ハーフエタニティ―にパヴェが並ぶ華やかさは0.5カラットの事実を越えてゆく【494】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ひし形のモチーフを含むリングがないかと探した中、同じひし形の透かしリングを見つけました。

もともとあるペンダントにマッチするリングを探すところをスタートとした探し方。

ネックレス、ブレス、リングの内、どのアイテムを最初に決めるのかの軸のアイテムはネックレスが断然多いです。

それは身体の中心に近い位置だからですし、視線が一番行く場所の真ん中だからです。

このたびはその多いケースの探し方の1つとなりまして、すでにあるペンダントに合うと判断したリングの選び方でした。

ひし形の透かしデザインがレアであることで探していた条件と一致の出会い

K18YGダイヤモンドリング:0.5カラット強ほど。パヴェダイヤがこれだけ並べばなかなかです。

実はこのリング、ペンダントのトップのモチーフに歩調を合わせたものになります↓。

華奢なチェーンにひらひらとしたパネルパーツが固まったひし形を形作ったペンダントトップです。

セットコーデ:ジュエリーだけで複数を組み合わせをあらかじめ決めておきました。

どのアイテムも特に際立った主張があるわけではないこういった集め方も普段使いの例としてご提案致しました。

トップのひし形とリングの透かしのひし形がリンクしてまとまります。

リングの重ね付けのミラーボールデザインはブレスと全く同じでそちらもリンク。

1アイテムごとでは目立つ存在ではありませんが、こうして集まると素敵に金と銀も程よく混じりながら相応しいセットになっていきました。

あとがき

ダイヤモンドが1カラットを下回るジュエリーは昨今では豊富です。

地金の高騰により、「華奢がスタイリッシュで美しい文化」もあるようで、そうするとこのたびの0.5カラット強は華奢とも言えない頑強さがちゃんとあるのです。

とにかく古い物の方が地金の作りは頑丈で、g数などを気にしなくてもぱっと見にたっぷりと下存在感として現れるのです。

とはいえ、地金をたっぷり使ったジュエリーは、「正直な品物」だと考えます。

それくらい地金をたっぷりにしないとちゃんとしたリングと呼べないのだという考え方から、作られたものだと感じるものは信用ができます。

現在地金価格高騰の中で、その姿が正直な姿をしているジュエリーなのかどうかも選ぶ視点としてはお勧めしたいところです(^-^)。

昭和真っ只中のブレスレットが今新鮮に感じる、のこぎりカットがカッコイイ透かしブレスと同時代のネックレスが再会を果たす時【493】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ヴィンテージ物のブレスが特徴あるデザインであり大変美しいのでご紹介致します。

とても驚くミラクルがあり、すでにあるネックレスのデザインと全く同じブレスなのです。

とても変わったデザインなのに、もともと同じ企画(?)で作られたものが再び時を経て近づいたかもしれないところがドラマチック。

もともとあったネックレスは、昭和のお品ですので同時期と予想してよさそうです。

「全く同じデザインだから合う」という最も王道な合わせ方

K18YGのブレス:のこぎりの刃みたいな変形デザイン。透かしになってかっこいいです。巾6-8mm。

ちなみに、もともとあるネックレスがこちら。↓

K18YG/PT850コンビネックレス:以前から持っていたショート丈ネックレス(元は祖母のものでした)。
そっくりな更なるもう1点のネックレスをその後発見:よく見るとゴールドとシルバーの配置が違う2本です。

ヴィンテージジュエリーを見ているとたまにこういったミラクルが起こって楽しいです。

実は、このネックレスと同じツートン使いののこぎりの刃デザインのブレスも入手しそうになるところまで行った出会いがありました。

しかし、お品物がどこかへ流れていったみたいで、結果入手できませんでしたのでそれは残念でした。

そうすると、「ここまで偶然が重なるなら、それほどレアでもないのかな」とも思えますが、何かこのデザインにご縁があったかもしれません。

その後、PT850オンリーのブレスもネットのお写真で拝見しました。

ちなみに、このもともとあったネックレスは、今は無き百貨店などの宝石売り場のガラスケースの中で販売されていたもののようです。

あとがき

ブレスレットのデザインはそれほど多種あるわけではなく、似た感じを多く見かけます。

そうすると個性的なデザインは貴重です。

幅広のブレスは重さはそれほどなくてもネックレスよりも安心で存在感も感じられます。

いろんなブレスレットを見ている中で、ブレスレットに関しては地金だけで透かしになったものが特に美しいと思います。

ネックレスとリングをうまくつなぐ橋渡しのような位置と役割があると思っておりまして、ブレスレットの存在は大切だと思います。

ただ、ネックレスやリングに対して入れ込む強いパワーとは別のゆったりとした遊び心も持てるのがブレスレットの位置付けだとも思っています。

豊富な1カラットダイヤモンドリングはパヴェの広がったデザインがお勧め【492】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤモンドリングの1カラットは非常に数が多いです。

ダイヤモンドを持つこと自体が「ステイタス」であり、「それならば、ミニマム1カラットはあってほしいのだ」というような希望やニーズがあるのだと思います。

1カラット相当は比較的見つけやすいのですが、数が豊富ということは普遍的でしかないということだと物足りません。

突出した何かをカラット無視で更に求めたいものです。

その時に、パヴェセッティング仕様のデザインを重視します。

このたび、雰囲気としては「かわいい」と思える18金リングをご紹介したいと思います。

このリングを「かわいい」ととらえたところから始まるその他のジュエリーの集め方

K18YG台のブラウンダイヤリング:ちょうど1カラットのパヴェダイヤ。12.5号です。

ダイヤモンドを可愛くデザインしてある点に個性を感じました。

雲のようにもくもくとした枠組みデザインが柔らかさを演出。

ベージュのセーターなどのやわらかいオフカラーにも相性が良いイメージが浮かびます。

ダイヤモンドは「かっこよく見せる」ことが意識されていることも多く、このかわいらしさがそういった中では個性的だと見たものさしによるものです。

3点セット:ペンダントのミックストルマリンと合わせてみた時の組み合わせです。

まあるいリングの雰囲気を大切に、ペンダントもカーブがかったスクエア、チェーンがラウンドチェーン、ブレスはサークルモチーフのまあるい透かしで「丸」を徹底的に意識。

そういったことで、リングの枠のふわふわが引き立てられます。

あとがき

1粒の1カラットはそれほど迫力があるとは言えません。

やはり、パヴェがお勧めです。

1カラットあれば、結構な華やかさなので、1カラットということが普遍的な基準として考えると良いこともあります。

とはいえ、カラットだけでダイヤモンドの価値が決まるとは思いません。

宝石は地金の存在も大きいですし、デザインの優れたものはダイヤモンドの質量など遥かに超えたところに魅力があると思っています。

カラットに拘り過ぎると素敵なジュエリーを逃してしまうかもしれません。

そういった固定観念のような考え方で、有名どころの世界4大宝石にこだわるのも反対に狭い見方なのかもしれません。

とにかく鉱物として地上に上がってきたこと自体、ストーンの種類関係なくどれも平等に神秘的なことなのだと考えます(^-^)。

アンティークの雰囲気ぷんぷんのフラワーブレスレットのミラクル、同じ作りのロングネックレスにぴったり合った喜びが沸騰した!【491】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ペンダントやネックレス、ブレスやバングル、リングと3アイテムを1セットにする苦労を先にしておいて、お洋服との装いの時に時短でこなすというお勧めがあります。

集める時も数が偏らず、まるでスーツやセットアップのような感じで考えます。

その際に、身に付ける位置の中間の位置のブレスレット選びに結構悩みます。

ただ、ブレスレットは重要な位置付けであるとも思っておりまして、首元のネックレスと指先のリングの橋渡しになるような役割を持つと考えております。

類似のお品が多い中、その組み合わせにはマストであったと言えるようなベストマッチなブレスレットを選ぶことが挑戦となります。

K18YGの透かしブレス、フローラルな雰囲気を作っているカギとなる四つ穴パーツに注目

ヴィンテージ感あふれるデザインのブレスレットをご紹介します。

K18YGの地金のみで作られていながら、柄が入り華やか。

その柄を作るのは、プレート状のゴールドの地金板を折り曲げたその細工にあるようです。

K18YG透かしブレスレット:薄いプレート板を曲げて細工の古典的な作りが魅力。

これを見てなぜ「お花」のキーワードが浮かぶのでしょうか。

つまり、四つの小さな円の部分ですね。

抽象的でありながら、誰の心にも「フローラル」だと聞こえるこの言葉によって生まれた「感覚」が、後の薔薇のリングを呼ぶことになったのだと。

そして、年月の差がありながら、ネックレスも類似のものを呼び寄せ、「ああ、これだ」というセットに出来上がったこの嬉しさといったらありませんでした。

その嬉しさというのは、私が身に付けるためではございません、お客様のための「本物志向のレンタルジュエリー」になっていくからなのです。

3点セット:全く同じじゃないですがここまで合っていれば上等でしょう♪。作りは全く同じ手法のよう。

この組み合わせに行き着くまでにはいくつかの苦労がありました。

リングに柄が入ると混沌としてしまうのです。

そういった失敗を経ながら、ここへ行き着きました。

基本的にはジュエリー同士を組み合わせるには難易度は高めなのが「柄入りの透かし」のようです。

あとがき

前述の「感覚」のお話なのですが、組み合わせにおいて、この「目に見えないもの」を実は大切にしています。

理屈だけでは言い切れないのに、組み合わせが成り立ったその理由がこのたびの「フローラルな雰囲気」を感じたということからの薔薇のリング選択となったような例が今後も出てくると思うのです。

こうしたことは、普段宝石だけでなく、いろいろなものの姿や形を眺めることでその時に感じた「感想」のようなものをよく持つようにしています。

何気ない何でもないことでも良い、「この柄が〇〇に見えてしょうがない」など自分なりの見え方にこだわって見ること、こういったことからひょんなところで役立つ時があるかもしれないのです(^-^)。

ヴィンテージリングに多いダブルリングは2倍の華やかさが期待できる【490】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

世界四大宝石の内の1つ「ルビー」。

ジュエリーそのものだけを見ていると大変美しい赤色なのですが、お洋服とのバランス良いコーデとなるとまた話が別。

ルビーは、カラーは目立ち過ぎてしまうので、眺めているだけにとどまることも多いのではないでしょうか。

本当に事実用的な装いアイテムとして出番が多数あるのでしょうか。

この度ご紹介のリングは、ヘビロテが可能な出番を多く見込んだルビーリングです。

ルビーの粒が細かいですが、1か所に密集していますので、程好いアクセントとなってくれるかと。。

ヴィンテージジュエリーに多いダブルリング、先端にルビーが入ると華やかさが倍増の優れたお品のご紹介

羽デザインダブルリング:先端がルビー、台はK18YG。

ルビーがぎっしり並びす過ぎるとくどいことがあります。

ダイヤモンドと組み合わせられ、一定の等間隔空けて設置されている方が見ていて落ち着きます。

そうは言っても、今回のこのリングは、ずらりとは並んでいます。

ラインだけを描くような小粒が程よいバランスなのです。

それほど主張の強いものではないけれど、地金が分厚くしっかりとした作りなのがヴィンテージジュエリーらしさ。

ダブルリングはシングルよりもはるかにエレガントで華やかなので1点持つことのお得度が高いデザインだと言えます。

モチーフが抽象的なのでそれほどクセがない点も、いろんなお洋服にほぼオールマイティーに合わせられるかと思います。

地金の18金ゴールドだけよりもこうしてルビーがあることで「このお洋服にどんぴしゃ」というコーデが生まれる可能性を秘めます。

指に巻き付くようなフォルムも手の部分にアクセントを与えてくれます。

ここでパールのタイプのダブルリングもご紹介したいと思います↓。

パールは結構ダブルが豊富のようです。

下の方にパールのダブルリングが3つほどラインナップ。やはりボリュームが増して華やかです。

ベビーパールのダブルリングにつきましては、ツインでさらにダブルになっていて特徴があります。

あとがき

実はメインがルビーのジュエリーはなかなか入手できていません。

まず、色のパワーが強すぎてコーデしにくいこと、そして、良質と呼ばれるものが見つかりにくいことです。

ルビーを求める人は世界中に多数いらっしゃいます。

そんないわば「奪い合い」の中でこれぞというルビーのリングを手にすることができる真贋と自信がないのです。

良きプロフェッショナルにお助けいただかずしてルビーは難しいと考えます。

そこで、ルビーが一部使われているジュエリーに目を向けることが多いです。

パワーアクセントの強いルビーですので、マルチカラーの中ではすごく大切な役割も担っています。

ルビーだけが集まったジュエリーの他にもルビーが混じるジュエリーの中でもその役割にも目を向けてみて下さいませ。

マルチな配置の中でのルビーの効果や役割もきっとあると思います(^-^)。

ダークカラーだからこそのおしゃれ度がある、これ以上の大粒はその後も見ないビッグスモーキークォーツの四角型ペンダント【489】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

スクエアの大粒ペンダントやリングには特に注目しております。

宝石の面積をめいっぱい利用したダイナミックさと、その広い面積が混じりっ気のない美しい部分であったという証だとも言われます。

このたび、スモーキークォーツのペンダントトップをご紹介したいと思います。

なかなかここまでの大粒に出会うことは貴重です。

その後ここまでの迫力ある大粒には出会っておりませんでして、是非ともその迫力をご堪能下さいませ。

明るい色付けが無い生粋のカーキブラウンな天然スモーキークォーツの本当の姿

スモーキークォーツも「放射線染色」などで透明寄りに着色の処理をしたものが多いとのこと。

どうしてもダークカラーは華やかさに欠けるので明るくされてしまうのです。

綺麗で明るい茶色だからと、知らずに思わず入手にしてしまいそうですのでそういった事情を良く知り、気を付けねばなりません。

ただ、カラーの明るさを補った作業であることは意味があるので、宝石の美しさをより高めるための「処理」であるとも言えます。

見栄えが決して宝石らしくなくても「天然で手を加えられていない」という価値をより重視しております。

今回のスモーキークォーツは、これぞ本当の天然の色なんだと教えていただいたお品です。

ダークカラーの茶の中でも神秘的な深さがあり、ややカーキ寄りだというのが特徴です。

スモーキークォーツのペンダントトップ:ビッグと呼ばれる縦2.5cm程の大粒。

スモーキークォーツに色を付ける目的は発色を良くするための商業用の理由だと予測しますが、反対に、これこそが本当の姿であり美しいと感じます。

多くのスモーキークォーツがチョコ茶の印象ですが、こうしたダークなカーキ茶であれば貴重なカラーなのかもしれません。

多くのスモーキークォーツを見る時のヒントにしてみて下さいませ。

ベネチアンチェーンが四角いトップのフォルムによく合いました。70cmのロングです。
4点セット:同じスモーキークォーツの四角で合わせたトップとリング。ブレスも四角いデザインを選択。

装いとしては、ここまでの暗いカラーなので、反対に白やベージュなどのオフカラーのお洋服に合わせることがお勧めです。

濃いカラーには溶け込んで目立たなくなりますので、ダークさを際立たせるなら前者です。

スモーキークォーツは、ベルトや靴やバッグと共に、差し色に使える強いカラーだと思います。

あとがき

写真で写しますとどうしてもダークカラーのために映りが良くありませんが、実際に手にしてみますととてもミステリアスで静かな美しさがあります。

茶色はお洋服でも難しい色でなかなか映えることがなく敬遠されがちです。

同様にジュエリーでもスモーキークォーツは決して陽が当たる存在ではないかもしれません。

しかしどうしても長い間気になる存在でした。

最後に、とことんスモーキークォーツをあしらったロングネックレスを製作したことがありますのでご紹介したいと思います↓。

1cm四方のスクエアの多面カットのスモーキークォーツの連ネックレス(自作):留め具はK18YGで。

多面カットがより美しさを高めてくれている様子です。

スモーキークォーツはそれほどレアストーンではないので豊富です。

だからこそカットが特殊だったり、よくあるタイプとは異質のどこかポイントを見つけてそこにこだわると、普遍的なストーンのイメージからの脱却が図れそうですね(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

その見た目のグラデーションの5房のストーンが物語るサファイアの鉱物ストーリー【488】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

サファイアという天然石のイメージはネイビーカラーという方が大半でしょうか。

実は、サファイアはカラフルな色の展開があるストーンなのです。

この度ご紹介するピンクサファイアのグラデーションのペンダントは、サファイアにはなぜ色の展開があるのかということを物語るヒントのようなメッセージが入る素敵なジュエリーなのです。

元はコランダム、その後の物質の混じりによりルビーになった赤、そうはならなかったピンクサファイアの分岐点

ピンクサファイアのペンダントトップ:5房が濃淡で並んだ配置が素敵。台はK18YG。

この濃淡の配置は奥深いメッセージがあるように思えます。

それは、サファイアが鉱物から成り立つ様子を知るとヒントが見えるからです。

サファイアとルビーの元は、共通のコランダムという透明の鉱物が土の中で出来上がります。

そうして、その後その透明に物質が混じり、片方は真っ赤なルビーへ、もう片方はブルーのサファイアや黄色、グリーン、オレンジなどへ色が変化しまるで進化の用に枝分かれします。

その中で、ルビーになり損ねた色が完全に真っ赤になり切らなかったのが、ピンクサファイアです。

そんなことを知るととてもロマンチックな気持ちになりますね。

このペンダントの濃淡は、一番薄い色がほぼコランダムの状態に近いと思わせてくれ、そこからピンクサファイアへ成り立っていく「段階」のようなものを表したメッセージのようだと私は受け取っています。

本当の事は、製作者様本人のみが知るところ。

ただ出来上がった品物からはそんな風にサファイアそのものの成り立ちの1ストーリーを教えてくれているような気がします。

物言わぬ宝石がメッセージを伝えることがとても素敵です。

この房のモチーフはあまりクセが無いので、ブレスとかリングも合わせやすいかもしれません。

その一方で、何でも合ってしまうからこそ、かえって個性を出しにくく悩むのかもしれません。

あとがき

サファイアというのは、元はコランダムという鉱物であったところから、「ルビー」、「ルビー以外」のこの「ルビー以外」のものの総称です。

よくマルチカラーとしてサファイアだらけで装飾されているマルチ宝石も多いですが、あれも実はやみくもにカラーストーンを集めたものではないところにサファイア哲学なるものがあると見ています。

表面的な装飾品であると映りがちな宝石ですが、手間をかけて丹念に製作されるからこそ、そこに無言のメッセージが入れ込まれることは多々あると思います。

もし、ジュエリーに興味がわいた際には、品物を購入する以前に、鉱物について知る、歴史を知ることも良いと思います。

そうすると、今までの好みが変わってきたり、購入したい宝石の種類が変わってきたりとなにかしら影響力をいただくものです(^-^)。

なぜこれほどに気分が和らぐのだろうか、のどかな風景を抽出したかような18金製の和風木の実ペンダント【487】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

周りの人々が持っているから自分も欲しいという心理、反対に、誰も持ち合わせていないような特異な品物だから欲しいのだという心理。

かつてのハイブランド小物全盛期とも呼べるような昔、「あそこのこのモデル」というステータスが重視されていたことがありました。

反対に、またとない逸品も重視されても良いのではないでしょうか。

このたびは、同じ物を見つけることはおそらく難しいであろうペンダントのご紹介です。

サイズのバランスが満足できる和風の木の実柄の透かしペンダント

これと同じものをもう1つ見つけることがなかなか難しそうな個性的なお品。

マルチカラーで木の実や葉っぱを配し、重くなり過ぎないバランスが透かしデザインで作り上げられています。

このペンダントに関しては100点満点を付けたい程の満足度です。

透かしペンダント:K18YG台。天然石の木の実と葉の装飾。直径3cm。

遊び心もあり、抜け感も表現しやすいこのアイテムには、ロングチェーンの80cmを組み合わせました。

ペンダントトップがいわゆる「柄」なので、チェーンは引き立て役に回るようなプレーンな喜平で。。

その他ラウンドチェーンも枠の円や木の実の丸とリンクして合うかと思いますが、ラウンドチェーンのロングはなかなか見つかりません。

これは私の「内なるフィルター」にかけた答えの1つなのですが、木の実という柄はお洋服に合わせていくことがやや難易度があります。

そこで、まずは、ジュエリーだけで1つの世界観を作ってしまうのです。

そうして、あとは、このセットのまま付けるという前提で合うお洋服を探すだけです。

お洋服は既存のワードローブの中から一番合うものが1つあればそれこそが「渾身の装い」です。

いろいろバラバラにするからあれこれ悩み、時間もかかり難しくなるのです。

そういった難関を失くしていくような目的があります。

3点セット:すべてK18YG製。ブレスの透かしデザインはペンダントの葉っぱにリンク。幅広リングの彫りも和柄。

こうして、和風な世界観が出来上がったまたとない3点の組み合わせが完成。

あとは、気軽にお洋服にこのまま合わせていけばよいです。

1つの「小宇宙:ミクロコスモス」を作ることは当「本物志向のレンタルジュエリー」でも取り入れているやり方です。

多忙な日々の時短、余計なストレスを極限に解消できるお役に立てそうな装い方の1つだと考えたものになります。

あとがき

このたび登場のロングチェーンに関しましては、そもそも好みでもありまして、希少ながら注目している長さです。

40-50cmまでは一般的なので豊富なのですが、60cmを越えていくと急にレア度がアップします。

ショートチェーンにはない着用時の動きがロングチェーンには生まれます。

ペンダントトップが揺れるその一瞬が素敵な瞬間になりますよう(^-^)。

書き手:ピクチャレスク

この感動どうお伝えしたらよいのか!?、指へのフィット感が楕円フォルムを感じ非常に心地良いマルチフラワーリング【486】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

宝石類のお花のモチーフはクセのある形だということをよく記事でお話させていただいております。

けれど、それ以上にかわいらしさ、芸術的な美しさがとても魅力であり、一癖ある組み合わせの悩みや困難を上回ることがあります。

お花がたくさん集まったブーケリング、パステルカラーのマルチサファイアが文句無しの素敵なリングをご紹介したいと思います。

指への着け心地抜群のフィット感の正体は融通の利くチェーン繋ぎにある

お花リングもいろいろ見つけてまいりましたが、それぞれが「唯一のもの」であるように、特徴が際立ったものを選りすぐっています。

今回は、まあるい形のお花が集まったパステルカラーのブーケリング。

優しいカラーで可愛くて、サファイアで勢ぞろいしているところに「元は同じコランダムという透明の原石だったのだ」という「歴史と哲学」が入ります。

パステルカラーを作る天然石は、ダイヤモンドとサファイア。

透明がダイヤ、残りのカラーはすべてサファイアという構造で、色が優しくて気分が涼しくなります。

少し前の記事で、100点満点を付けたいというお話のボタニカルなフラワーリングをご紹介しましたが、今回のこちらも100点満点です。

はめ心地も心地よく、お花の連結部分がチェーンのような構造で柔軟性があります。

横から見るとわずかに楕円形のような円の形に映ります。

このことが、指に心地よくフィットすることの正体です。

台がK18WG。まあるい形のお花が集まったブーケリングです。縦の幅は2cm強のボリューム感あるもの。
3点セット:まあるいフォルムを意識した組み合わせ。ペンダントトップのフラワーの形はリングのそれとリンク。

このリングを中心にして他のジュエリーを決めていくセッティングの仕方が決まりやすいです。

何もスタートはペンダントからでもないのです。

このたびの3点セットのキーワードは「丸/ラウンド」です。

ペンダントトップのチェーンのラウンドチェーンとブレスのラウンドチェーンはサイズが違いますが同じ種類のチェーンです。

余計なフォルムを入れずにきっちりと意識して可愛い雰囲気を作ってみたところが工夫した点です。

あとがき

お花リングは、うっとり眺めてしまうような芸術的なものもあります。

身に付けて装うことができるところが、観賞のための美術品とは違うジュエリーの機能的な点です。

前述にもあります、クセのあるという点は注意しなければなりません。

同じお花同士でも、花びらの形が少し違うだけで別の2種のモチーフが同じ1場面に存在し、カオスに映ってしまいがちなこと。

そう考えるとこのたびのフラワーリング、他のジュエリーとの組み合わせは決して簡単ではありません。

そんな難しい所が私の出番だと思っております。

このリングを私が付けてお出かけすることはありません。

お客様がうっとり眺めながら楽しんで付けていただくためのお仕事をしております。

「本物志向のレンタルジュエリー」どうぞよろしくお願いします(^-^)。

ハイブランドジュエリーの有名モチーフを外しこれを選ぶ価値、ブラウンダイヤモンドのクロスリボンペンダント【485】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤモンドのカラットにそれほど重点を置かないスタンスでダイヤモンドのジュエリーを見ています。

1カラットでも華やかで大ぶりであれば魅力的ですし、3ctあっても1粒タイプは緊張感があり過ぎて敬遠しています。

ダイヤモンドのカラーにつきましても、透明が一番価値が高いと言われていますが、いろいろ見る中で、ブラウンダイヤモンドの気さくな素敵さも見逃せないと思っております。

何が一般的か。。などの見方ではなく、自分の目で見て美しいものを一番軸に置いていますし、自然にそうでなければ腑に落ちないとなります。

ダイヤモンドのカラーのお話を少しさせていただいたところで、ブラウンダイヤモンドのライトな色味である「シャンパンカラー」というタイプのペンダントをご紹介したいと思います。

「タイ」のようなリボンの抽象的な形はクセがなくて付けやすい

デザインは一応リボンの部類なのですが、横に広がった蝶々結びがされているデザインとは違います。

クロスされ交わったフォルムに動きがあるお洒落なデザインです。

ダイヤモンドペンダント:1.38ct。台とチェーンはK18WG。シャンパンカラーのブラウンダイヤモンド。

ペンダントトップのリボンのフロントとバックとで、ダイヤモンドのカットの種類が変えてあり、単調さの解消と奥行きの増加が感じられ面白いです。

このクロスリボンを見るところ、スクエアな感じのラインが際立つので、四角いモチーフのベネチアンチェーンを組み合わせてあります。

チェーンのデザインもある程度種類があるので、ペンダントトップの形によく合ったものをしっかり選んだ方が、トップ、チェーン共々お品が際立つことになります。

なかなかチェーンをおざなりにしがちなのですが、チェーンこそ遠目で見た装いには目立つものなのです。

あとがき

リボンデザインは左右対称の整った形であると、きちんとしたしとやかな印象になります。

そうしますと、「きちんとしたシーンに合いそうだ」などとイメージしやすいです。

リボンモチーフこそジュエリーの中で多数あり、有名ブランドであるほどその特徴が際立ち「クセ」が出ます。

それこそが「ブランディング」なのだと思いますが、あえて、誰もが知る有名どころを外すこのたびのような見つけ方もお勧めです。

マイペースで装うことのできるこういったタイプは、いつの時代でもかえって古めかしくない安定感があるところに価値がありそうです(^-^)。