「このお洋服にはきっとこの靴であろう」のイメージを見事に裏切るギャップの靴選びの意外な成功【640】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

人の目から見たコーデの目線の先端には靴があります。

目線に等しい位置の顔辺りからずっと下へ降りていくようなイメージ。

満員電車で座っている人が最初に目にするのは、立っている人の靴ということもあるかもしれませんが、通常は目線を上から下へ流すことが多いみたいです。

このたびは、ある意味重要な目線の先にある靴について綴りたいと思います。

実際にコーデしている例でございまして、予想を覆すギャップのある靴を持ってくる面白さです。

想像だけではなく、実際にはいているという点でもしかして説得力が生まれるかもしれません。

2例で解説、ジャージならスニーカー、ワンピースならパンプスというイメージからのギャップ

1つは、ジャージコーデです。

上は半袖Tシャツ、下はジャージのパンツ。

ジャージという言葉のイメージ、そして、動きやすそうな運動着のイメージということで、普通は「スニーカー」を合わせることをイメージされることと思います。

ここがファッションらしい部分となるかもしれません↓。

その本来のスニーカーのイメージを覆す分野の靴を持ってきます↓。

バレエシューズ:スエード素材の黒。

ジャージにバレエシューズはこのままお出かけも可能な雰囲気に変わります。

不思議なのですが、スニーカーの時には感じないお出かけテイストが靴の影響でジャージにも生まれるということ。

とはいえ、抜け感もあるバレエシューズは、気軽で親しみやすいアイテム。

靴側から見ても、ワンピースなどに合わせられがちなところを、ジャージに相性が良いようだと気づくことになりました。

2つ目の例です。

ノースリーブのプレーンなワンピース。

普通、ここには、パンプスを合わせようと思いがちです。

それも正解で、もちろんお出かけ着にもなり、お食事などのシーンにもその延長で相応しいようなテイストです。

ただ、これもよくあるコーデと言えばそうなのです。

そこで、靴をパンプスからこれに変えます↓。

ローファーです。「リーガル」社のおそらく1990年代前後のものかな。オレンジ茶がなかなかレアです。

ローファーは意外でしたでしょうか。

オレンジ茶も他の小物と溶け込み、黒と良い相性になることもあります。

ベージュや白に対しては差し色みたいな存在に。。

ローファーを合わせたワンピースはパンプスを合わせたときには感じないマニッシュな雰囲気に感じる不思議があるようです。

ローファーから想像するお洋服のイメージは、パンツスーツでしょう。

そこをワンピースというギャップが意外性が生まれます。

あとがき

このたびは、靴でイメージとのギャップを楽しく表してみる例をご紹介致しましたが、他のアイテムにも引用できる考え方だと思います。

さんざんお洋服を見てきて、心機一転したい時にこのような普遍的な装い方から外れてみると、何か発見があるかもしれません。

流行など意識しなくても決して遅れない、むしろ先端を歩くような、より素敵なワードローブを彩られますよう(^-^)。

ミニマムな人数の世帯及び一人世帯の数の多さよ、使い道が豊富な古物のミニチェストの収納例とポテンシャルの高さ【621】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

掃除好き→整理整頓好き→インテリア好きに関連付いてお部屋の収納が1つの趣味や特技となっています。

当ブログのカテゴリーに<インテリア>というものを設けておらず、<コーデ>で綴らせていただいております。

多くの整理整頓やお掃除の機会にお伝えしたいことをアウトプットしお伝えする場としてこのカテゴリーの役目があります。

木製にこだわる趣味嗜好から、コンパクトなサイズの引き出し付きのチェストを今まで集めてきました。

このたびは、ミニチェストの使用例で、現在の中身のご紹介をしてまいります。

よく「模様替え」をしますので、いずれ中身が違うものに変わる時期も来るかもしれませんが、その時の気持ちに実直にその時に腑に落ちた配置で収納をするという自由スタイル。

中身を変えても不動な木製チェストの姿を「インテリア」の視点からお楽しみくださいませ。

どこまでがミニチェスト?4段の引き出しに入れた物のご紹介と空間利用の置き場所の工夫

木製の4段チェスト:縦46cmx横35cmx奥行き30cm。このボタンみたいなつまみがデザインとしては好み。

ものすごく小さなものではありませんので、使い方の工夫のポテンシャルは高いです。

とはいえ、大きく場所をとるものではありませんので、机やテーブルの下の空間に配置することが上手い配置だと言えます。

中身:ジャージの上下1セットで1つの引き出しの容量を満たします。4セットのジャージを計4段使用。
現在のクローゼット内の配置:可能な積み重ねをして空間を縦に利用しています。

続きまして、この写真の一番下に映る「コーナーテーブル」の中身をご紹介。

木製コーナーテーブル:「コスガ」ブランド。ベッド周辺の使い道で作られたもの。奥行きが55cmという長さ。

木のカラーがカーキブラウンで非常にクール。

奥行きのたっぷりさから十分に奥まで物を入れられます。

細かい引き出しの使い道:タオルハンカチやマスク。一目見て分かりやすいです。手前から使っていきます。

広い方の引き出しの中身:靴下です。裸足が好きなわりには、靴下も好きという(^_^;)。

「世代」の影響でしょうか、靴下にロゴが付いていないと気が済まないのです。

あとがき

インテリアの楽しさといったらありません。

本来チェストも使い方は自由。

一時、結構大き目のチェストにはジュエリーを入れていたこともありました。

もちろん、その中に更にトレイなどを置いてはいましたが、チェストはある一定の深さがあります。

よって、ジュエリーは深さの縦の部分を使わないもったいない空間が残るため、その使い方は取りやめ。

ただ、とても見やすかったので、お部屋に余裕があればゆったりと利用する方法としてはお勧めです。

昭和の家具のユニークな使い方を共有し合うことも、他の方からの新しい情報が得られ、もっと楽しくなると思います。

決して新しい品物を購入することが「リフレッシュ」ではないと思います。

古き良きお品の入れ物へ古物のお洋服や小物などを収納していく使い方のスタイルでも十分に「リフレッシュ」できています。

お部屋の模様替え、整理整頓、お掃除などはひょっとして、「心の中をリフレッシュすること」が本当の役目なのかもしれません(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

リフォームやリメイクの手間を一切加える必要無し、「ハイブランドサングラス巾着」をスマホ入れに利用させていただくアイデア【620】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「スマホカバー」という「扉式カバー」があまり得意ではありません。

電話をしている姿に蓋がヒラヒラする映りがちょっと。。

スマホを初めて使い始めたのは2018年3月頭のこと、かなり遅れたスマホライフのスタートでした。

それまでは、「ガラバコス島」の最後の「人種」のようにわずかに残るガラケーファンと共に長い期間踏ん張ってまいりました(本来は携帯電話自体を指す言葉)。

2018年くらいになると、ガラケーでは不可能なマスト事項も出てきたので、いよいよ「強制」というような差し迫る何かを感じ取り、初めてのスマホに挑戦。

いつまでたってもパソコンの方が使いやすいと感じることは変わっていませんが、その後はスマホでしか作業できないボタンなども存在し始め、大変驚いております。

そうして、違和感を感じながらも何とか時代の波に乗ったということになります。

モデルは「アンドロイド」、薄型ですが随分重いのですね(^_^;)。

最初の1年くらいは、はめ込み式のプラスチック製の「スマホカバー」を購入したのですが、スマホのかっこよさがすべてカバーで隠れることに愕然。

そして、スマホはカバー無しのブルーグレー色のモバイル本体の素敵さを見せながら、ポーチへ収納する使い方をするようになりました。

このたびは、そのスマホ収納ポーチを手間をかけずにあるアイテムをそのまま引用することで利用していくご紹介をさせていただきます。

「ハイブランドのサングラス用巾着袋」をそのまま利用したらスマホにぴったりだったサイズ感の一致

スマホのポーチを考えている内に、あるアイテムを発見。

それは、「ハイブランド」様のサングラス用巾着袋でした。

サングラス自体は苦手ですので、今までご縁がありませんでした。

とにかくスマホのサイズ感に合う布製のポーチなどを探していた結果見つけたのがサングラス巾着だったのです。

ハイブランド様のロゴがかわいく、シンプル。

最初は白を使用し、後に少しクッション性が不足したことと汚れたことからへ買い替え。

そして、ふんわりクッション性のある別素材の黒に落ち着きました。

黒のサングラスケースを利用したスマホ入れ:ハイブランド名は控えさせていただきます<m(__)m>。

更には、入れ物としてのみではなく、トレイとしても使えることに大喜び。

別の使い方:こうしてスマホトレイとしても使えます。

あとがき

「リフォーム」や「リメイク」をせずに、そのままのサイズ感でそのまま「リユース」できるということが結局は一番望ましいことです。

「リユース」の一番基本的な行動は、「そのまま使う」なのです。

ただ、本来の目的と違う使い方というところに、「アイデアと切り口の違い」が面白く入り込み、品物に深みが増します。

お洋服は、人間のサイズがバラバラですので、どうしても伴う「サイズ直し」があるものですし、流行も入り込んでいるのでその抹消も兼ね形を変える「リメイク寄りなリフォーム」も出てくるものです。

その一方で小物類に入る「袋」はいつの時代でも「袋」でいてくれるので、そのまま使うということが可能なアイテムです。

せっかく一度は製造されて世に出た品物、現在使われていないのなら、必要としている方のお手元へ相性良く届き、長く使ってあげることがとても素晴らしいことなのです(^-^)。

一度この色に挑戦してみたかった、オレンジ茶の小物集め3点(バッグ・ベルト・靴)までの道のり【617】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ファッション分野において、難易度の高い「茶色」。

取り入れる時には、お洋服ではなく、差し色的に小物アイテムで考えていくと茶色が使いやすいものになります。

比較的見つけやすいのが「チョコ茶」。

ただ、チョコ茶は今までたくさん見てきました。

確かに素敵で不動のクラシックさをたたえたいのですが、冒険心は薄れています。

よって、このたびは、あこがれもあり、「師」と仰ぐ(勝手に)方が上手にコーデされていたことに影響を受け、挑戦したのが「オレンジ茶」です。

「ライトブラウン」「レンガ茶」などと呼ばれることも多い明るい茶色。

一見浮きがちな色なのですが、差し色には向いている色だと思います。

「3点共本革レザー製の中古品」という条件で、バッグ・ベルト・靴をそろえました。

その中でバッグに関してはリフォームする箇所が少しありましたので、ご紹介を兼ねて3アイテムが集結したパワーのような物を感じ取ってみて下さいませ。

オレンジ茶でそろえる夢実現に向けて、高級感アップのためのプチリフォームの「擦れカバー」作業

「リーガル」製のローファー(おそらく1990年代前半あたりと予想)、「ランセル」製のメッシュベルトの2点がすでに手元にあり、そこへ同じような色のオレンジ茶の「オーストリッチ」製の巾着バッグを投入しました。

オレンジ茶は「ケイト・モス」様のコーデをスナップ写真で拝見の時の影響を受け、真っ黒コーデに差し色に使っていらっしゃったのがどうしてもインパクト大でした。

これを真似してみようと決めて、実は苦手で手を付けていなかったオレンジ茶に新鮮味を感じてたところです。

その新しい試みにあたり、オーストリッチの巾着バッグを見つけていたのでした。

巾着バッグ:本革「オーストリッチ」製。程良いサイズ感の縦27cmx横25cmxマチ18xm。

両サイド巾着タイプであることがデザインとしてはレア。

ショルダーの短さから推測の、1980年代-1990年代にかけてのお品だと見ています。

とても懐かしいものの、変に流行が入り過ぎていないので、現在も何も躊躇することはなく使えそうです。

オーストリッチが柔らかい良い風合いです。

今後の「サスティナビリティ」の高まりとともに、新しくこういったお品が作られることは少なくなってくるかと思います。

既存品に関しての考え方は、「有難く使用させていただけば良い」というもので、「本革だから使わない」などとは言いません。

もうすでにあるものはかえって手にして使った方が良いという考え方をしています。

あまりにも偏り過ぎた考え方は現実的ではないと思っております。

入口のトップに擦れが見られます。
底の縁の擦れが見られます。同時に黒ずみも。

良いサイズ感で使いやすかったので、ある程度使われてきたもののよう。

まっさらに綺麗な感じに見えるよう、擦れに対して色の補色のお手入れをしたいと思います。

と同時に、仕上げのような意味で革のツヤやみずみずしさを出すためにオイリーにもしていきます。

1つは、まずとにかく擦れの色の落ちた部分を補色です。

このオレンジ茶になんとか合う色のクリームを持っていました。

いろんな革素材の擦れにはこれが一番だと「ハンズ」の売り場の店員様も太鼓判。「サヴィール」製のもの。
黒や焦げ茶も持っていたのですが、今回のオレンジ茶の場合、この「マロン」という色で対応。

場合によっては、黄色などを混ぜて色を調整するようですが、このたびはこのまま使いました。

1つ目の作業というのは、ただ擦れ部分にこれを塗るという作業です。

手袋をはめて、柔らかい布にチューブから出した色補色のクリームを擦れたところに柔らかい布で補色。
クリームで補色後:象徴的だった底部分の擦れは、クリームでオレンジ色に馴染み消えたようになりました。

と、ここまでは、色の補色ができたという1点目になります。

ここで少し不満が生じます。全体的に水分ととツヤのなさが気になります。

ツヤを出して仕上げたいと思うところですので、ここで我流で邪道ながら次のようなことをしました。

靴屋さんがホームページなどでは「バッグにはふさわしくない」とおっしゃっていることに当てはまると思われ、写真は控えます。

この後、あるメーカー様の靴補色リキッドタイプの「無色透明」というカラーを選択し、オイル仕上げの代わりとしました。

この液体タイプは、汚れ落とし・補色・ツヤ仕上げを1本で行える便利なもので、それの「無色透明」を使うところがポイントです。

実際は、特に悪く影響している様子も見られなかったので納得しています。

思い切った邪道行為となりますので、くれぐれもお気を付け下さいませ。

さて、補修はこれで終わり、バッグを見てみます↓。

補色すると立派なものに。特にブランド名はありませんでしたが、「オーストリッチ」製がブランディングです。

そして、差し色小物3点を集結させます↓。

少し濃淡の違いはあるものの、だいたいカラーは整っています。オフ・ベージュ・黒のお洋服に使いたいですね。

「リーガル」製の靴も中敷きのロゴ入りは劣化し新しいものに取り換えています。

そうでもしないと、この靴と同じ物は全くもってその後も見つけることはできませんでした。

あとがき

前半の「サフィール」製の「リノーべ―ティングカラークリーム」は是非目を向けてみてくださいませ。

今まで何度も使い、同じ色の黒などは買い替えもしているほどです。

老舗ブランド様でも、過去の古い物は、たっぷり感のある作りで、現在では同じブランド様なのにもかかわらず全く品物が違ってしまいました。

そうしますと、ブランド名関係なく、古いアイテムというのは「作りが良い」ということははっきり言えることだと思うのです。

「思い切って良い物を作ることが可能な時代だった」とも言えるのかな。。

今後もすべてのお洋服・小物に対してUSED品ライフを送ることを引き続き続行し、地球の未来に負担のないよう、過去の品物を掘り出し利用する工夫をご紹介していきたいと思います(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

ヴィンテージアイテムのショッピングの醍醐味、夏に冬物を冬に夏物を競合せずに購入できるコスパアップのポテンシャル【611】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

長年の古着好きですが、アパレルの流行や季節の区別を中心とした誘(いざな)いに逆らうかのようにショッピングすることがあります。

真冬のスエードのロングブーツを真夏に購入するという極端なショッピングの例が1つありましたので、「はぁ?」と思われることを覚悟の上で、ご紹介したいと思います。

なかなか夏に冬物ロングブーツを求める気持ちにはならないものですが、たまたますべてのワードローブを見直していた際に、夏でありながら冬物も気になったことがきっかけでした。

古着市場の良さは、季節や流行にとらわれない自由度が100%であること。

こんな季節にこのようなものを購入はどうなのか。。などのためらいがないのも、季節を問わずオールシーズンのものを探せるこうした分野があるからこそです。

では、この度のお買い物をどうぞご覧くださいませ。

1点物の古物ならではの季節外れのショッピングは、ライバルが非常に少なく安く購入できるメリットがある

やはり、季節外れの物をなかなか見ようとさえしないことが多いので、多くの人がその季節らしいファッションアイテムを探すのが常です。

そうすると、季節が外れたアイテムというのは、その該当季節に出会ったならば、競合だったはずなのに、真逆の季節ではマークされていないことがよくあります。

そういった状況の方が、すんなり気に入ったアイテムを入手することができやすくなります。

ロングブーツ:「ランセル」製。黒でスエード素材。かかとがぺたんこで逆にロングブーツとしては個性的。

サイドのゴールドのコインパーツもとてもエレガント。

いかにも真冬にはくようなロングブーツのスエードのアイテムですが、これが、該当の季節、もしくは、その手前の晩秋などでは、他の方達もこれに目を付ける可能性が高くなります。

しかし、真夏であるとなかなかこれを探す人はいません。

そういった、ニーズの流れに逆らうことでお得に良い品物をゲットする可能性を高めるという方法です。

あとがき

アパレル商品は、季節に沿ったものを短いスパンで生産せねばならなかったりすることが、無理矢理短い時期にスピーディーに詰め込み過ぎる部分があります。

その流れにあまりに翻弄され過ぎると、自分軸のショッピングがなかなかできないのです。

本当に今求めているものが、売っているタイミングと同じかと言えばそうとも言えません。

今までの、雑誌とか宣伝の影響、アパレル大手の昔からのやり方に翻弄されて、それに乗じていた部分がありまして、新品だとどうしてもそういった傾向になってしまうのです。

しかし、古物市場ではほとんどそういったことがなく、本当に良いと思ったものを自分のペースで、好きな時期に見つけることができる自由と我儘が通るのです。

季節が細かく分かれていた日本は特にそういうファッションアイテムのトレンドの提案にはよくはまっていたのだと思いますが、いよいよ季節も、夏が長くなった昨今です。

5月頭から半袖を着てずーっと10月後半までは、約半年。

ある地域であれば、半年夏のファッションといっても大げさではない部分もあります。

そういったことから、「本当に着たいものとはどんなアイテム?」などと、冷静に考えてみると、長い目で見て自分の趣味嗜好を深く知るということにつながるかもしれません。

「装いは己の重要な主張である」ということを重んじるにあたり、同じアイテムが並ばない古物市場では実現しやすいのです。

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書き手:ピクチャレスク

現在はデザインのみのラペルのボタンホール、トラッドなジャケットなどに残る不思議なデザインは、大昔の機能だった名残【610】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ここ最近いろいろ移動時間などに本を読みますが、図書館で借りたものがほとんどです。

それでも、持ち合わせておきたいような本もあるものです。

今回は、その1冊、「「スーツ=軍服!?:辻元よしふみ 著/辻元玲子 絵」からの学びとして、ラペルに空いているボタンホールの意味を知りました。

遡ること時は1800年代の話になります。

現在では、ただの飾りやデザインとして残るものは、かつては実際に使われていた機能の名残りなのだということです。

とても興味がわくようなロマンあふれたストーリを知り、是非アウトプットさせていただきたいと綴ってまいります。

スーツはイギリス生まれのアイテム、伝統的なデザインには今でも「名残:なごり」として残るかつての機能の証

今ではどこの国の人でも着るスーツ、かつては、着物時代の日本にはなかったものです。

それが、海外との交流によって日本に入ってきたのが着物から洋服に変わっていったそんな時期。

もともとスーツはイギリス生まれ。

1800年代、もともと詰襟の「軍服」のようなものから発展し、上衿のみ返した折り襟、そして、第一ボタンをはずした開襟への流れで、襟を倒して着るということから「ラペル」というパーツが登場しました。

伝統的なモデルから見る歴史がとても面白いですね。

右側のスタンドのような形の軍服らしい「きりっ」としたデザインが、襟が倒れることによって、「カラー」というパーツ名の現在のスーツの上衿になりました。

その切替と延長を兼ねた「ラペル」というものも生まれますが、その途中段階としては、第一ボタンを寒さしのぎに閉じることもあったようで、「スタンド」と「倒れ襟」との使い分けシーンがコンスタントだった時代があったようなのです。

それが、今日は完全に襟が倒れ、デザインとして定着していく中で、かつてのスタンド襟時代に利用していたボタンホールが名残として残ったということです。

「なぜ廃止して撤去してしまわずにあえて残しているのだろう?」、ここにイギリスの文化のようなものが見て取れると思っております。

貴重な伝統を重んじるかつての名残をあえて残すということ自体が、現在は「スーツと言えば、このボタンホールあってこそ」とまで思えることに繋がります。

新しいお洋服では、このホールを失くしてしまうデザインの方が多いですし、実際に手持ちのお洋服では同じようにボタンホールが空いた襟のジャケットは見つかりませんでした。

伝統的なスタイルのスーツ屋さんはあえて、これを「定番」としているのだと思います。

あとがき

洋服はほとんどが男性のアイテムが先で女性のデザインに取り入れられたことが多いです。

特に男女共通で着用しているスーツとか、パンツなどは、メンズのクラシックなスタイル要素のあるブランドにこのたびのボタンホールが見られるのではないでしょうか。

また、古着の中でもこの衿に注目しながら、伝統あるこのホール入りのものを選ぶというのも素敵な出会いです。

「メンズライク」という言葉が好きでよく使いますが、随分奥が深いものなのでした(^-^)。

日常的な使いやすさをファッションアイテムに求める時、「個性的」よりもむしろ真逆の「普遍的」が正解【608】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「ヘビロテ」「使いまわし」「多い出番」などとファッションアイテムの使用頻度の多いキーワードが並びます。

そのお洋服を購入してもらいたい商業事情も大いにあると思うのですが、ここで長年のファッション好きからの発信で、3アイテムの何度も使ったアイテムをご紹介したいと思います。

ワードローブ充実のヒントになり、少ない数でも豊富なコーデが実現できることの後押しになればと綴ってまいりたいと思います。

もともと同じ物を何度も使うタイプではない者が何度も使ってきた程の多頻度使用アイテム3点

いろんなアイテムを少しずつ使うだけ、物の量がどうしてもコレクションみたいに多くて、綺麗なままということが多いとう使い方のスタイルです。

そのようなタイプであっても何度も使ってきた、使いこんだアイテムというものがあったことが貴重、是非ご紹介に値するのではないかと思ったのです。

どうしてもそのアイテムを選んで使ってしまうその特徴や良さはどこにあるのでしょうか。

その理由も見えてきました。

①真珠ジュエリー:ネックレスはもともと1本ずつの3本、ブレスも1点ずつの3点、リングも同じく3個付け。

この3という数字で成り立つ1つのセットがジュエリーに奥行きを持たせます。

フルに使うことで、豪華になりますし、同時に、ざっくばらんなカジュアルな雰囲気も出せます。

シックに1本使いも良いですし、中間の2個使いとか、個数に差のある一部の使い方などいろんな使い方ができるのです。

真珠はあこや真珠がほとんど。

黒x白の水玉のワンピースに着けたり、カジュアルなTシャツxデニムコーデにもトライしてみるととても楽しくなります。

こうして、本来フォーマルな場面に限定されたような真珠をくずしてカジュアルに日常に使うことが新しい身に着け方としてご提案したいことです。

このあこや真珠達は、照り・ツヤもあまり良くなくて(この欠点こそが「抜け感」を作るのです)、ビンテージ物で粗く扱われてきたような程度の落ちるアイテムなのです。

そこが逆に気さくに着けられるといった考え方です。

なかなかこの考え方がご理解いただけないことが多いですが、高級な何十万円もの真珠をTシャツに付けようとは思わないので、そこで出番があるのです。

これが古物の使い道であり、良さです。

ただ、あくまであこや真珠。

もとは高級品なのですので、一定のレベルのお品物であるというだけでも大きな価値なのです。

このバランスの具合をご理解いただけるのかなあ。

②黒の本革レザーメッシュベルト:この細さが中間的な巾2cm強というのも多く出番のある巾だと思います。

メッシュベルトの良さは穴が無数であるので、サイズをそれほど気にせずとも男女兼用で使える点です。

メンズアイテムの中には、革物で良いものが豊富です。

実際、穴を選んで通した後の余り具合は、長いベルト程たくさん余りますが、あまりに極端でない限り、その余り部分をファッションとして利用してしまうのです。

そして、ヒラヒラとなる様子とか、ねじって腰に差し込んだりなど何かしらのアクセントとして装います。

ジーンズにも何度通してきたことか分からないこの黒のメッシュベルト、いろいろある中でもこれが一番多く使ってきました。

おそらく、太さが2.5cm程度の中間幅であることと、ドレスにもカジュアルにもいけるメッシュであることがカギを握っていると思います。

③黒のバレエシューズ:スエードが秋冬のイメージですが、季節は問わないと考えています。日本製です。

このバレエシューズがたまたま良いもので、スエードの本革であったことや、底の貼り素材の良質さ、中敷きの良質さが見られます。

ジャージスタイルでは、このジャージにスニーカーを履くのか、それとも、バレエシューズをはくのかで少し雰囲気が変わります。

その後、本革スエードの上の写真のものが消耗し、こちらを購入。布製ですが、はきやすさ抜群のリピもの。

いつもお世話になる「ヤフオク」の出品者様がいまして、そこで購入しています。

3度目くらいかな、ありがとうございます<m(__)m>。

あとがき

こうして、当たり前によく使っているお品を改めて振り返ってみると面白いものですね。

一度自分がよく使うアイテムを客観的に見る機会をお勧めします。

このことは、末永く大切に物を使ったり、サステイナブルな行動の1つになっているのかもしれません(^-^)。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

なぜこれほどまでに美しい!?、きちんとした人間性までも想像する程の魔術のようなグレンチェック柄のワンピース【604】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「グレンチェック」柄のお洋服が1980年代から好きです。

きっかけは母にスラックスとタイトスカートを作ってもらったこと。

いずれも毛/100%素材でした。

18歳くらいの事だったと思います。

その柄を選んだのも記憶は薄いですが、おそらく本人ではなかったかと。

とてもクラッシックであり、間にカラーの線が入っていない典型的なタイプのことを指しています。

黒と白糸しか登場しない、間にカラーの線が入らないトラッドなグレンチェックがとても好きです。

このたびは、古着で購入のグレンチェックのワンピースを2点ご紹介したいと思います。

古着とは言え、使用感の無い大変綺麗なまっさらな状態の2点です。

ここでは、欠点である「映りのぼやけ」の解消方法もお伝えしてまいりたいと思います。

グレンチェックの美しさが存分にお伝えできれば良いと思います。

1点目:春・秋用のプリーツデザインのロングワンピース

「ヤフオク」にて、個人の出品者様から購入させていただいたものです。

一度に画面に収まらず、上の方と下の方に分かれますのもロングワンピースだからです。

スーツをそのままワンピースにしたような凝ったデザインです。

肩のデザインが、お出かけ風なタック入りの付けけ袖になっています。

ロングスカートの裾はプリーツ。部分的である所に特徴があり、グレンチェック柄の面積がはっきり広がります。

もしかしたら、ボタンを黒からグレーへ変更して馴染ませてしまった方が、後の小物の追加には効果的かもしれません。

確かにボタンが黒のアクセントに象徴的にはなっているのですが、お洋服だけ見る場合に浮きます。

全体コーデを考える時には、お洋服自体にはボタンは同じグレーイッシュに馴染んでいた方が瀟洒に映るとこの場合は見ています。

ここへ、黒の本革レザーベルトでウエスト部分を上手くアレンジして、ラインを作ると相当素敵なものになります。

グレンチェックは、黒以外の差し色を入れないところがポイント。

究極のシンプルな単色使いのコーデが一番だと思います。

2点目:冬用の厚手ウールのロングジャケットワンピース

ウールロングワンピース:珍しいデザインで、まるでコートみたい。実はこちらはワンピースなのです。

この古着の元の年代は、「ジャケットワンピース」のようなデザインが多かった、1990年代初頭だと予想しています。

この写真だけだとまるでジャケットなのではないかと想像。
下半分を見てびっくり。コートなのかワンピースなのか判別がつきにくい程のユニークなデザイン。

冬物のワンピースとして室内で暖かく着るというのがかえって個性的になると見ています。

コートはもっとゆったりと作られるものなので、それにしてはゆとりは少ないです。

こちらもウエストに黒ベルトをアレンジすることで、よりワンピースらしくなっていきます。

内側にインナーのように着込むタンクか長袖カットソーが真っ黒無地であることもより一層瀟洒になっていくポイントになるのではないでしょうか。

とにかく余計なカラーを入れないことがグレンチェックのポイントです。

とはいえ、グレーも相性は良いと思います。

優しく、コントラストを付けないことを好む場合、グレーも正解です。

ただ、冒頭のように、「ぼやける」ということの解消としてはグレーとのコーデもやや濃いめのグレーということを推したいと思います。

グレンチェックがなぜここまで美しく好印象なのかを解いてみる

魅力を感じている点は、まずは柄の美しさです。

グレンチェックは、千鳥やストライプなどの柄の混合という定義。

よく見るといろんな柄が合体しているのでした。

例えば、ある部分だけの柄は、その柄だけでスラックスが存在しているようなそんな見方ができます。

どれもきちんとしたスーツ物のメンズ分野に見られる柄が集まっているところに注目です。

きちんとした上品な印象はもともときちんとした品物が作られる分野の柄の集まりであるからこそのもの。

そして、欠点のような形で冒頭で触れました「ぼやけ」は、考え方によっては「優しさ」です。

特に強い主張をしないいかようにでもなれる柔軟性のある柄と考えると取り入れやすい柄だと言えるのです。

この柄を見て、「ロックだ」とは決して思わないはず。

しっとりとした佇まいに似合う柄なのです。

あとがき

まだ私はトライしたことが無いのですが、ワードローブすべてを「グレンチェック」のみでそろえるなどというニッチな方向性も素敵です。

比較的古着の中ではグレンチェックは豊富ですが、問題はサイズ。

ピッタリのサイズはなかなかありません。

ウエストがきつすぎて素敵なアイテムが残っていたりなど古着市場は常に「訳あり」なのです。

ただ、グレンチェックは汚れも目立ちませんし、良い状態で残っているということこそ「宝」です。

ここまでこだわるには、リフォームしてでも入手するという手段を選択する瞬間が必ずあると思うのです。

「グレンチェック、もうお腹いっぱいです」というほど、グレンチェックに囲まれ、まみれていきたいのです。

いつかやってみたい全グレンチェックワードローブです(^-^)。

とりあえず3本持っておくベルトのご提案、①マルチカラーメッシュ②バックルが特徴ある太ベルト③クールな細ベルトのそれぞれの目的アイテム【599】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

長年のベルト好きでございます。

きっかけは体型にあり、ヒップが大きく、パンツを選ぶ時にウエストではなくヒップに合わせていくと、既製品のサイズ設定とのアンバランスでウエストが余るのです。

そうして、ちょこちょこ集めてきたベルトだったのですが、ある時、急速に集まり始めたのをきっかけに一時60本という域に達してしまいました。

同時に靴も同じような数だったので、たくさん集めた限界数を実感すると同時にたくさん持ちすぎることの無駄を感じ始めます。

本数が多くても、実際使うものがまんべんなくではなく、むしろ偏る悩みも生まれました。

場所をとる、ピンポイントで探しにくいで、その後20本程へ減らすことになります。

しかし、これでもまだ多すぎると言えまして、究極たった3本で豊富なワードローブにすることができると思っております。

そういったコスパの良い使い方、ミニマムな量で幅の広いおしゃれができたらそれが一番良いと思うからです。

ということで、3本のベルトのそれぞれの特徴を含んだ、3種類をピックアップしました。

1)マルチカラーのベルトを1本持っておき、お洋服同士のカラーの相性の橋渡し的役割りになる

本革のマルチカラーのベルト:この中で3本が該当。お洋服の色が複数登場する1本だけを選べばそれで充分。

色の中から1色と同じような色の靴とかバッグを意識してチョイスするのが綺麗にまとまるポイントです。

2)バックルに存在感がある太ベルトをワンピースの上から飾り、遠目のワンポイントを強調したスタイルを作る

太ベルトというのは、同時にバックルも大きなものが多いので、目に映る時に、バックルの形が飛び込みます。

バックルの形をよく意識して、他のアイテムの、アクセサリーのモチーフの形とか、バッグの金具の形、バッグ自体の形、靴の形などと意識して合わせるととてもかっこよくなります。

太ベルト:ワンピースに上から飾ることが多くサッシュベルト的な使い方が多いです。

3)クールにきまる細ベルト、実際にボトムのウエスト位置をキープする機能も目的とした使い方

細ベルト:まずは黒が良いと思います。お手持ちのジュエリーの地金の色とバックルの金銀を合わせるのも◎。

こちらも1本だけで良いです。

まとめますと、この1)-3)までの1本ずつ合計3本のみを持てば万能です。

あとは、自分のスタイルに合う、好みの渾身の3点をうまく選びすぐるテクニックです。

普遍的なタイプよりも少し特徴があったそれぞれの方が、渾身の3点としてふさわしく集まるのではないでしょうか。

あとがき

「バラエティーに富んでいる」という印象の訓練的なものは、3点が一番勉強になります。

この「3」という数字には隠された不思議があることが多くの切り口で説かれています。

ビジネス的な見方でマーケティング分野でも、スピリチュアルな見方で宇宙的な見方でも。。

たった3点なのに随分豊富なワードローブである印象も作ることが出来るものです。

それには、かえってバラバラよりも、ある共通点を持って集めることもかえって「豊富」なイメージを作ることが不思議な点。

この考え方は、ベルトに限らず靴やジュエリー・洋服自体もすべてに活かせる考え方であり、是非独自のスタイルを作り上げてみてくださいませ。

そんな「自分表現」をこうしてブログ記事に綴りながら、今後も応援してまいりたいと思います(^-^)。

たった3点のみ、黒ベースで特化しながらそれぞれが別物の主張も入れ込む夏のお出かけワードローブ作り【597】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回は、2021年の夏用にと集めたお出かけ着3選をご紹介致します。

普段は仕事着としてジャージですので、ジャージそのままで出かけることもあり、ご飯を食べに行くとか、お出かけ専用と考え、ややドレスアップした3点となります。

ほんのたまになので3点でも多いのですが、今後も着ていけるような特に流行のない長く着ることができるアイテムを目指した3点になります。

今後のお洋服のあり方などのご提案になれば光栄でございます。

黒ベースのこだわりとそれでいて別物の奥行きある3通りとなりることをイメージした3選

①ワンピース(ノースリーブ):洗濯表示さえも無い、ブランド不明の黒の定番のIライン。着丈は100cm。

流行が大きく見られず、胸のヨークの切り替え、そして、いかにも定番の詰まったネックライン、切替以降の下側のリブのようなニット素材が素敵なお品。

写真で少し見にくいですが、下側はリブ使いのような素材で、高級感が感じられるものです。
②上下セット:サマーセーターはアクリルと麻のコンビ。デッドストックの日本製。パンツは「コムサモデル」。
トップスのアップ写真:襟に特徴があります。内側の比翼的な襟が上品で凝っています。
ボトムのアップ写真:テーパードであり、裾もダブルのきちんとした印象。グレンチェックも典型的な柄です。
③ワンピース:「セラビ」というブランド名、日本製。間に少し入るブルーのカラーが素敵。着丈100cm。

3選は、着まわしなどはできるものではありませんが、たった3通りしかなくても豊富に感じる「まやかし」みたいなものがあります。

その「まやかし」を紐解くと、黒ベースに特化していることがまずあげられます。

これがいろんなカラーの3点の場合そういった印象は持ちにくいものです。

そして、同じワンピースである2種をノースリーブと半袖の袖丈の違いで、黒無地と黒ベースの柄とで差別化。

細かい所で柄と無地の分量の配分の半分ずつの取り揃えにより、バランスがとれたラインナップになったと思います。

あとがき

やはり黒は靴やバッグと合わせやすく、少ない数持つ場合のワードローブにはお勧めです。

こうして見つけた3選においても苦労したことは、「クセのない普遍的なモデル探しの難しさ」です。

お洋服はある部分に流行が入り込んでいることも多く、プレーンないつの時代においても不変的な姿こそがが、かえってレアであったりもするのです。

アパレル業界がこれまでの「流行を中心とした洋服作り」からの見直しの時ではないかとつくづく感じております。

今、好ましく思う古着というのが、1980年代-1990年代初頭の頃の物が多く、反対に、2000年以降のファストファッションの台頭における時代のお洋服は、なかなか古着としての魅力を感じにくいものです。

その場の短いサイクルでの儲けを追求した商業主義の「つけ」のようなものが今古着の姿に見て取れると思っております。

どこかでアパレル業界が変な方向へ行ってしまった、古着から見てもその歴史の背景が垣間見られる部分があるのです。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク