地ネックパーツを表からのステッチ枠を隠しながら手まつりするという方法で行うことに決めました。

使用生地:表地-ガーゼプリント、ポリエステル/100%、日本製。裏地-カラーブロード、綿/100%、日本製。
バニティーバッグ完成(ガーゼプリント):<サイズ>縦15cmx横22cmxマチ13cm。
別の角度:白っぽいこのたびの生地は裏地の濃ピンクがはみ出して線のように映るのです。
後ろ面:こんなもんかな。。とは思うもののやはりてっぺんのラインがデコボコしてしまいました。
お洋服とのコーデ例:あえてバッグの背景の白にリンクしたノースリーブロングワンピース(素材は楊柳)。

あとがき

この後、ブロンズラメジャガード生地とモノトーンジャガード生地で、このたびの②ネックパーツの歪みは、「手まつり」案を取り入れて今までで一番きれいに完成していきました。

手まつりを取り入れただけでも出来上がりは雲泥の差でした。

ただ、①外表の作りの見直しの方の課題に関しては、2021では残る2点もこの作り方で通してしまいました。

当ブログ記事は、最初の投稿の2021.02.27からおよそ5年後の2026.02.20にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直してまいりました。

2021年以来バニティーバッグは5年間製作をしていません。。というのも「外表」以外では作れないという気持ちでいっぱいでした。

その5年後の2026年では、技術も高まり自身を得ていきます。

2026年現在は、「始終中表」の作りで「研究製作」としてバニティーバッグを作ってみようという気持ちになっています。

やっと、今まで手を付けることができなかった始終中表を取り入れるようになったのです。

「中表」はひっくり返し後の位置などのイメージが難しく、「真似」が必要となり、これを最も嫌ってきたからです。

これまでの「外表」は、未熟な技術でも一歩を早めに踏み出すための様々なデザインに着手できるという点では良かったです。

しかし5年後ともなると随分技術も高まってきましたので、美しさが気になるようになったのです。

「外表」ではどう頑張っても難しい部分を「中表」が可能にすることに2026年では気付いています。

長い長い道のりでしたが、バッグ作りにおいては伝統的なひたすら「中表」で作っていくというスタイルがいかに確かなものなのかを実感しているところです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

楕円底だからこそバニティーバッグらしさ。。カーブのひっくり返し口両サイドが返しの圧力でとがってしまう底板を内蔵する案の見直し【410】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最初にお伝えしたいのは、当ブログ記事は最初の投稿の2021.02.26からおよそ5年後の2026.02.18にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直していることです。

タイトル内の方針さえ変わってしまったこの5年という年月。

実際の体感としては、2021年から2026年までの間で2023年辺りからこれまでの製作スタイルからの大きな変化があったということです。

実は2023年には様々な出来事が重なり、初めて足を踏み入れる分野の体験も事業以外で多々ありました。

重い気持ちが続いたり、反対にそのことで新しくノウハウが備わった時期としては貴重でした。

2026年現在では随分軽やかに活動ができていることを、こうした時期の乗り越えの結果であると俯瞰します。

ということで、2021年当時の投稿は、丸ごと綴り直す程のものであるということにどうしてもなるのです。

ただ、実際に起こったという現実はそのまま残したいので、良くも悪くも過去の拙さはYouTube動画を2021年当時のままで貼るというスタイル。

このたびは、ちょっとした難関である、バニティーバッグ作りの底に底板を入れ込む場面で、返し口が硬い底板の圧力で歪められ尖ってしまう問題の解決案についてです。

バニティバッグの底にプラスチック底板を内蔵する時の尖り問題の解決案、内側から引っ張り直す案とそもそも底板内蔵廃止の案

2021年当時は、内側から引っ張り直す案と共に、圧力がかかって歪みにくい固定などを意識するところまでの閃きでした。

バニティーバッグの底面にプラスチック底板を内蔵する場面:かなりの圧力がかかっている様子。両縁が尖ります。
不自然な尖(とが)りは、2021年当時はその場で解決はできませんでした。この尖りは出来上がりに目立ちます。

解決案として、内側から玉止めの際に引っ張るというようなことを思いついたところまででしたが、もっと根本的に考えるのが2026年です。

こうしたことを引き起こす「プラスチック底板内蔵」を廃止するという案。

確かに丈夫に安定するのが底板の良き効果ではあるのですが、どちらを選択するのかの究極があります。

そんな時には、美しく仕上がる方を選択、底板を後付けのリムーバブルで対応するなども可能です。

ただ、バニティーのようなコンパクトなバッグに底板が別で存在しているなどとは野暮ったいもの、内蔵されて一体化していることは価値だったのです。

よくあるコンパクトなサイズではなく、縦長のリュックのようなタイプなら野暮ったく感じないのかもしれません。

2026年になると、こうして大きく見るように。。非常に大胆ではあるのですが、バニティーバッグそのものを作り続けていくのかさえ問い直すということです。

実際のところ、2021年でバニティーバッグ製作はピタリと辞めているのが現在です。

決して逃避ではありません、実際に美しく仕上がらないものをそもそも作らないというのは大いなる1つの考え方ではないかと。

あとがき

「未熟にしかし上がらないと分かっているバッグを作らない」。。これは2026年では大きなスタンスの1つです。

それでも、「研究製作」というものをしていまして、通常よく作る定番モデル以外にも時々新しいデザインにもトライしています。

バニティバッグに関しても2026年らしい姿で一度作る機会を得たいと思っております。

その際には、新しい番号で投稿してまいります。

ところで、このトロピカルな柄のバニティーバッグの完成は、後の投稿の【412】でご覧いただけます(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

服地分野の生地をバッグに作るスタイル、反の最後を拝受した者が作るのは美しいマルチトロピカル柄のバニティーバッグ【401】

アイキャッチ画像401

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびから、新たな生地でバニティーバッグを作っていきます。

ただ、新たな生地とは言え過去に2度のバッグ製作に使用した残布。

何年越しかにはなりましたが、【20】では巾着ショルダーバッグを、【115】ではキルトがけのクラッチバッグを製作してまいりました。

このたびのバニティーバッグ【401】でこの生地は終了です。

製作の進捗度が裁断までに留まったこのたびは、美しいマルチトロピカル柄の表地の入手エピソードをお伝えする回にしたいと思います。

当ブログ記事は、最初の投稿の2021.02.22からおよそ5年後の2026.02.09にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し全文を綴り直しています。

2026年から見た5年前の生地選びの方針の違いも含めながら、それでも決して色褪せない生地入手時の記憶に残るストーリーをお伝えできればと思います。

ハワイアン柄という分野に傾向し過ぎないニュートラルなテイスト、ガーゼのマルチトロピカル柄は反の最後を拝受した貴重な素材

使用表地:表地-ガーゼプリント、ポリエステル/100%、日本製。裏地-カラーブロード、綿/100%、日本製。
生地ズーム:ガーゼはメッシュ状の織で薄手そうなイメージですが硬くて丈夫。ブロードとは質感が相性良し。

生地屋様の店舗での購入だった表地と裏地ですが、表地は反の最後でした。

1点のバッグ作りには1m以上は多過ぎるのですが、最後ということでそのまま拝受、あまりの美しさにうっとりとしたものです。

その後同じこのトロピカル柄を見かけませんでしたので、最初の2019年の出会いは貴重でした。

@¥2,500/mというなかなか高額な生地だったのでした。

たくさんの染色カラーが使われ、ぼやけた曖昧さはその景色の中に連れ込まれそうな神秘的な柄でした。

ハワイアン柄にも似た草木柄ではあるのですが、皆がイメージするハワイアン柄にも寄り過ぎていない独立したようなところに良い意味での普遍性を感じました。

この美しい柄を表地の方に使ったということは、このたびを含む全3点のバッグ製作に共通するところでした。

2026年では、こうした柄生地は裏地に選択する方針に切り替わっています。

どんなに高額でどんなに美しい柄物でも、「表地が無地・裏地が柄」という配置を固定したのです。

それは、趣味嗜好との関わりにおいて、柄は好みが分散するというユーザー様目線に立つようになったところが大きかったです。

作り手は素敵な柄だとワクワクしても、それも作り手の趣味嗜好に過ぎない。。万人には共通ではないという俯瞰した見方からです。

よって高額でも柄物はすべて裏地になるという極端な選択は、実は「生地すべてをフラットに見ている」というメッセージでもあるのです。

反対に、どんなにお買い得に入手できた低価格の生地であっても、その生地の質が優れていると見なした場合も同様。

価格に翻弄されないで高級生地同様に扱うスタンスは同時にお伝えしたい向き合い方です。

あとがき

ただ、ゴブラン織・椅子材・金華山織など明らかに極厚で表地に使わない手はないような生地は希に柄を表地に持ってくることがあります。

2026年現在で100セット強の表地と裏地のコンビの中で、表地に柄物を選択した割合は1割程度あります。

さて、このたびのこの美しいトロピカル柄のバニティーバッグ、完成は後の投稿の【412】でご覧いただけます(^-^)。

書き手:ピクチャレスク