ストーンの面積を広く使った四角の大粒ジュエリーに惹かれて。。カラットなどの数値を見ずに目で見て感じる重厚感【738】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

「高級地金+宝石」に特化した3アイテムを1セットにあらかじめ組み合わせた点が特徴です。

そして、全体的にどれもが「大きめ」という特徴もあります。

ジュエリーの「大きめ」を、「大粒」「大ぶり」「ビッグ」「メガ」などというワードで表現。

確かに小さい良さもあるのですが、小さいことは実現しやすくどうしても普遍的。

全体を俯瞰して見た時には、希少価値はやはり大きい方に軍配が上がるようです。

そうしたニッチな部分を担おうというスタンスで全体が大きめで取り揃えております。

その中で、自身も好んで止まない形が「四角」。

このたびは、宝石の姿になった「四角」の魅力となぜ四角が美しいのかということもお伝えしたいと思います。

四角の美しさには面積の広さによる壮大さと整然さを感じる

どこか「安心感」のような心地が感じますのも、日常的な親しみのあるお部屋の窓・ドア・柱と同じ形をしているからということもあるかもしれません。

そして、角の無いカーブよりも縁までめいっぱい広がったところに迫力が感じられ壮大だという印象になると思います。

これは自身の感覚なのですが、四角には「クラシックさ」も感じます。

心のどこかで、まっすぐにそびえ立った「建物」をイメージしているのかもしれません。

この整った感じは、ジュエリーにとどまらず、バッグの形などにも通じるところです。

ファッションコーデにおいて、いかに「形」がキーワードの1つになるのかということでしょう。

大粒と呼ばれるようなバチカン含まずに2cm以上縦の長さにも及ぶものもあるジュエリーアイテムの集まり。

四角フォルム、大変美しいです。

写真では分かりにくいのですが、実物はどれも迫力のアイテムです。

面積を広くとるこのカットは、元の鉱物をできるだけ活かした形の1つです。

ただ、鉱物のままの面積をそのまま活かした究極の形となりますと、例えば水晶などはとんがった多角形型になったり、いびつな形そのままだったりするところがカジュアル過ぎます。

いびつな形の天然石がなぜそのままの姿で売られているのか。。の答えの1つにもなると思います。

宝石になるということであれば、必ず研磨とカットがマストとなるわけです。

あとがき

宝石の情報が多々溢れ、いつしか数値で判断するようになってはいませんでしょうか。

確かにこのたびのような大きめは、当然カラット数の数値もすごく高いです。

しかし、もう見た目の感動でその答えは出ていると言えるのです。

やはり、見た目で受ける印象ということは、データによる既存の数値よりも大切なのではないかと思っております。

なぜなら、数値は1つでも、印象は多数に及ぶからこそです(^-^)。

ヴィンテージの天然石ネックレス2本、もう1色の天然石を加えマルチカラーロングネックレスへのアレンジで増やす「出番」【734】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここに2連の色違いネックレスがございます。

薄グリーンが「ニュージェイド」、薄ピンクが「モルガナイト」。

2連を重ねてバイカラーで使う装い方に限界を感じ、一度見直します。

同じ長さの重ね付けはしっかり重ならないのでカジュアルなのです。もう1色ブルーを加えてロングへ。

モルガナイト(ピンク)が随分汚れていますので、後で洗います。

アクアマリンを追加。まだこの状態では、アクアマリンがゴムの連になっています。3種を順番に配置します。

ということで、この連をバラバラに解体して組み直し、ロングネックレスへ仕立てる作業を致しました。

いわゆる「ハンドメイド」でできる範囲であり、ストーン選びが無限の可能性ということになります。

お気に入りのストーンであれば、留め具を高級地金の18金やプラチナにもできますので、こうした自作の技術を覚え、トライしてみてくださいませ。

K18YGの留め具に初めて使用した、長めのつぶし玉がきらりと光るロングネックレス

では簡単に手順をご紹介します。

グリーンとピンクのネックレスを解体。ブルーも投入。おおよそ同じくらいの珠数。右上の留め具はK18YG製。
モルガナイトのピンク色が非常に汚れていました。珠交換は洗浄のチャンス。石鹸水xぬるま湯で付け置き。
いつもは、球状のミラーボールを使用しますが、初のシリンダー型。彫りが美しくつぶしやすそう。K18YG製。
ロングネックレスともなるとやや重みがありますので、やや太め14号の釣り糸(テグス)を使います。
まず、引き輪にシリンダーパーツをペンチでカシメて取り付け。縦が1cm。穴が一番大きいブルーが端。
こんな風に色が偏りなく散らばりました。こうして、マルチカラーらしくなっていきます。
完成:やさしいトーンの調子がそろったパステルマルチカラーロングネックレスです。
留め具のシリンダーは、ダルマ板程の長さがあります。この留め具部分も高級感のポイント。
108cm程度の長さのロングネックレス。一連使い・2連使いが可能。

以上、お仕立する過程でした、洗浄の写真が1枚あれば良かったですが撮影していませんでした<m(__)m>。

材料である天然石の選択、多種の中から最もピンポイントなものを「色・形・種類」で検索して見つける

もともと2連だったバイカラーのネックレス2本からの変化としては、一度に装着できること、そして、バイカラーからマルチカラーになったことで、コーデの幅が広がる見込みができたことが大きな効果です。

マルチカラーというのは3色以上のことを指します。

2色よりも3色の方がミックスされて偏りが消え、馴染みやすくなると言えます。

工夫した点は、そもそもアクアマリンのチョイスという点です。

本来、ニュージェイド、モルガナイト、アクアマリンと並ぶことはあまりないからこそ独自の色展開が生まれるのです。

それでもパステルカラーの雰囲気を活かす元の2色だった時の美しさはそのまま続行したつもりです。

あとがき

このような連のタイプのジュエリーは実は、全く受けが悪いです。

「トホホ」なのですが、自身は好み。

おそらくこうした連物は、「パワーストーン」と見られてしまい、お目が高いジュエリー好きの方は、「高級地金+宝石」に価値を置かれています。

そういったことを感じ取り、当「本物志向のレンタルジュエリー」では、当初ラインナップにあったこうした天然石の連物、真珠も同様に2022年に完全廃止。

もともとニュージェイド(薄グリーン)が祖母からの譲受のネックレスだったことで、重ね付けにヴィンテージ品のモルガナイト(薄ピンク)に出会い。。というストーリーが自身の中にはあったのです。

確かに譲受のネックレスはそれを受けた運命ですので付けたいところなのですが、それ1点ではどうしても昔臭さが出てしまって躊躇することがあります。

そのような時に、このたびのように新たなストーンを加えたアレンジをして出番の可能性を広げる工夫が上手くいけば、そのままで眠っているよりも天然石自体が喜んでくれるのではないかと思うのです(^-^)。

18金イエローゴールドにお似合いのアンティークテイストを見事に作ってくれた類似ブレスや透かし台のリングに感謝【723】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ネットで「18金アンティークネックレス」などとググると出てくる画像のイメージにぴったりのK18YG製の素敵なロングネックレスをご紹介したいと思います。

アンティーク風に近づくヴィンテージ級の年代物ではあると思います。

このロングネックレスの他のブレスやリングをどう組み合わせていったのかというところにも是非ご注目下さいませ。

素敵なネックレスの存在感は、一緒に付ける他のアイテムの影響も多大に受けるということも同時にお伝えできればと思います。

地金を板状のプレート型にし、曲げながら装飾性を高める美しい透かしのデザインに脱帽

ネックレス:構造が目で見てもクリア。ハート・ひし形・フラワーをイメージできる抽象柄。80cm程度。

細かいチェーンよりも装飾部分のパーツの方が圧倒的に多いので華やかです。

80cmという長さは、お洋服の前面をめいいっぱい飾ってくれますのでおしゃれ度に並行した「機能」のような働きもあるのではないでしょうか。

3点セット(2021年案):透かしがリンクしたそろえ方。ただ、ご覧の通りパンチが無く見直すことに↓。
3点セット(2022年案):ブレスを片方だけにしたことでかえってすっきりしました。リングに薔薇を投入。

↑この改案では、透かしの柄を「フローラル」と解釈し、薔薇のリングを追加しています。

何となくの透かしのリンクのさせ方であった2021年案のぼんやりしたものから、よりはっきりとした解釈へ改案。

ただ、それでもまだ引っ掛かりがあったのがリングのボリュームの無さ。

ついに、普遍的過ぎた薔薇のリングを2024年に廃止。

3点セット(2024年案):一緒に連れ添ったネックレスとブレスレットの透かしがリングにも現れます。

これで行き着くところまで来たのではないかと納得しました。

リングは琥珀、スクエアですが、台の装飾がフローラルで、まさしくこのネックレスやブレスにぴったり。

非常に喜ばしい結果となりました。

イエローゴールドが透かしになることで、ややギラギラするような18金をあっさりと見せてくれます。

これまで、形そのものをリンクさせたりカラーストーン同士をリンクさせたりしてまいりました。

確かに2024年案もベースの地金をK18YGで統一はしているのですが、遠目で見た時の相性をちゃんと見たものになります。

とても細かい部分なのですが、ネックレスに四つのサークルが集まったところが特にフローラルに映り、その四つのサークルはブレスにもリングにも入っていたのです。

さらにその四つの並び方がスクエアなので、琥珀のスクエアフォルムともよく合ったのでした。

細かな相性が全体を「粋」に形作ってくれた、最後に投入の琥珀リングにも感謝です♪。

2024年以降の当「本物志向のレンタルジュエリー」では、こちらがご利用いただけることになります。

あとがき

実のところ、このアンティーク風ネックレスも、これ自体は素敵だったものの、他のジュエリーとの組み合わせに何度も失敗しています。

どうしてもぼんやりとしたセットに映ってしまうのは、全体の透かしの難しさだと思いました。

これほどの難易度であったのですが、ふとした琥珀リングがそれを解決してくれたのでした。

最初の2021年からは実に3年後にやっと腑に落ちているのですから、組み合わせの担当をしている自身の仕事も随分なものなのだと実感。

非常に楽しくてしょうがないのですが、とはいえ、実際は短い時間で決まったものばかりではないということです。

ということで、組み合わせの裏の部分をお伝えした回になります。

自身が苦労の末に組み合わせの完成で喜んだ気持ちが、レンタルジュエリーをご利用いただけるお客様の喜びに変われば大変光栄でございます(^-^)。

この18金ネックレスに出会ったからこそツイストチェーンの「動きによる形状が変化する」という性質を知った【721】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ある1点の素敵な18金のチェーンネックレスに出会いました。

もとはひし形フォルムを探していた中で見つけたもので、他のリングやブレスとの調和の目的でのひし形でした。

たくさんのパーツを使っていることで、構造が立体的でありボリュームもありました。

そのパーツ1つ1つは美しい多角形型(ひし形)をしています。

合わせたいと考えているリングやブレスに合うと考えた「形」を重視した選択だったのですが、この見方がいかに表面的であったかを後で知ることになります。

ネックレスとして首に下げた時に全体的に重力で伸び、形状が変わったという意外な驚きがあったのです。

ここで初めてツイストチェーンの性質を知ることになりました。

今までペンダントチェーンにはこだわってきまして、いくつものツイストチェーンを見てきたはずなのに、この性質を知らなかったのです。

この度のネックレスはペンダントチェーンよりもはるかに幅もボリュームもあるので分かりやすくその性質を教えてくれた、何とも皮肉ながら「良き出会い」と言わざるを得ませんでした(^_^;)。

下に置いた時のデサインと実際がここまで違うチェーンは吊り下げた時の写真も追求するべきだった

デザインネックレス:K18YG製。幅広パーツなのでデザイン性がありますが、ツイストチェーンと同じ構造です。

大変美しいネックレスだと率直にこの写真を見ると思うのです。

ペンダントのツイストチェーンの同じみのタイプはこんな感じでしょう↓。

少し見にくいですが、ツイストチェーンというのはこういったものです。なじみある見かけではないですか。

ツイストチェーンはらせん状にツイストされるデザインが連なるよくきらめく美しいチェーンの種類です。

ただ、先ほどの幅広チェーンネックレスは吊り下げると重力に従ってチェーンの重なりが伸び、よりツイストが現れてくるのでした。

そうしますと、イメージが随分変わってしまいました。

以上が自身の感想でした。

アップで見てみるとこのようなデザインです。ひし形が並んでいますね。
撮影時の吊り下げでももう形状が変わっています。まるでゴムが伸びるように。。

ということで、形状の変化後には納得できず、このチェーンネックレスは、当「本物志向のレンタルジュエリー」からは廃止に至りました。

下に置いた時の形状で組み合わせを考えていましたので、吊り下げた時に変わった形状はあまりにイメージと違ってしまったのでした。

とはいえ、非常に重要なことを教えてくれました。

今までのペンダントチェーンしか見たことがないままだったら知ることは無かったことです。

あとがき

ジュエリーにも「横顔」のようなものがあるのだということを知ったこのたび。

吊り下げた時の形状こそが「コーデ」した姿になりますので、この状態がどのような形なのかというところまで見抜く必要があったのです。

リングなどの硬い物体は置いた状態のまま変わりませんが、チェーン類に関しては「物理的な動きの変化」があることもよく知っていなければなりません。

この教訓を活かし、その後に楕円になったたくさんのパーツが連なったタイプのブレスに対して、形状の変化があることを予測でき判断できたという引用ができました(^-^)。

コーデの最終的なゴールは他人目線、円形にもかかわらず遠目に四角に映る平打ちリングの四角モチーフへの取り込み【718】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

当レンタルジュエリーでは、ネックレス、ブレスレット、リングの3アイテムを1セットとしてご提供しております。

その3アイテムはもちろんマッチした3点でなければ意味がありません。

ご多忙であったり、コーデに悩みたくないような価値観のお客様がパッと見て、素早く決められる、視覚的にアプローチしやすい仕組みなのではないかと考えたアイデアです。

この3点をマッチさせる過程では、色・形・地金・天然石の「統一」ということをよく意識しています。

反対に「不統一」のそろえ方もあるかもしれませんが価値観の違いが大き過ぎるのと、おそらくハイレベルなジュエリーにとっては砕けてしまうと思われエレガント一辺倒でやっています(^_^;)。

このたびは、形をそろえていく中で、ある時期に気づいたことをご紹介したいと思います。

それは、アイテムそのものの形のみならず、人から見た時に映る造形というものを研究した成果で、四角いフォルムのジュエリーの組み合わせをするときに引用できるアイデアです。

是非ご覧くださいませ。

四角い形は物体そのものが四角くなくても、四角く目に映ることがある

例えば、スクエアモチーフのペンダントがあったとして、合わせるリングを考え中だとします。

こんな感じのモチーフのペンダントトップ。やはり実物が分かりやすいですね↓。
四角いペンダント:K18YG。美しい薔薇彫りにうっとりな存在感たっぷりなペンダント。

ところが、コーデというものは、遠目から他人が見るという視点も忘れてはならない点です。

K18YG製平打ちリング。幅広で彫りがかわいいです。

このリング自体は円形ですが、幅広の映りが効果を発揮、遠目で人から見た時に、右の見え方になります。

そうすると、丸いリングではありますが、四角い映り方をするのです。

横に帯のように広がるまさに最初の四角い図に一致するのです。

こうして、実際にどのように映るのかというのが結局は行き着く場所です。

手元にあるアイテムというのも、着けてこそ活躍するということを考えると、やはりファッションは人から見られるものになりますので、そういった自分側からだけではなくて、人から見たときに映る見え方という効果というものがあるということです。

同じようにバングルも筒形のようなものは多少ぷっくり膨らみがあっても、おおわくスクエアに映るものです。

そうすると、こういった「筒タイプ」は数が豊富なので見つけやすくなり、四角いモチーフの集結もしやすくなります。

その品物自体が四角いリングなんてあり得ないと思ってしまいますから↓。。

四角いリング:K18YG。ダイヤモンド。一応あるのですが、めちゃくちゃレアですし華奢過ぎます。
四角いペンダントと平打ちリングの相性:花柄が別の種類なので柄はさておき、四角い映りが一致しています。

無理やり四角い形のリングを探すよりもはるかにこの方がボリュームのバランスも良いです。

あとがき

大きな鏡(姿見)というのは、こういった人の目に映る姿や形を確認するうえで有効です。

自分自身だけでこちら側から、もしくは、上側から見ている見え方に比べて新しい発見があります。

頭の上の帽子から、靴下の色、靴の色、素材などと縦に長くそろえてあるのが分かるおしゃれに長けている方というのは、おそらく鏡で全体のバランスとか配分、素材、形、色などを人から見た時の視点でたくさん見ているのだと思います。

最もおしゃれだと自身が慕うモデルの「ケイト・モス」様。

この方は、必ず全身を見てコーデを決めていると予想しています。

襟の周辺の重なりに柄同士を絡ませて一見異種の柄同士が、遠目で見たスナップ写真を見る私達からすると何ら違和感なくなじんだ粋なコーデとなって映ります。

インスタグラムの女性たちの黄色い声援を浴びておられるダンディな方は、ネクタイ、スカーフの色調を合わせ、靴とスラックスの間からその中の1色のカラーの靴下をのぞかせます。

と、こんな感じで、ジュエリーも実際はどのように映るのかというのを研究し続けると新しい発見があるかもしれません(^-^)。

装飾的な美しさはメリットだが切れやすいボールチェーン、編み込みで束になったことで強度が見込めるタイプを選ぶ勧め【713】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

過去に、友人との話の中で、「シルバー925製のボリュームのあるボールチェーンのブレスレットがお風呂場の栓(せん)のチェーンのようでお風呂を思い出してしまう」という笑い話がありました。

いかにもお風呂場のあの頑丈な分厚いチェーンにそっくりなボリューム感のブレスレットは、某有名ブランド様のシルバー製品。

そのカジュアルさが人気を博したかと思います。

1つここで、ボールチェーンの作りについて触れますと、珠と珠の間の細い部分が糸のように繊細なので、あまり強く引っ張るものではないという注意が必要。

この細い部分があってこその全体のデザイン性ということになっているので仕方がないのですが、ある業者様は、「ペンダントチェーンなどにはあまりお勧めしない」などとおっしゃっていたことを思い出します。

とはいえ、よくきらめくこの粒の集まりが美しく活かされ、束になることである程度強度も高められているので1本使いではない集結タイプのお勧めをしたいと思います。

凝った作りのパイプ状の編み込みブレスは装飾性も強度も兼ね備える

早速そのブレスレットのお写真です↓。

ボールチェーン編み込みパイプブレス:K18YG製。ボリュームがありボール玉があちこちできらめきます。

意外にこのパイプ状に編み込まれているお品はめったに見かけないものです。

だいたい平面状に幅広に編み込まれている別の種類のチェーンよりも束にしてねじられている作りが珍しいですし、頑丈なのではないかと考えます。

しかも、縁のレースのようなデザインは涼し気でエレガントです。

結構手の込んだデザインだとお見受けします。

すごく長期間にわたり、他のジュエリーとの相性に悩みました。

そして、悩んだ挙句このような結論に至ります↓。

3点セット:すべてベースはK18YG。ペンダントチェーンと同じ仲間であり、ツイスト上の形状がリンク。

この四角いペンダントトップは「クォーツ」。

通常なら、スクエアながらのデザインが相性が良いと見込まれ、「ボックスチェーン・ベネチアンチェーン・ペーパークリップチェーン」などから選ぶところですが、意外なボールチェーンを選んだのも、このブレスあってこそ。

このブレスの存在は、他のジュエリーにも影響を及ぼすのです。

そのことで、最終的に、ペンダントのスクエアとリングのスクエアが関連付き一緒に付けるセットにすることができたのです。

微妙な点なのですが、細かいボールチェーンの柄は、リングの間のパヴェのラインにもリンクしました。

ジュエリーの相性は遠目で客観的に見ることで分かってくることもあり、意外な気づきが得られるものです。

あとがき

実のところ、上の3セットの中のペンダントチェーンも、相応しい組み合わせが長期間見つからず悩んでいました。

もともと親戚からの贈答品であり、ヴィンテージ物です。

そんな時には、「同じボールチェーンのボリューム感も相応しいもの」としてブレスレットが相性良くマッチしました。

全く同じデザインでお揃いである必要はなく、ボールチェーン仕様という関連付きで十分マッチしていくことがのぞめます。

もしよろしければ、ご参考になればと思います(^-^)。

優しい雰囲気になったりおしゃれのレベル度アップにつながったり、K18YGとPT850のコンビジュエリーのぼかし効果【712】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」の事業者です。

レンタルジュエリー事業をさせていただく中で、過去に自分で集めてコレクションしていただけの時に比べて、たくさんの学びを新たに得ることが出来まして、大変有難い事業活動となりました。

このたびは、こういった事業をさせていただいているからこそ分かったことの1つとしまして、K18YGであるゴールドと、PT850・K18WGなどのシルバー色が溶け込んだバイカラーの地金ジュエリーに面白い効果を発見しましたのでご紹介したいと思います。

K18YG/PT850やK18YG/K18WGコンビの金と銀が入り混じる美しさが感じられるジュエリーのご紹介

K18YGとPT850のコンビブレス:三つ編みデザイン。色の配分は3:2程でK18YGの割合が多いタイプ。

イエローゴールドの割合が多いにもかかわらず、金と銀が入り混じることで金色が強いイメージからの緩和が感じられます。

K18YGメインであることが留め具を見ても分かりまして、PT850を装飾的に附随させています。

これが1:1というのもありますが、このたびのような3:2であっても、金色が強く出るのをプラチナの銀色が抑えて、全体でぼんやりとした色に映っています。

この効果を利用して、台の色がそれぞれ違うようなアイテムも一緒に組み合わせることができる素敵さと可能性の広がりに気づきました。

色そのものに着目するだけでなく、目に映る視覚的な効果などの違いで、コーデやセット組を考える幅が広がります。

ジュエリーに関わる事業者として、ただ綺麗であるだけではなく、機能のような働きもあることが発見できたことにとても感動しています。

これ以来、いろんな金銀ツートンカラーに着目するようになっていきました↓。

K18YG/PT850(PT900やK18WGもあり)コンビのジュエリー:優しい雰囲気とおしゃれ度の高さがうかがえます。

あとがき

金と銀は本来の色でいうと、黄色とグレーみたいな色で、あまり相性が良いと考えたことがありませんでした。

しかし、ジュエリーの地金の場合、主にその2種しか色がありませんので、組み合わせるしかないような、そうなるしかなかった究極のものだという「観念」が「一緒に交わることの美しさ」を受け入れているような気がします(^-^)。

マルチカラーのサファイアが集まった色のイメージは随分さりげないもの、馴染むような色合わせに有効な連物ジュエリー【715】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

人気のサファイア。

色とりどりのマルチカラーになっている理由は、元は同じ鉱物の「コランダム」のその後の他の物質の交じりによる色の変化にあります。

かたやルビーへ、それ以外はどんな色でもサファイアと呼ぶように。。

シンプルには、「ルビーかルビー以外か」といったところです。

このたびは、サファイアが必ずしもネイビーカラーだけではなく素敵なカラーの展開があるのだということを一度に楽しめるマルチサファイアでできたジュエリーのご紹介です。

お勧めは、柄物のお洋服などに溶け込むように使っていくことです。

爽やかで好感度有るマルチカラー展開のサファイアが人気な理由が頷ける

では、早速マルチサファイアの3点セットです↓。

3点セット:ネックレスとブレスは自作。留め具はK18WG。リングもK18YG台のマルチサファイア。
〇ネックレス:K18WG留め具の長さは42cm。オーバル型の宝石質のタイプ。7mm-8mmが楕円の縦のサイズ。
〇ブレスレット:ネックレスとお揃いですが、ネックレスの中にあったイエロー系が不足し青味に寄った違い。

そして、大きなストーンは「カイヤナイト」、サファイアよりも白っぽいのが特徴です。

〇リング:K18WG台のサファイアのマルチカラーパヴェリボンデザイン。サイズは13号。

リボンモチーフは非常にクセがありますので、この度のような一連の普遍的なネックレスやブレスには、リボンはうまく引き立ちバランスが良いです。

間違ってもハートや星などと合わせるのはナンセンス、いろいろなモチーフが互いに馴染まずに混沌としてしまうのです。

難しいリボンモチーフもこういった時にこそ出番があるということをここで一緒にお伝えしたいと思います。

マルチサファイアは他にもご紹介したいものがございます↓。

3点セット(すべてマルチサファイア):全体にグリーンxオレンジ系でまとまりました。

「マルチサファイア」という括りをもってしても、このように色味の違いが別物のように出来上がるのも柔軟性があるストーンだと言えます。

とことんマルチカラーばかりでそろえるのか、その中の1-2色をリンクさせるのかという集め方を自由に選び、気を楽に見た目のなじみ具合をじっくり感じながら楽しく合わせていきます。

結果は、ジュエリーだけを眺めることにも価値が生まれる程素敵な世界観です。

あとがき

その他マルチカラーの展開があるストーンは、「トルマリン」。

このストーンも連物ネックレスは一時期沸いた流行物になりましたが、連物も流行云々にとらわれず、1粒の形がはっきりとしたものをお勧めしたいです。

ストーンのカットの違いだけでも随分高級感が出たり、エレガントに見えたりするもので、豊富な天然石のお店の中で思いっきり渾身の1種を選択されると良いと思います。

マルチカラー展開のものでこの度のようなカットが多面になった研磨がある透明感あるタイプはやや高価。

とはいえ、既製品では作られていないようなネックレスやブレスを自作できるわけで、既製品に比べれば材料としてのストーンはエコノミーです。

そして、留め具もシルバー925にとどまらず、K18YGやK18WGを設置していくとジュエリーらしくなっていきます。

この辺りまでなら個人持ちの範囲では十分可能で金銭的にご負担がありません。

以前当「本物志向のレンタルジュエリー」でもラインナップにあった連物を廃止した理由がそこなのです。

個人ではなかなか難しいところの隙間を埋めていくことこそがレンタルの意義であると考え直し、「高級地金+宝石」の特化に完全リニューアルした現在です。

レンタル品との重ね付けでお手持ちのジュエリーも違った雰囲気にミックスされるイメージでおりますので、重ね付けのイメージでご検討いただければ光栄でございます(^-^)。

ジュエリーモチーフが特徴あり過ぎて困った時、「全く同じ」で解決するということも1つの策なのではないか【714】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハート・フラワー・星・月・リボンなどはジュエリーに多く使われるモチーフ。

多くのブランド様が引用されているモチーフの数々です。

ただ、その1点だけの見た目のかわいらしさだけでは全体コーデはどうにもならないもの。

お洋服との相性やジュエリー同士の相性あって出来上がる姿1つが「コーデ」の行き着くところなのではないかと考えます。

このたびは、ジュエリーのモチーフでも非常に難解なクセのあるモチーフの究極をご覧いただき、ジュエリー同士の組み合わせをどう決めていったのかというご紹介です。

ジュエリー同士の組み合わせに困った究極の状況に、この引き出しをオープンしてみてくださいませ。

半月型がそもそも特徴ある所へ、更に花柄が入る超個性的なモチーフのペンダントトップの解決記録

一目見て惹かれた素敵なモチーフのペンダントトップとの出会い。

ところがそこからが険しい山道を登ることになりました。

一緒に合わせる相性の良いジュエリーがなかなか決まらなかったのです。

〇ペンダント:、淡いブラウンダイヤモンドとオレンジサファイアの花柄コンビ。台はK18YG。長さは37cm。

同じ半月型でも随分違和感が感じられ、ほぼお手上げ状態のような時期がありました。

〇ブレスレット:ペンダントのチェーンと同類のデザイン。K18YG/PT850コンビの編み込み。
〇リング:K18YG台。ペンダントトップと全く同じ。サイズは、17号程度。
3点セット:長い思案の結果、もうこれ以上そろえようがないほどの「全く同じ」をキーワードに完成。

この経験により、困った時は「全く同じ」で解決するという方法があることに納得。

「ひょっとしてペンダントトップと同じ柄のリングがあるのではないか」と自ら能動的に探した結果リングが見つかったというミラクル。

ここまでぴったりなのも、元々同じ製造元だったことが予想できます。

この「全く同じ」という探し方は、幸運もかなり味方してくれましたのですべてこれで解決ということはないと思ったのですが、探してみるものです。

では、本当に運が良かっただけなのかとも言い切れないのが、その後も続々と「全く同じ」で解決してきた事例があるのです↓。

「全く同じ」をキーワードに組み合わされた3点セット。類似や関連付きでは解決できなかった難易度でした。

少し合っている部分があるという「リンク」はよく引用しますが、それでは到底解決できなかったものを選びすぐったのが上の写真です。

全く同じであることがかえってリングを引き立てているのが下の2セット。

お揃いとして前もって仕立てていただいたのではなく、別の場所からの偶然の集まりであるところにも「ロマン」が感じられます。

あとがき

組み合わせに悩み時間をかけることで多くを知ることができます。

随分難しいことを担当させていただいているのだと思うと同時に、これこそが自身の役割であり解決していく糸口を見つける任務のようなものだと思います。

こうして「本物志向のレンタルジュエリー」の意味も実感しております。

目指すべきゴールは「素敵な装い」なので、ジュエリー自体の組み合わせはまだまだ途中段階に過ぎません。

とはいえ、立体構造である「コーデ」が完成に至るにはこうしたジュエリーだけでも随分さまよい、アイデアを出しながら歩む旅のようなものだと思います(^-^)。

シルバー925ではダントツ、アンティークイギリス製シルバージュエリーが充実している歴史的背景【717】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

シルバージュエリーの魅力は、その装飾性が豊かな事。

有名なのはやはりイギリス製。

925ジュエリーのカジュアルなイメージとは違ったエレガントさがあるのもイギリス製が教えてくれる新しいテイストなのです。

このたびは、現在では廃止してしまいましたが、かつて「本物志向のレンタルジュエリー」にもラインナップがあったシルバー925ジュエリーの組み合わせ自由な、まるでお洋服着回しみたいな形式でそのお品物をご紹介したいと思います。

そして、動きのあるアクティブなシーンや遠出などのケースにはとても気がかりな高級ジュエリーをひかえ、代わりに気軽に装えるシルバージュエリーの出番が増えるきっかけになればと思っております。

1894年製も含むイギリスアンティークペンダントなども楽しめるシルバージュエリー10数点

上段:ペンダント、中段:ブレスレット、下段:リング・・・自由な組み合わせを見込みそろえています。

この中で正真正銘のアンティークは、ベル型の1894年製です。

左上のペンダントはイギリス製のオニキスですがどのくらい前のものかは不明です。

楕円の「形」のリンクで、ブレスはピンクのインカローズ(右から2番目)と相性が良い、リングは一番左のボタニカルな柄入りが相性が良いです。

こんな風に組み合わせしやすいように共通の形を主に工夫しました。

あまり相性が無いものは入れても出番がないので、とにかくすべてが平均的に出番があるようにと願いながらのコレクションです。

〇ペンダント:縦40mmx横30mmの存在感。イギリス製。台がシルバー925。真ん中のブーケはマーカサイト。

チェーンは、アレルギー対策として、ステンレス製のあずきチェーン、チェーンのみで80cm。

〇ペンダント:ベル型デザインのアンティーク。イギリス製の1894年の刻印有。純銀にて925の刻印は無し。

トップのサイズは、バチカン含まず、40mmx30mm、チェーンはステンレス製の喜平チェーンの74cm。

〇ペンダント:琥珀を中心としたマルチカラーのチャームペンダント。カラーストーンはすべてが琥珀。

チェーンはステンレス製のフィガロ―チェーン90cm。

〇バングル:シルバー925の三つ編みバングル。カンボジア製。
〇ブレスレット:シルバー925台のオパール一連ブレス。1粒は直径6mm程度。

すべてのオパールの表情が違うところがこのブレスレットの魅力です。

オパールも部分的にカラーが違ったり、そもそもその1塊ずつの鉱物から別物のような違いがあることがユニークです。

〇ブレスレット:シルバー925台のインカローズの一連ブレス。

インカローズはほとんどがカジュアルに作られているので、こうして透かしの装飾がエレガントなものは希少。

お花柄のワンピースなどにも合わせられそうなところがとても良いと思ったのでした。

よく見て下さいませ、間に細かいツイストパーツが入っていますね。あれが、3.5mm程度でしょうか、コンスタントに入ることで長さが延長され、元あったカジュアルなアジャスターを外しました。

〇ブレスレット:シルバー925台のマルチカラーの琥珀のブレス。ハートモチーフと丸モチーフのコンビ。
〇リング:シルバー925台のマーカサイトボタニカルフラワー幅広。 サイズは15号程度。
〇リング:シルバー925製のマーカサイト編み込みデザインリングx2個(全く同じ物)。 サイズは15号程度 。
〇リング:シルバー925製のアラベスク調透かし巾広リング。 925の刻印あり。 サイズは13号程度。
〇リング:シルバー925製のハート透かし巾広リング。「ティファニー」製。サイズは12号。

なぜ、イギリス製にシルバー925ジュエリーが豊富なのかは、遠く古(いにしえ)のしきたりにある

かつて、王国貴族の繁栄の時代から、キッチン・インテリア品の分野では、銀製の食器や小物が栄えました。

そうした銀を愛でる文化が、庶民への「トリクルダウン」のような形で広まり、長い間シルバージュエリーこそが文化の1つに溶け込むような形に定着したというような流れ。

この文化がイギリス以外の国では根付いていないことで独自の個性のようなものにもなっているから今でも輸入品の1つとして、「アンティークシルバージュエリーと言えばイギリス製が豊富」ということになっていると思います。

すごく素敵なのは、地金の中では普遍的なシルバー素材でありながら、装飾がエレガントで美しい数々のお品が見られること、今でも、かなり昔のアンティーク物が残っている事実です。

あとがき

別の記事の【701】では、ブレスレットのアレンジについて綴らせていただいておりまして、元の作りへの満足のいっていなかった長さの調節をした記録をご覧になることができます。

安定したエレガントさのためには、アジャスターではなく、フルに腕の周りをしっとりと囲む長さになるために間にパーツを入れていきました。

そうした細かい部分で随分雰囲気が変わるものです。

イギリス製のシルバージュエリーは、他国の私達がカジュアルに受け止めているシルバージュエリーに対して違うテイストを吹き込んでくれるような気がします(^-^)。