バイカーの皆様への伝言、クラッチの切り替え、踏み込みすべてに対して、かかとの高さがぺたんこのレザーブーツが一番安全です【268】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前アメリカンバイクに14年程乗っていました。

アメリカンバイカー様はファッションもウエスタン調にあれこれ考えたいところだと思うのですが、1つブーツに関しては強くお伝えしたいことがあります。

それは「ウエスタンブーツ厳禁」ということ。

アメリカンバイクなのにウエスタンブーツがはけないなんて。。

と思われるかもしれませんが、このたびのお話で今一度靴に関してはヒールのあるものを見直していただきたいと思います。

ウエスタンブーツはヒールのあるブーツです。

このヒールとバイクのペダルの関係は「感触」ですので、乗った者だけが知るペダルの踏み心地なのでございます。

バイクとレザーブーツはマスト、スニーカーではかなり甲が痛いので長時間乗れない

バイク乗りは、やはりブーツをはくことが多いですが、ファッションとしてだけでなく、現実的な足を守る「機能」がレザーには感じられます。

街乗りだとスニーカーの人も見かけます。

ただ、スニーカーだと、ギアチェンジの時に甲が痛いです。

乗り始めの頃、よく分からず、今まで持っていたスニーカーの「コンバース」の布地のぺたんこのタイプをはいていました。

しかし、ギアチェンジの時に、バイクにもよるのでしょうが、アメリカンなのでそこそこ重く硬めで力が要ります。

そうすると、何度かのギアチェンジで甲が痛くなってしまうのです。

そこで、甲の部分が硬い本革ブーツを探すことにしました。

何度目かに見つけたサイドゴアブーツが最強だった

近場の移動が多い乗り方でしたので、「本格的なバイク用のブーツでなくてもいいや」ということで、おしゃれ系のファッションブランドのショートブーツ、普段着にもはけるぐらいのブーツを探していました。

バイク用だと、「トニーラマ」などのウエスタンスタイルがかっこよかったりするのですが、かかとにヒールが結構な高さであるのがウエスタンブーツです。

これが、バイクのギアチェンジに支障をきたすとつくづく感じました。

ファッション的には、アメリカンバイクにはベストマッチなブーツですが、実際に乗るには、安全ではないと感じています。

いろいろ、ファッション系のブーツもあれこれ試しながらなかなか安全に乗れる良い感触のものを探しました。

そして、結果、バイクを降りるまでその後長年定着したのがこのブーツでした。「サイドゴアブーツ」です↓。

サイドゴアブーツ(黒):ランド名:「GIGI:ジジ」、イタリア製。ヒールがすっきり水平です。

これはどちらかというとバイク用というわけではなくファッション系のショートブーツとして売られていました。

これぞベストマッチといったはき心地と着脱のしやすさである「サイドゴア」というモデル自体が便利なデザインなのでした。

古着の中で見つけたものなので、別のサイドゴアモデルもおそらく今でも見つかると思います。

<このショートブーツのメリット>

・ヒールがわずかでぺたんこに近いので、足を地面に付けやすい

・レザーの甲の部分がしっかりしていてギアチェンジがスムーズ

・サイドゴアのデザインでひもなどがないので、着脱がスムーズ

・革がごわごわしていないので、心地よいはき心地で、真夏も通気性がある程度ある

こんな点が、ずっとバイク乗車時にはいてきて感じた良さでした。

まったく、同じものは見つからないかもしれませんが、サイドゴアが便利であることは、間違いないでしょう。

また、ロングより、ハーフであること、そして、やはりポイントはギアチェンジで接触する甲部分の作りの硬さですね。

お洒落ブーツではあまり確かめることがない甲の部分の頑強さを手で触ってチェックされてはいかがでしょうか。

バイク用としては。とても重要な部分になります。

何もバイク屋さんで本格的なバイク用のブーツを探さなくてもファッション小物としての靴売り場から探せばよいのです。

もう1点根本的に注意したいのは、普通の洋服のブーツの中からチョイスする場合に、裏がすべるのは、バイカーとしては危険ですのでそこは注意です。

アメリカンの場合、足が地面に付くが故に足ブレーキも頻繁にありますから、そんな時に、すべり留めになっている仕様のブーツが絶対良いのです。

黒いブーツのお手入れ、これ1本で足りています、「コロンブス」社の「ナイトリキッド」

アメリカンタイプのバイクライダーさんのオールシーズンブーツはこれだ
「コロンブス」社の「ナイトリキッド」という靴クリーム(黒)。

有名なので、知っていらっしゃるかもしれません。

これ1本で、

・汚れ落とし

・補色

・仕上げのツヤ出し

この3ステップをみごとに行ってくれます。

パンプスにもこれを使用しておりまして、延長でこのサイドゴアブーツにも使用していました。

塗りがいがあるというか、とてもスムーズに手早くお手入れができます。

あとがき

サイドゴアはブームな年もありましたが、常に変わらない定番デザインとしてずっとあるものだと思います。

サイドゴアのショートブーツ、是非バイクライフに取り入れてみてくださいませ。

なんといってもオールシーズンはけるという点もすっきりしていて良いです。

甲のしわが、ギアの部分でない、右側でもかなり出ています。

そう考えると、それほど高価なものはもったいないと思うので、革の作りさえ、良質でしっかりしたものであれば、有名ブランドである必要もないと思います。

どの道ギアチェンジでしわができるのですから。

その甲の「しわ」こそが、「そのブーツの持ち主がバイカーであることを伝えるメッセージ」なのです。

バイカーのブーツはとてもロマンチックなアイテムなのです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

柄の向きが横ばいのボーダーよりも上昇志向のストライプ柄、ストライプ柄の種類とハンドメイドバッグへの取り入れ方の足跡【282】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

生地の中でもストライプ柄は大半が「先染め」です。

先染めであることが色落ちの可能性があるプリントよりも永久的であり、価値ある柄の1つであると考えることもできます。

このたびは、ストライプ柄の種類を、実際に製作したり日用品の中に溶け込んでいるところを発見したりしたお写真と共にそのネーミングなどをご紹介してまいりたいと思います。

ストライプ柄の種類は非常に多種、実際に利用させていただいたその「製品」になった状態でストライプの存在を見てみます

ストライプ(stripe)は日本語では、縞(しま)にあたります。

何か昔懐かしい言葉の響き「shima:しま」ですが、もしかして、年少の方は初めて聞かれたことでしょう。

ちなみにあの黒白柄のシマウマは、漢字で「縞馬:しまうま」となります。

見る向きで、シマウマはボーダー柄のようにもとらえられますが、実はボーダーは定義上はストライプの部類に属しているのです。

しかし、今やボーダー柄はストライプ柄とは別物と考えられて区別されていると思いますので柄に対する観念にも歴史的変化があるわけです。

さらに「ゼブラ柄」というものも1つの柄の種類になって定着しています。

ではここで、ストライプ柄の種類の違いを見てまいりたいと思います。

実際にハンドメイドバッグの中で、裏地に使用した生地、「商品」となって購入した日用品などはそのストライプの存在感がよりリアルにご覧いただけると思います。

ピンストライプ:ピンのような細いストライプです。トントンとピンを打ったような見た目が特徴。

イメージとしては、スーツやスラックスに使われるような生地です。

それをバッグの裏地に意外性を出そうと使用したのがきっかけでした。

ペンシルストライプ:ペンで描いたような線。類似に「チョークストライプ」があります。
コードレーン:生地に凹凸感があり美しいですし、傷みにくい生地だと思います。
クラスターストライプ:「数本の線が集まり、1本の線を形成した作り」という定義に当てはまると判断しました。
ロンドンストライプ/ブロックストライプ:同じ幅で2色が並んだもの。シャツになると装いが落ち着き整然。

右下は、「無印」様のタオル地のターバンですが、ボーダーだけれども、定義上このロンドンストライプに入ります。

20年以上毎日色違いで洗顔に使用です。

複数であることがかえって1点ずつの損傷を解消し、長持ちに繋がっています。

1日1点ずつ使用の1週間分くらいの数を色違いで保持。

シャドーストライプ:陰のように目立たないストライプですが、こちらも先染めです。

ストライプは、糸の色違いによって、コンビの色を白を使用することが多く、先染めがほとんどなのですが、たまに次のように珍しいストライプのプリント物があります↓。

プリントのストライプ柄(マルチカラー)。

裏側を見ると分かりますが、今までの先染めは、裏返しても同じように柄が出ていますが、これは出ていません。

表にだけ描かれたストライプ、つまりプリントなのです。

しかし、プリントの精度がとても良くて、一見先染めだと思ってしまいます。

グリーン系の渋めの色ではありますが、マルチカラーでとても豪華に見えます。

ストライプ素材の洋服での使われ方

日々インスタグラムを拝見していますと、ピクチャレスクと同じ部類のファッション系のつながりでヨーロッパ風なパンツスーツスタイルをよく目にします。

今、この生地を書いている季節も関係してるかと思いますが、ストライプの使い方が大胆で、とても粋。

たとえば、上に出てきたペンシルストライプの柄でもっと幅が大きいものを大胆にも、上下のパンツスーツに仕立ててありました。

白x黒のペンシルストライプのパンツスーツ、とても粋でクールです。

柄のイメージのみですが、こんな感じの上下セットアップをイメージしてみて下さいませ↓。

このようなセットアップはむしろ「カジュアル」。本来エレガントなスーツの新しい着方ではないでしょうか。

あとがき

ストライプはお洋服の中でもとても豊富な柄ではありますが、1つ難易度があるとすれば、組み合わせる相手が無地ではない場合の迷いです。

柄がうるさくなってしまうので柄同士は敬遠してしまうと使用頻度が半減してしまいます。

そうしますと、出番の多いストライプということに目標を置くならば、柄とのマッチの仕方などを研究するとワードローブがうんと賑わいます。

賑わいといってもたくさん数をもつことではなくて、コーデの種類の豊富さの事です。

少ない数でもうまく組み合わせるところに行くためには、柄同士の組み合わせも引用すると1つでも組み合わせが増えるということです。

実身もストライプは1点もお洋服では持っていない現状です。

ストライプがいかにそれ1点で「クセ」と言いますか、主張の強いものであることを実感します。

同じように程度の強めの柄にむしろ溶け込むようにシャツに装うネクタイのように、メンズ服の上手なコーデに学ぶところも多いかもしれません。

雑貨品などの小物アイテムや、単独でそれ1点で事足りるケースに何気なくストライプを取り入れ、使っているのかもしれません(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

古着購入後にクリーニング代がかからないコートは本革レザーと毛皮、自主お手入れの「拭く」と「風通し」の確保のみでよい【280】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

古着購入ライフを続けて20年程になります。

随分長い間古着ばかりを着てきた中でますますそのコスパの良さをかみしめております。

ここ近年では、その古着ライフにも発展があり、1点ずつをより大切にするようになりました。

それは新品を着ていた時代とは明らかな違いであり、古着を着てきたことで得られた素晴らしい結果でした。

ところで、古着の購入自体がお得に良質なものを購入できても、その後の所持の中でのクリーニング代に関しては、まるで「車」を所持する保険代やメンテナンス代と性質がそっくりな維持コストが生まれます。

そこで、この度のご提案としまして「クリーニング不可」の製品をあえて購入し着ていくことで、その後の維持コストも¥0であるという長い目で見たコスパの良い古着ライフのご提案になります。

主に3シーズン春・秋・冬に着るアウターのジャケットやコート類選びにとても効果が出る節約術になるのではないかと思います。

高価なアウターのクリーニング代が¥0、本革レザーと毛皮のアウターの購入後の維持費の節約の実現

夏以外の3シーズンに、アウターとして着るアイテムは、主にジャケットやコートです。

ジャケットやコートは、自宅でホームクリーニングをすると、ジャブジャブと圧力をかけること、水や湯につけることだけでも型崩れを起こしてしまう可能性があるのでクリーニングに出すことが避けられません。

ですから、どうしてもクリーニング屋さんへお願いし料金がかさみます。

1着のクリーニング代は¥1,500-¥2,000程度が相場です。

ここで、逆の発想をしてみます。

クリーニング不可のアウターとはどんな素材なのか(この不可というのは、品質表示上においてです)。

・毛皮

・本革

などです。

もちろん、毛皮や、本革も高額の¥10,000-¥20,000あたりの代金で一般的な品質表示にもとづいたクリーニングの枠から外れた特殊クリーニングであれば取り扱ってみえるお店も結構あるようでした。

ただ、高額な特殊クリーニングの方法は節約にはなりませんし、もう1着商品が買えるぐらいのコストですので、古着ライフとしては非常にもったいないです。

結局のところお勧めしますのは、思い切って、クリーニング不可の素材だけをあえて持てばいいということなのです。

そこで、3種のクリーニング不可の素材をご紹介します↓。

本革レザージャケット(黒):「エンポリオアルマーニ」様。牛革。

1つ目はこの牛革ショートジャケット。

品質表示上で「ドライクリーニング不可」となっています。

本革レザーはその表面がカバーされているような役割があり汚れが元々付きにくいです。

汚れてもタオルハンカチとお湯で一拭きすれば大丈夫なほど。

季節外れの収納時には同じくタオルハンカチとお湯で全体を拭き、完全に風通し良く乾いてからそのまま収納でOKです。

2つ目は、ミンクの毛皮のオフカラーのコートです。

ミンクは毛皮なので、基本クリーニングも不可の品質表示です。

毛皮は、特に、ずっしりあったかいので、冬でもじっとりと目に見えない汗をかきがちです。

クリーニングが不可ではありますが、常に、帰宅後お部屋の中の風通しの良い空間で乾かすことが大切です。

ミンクコート(オフ):ブランド名不明。いろんなお洋服に合わせやすいカラーです。冬のオフカラーは新鮮。

3つ目は、スエードのロングコートです。

これも品質表示では「クリーニング不可」です。

スエードはもともとデリケートそうな素材です。

1つ目の本革レザーよりも汚れやキズは付きやすいですが、独特の質感がおしゃれで好みの素材です。

大切に扱いながら、上の2つと同じようにカビなど生えないよう湿気をこもらせないという工夫を隙間を空けた収納をしながら気を付けさえすれば、かえって薬品なるものを使ってしまうよりも良いと思うのです。

スエードロングコート(紺):ブランド名不明:古い物だと思いますが、スエードの紺色というところがレア。

そもそも、買う時も古着購入していますので、たとえ高級な素材であっても、高価な特殊クリーニングをする気にはとてもなりません。

それは、購入時の「価値」のキープです。

お得に購入できたお洋服は、その後の維持費にコストをかけないことで、長い年数から見た「コスパ」の実現へとつながるのです。

その他、コスパの良さにもつながるポイントとして、「多く持ちすぎない、ミニマムな数」ということ。

収納時にもぎゅうぎゅう詰めでは、カビの原因になります。

隙間をしっかり空けた、ゆとりある収納をするためには、多く持ちすぎないことも重要なのです。

どうぞ、渾身の1点ずつを慎重にお買い物下さいませ。

あとがき

服がたくさんあるだけ、クリーニング代も増える。。

この悩みは、この度の2つのポイントで解決です。

1)そもそも少ない数で渾身のアイテムだけを選ぶこと

2)クリーニング不可の本革レザーや毛皮をあえてアウターに選ぶこと

これを、どうぞコスパの良いお買い物にお役立て下さいませ(^-^)。

picturesque

色相環図の考え方をコーデに引用、ドラマチックなコントラストコーデは「補色」馴染む穏やかコーデは「類似色」【229】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「類似色」と「補色」というカラー同士の組み合わせは、絵画などで引用されその作品に溶け込んでいると思っています。

美術的な部分にも接触するファッションコーデにおいてもおそらくどこかで引用され、コーデに混じってるのではないかと、マルチカラーの配分や配色ものなどを眺めてみると良いかもしれません。

こうした決め事があると「タブー」が語られることもあり、本来自由な表現のはずのお洋服のコーデを躊躇する変なブレーキになるのは望ましくないということ。

そのためには、結局は決め事の基本をシンプルに理解するところからやっておくのは必要なことであろうと、ここを通過したいと思うのです。

ファッション分野に携わってきた者ではありますが、カラーコーデの資格など持たない、スタイリストという職種でもない私らしい伝達が出来ればと思います。

お洋服コーデを高めるために色の決め事を知るところから始めてみる、単純な基本6色のみで理解する「類似色」と「補色」

本格的な「色彩の相関図」は、すべての理論を十分に盛り込む作りであり複雑。

この「相関:そうかん」という言葉が、「色相環:しきそうかん」と「色の相関図」で「そうかん」の漢字が違うところに思わず注目。

もともと「色相環:しきそうかん」という言葉が専門用語ですが、「色の相関図」という言い方もあるのです。

では、ものすごくシンプルに、一度知ったらずっと覚えていられる基本的なカラーの仕組みを超基本の3原色から解説します。

まず、色というものは、下のクリップのように多種にわたっていますが、実は元は3色のみオリジナルの色、つまり、「原色」と呼ばれる色3色だけ。

多種にわたるグラデーションのような色の展開のイメージ図:「マイクロソフト」様からの引用です<m(__)m>。
基本の「3原色」:「原」という言葉の理解として、どんな他の色からもこの色が作り出せない元の色という解釈。

つまり、「何を混ぜても、この色を作ることができない元の色」という基本的なカラーの事を指すのです。

幼少の頃の絵の具を使った授業を思い出してみてくださいませ。

混ぜて色を作る時に、この3色はゴールではなく、ツールであったはず。

このベースのカラー同士をもれなく1つずつ組み合わせながら混ぜて、

・赤 + 黄 = オレンジ

・赤 + 青 = 紫

・黄 + 青 = 緑

と、更なる新しい色が3色生まれました↓。

基本カラーの6色:これだけ集まれば十分、隣同士の配置が「類似色」反対側が「補色」で配置されました。

いつか拝読した発信で、「補色」の関係は「お洋服コーデではタブーと思うと良い」というようなことがありました。

お洋服のコーデを落ち着いた上品な装いに寄せるためにあえて「タブー」と表現されていたのだと解釈しました。

ただ、1990年代後半頃には、そんな「タブー」を打ち破るかのように黄色と紫の組み合わせの配色のブラウスが登場したりしていました。

ファッションコーデにおいては、あえて「タブー」を打ち破る破壊的な発想もあり、「類似色」「補色」それぞれに正しさなど無くても良いと思えてきます。

ただ、実際の印象としては影響があり、「類似色」同士のコーデは穏やかで優しい雰囲気、「補色」同士のコーデは奇抜で劇的であると感じるのは見る側の共通するところではないでしょうか。

あとがき

「類似色」「補色」など無視しても構わないとさえ思うのですが、メッセージとしては伝わりやすいので知っていることは非常に良きアドバンテージ。

コーデによって自己表現ができ、カラーによる意志表示さえできるということなのです。

冒頭の絵画に戻りますが、絵を見る時にも、その画家がなぜこのカラーを多用したのかなどはメッセージの1つとして受け取れます。

絵画によって方針・主義・主張を伝えることと似ていて、お洋服のコーデによる伝達も、お洋服というもの自体が機能のみを越えた存在であり、本当は美術品のような存在なのかもしれない思うことがあります(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

上下3点ずつの少数が合計9通りのコーデを豊かに生み出す、「着回し」という定番用語から抜け出した「特化型」の表現【164】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ近年、書物・ネットにおいて「着こなし」の定番内容として取り上げられる「着回しコーデ」。

本当に着回しをうまく成り立たせている人が何人いるのでしょうか。

実は、「着回し」はファッション上級者のテクニックなのではないかと私は思っております。

理由は、バラバラのアイテムそれぞれが優れたお品物でなければ結局は芯の無い平凡なワードローブ展開になるからです。

このたびは、「自分表現」をしっかりするという目的を持ち、ある好みの分野に特化したアイテムの集結により、「らしさ」を表現しやすい例をご提示してまいります。

お洋服を着るという行為、日常的な当たり前でありながらも、実はその人物の人生をも表す程の重要な事だからです。

ファッション関係のお仕事に携わるすべての人とも是非共有したい、自分表現こそが商業を営みお洋服をお勧めしながらお伝えし継承していくことの神髄だと思うからです。

「人となり」を明確に伝えられるのはどちら?、「着回し型」と「特化型」で比較した同じボトムに合わせるトップス3点ずつの違い

2種のラインナップを比較するための共通のボトム(左から右へ):「GAP」「MNG」「リーバイス501」のアレンジ。

左のオフベージュ綿パンツや右のインディゴデニムパンツは素材がなじみ深くベーシックに抑えました。

では、比較するトップスの3点を、「着回し型」と「特化型」でご紹介↓。

「着回し型」のトップス3点(左から右へ):「COLONY2139」「TIMBERLAND」「ZARA MEN」。左は紺x白右は黒。

定番の紺白ボーダーカットソー、オフ白シャツ、黒のワッフル素材のヘンリーネックといかにもミニマムテイストが並びました。

「特化型」のトップス3点(左から右へ):「ABAHOUSE」「GRN-STANDARD OF EARTH」「CIAO PANIC」。左右は七分袖。

前者に比べると随分ある分野に特化したアイテムが勢揃い。

どれも「ボーダー」であり「マルチカラー」であるという共通点がありながらそれぞれの色使いやボーダーの幅に違いがあります。

「着回し型」の上下のセット:これで全9通りすべてが違和感なく可能。ただ突出する何かは感じない不変/普遍さ。
「特化型」の上下のセット:同様に全9通りすべてが違和感なく可能。「ボーダーが好きな人」と感じる拘り。

と、このような比較で違いが露わになったのではないでしょうか。

後者の「特化型」は、よりメッセージ性の強いコーデの表現だということです。

ただ、前者の「着回し型」もモノトーンに絞るなどして後者の考え方を取り入れることができると思います。

あとがき

このたびのアイデアは、実は私が生み出したものではありません。

かつての通勤の毎日、同じ車両の電車内で拝見のある男性のコーデが抜群でした。

柄シャツ+天然素材の短パンスタイル、更にベルト複数を交換しながら自分独自のお洋服コーデを創造されていたのです。

まさに自分表現が完成されていたと言えます。

その毎日のお洋服の交換に、「意志」「考え方」が盛り込まれ、ファッションというものが物言わぬ自己表現なのだということを教えてもらったような気がします。

よって、その時の印象を再現したく、メンズアイテムばかりでピックアップしたこのたびです。

分野を事細かく絞っても、同じような服ばかり着ているというということを感じさせないことの源は「違い」だと思います。

極端には、白のシャツしか着ないということでもメーカーがそれぞれ違う・素材がどれも違うなどどこかで必ず「違う」ということも含んでいることこそ一番のポイントです(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

本当のかっこよさはシーンの中身に及ぶ相応しさ、ネイキッド姿をカバーしたアメリカンバイカーの季節別コーデ【145】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

以前2004年-2018年までの14年くらいの間ですが、会社勤めのオフの数時間を利用したバイク乗りをしていました。

背丈158.5cm用に相応しい、足がぴったりと地面に付くアメリカンタイプを選択。

予定していたバーベキューが大雨によって中止になったことで、そのまま友人達とバイクを見に行ったその日に即購入、本体価格¥150,000(中古品:250cc/距離距離5,000m)。

モデルは、「ホンダ」社製の「レブル」。

元は「ヤマハ」社製の「ビラーゴ」を探していた中、納得のお品が見つからず類似サイズのこちらに決めたのでした。

実は「レブル」こそ一番多くの人が乗るバイクであるという情報も。。

「ホンダ」社製の「レブル」:1980年代くらいのモデルだそう。側面のステッカーなどは中古品購入時そのまま。

その後マイペースにコンスタントに乗りながら、2017年会社退職後の2018年個人事業主開始に伴い、それほど詳しくも無かった自信の無さと、時間配分をすべて事業へ投じたいと2018年6月に降りたのでした。

その後、ヘルメット・グローブ・レザージャケット・レザーパンツなどはほんの短い時間で完売、いかにバイク用小物をお探しの方が多いのかを知ることに。。

このたびは、バイクに乗っていた当時の服装に焦点を当て、綴っていきたいと思います。

「アメリカンバイク街乗りコーデ」の3選です。

強く風邪を切るような乗り方ではない、比較的ゆったりと乗るタイプの方に共感していただけるのではないかと載せてみました。

バイカー3シーズンコーデ、オールインワンに似せたセパレートのコーデの仕方は上下を同じ素材・同じカラーでつなぐこと

夏用コーデ:インナーは半袖ですが、決して汗がダラダラ流れる真夏でも肌を露出してはいけません。

デニムという素材はは織りが特別に緻密であり「擦れ」にも優れた対応力ある素材なのです。

アメリカンらしい、しっかり落ちのライトブルーカラーの同じトーンの上下をセットアップに合わせました。

まるで1つなぎになっているような見た目がオールインワンに寄るのです。

春・秋共通コーデ:バイカーの季節感は普段着よりも少し厚着です。帰りに冷え込んだりなどアウターは本革。
冬コーデ:本当はタートルネックが希望でしたが妥協。マフラーは危険、ネックウォーマーの方がより良いです。

メンズの本革レザージャケットと本革レザーパンツ(重い肉厚レザー)が最強。

セーターは毛/100%断然あったかいです。

あとがき

特におしゃれ度を高めたということもないのですが、良き機能とのバランスを見ながら、デニムはリーバイス501で共通、良質な本革レザーをメンズの中から集めてきた結構拘ったコーデです。

このたびは、お洋服のコーデにスポットを当てましたが、別の記事【268】では、ブーツの望ましいデザインも投稿しています。

是非、安全で素敵なバイク乗りとして楽しく過ごされますよう、お祈り申し上げております(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

「バラエティーに富む」を数の多さではない切り口で。。たった3点のバッグですべてをカバーできる豊富さの表現【213】

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まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

余計な数を持たない。。シンプルなアイテムを選んで最低限に。。近年のミニマム志向は「捨てる」ということが人生までも変えてくれるという新しい考え方をもたらしたもの。

しかし、アパレル業界に事務方ながらも長く携わってきた者としては、そんな傾向に一言添えたい時が。。「本当に心からそのシンプルさに満たされていますか?」と。

このたびは、ミニマムスタイルを貫きながらも、ちゃんとバラエティー豊かだと映る・自分でも感じるバッグ3点の選択をご提案します。

たくさんのバッグをこれまで持ってきた中での実体験からの閃きと、世の中の数多くのおしゃれな方々のコーデにヒントをいただきました。

高級バッグを色違いで複数持たずして可能、手持ち服をすべてカバーできる「無地」「マルチ」「ジャガード」の3点のバッグの豊かさ

すべて古物のバッグですが、新品購入・型落ち新古品の購入・綺麗な状態の購入など購入の時点でもまっさらな綺麗さを厳選。

無地:「GUCCI」様で1995年頃のモデル。黒の本革レザー。内貼り劣化を経年15年程でリフォーム済み。

まずは、誰もが持ちたい万能なバッグと言えば。。の基本の黒のレザーは1つに含みます。

マルチ:「PRADA」様の2010年前後のモデル。地はピンク寄りのマイルドな赤、青・グリーンもペールカラー。

ここから、もう黒無地とは大きく離れていきました。

これまでの実体験のバッグ使用からは、マルチカラーこそ万能である点を見つけています。

そして、「小紋柄/ダマスク柄」の抽象性が、柄同士の組み合わせやすさに繋がる特徴も捉えました。

ジャガード:「FENDI」様の2010年前後のモデル。色は黒。細かいFロゴはすっかり馴染み激しく主張しない点が◎。

ジャガードの良さは、華やかでありながら淑やかでもある点。

一番最初の黒無地ではシンプル過ぎて味気が無い場合は、このロゴジャガードがフォローしてくれる時があるのです。

以上の3点、それぞれ1点ずつのブランドに翻弄され過ぎずに冷静にミニマムながらも豊富さを目指していきました。

王道の黒が3分の2を占めれば十分です。

では、万能であればすべてが平均的に合うのでしょうか。。実は共通に同じバッグを添えると必ず優劣が生まれることも実体験から得たノウハウです。

続きまして、お洋服のカラーの違いで選ぶ3点のバッグの中のどれが一番合うのかのジャッジを、私見も入りますがクリップに示してみました。

お洋服は全部で6カラーを図解でご用意、①黒②ネイビー③ボルドー④グリーン⑤黒水玉⑥白水玉です。

6点のワンピース:カラーの違い、柄も入り込んでいます。比較することで必ず「一番合う」が生まれます。
①黒無地ワンピースに一番合うバッグ:どれも合いますが、ベストは黒のジャガードバッグ(右下)。

黒無地はシンプル過ぎて味気なく、マルチではコントラストが強すぎると感じました。

①ネイビーのワンピースに一番合うバッグ:真ん中のマルチカラーこそ出番だと考えます。

黒と紺はあまりしない組み合わせ、近い色ながら同時に付けると紺の存在によって黒のパンチが削がれますので黒同士に比べるとどうしてもシャープさが和らいでしまいます。

③ボルドーのワンピースに一番合うバッグ:こちらも真ん中のマルチカラーを選択したいと思います。

ただ、ボルドーに黒無地も良きコントラストであり、検討の余地はあります。

④カーキグリーンのワンピースに一番合うバッグ:こちらも③と同じ、マルチカラーを選択したいと思います。
⑤黒水玉ワンピースに一番合うバッグ:一番というとやはり左上の黒無地を選択しますが、右下もありです。
⑥白水玉ワンピースに一番合うバッグ:こちらも⑤と同じで黒無地がすっきりと粋にまとまります。

そもそも、ご提案した6点のワンピースが「ヤラセ」みたいにカラーを片寄せているのでは。。ということに対しては、分かり易く示すためだとご了解いただければと思います。

ワンピースの色が、木の幹のようなカーキブラウンであってもマルチは合ってきます。

また、ピンクなどの明るいカラーの服であっても、真ん中の3カラーの濃淡に通じるトーンであれば可能性があります。

あとがき

このたびの3つのキーワード、「無地」「マルチ」「ジャガード」は様々なバラエティーの展開に引用できそうです。

数はミニマムでも、コーデは豊富に展開できるというポテンシャル、このたびお伝えできたならば大変光栄でございます(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

雑貨分野の箱素材の中で最もソフトな素材感、美しきパンダンボックスに囲まれた優しい日々を送りたい【209】

アイキャッチ画像209

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

これまでたくさん集めてきたインテリア雑貨の「パンダンボックス」。

「パンダン」の正式名称は「パンダンリーフ」、熱帯地域に生息の水草の分類の植物です。

インドネシア含む東南アジアに育つパンダンの葉っぱを編み込んでインテリア品の入れ物が作られます。

葉っぱがインテリアになるなんて、何て味わい深いことなのでしょう。

編み込みの「イントレチャート」のような様相は大変高級感があります。

また、四角いのに決して鋭利なガサ付いた感触を感じない手触りからも安心感が感じられます。

1990年代の終わりごろに手芸ショップにたった1点置いてあったハート形の無染色(ベージュ色)を初めて目にした衝撃的な出会いが一番最初。

おそらくその頃がネット通販の本格化の時期に重なると思うのです。

2000年-2015年の間には、本当にたくさんのパンダンボックスを収集。

収集がいったん落ち着いた今後は、自らのアウトプットとして、インテリア配置の素敵さなどを収集家としてのアイデアをもってお伝えできればと思います。

角ばった箱なのに優しく柔らかい質感のギャップが魅力、パンダンボックスがインテリアに溶け込み心地を和らげる時

パンダンボックスが知れ渡り始めた頃の構造と、その後のコスパや効率性が考えられた構造のシフトチェンジにも気付きました↓。

輸入製品の事情が垣間見えた構造の改良:左上は箱そのままで輸送されていた初期型。右下は折り畳み式。

実際の使い心地としましては、左上の初期モデルの方が丈夫さを感じます。

少し頑丈さの劣った後のモデルは、輸入の輸送事情が大きいと見ています。

船の輸送では体積も影響しますので、箱そのままの空洞では無駄が多く、「マトリョーシカ」式に箱を重ねたとしてもサイズの融通がありません。

折りたたみ式になったことでハギ目も真ん中にできてしまったことは、苦肉の策だったのではないかと考察。

そう考えますと、おそらくパンダンボックスでは一番ビッグな左上(早くも廃版になっていったサイズでした)は貴重、今後も大切に使っていきたいと誓ったものです。

シューズボックスとして利用:サイズ展開の中に靴にぴったりなサイズがあります。下2段はショートブーツ用。
古新聞ストッカーとして利用:読み終えた新聞をきちんと畳んでこの箱に入れた姿はもはやインテリアそのもの。
ヨガマットの収納として利用:もとはトイレットペーパーストッカーとして売られていましたが、独自の使い方へ。

蓋は元々付いていましたので、ゴミ箱としての利用の場合にも適しているかもしれません。

ボビン入れとして利用:蓋のみを使う使い方も可能。ハートのカーブは丸いアイテムは無駄が無くて相性良し。
その他のパンダンボックス:随分バラエティー豊かになっていったと思います。茶色は日に焼けたり水で色落ち。

色落ちも、気にするものではありません。

イントレチャートの良き味わいとして、そういった色むらが起こるデメリットは受け入れています。

あとがき

これまでのインテリアでは、「木製」「布製」「紙製」など、いかにも天然の味わいがある素材がありました。

「パンダン」は決して身近だった素材ではありませんでしたが、インドネシアからの素敵な贈り物として、従来の天然素材に加わる癒しの素材の1つに加えることができるのではないでしょうか(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

寸胴なゆったりワンピースの「野暮」なライン、ベルトで出した身体の美しいシェイプラインと靴の交換で起こす「粋」への変化【206】

アイキャッチ画像206

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

最初にお伝えしておきたいのは、当ブログ記事は最初の投稿の2018.03.30からおよそ7年半後の2025.07.27にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしていることです。

ワードプレスブログをスタートしたのが2018年3月ですので、かなり初期の頃の記事。

綴り直しをしてでも残したい理由は、内容がいつまでも色褪せないものになるのではないかという目論見から。

そんないつまでも読まれるためのブログ記事になるには、過去の拙い文章を直す必要がどうしてもありました。

内容全般が当事業活動のファッションに関連する分野、移ろいやすい流行が伴うファッションなのにいつまでも色褪せない内容などとは矛盾を感じられたかもしれません。

しかし、流行のある移ろいやすいイメージのファッションこそ、根っこにあるものは不変的な人間それぞれのスタイルだと思うのです。

そちらにはあまり焦点が当てられ語られてこなかったこれまで。

流行と呼ばれる現象付きの「モード」だって、背景にあるのは情報の操りとそこに動かされる意識の舞台上のものに過ぎなかったかもしれないのです。

ということで、流行とは無縁の古着ライフを長年送ってきた私がお伝えできることは、「自分の良さの発見」の一助になるような考え方。

このたびは、相反する「野暮」と「粋」という、物体ではない概念のようなものを紐解くきっかけに、あるコーデを例に「野暮」から「粋」へ変化する様子をお伝えします。

「おしゃれ」というこちらもモヤっとした概念は、「素敵である」「美しい」などとイメージできますが、装いが「粋にまとまっている」というのが私が考える「おしゃれ」の定義です。

かっこいい装いを目指すためにはまず「野暮」「粋」の言葉の理解から。。ゆったりワンピースがお出かけ着に生まれ変わる時

「粋(いき)」という言葉がとても好きです。

その後、「粋」と並んでよく使わせていただいている同類の言葉、「瀟洒:しょうしゃ」「洒脱:しゃだつ」。

「粋」「瀟洒」「洒脱」の言葉の明確な違いを比較して説明されている書物にはまだ出会っておらず、その明確な垣根は見つかっていません。

ただ、お魚などがはねて元気な様子の「活き」と勘違いしていた過去もありますが、実際は全くの別物です。

粋(いき)という言葉の辞書による定義です↓。

「気質・態度・身なりなどがさっぱりとあかぬけしていて、しかも色気があること。また、そのさま。「粋な姿」「粋な柄」「粋な店」⇔野暮:引用-goo辞書より」

以上が、粋(いき)の定義です。

江戸時代に生まれた文化が発祥とのことで、有名どころで「江戸紫」は「粋」の1つの例によく登場します。

とはいえ、決して華やかで豪華なものでもないことが本質の部分なのではないかと思うのです。

Tシャツワンピースのコーデ(改良前):「ジョルジオアルマーニ」様の古着。本革スエードのバレエシューズと。

確かに良質でデザインも良いので、確かにこのままでも悪くはないのですが、今一つパンチはありません。

そうしますと、もっと一歩踏み込んだ表現をお勧めしたいのです。

最も衣服の存在の根底にある「身体のラインを美しく表現するもの」が抜けているのです。

そして、このように改良していきます↓。

Tシャツワンピースのコーデ(改良後):黒の本革ベルトは「アルマーニ」様。黒のパンプスは「GUCCI」様。

ここに黒以外の色を決して入れなかったことも、「粋」のゴールへの重要ステップでした。

改良前と改良後の比較:同じワンピースとは思えないほどの存在へ変わったと思いませんか。

ラインのメリハリの表現は、元々人間が持つ特性を活かしたもの、本当の主役は服ではなく着る者自身なのです。

こうした、元の自分の持ち味を意外と忘れがち、身体も装いの一部であると考えるのです。

このことから、国民特有の髪の色や、お洋服から部分的にのぞく肌の色までもお洋服のコーデの一部を担うということの理解に繋がると思います。

あとがき

ブログを書き続けて7年半後の今は、その間にたくさん読んだ本や目にした情報などからアウトプットする内容が豊富になり、本当に自らが伝えたいこともクリアになったと思います。

1記事投稿するまでに丸一日かけた日もあったほどのブログスタート当初の2018年3月、こんなに書けないものかと時間を費やしてしまった期間は今思えば懐かしい苦しみでした。

「循環」という言葉は、どんな分野にも活動的な姿として存在するもの、事業活動が決して物品を売ったりすることにとどまらないことは、ブログ投稿のアウトプットが教えてくれたことです(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

静謐なブティックの風景みたいに。。極めてミニマムな自前ワードローブの1点ずつの価値が高まる木製良質ハンガー【169】

アイキャッチ画像169

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

当ブログ記事は、最初の投稿の2018.03.29からおよそ7年後の2025.06.20にブログ記事の「手直し」の順番で、タイトルから見直し綴り直しをしています。

ほぼ全文書き直しといったところでありまして、2018年3月というのは当ワードプレスブログを開始した時期、ブログ経験さえなかった者が一から歩み始めた時期でした。

随分拙い文章であり、全文書き直しも当然の事。

それでも途中で修正などはしてきた記事でしたが、この2025年の毎日1記事ずつの「手直し」こそが本当に心から納得できる改良になったと自負。

2025年は超短編ではありますが、「小説」にも挑戦したほどの文章のアウトプット力の成長、自分なりではありますが随分高まったと感じてまいりました。

古い投稿そのものをこうして残していく理由は、その時にしかできない体験や当時の心の内こそ価値があると思っているからです。

とはいえ、考え方や心境などもその後大きく変化しておりますので、この「手直し」の際には、その後も綴らせていただくことでより文章に奥行きを感じていただけると思いました。

それが、今日や明日では決してできない長年をかけた活動の素晴らしさではないかと解いたのです。

このたびは、誰もが日常的な風景の「ワードローブ」の様子をお届け。

現在はクローゼットの付いていない物件に引っ越しておりますので、別でハンガーラックを使用したお洋服の配置です。

「ハンガー」については、クローゼットであっても、お部屋の片隅に置いたラックであっても変わらないアイテムです。

このたびは、お洋服の取り扱いの丁寧さや愛着へのフォローのような存在なのではないかと、良質な木製ハンガーが美しく並ぶその姿がもたらすものを考えていきたいと思います。

非売品やモデルチェンジの特価品でお得に収集の木製ハンガー、クローゼットをブティックのように整え高まる洋服への愛着

2018年当時のクローゼット内:お洋服のみならずミニチェストなども置いてしまうという独自の使い方。
木製ハンガー:ハンガーにご注目いただければと。ハンガーが整然と並ぶことがワードローブのレベルを高めます。
木製ハンガーの種類:「LARDINI」様というブランドのかつての非売品のハンガー。カーキ茶というカラーも魅力。
小さなラックにコートのみ:このような配置時期もありました。1点ずつのコートの違いがより浮き彫りに。。
木製パンツハンガー:その後このようなタイプは非常に高額になっていきましたが、当時SALE品で¥100/本。

決して高級品にお金をつぎ込んで購入したわけではありません。

良きタイミングと偶然などに恵まれ、こうしたお品物の利用価値が高められたことが有難いです。

あとがき

2025年現在は、この「LARDINI」ハンガーは、すべて母に贈呈済み。

私は別のもっとスリムな木製ハンガーをスペースを有効に使用するスタイルへ変更。

パンツハンガーの方もすべて母に贈呈。

その後別で類似品が見つかり最低限のみ持ち合わせへ↓。

クローゼットが無い場合のラック(150cm幅)への収納:ニットやたためるものはすべて別の木製チェストへ。

まだまだ分量が多いので、チェストの利用がなければお洋服すべてを保管できないのです。

ただここからもヒントが。。チェストではハンガーは必要ありません。

クローゼットを持ち合わせるスタイルならではの物品なのです。

他人のクローゼットの配置は気になるものです。

「見せる」ということを意識したワードローブが、「魅せる」ものになると良いですね(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク