一作目を観ずしていきなり二作目の鑑賞は問題なかった、後から知る情報に心震えるキャストのストイックさ【1000】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「日本経済新聞:夕刊」のカルチャーの面の、「シネマ万華鏡」というコーナーに毎回目を通しています。

1週間に一度です、話題の映画や記者様が実際に観賞された映画が紹介されています。

私の映画情報のアンテナはこんなところです。

ファッション系の映画に関しては、どことなく情報をいただき知ることになりますが、分野が違うこの映画、「トップガン マーヴェリック」が「シネマ万華鏡」で紹介されていたことがきっかけです。

「あの有名な1980年代の映画が続編になったんだ」と思いましたが、前編は観ていなかったのでした。

当時は中学生でしたが、前編を観ずして突然続編を観るということに対しても、特に支障はなく、その想定をしながら制作されていたと思います。

「トム・クルーズ」様の映画作りに対する情熱は多くの方が知るところ、ここ数年では、「ミッション・インポッシブル」を観たりしていましたし、本物のアクションを自ら行う拘りからも、映画史上に残る俳優様であると思います。

初作の「トップガン」は1986年の作品、今、36年の長い時を経ての続編。

映画を観てすぐ後は、キャストが気になるもので、その後数時間はその映画に酔いしれてしまうものです。

映画館で観る映像は、その後脳がどうにかなっている程不思議な感覚で、あれが大きなスクリーンで観ることの良さだと。

YouTubeでは、早速その映画の構造などに解説がなされていたのでしたが、ネタバレ禁止のもと、映画の構造を中心に解説されていることが多いです。

当記事では、悩んで答えが出ないような数々の局面で1つの選択をしていく主人公に感動した点をポイントにしたいと思います。

2度同じ言葉が繰り返されていた、「難しい選択」という局面が一番気になった

主人公の「マーヴェリック」は、確かな腕前の一流空軍パイロット。

そのような技術を持ち合わせた人でも、時に、「難しい選択」があり、これまでも幾度かその局面に対応。

この続編(2作目)の中では、「難しい選択」という言葉が、「ペニー」から二度語られました。

彼らは、命がかかわる究極な状況の中での判断であるからなおさらではありますが、これは多くの人が同じ局面になる時に共有できる部分としてとてもとても響きます。

飛行の場面などは全く無知で申し訳ないくらい分かりませんが、あの飛行の撮影もキャスト全員が実際に操縦しているリアルさがポイント。

正面だけのカメラアングルがひたすら続くことでかえって緊迫感から感じられ、この事実を、後日拝聴したインタビューで知ったのです。

制作に対する情熱がすべてのキャスト様からも感じられ、映画内の主人公の「マーヴェリック」の教官的立場のキャリアと「トム・クルーズ」様の監督的な現在のキャリアが1作目からの36年後の「今」として重なるところだと思います。

あとがき

この映画の場合、やはり映画館の巨大スクリーンで見ることの価値があるようです。

現在テレビも持たず、サブスクのコンテンツプラットフォームなど(「ネットフリックス」など)も全く利用していませんので、映画は貴重です(^_^;)。

「個人事業主」も小さな会社のようなもの、「存続」してきた今までと「存続」していく今後のための考え方、小さな労力は決して狡さではない【989】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、1冊の本を拝読、「つぶれない会社のリアルな経営経理戦略:前田康二郎 著」です。

題名が衝撃的ですが、会社形態ではなくても、「個人事業主」でも事業を行っている者すべての方々には大変参考になる本だと思います。

特に、「頑張り=動いた労力」ということでは必ずしもないという視点でこの記事を綴りたいと思います。

良いことばかりを考えがちな一方で、最悪の場合を想定した考え方の大切さも必要

この本は、「コロナ」以降に書かれた本で、かなりの会社が「コロナ倒産」と呼ばれる事態に陥ったその教訓が多く盛り込まれます。

一番のポイントの部分というのは、コロナの教訓からの「最悪の場合のしっかりした想定」。

例えば、「大企業」であれば、突然やってきた異常事態に、キャッシュがたくさんあるために、従業員全員のお給料を2年程は払い続けることができるくらいの丈夫さがあったようです。

もうそれも経過していますので、ここからはいよいよ、その間に立てた新しい計画や工夫で変化していくことになります。

ただ、時間が経過するのはゆっくりとしたものであり、その間にあれこれ工夫する余地をある程度与えてくれるのです。

いかに前持った対策がしてあるかというところが物を言うというスタンスで解説されています。

いつも、「最悪の状況」というのを考えるなど非常に恐ろしいですが、考えておくことが当たり前であるべきと説かれているのです。

「何とかなる」などという頼み方というのは、事前準備不足に他ならない厳しさにイコールです。

会社努めの場合は病気で入院などはある程度会社を通じて給付金などのサポートをしていただけますが、個人で経営しているその経営者様が入院した場合に事業がぴたりと止まってしまいます。

そんなこと今は起こってはいないのだけれど、万が一起こった時にも、ちょっと大げさではありますが、「自然に回っていく」くらいの仕組みがある業態の事業を1つ取り入れておくとよいのでは。。という著者様の案です。

実際に著者様は、執筆活動をそれに当てておられ、こんな感じで本を出されているかと思うのです。

なるほどです、執筆活動は入院中でもできます。

あくせく動かなくてよい楽をしていると一見思われがちですが、かしこい工夫の1つであり、良い策であると見なければなりません。

事業自体そのものも、もし自分が倒れて存続できていくものなのか、他の人へバトンタッチして託せるものなのかさえ根本の面でも一度は考えねばならないと思いました。

その他は、著者様が経験してこられた「経理」の大切さが強調されていました。

とりわけ、会社内で経理部の役割というのが大きいようです。

経理のお仕事と言っても、AIに今後とって代わるような機械的な仕事も多く、経理不要論もあるようですが、この本では、そうではない、経理は必要である立場の考え方です。

実際に経理部に所属していた頃を思い出しますと、AIが難しそうな「折衷」「交渉」などもお仕事の中には確かにありました。

現在の経理部のお仕事の一端の一人一人が、見直す機会としては、まさにAI時代は大切。

人間にしかできないこと、複雑な考え方、1+1=2であるような経理の中のそうではない部分、これこそ非常に大切だと思います。

あとがき

「個人事業主」でもこの考え方としては、やはり関係ないとは言っていられない、1事業を少なくともしている者であれば、誰もがこの本の考え方はすべて当たる部分です。

いろいろ、ヘビーで恐ろしいですが、この経営の分野の本、今後も読んでいきたいと思います。

効率的に売上を生むための考える時間をとるということは、ひたすら決まりきったことをあくせくやっていく時間の大変さと同等なものだと思わなければいけないのです。

遠くばかりを見過ぎて身近な事を忘れていた、改めて知る昔の人から受け継がれてきた日常の暮らしの中の伝統的な「教え」【987】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび「きほんのき:朝日新聞学芸部 著」を拝読。

目次などを見ながら、気になったところだけを集中的に読んでいく、「パラパラ読み」スタイルです。

内容がぎっしりで、とにかく日常の、「暮らし」分野の中でのこれまでおばあちゃんの世代からずっとやってきた当たり前の技(ワザ)などが盛り込まれます。

その中で、特に興味を持った2件をピックアップし、思うところを綴ってまいりたいと思います。

ボタン付けの最後の玉止めは「しない」が正解、することで擦れて結び目がほどけることがある

「ええっ?」、ファッション分野のミシンを使い、糸を使う者が驚いたボタン付けの最終部分。

通常、手縫いの場合、最初に行う糸の玉を作って対象物に通し固定することを、「玉結び」と呼び、最後でほつれないように固定する糸の玉を「玉止め」と呼びます。

これ間違いやすいのが、「結び」という言葉があるために、他の事柄で使うイメージから、逆に考えがちですが、最初の方が「玉結び」の方であるというところを気を付けねばなりません。

その、最後の「玉止め」をボタン付けではしないということなのです。

しなくてよいのか、ほつれてこないのかということですが、これが、玉止めをすることで摩擦でかえってボタンが外れやすいことになるそうです。

とても驚きで、代わりに、ボタンの根本にコイルを作りその茎のような部分に3方向から針を刺して固定するとのこと。

3方向とは、随分頑丈です。

そういえば、母がボタン付けをしている場面を見た子供の頃(3歳辺りだったかと)、そんなことをやっていたようだったと思い出しました。

とても速かったのであっという間でしたが、結んでいる様子はなかったです。

なるほどです。

何も結んで玉を作ることが一番頑丈であるとも限らないということなのです。

今まで、ボタン付けを何となくやっていましたが、玉止めを思いっ切りやっていました(^_^;)。

今後のボタン付けで、このやり方を実践していきたいと思います。

ボタン付けなど当たり前のことと思っていましたが、最大限に丈夫くできる基本的なやり方が伝統的手法として、庶民の間に浸透していたのではないでしょうか。

空き巣対策の強化、基本的に無施錠で外出は厳禁、泥棒が好む時間帯も重要

都市のある地域では空き巣が多発。

警察様も頭を悩ませ、注意を各戸に呼び掛けている様子。

このことは、どのお宅に対しても非常に大きな耳より情報として是非↓。

まず、空き巣に入るような人物の格好ですが、昭和人間は、ついつい、「唐草模様のグリーンの風呂敷を背負い、ほうかむりをするキャラクター的な泥棒の姿」を思い浮かべてしまいますが、実際は、そんな姿は目立ってしょうがなく、今では舞台やコスプレの領域のみ。

本物というのは、「セールスマンを装った会社員のスーツ姿」であることと、「ジョギングをしている運動着姿」であることが多いそう。

これには心底驚きました。

確かに町になじむ服装なので印象に残りにくいです。

ここで、施錠の徹底のお話です。

玄関は2重ロックが基本の構造ですが、あれを少し出かけるだけだからとシングルで留めるなどはNG。

ものの5分の内のお話なので、緩い施錠はかなり有利になってしまうそう。

また、5階建ての最上階のお部屋に住んでいる人が5階だからと安心して、玄関はカギをしたものの、ベランダを開けて風通しを良くしたまま出かけるというのも、屋上からロープを伝って侵入できる可能性を残すそう。

その他、トイレやお風呂の小窓や、ノブの付いた出窓などもすべて締めてカギをして出かけるというのがとりあえずのめいいっぱいの施錠のようです。

是非、そうしてくださいませ。

もうすでに、この本を読む前から実行しています。

コンビニに、ものの5分出かけるだけでもその5分の勝負の範囲内に入るわけなので、昼夜問わず、玄関を始め、すべての細かい箇所をまめに施錠して出かけています。

空き巣に入る時間帯というのが、午前10:00-午後16:00までの明るい時間帯だとのこと。

夜はあり得ないとは限りませんが、通勤などで空っぽになっている確立が多い時間帯という意味のようです。

よって、明るい昼間の時間帯がかえって注意なのです。

空き巣者もドキドキしながらの一発勝負をしているようなので、狙われる方もその上をいく勝負をせねばなりません。

その他狙われやすい場所というのが机の引き出しや、押し入れ、クローゼット、仏壇など物を入れる容器がある場所。

金庫も残念ながら、お金そのものと解釈され狙われるのが当然。

隠し場所のお勧めは、引き出しの奥の裏側とか、ゴミ箱も該当。

間違えて捨てそうですが。。

あとは、本棚だそうです。

たくさんの本がある人はこれが有効。

ピンポイントで当てるのに時間を要するので、空き巣が見つかるリスクが高まり、断念するような時間のかかる場所というのも手だとのこと。

ということですが、その前に家の中に入られないようにするのがやはり一番です。

あとがき

この本のタイトルが全部ひらがなである理由が親子で読むような推奨があるからのようです。

しかしながら、大の大人が結構為になる内容でした。

その他、「食」分野では、魚の3枚おろしのやり方なども掲載。

「アイロンをかける順番」だとか、「靴の磨き方」など興味あるアパレル分野の「衣」の部分もたくさんあります。

それほど新しい本ではないのすが、間違いなく今も引き継がれていることも多く、面白かったです。

当たり前のことって案外知らないというのがとても意外でした。

まずは、基本的な部分をじっくりと見直すべきだという強いメッセージがとても頷けました(^-^)。

「美しさ」は目に見える形や色だけじゃない、日常に馴染み当たり前に機能し「文化」のように根付いた姿に溶け込んでいる【985】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

1か月に1度くらいの割合で図書館で本を借りています。

本は過去に本棚にストックしていた日本文学本を含む世界の文学の古本を集めたものが300冊ほどあったのですが、読み切れず嵩張り、一度手放しました。

その後は、本を所有しないということに決めています。

わずかに手元に置いている本というのは、生地の事典のようなもの5冊程度。

このたびは図書館ライフの中で、「生活の美学を探る:横川公子 編著」を拝読。

その中から共感した、日本の家の玄関の作りにスポットを当ててお話致します。

玄関の木製の段差「上がり框:あがりかまち」は、来客にお茶を差し出し、もてなす場所であった

このたびの本は、項目ごとに書き手様が違うというもので、同じ「生活の美学」の言葉を共通に、それぞれ切り口が違っている点が面白いです。

いろんな角度から美学についてのお話を聞くことで、バラエティー豊かに学べました。

この中で、古い日本家屋の作りである、「玄関」の様子に注目致します。

かつては、来客を玄関でもてなすことが多く、玄関という1つのお部屋と言っても過言ではなく、「もてなし空間」なる場所であったのでした。

実家も、やっと2023年に立て直しをしたのですが、それまでは、随分昭和の作りの家でした。

玄関もそこそこ広い空間で、タイトルのように「上がり框:あがりかまち」はしっかりありました。

実際にあの段差にお客様が腰を掛け、あの場所で会話や押印まで様々なコミュニケーション、時には契約の場所だったのでした。

昭和の玄関と聞くと、「土間」という言葉を思い浮かべ、最初はあの段差も土間の一部だと思っていたのですが、正式な土間の場所は、段差の下の面、玄関の底分全面のみを指すようです。

一人暮らしのマンションにお住まいでも、無縁ではありません。

これまで2箇所のマンションに住まわせていただいておりますが、2つとも、かつての「上がり框:あがりかまち」の名残であるような10cm程度の段差がありました。

あの段差があることこそ、お部屋と外の境界線がくっきりとしている、日本人の靴を脱ぐ習慣にリンクする場所ではないかと思うのです。

現在の新築の家屋であっても、10cm程度でも段差があることの方が多いと思います。

あとがき

「美学」などという素敵なワードは、一瞬背筋が伸びるような言葉ですが、実は、暮らしの工夫や身近な文化の集まりだと思いました。

ここ近年、身近な当たり前のことこそ大切なのではないかと目を向けていまして、余計にこの本を手に取ってみようと思ったのがきっかけです。

当たり前のことの素晴らしさは、美しさに繋がり、決して表面的な言葉ではない「美」という言葉の深みをもたらします。

何か意味があってその形や構造になったわけで、このことを知っている製造者側からユーザーへの確かな伝達が重要です。

「そうならないとどうしてもいけなかったからそうなった形」というものは、究極の場面を通り抜けてきた意味や理由の詰まった姿なのです(^-^)。

じっくり最初から最後まで一読する以外の読書方法、ぱらぱらとめくるだけ、目次からのピックアップ部分のみなど本当はルールなど無い【878】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、4冊の本を手にしました。

そのすべてをじっくり読んだわけではなく、おおざっぱな読み方も含めて、少し触れただけというようなものがほとんどでした。

それでも、一部分から知識は得られるのです。

小説などストーリーの結末が待ち遠しくて、気づいたらサクサク読んでいたというのも楽しい1つの読み方であり、1冊を隅々まで読んでいく読み方であることが多いです。

一方、読み方はそれだけではなく、目次からのピックアップの読み方やページ内のピンときた部分だけを読むパラパラ読みのような読み方もあるようなのです。

このたびは、前者の最初から最後まで一読した本と、後者の部分的な読み方を比較して、その読書の仕方の違いを体験した感想を述べたいと思います。

じっくり読んだ本は、深堀りしたい専門分野のファッション関連の本

ファッション系は得意で好きな分野なので、入り込みやすく、じっくり読んだ本に当たります。

「ビジュアル博物館 服飾:L.RAWLAND-WARNE 著」

です。

洋服の起源がどこにあるのか、などが興味深く、図鑑のようなもので、シリーズが分野別にいろいろありました。

服飾という文化をまとめた視覚的な読み方もできる本。

本来なら博物館でしか見られないような超ビンテージ級の洋服をカラー写真で掲載。

薄い本ですが、アイテムの名称などが確実に分かり図鑑のよう、洋服の細かなパーツに関して知識を深める際にはお勧めです。

じっくり読まない、パラパラとめくっただけの本やピックアップして読んだ本は、図形や物質の超専門的過ぎるほどの本

「美しい幾何学:谷克彦 著」。

この本は、ハンドメイドバッグに多角形を取り入れていて、その時はインスピレーションみたいなことで8角形を採用したのですが、他にはどんな図形があるのかなどその8角形の位置付けなども含めて読もうとした本。

しかしながら、図形は必ず数学の分野の式が入ってきてその羅列みたいに感じで、じっくり読むことに早くもお手上げ。

パラパラとめくるだけにとどめました。

少し興味のありそうな場面に目を止めて読んでみるのみといった読み方です。

それでも手に取って本を開けることをしなかったこととの違いは随分なものだと思います。

目を止めたヶ所というのがそもそも頭に入りやすいような興味あるポイントだと思うので、そんなワガママな読み方もよいのではないかと。

過去に歴史的な有名学者様達が証明してきたことが図形のスタートとなっています。

建築の分野に利用されることも多く、建築に引用されている形などの例がとても興味深いです。

2019年の本なので、読書離れをある程度意識し、見やすく分かりやすいはずです。

書庫内の古い本も一度手にしてみましたが、どれも見ることさえためらうような文字と図の羅列で、キャッチ―ではなかったです。

本も、全体的には分かりやすい読み物となって読まれるよう工夫されてきた変遷が見て取れます。

そして、「新しい物質の科学 改訂2版 身のまわりを化学する:鈴木孝弘 著」。

2つの科学と化学を使い分けたタイトルが興味深いです。

この本ではピックアップ形式で、「宝石」の事が書かれているコラムの部分1ページと、「繊維」についての生地の章のみピックアップして読ませていただきました。

「図解 ねむれなくなるほど面白い化学のはなし:科学評論家 大宮信光 監修」。

↑最後は、この本です。

タイトルが大変ワクワク感がありますが、とても身近な様々なことを集めていて、Q&A形式の書き方なので持っている疑問にも当たるものもあった親しみやすい本です。

「カーナビはなぜあんなに良い働きをしてくれるのか」などとても身近な例ばかりの集まりです。

後半の3冊は、ほとんど読んでいないような感じもしますが、目を通したり、ピックアップして一応目を通したのです。

・ぱらぱらとめくってピンと来た箇所だけじっくり読んでみる

・目次を見て興味のある章だけ読む

以上の読み方が部分的な読み方の例で実際に読んでみた読み方でした。

このいい加減そうな読書の「部分的な読み方」、実は考え方によっては「受け身ではない読み方」と言えます。

自らスポットを当てて能動的に読んでいると言えませんか。

あとがき

結局のところ、その先に、1つでもアウトプットできるくらいの知識として何か得られるものがあれば、どんな読み方でも構わないのだと思います。

こう思ったらどうでしょう、本もそうですが、すべての情報に対して、「インプット」したものは、いずれ何らかの機会に「アウトプット」するということを。

そう考えたら、アウトプットがあることで、更なるよいインプットという循環もでき、日々の生活、更には人生までに及んで良い流れが出来てくるのではないかと思います(^-^)。

複数の可能性の「パラレルワールド」から1つを選択してきた姿が紛れもない「今」、過去の栄光や未来への不安よりも大切なのは「今」という瞬間【843】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

現在「日本経済新聞」の夕刊のみを定期購読中(休刊日のみ朝刊)。

このデジタルの時代にも新聞と本は紙ベースを継続。

実際に本自体の紙製の感触も「味わい」として価値を置いていまして、アナログならではの特別な瞬間のような気がしています。

新聞と言えば、朝刊も夕刊もそれぞれ一番最後の面の一番下に小説が掲載。

およそ1年間くらいの期間の連載になっています。

2021年の大部分、夕刊に「ワンダーランド急行:萩原浩 著/タケウマ 絵」が掲載されていたのでした。

毎回真ん中に1つ「挿絵」入りという点が字がぎっしりの単行本との違いで、これまた新聞特有の構造ではないでしょうか。

このたびの物語は、歴史小説などとは違った親しみやすさが確かにあります。

タイトルに惹かれて手にしてみたという能動的なケースとは違い、新聞の連載は割と受動的。

新聞を読み終わった最後のあの位置に配置という意味もあり、だからこそ特別な機会だとも言えるのです。

「バックトゥザフューチャー」や「仁」のようなタイムスリップが軸、複雑なパラレルワールドの存在が意味するもの

過去に戻ったり、未来を見たり。。これは永遠のロマンかもしれません。

映画やドラマではそれが再現されていて、とても魅力ある場面切替になっています。

このたびの連載も、この「タイムスリップ」というのが軸になっています。

ただ、パラレルワールドの数の豊富さも特徴。

もやっとしていたタイムスリップの構造しかイメージが無かったこれまでに、パラレルワールドの仕組みみたいものの解釈を伝えてくれました。

そして、ところどころに盛り込まれる「格言」のような強い文章が印象的でした。

全体には、とても読みやすい文章で、洒落も効いていて、身近な題材もふんだんに盛り込まれている、ワクワク感のあるストーリ―でした。

なぜあの結末だったのか、ハッピーエンドでもなさそうな結末に思うこと

こういった連載物というのは、新聞の最終日にストーリーの完結を合わせていかねばならないのだと大変さをふと思いました。

第三者がどうこう心配することではありませんが(^_^;)。

最後の場面は、「あれ?」というのが率直です。

これは、ハッピーエンドなのか、それとも。。

あとがき

読書は、2018年個人事業主スタート時点から図書館へ通いながらファッション分野の勉強を兼ねて、服飾関連を中心に読み始めてきました。

その後、他分野からのヒントというものも、大いにあるということを知ります。

幅広く、あえて特定せずに読書をすることがかえってヒントを得やすいものです。

さて、このたび連載を読んで1つ思ったことがあります。

今あることのありがたみとか感謝というのは、別の世界を見て気づくことも大いにあるのかもしれないということです。

不思議な体験をした主人公は、とても貴重な経験をした一人。

ありふれたかのような日常は、実は自らが作ってしまっているもの。

素晴らしい日常になるのも、淡々としたつまらない日常になるのも「今」を懸命に常にひたむきに100%を行動していく本人次第なのだと。

フォーカスするべき場所は、過去の栄光や未来への不安ではなく、「今」という瞬間なのではないでしょうか。

当たり前のことにこそ感謝し、良いも悪いもしっかりと「今」をまずは素直に受け止めることの大切さを考えるきっかけをいただきました(^-^)。

ブランディングはマーケティングの更に上のフェーズ、長い時間をかけて築き上がった結果的なものなのではないか【838】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたび、気になる「ブランディング」ということに目を向け、1冊の本を手にしました。

2020年に初版の「必ず成果につながる商品ブランディング実践講座:村尾隆介 著」です。

この分野に長けている著者様ならではの本の構成がまずはユニーク。

ほぼ半分のみが文字、残りはイラストです。

いかに「キャッチ―さ」というものが大切かをこの本でもって証明してくれているかのよう。

お恥ずかしながら、売れてもいない段階で「ブランドネーム」を作り、更にRマーク(特許取得済み)まで入れていた早期の浅い理解だったのでした。

しかし、後に「ブランドネーム」など付いていなくても、その品物を見ただけで分かってもらえるような「観念」のようなものがブランディングなのではないかと思うようになります。

このたびは、この本の中にも紹介されていた「プレリリース」と「オウンメディア=自社HP」というブランディング手法について触れ、今の思いを綴ってみたいと思います。

まずは自社のフェーズをよく理解すること、身の丈に合わないような背伸びな間違った投資をする判断をしない冷静さも持っていたい

この本は、テクニックをそのまま真似して実践できるようにそもそも書かれているので、利用させてもらいやすい本だという印象でしたし、著者様もきっとそのつもりでしょう。

よく、本を読んだって直接効果はないということを聞いたことがありますが、そういったことに対する著者様の挑戦でもあるかのようにも見えたのでした。

とにかく、今後「ブランディング」を高めていきたい時点にあたってはまず一読はお勧めできます。

よく聞く手法も含め、いろんなブランディング手法をとにかく洗いざらい教えてくださっていると思います。

その中で、2点の事柄を引用させていただきながら、思うこととしてまとめたいと思います。

1つは「プレリリース」という方法です。

有名ではない者には縁のないような言葉だと思いがちです。

よく、映画とか大手の有名な企業が新商品をプロデュースした際に行われることで、メディア各社への伝達をするというもの。

ただ、これも、あながち縁遠いものでもないことが、自らの逆オファーで郵送などしてメディア各社にお伝えするというやり方です。

メディア各社というのは、「マスコミ」様とか「テレビ局」様。

巷で有名になってきたところを、お声がかかるのだと思っていましたが、実際は、逆に自らがお願いするという作業であり、メディアの発信の影響力に頼むという手法であることに驚きました。

ただ、無名の者が相手にされるかどうかというのは、75社中1社ご縁がある程度の少ない割合とのこと。

ここがもともと有名であることが有利な実態かもしれませんので、そこそこな知名度が前もって必要だと思えて仕方がありません。

あながち、「向こうからお声がかかるものだと思っていた」ということも間違いではないのかもしれません。

もう1つは、外国への販路を拡大していきたい場合について。

かつての伝統的な手法としては、見本市でお取引をスタートさせていくというのが定番であったようです。

しかし、現在は、「オウンメディア」という自社ホームページを充実させることで、ネットを通じて検索により見つけてもらうオファーのいただき方ができるということ。

考え方によっては、大手でも小さな企業でも、自社ホームページを持てることは同等です。

よって、昔からのしきたりのような妙な、有利/不利な敷居の高過ぎる条件が無く、非常に新しく平等なものだと思いました。

ただ、自社ホームページ内に、お買い物用のカートが当然設置されていて、お支払いも融通の利く、「クレジットカード」、海外用には「ペイパル」などのお支払い機能を準備しておくのが鉄則となるよう。

外国への販路は、そういった入金の面の「ルート」がそれほど豊富ではない現在です。

そして、「鎖国なのか」というほどの海外への発送手段の少なさを先日も知り、なかなか海外への販売も簡単なものではありません。

製作のハンドメイドバッグなどは、いつか海外の方へもお届けしたいと夢見ています。

あとがき

ブランディングは、ただロゴを作ることではないということがこの本を読んでよく分かります。

商品のパッケージ1つ1つに込める「言葉使い」自体の細かな工夫も大いに影響するということです。

とりあえず、今できることは、わずかながらも、他のライバル業者様達との差別化です。

「共有型のハンドメイドバッグ」や「本物志向のレンタルジュエリー」のネーミングに表れていませんかね!?。

これもほんの一部の小さな「ブランディング」になるのかもしれません。

違うデザインを新たに作ったとしても、「その特徴であればあの会社の新デザインなのでは。。」と思ってもらえれば成功です。

音楽の分野で、「もしかしてこの旋律はこのミュージシャン様の曲では。。」と思ったらそうだったみたいに(^-^)。

日常に転がる当たり前からビジネスが生まれる、同じコトやモノ、ヒトをも違った角度から眺めるための先入観や固定観念の除外【821】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

事業へのヒントに出会えればと、図書館で借りるスタイルの読書ライフの中で、マーケティング方面の本を時々取り入れます。

このたび「サイレントニーズ:ヤン・チップチェイス/サイモン・スタインハルト 著/福田篤人 訳」を拝読。

「行動観察:デザインリサーチ」のお仕事をされている著者様による本です。

マーケティング探究の1つで、人間の行動の特性などの研究のような分野。

日常の当然のように成り立っている部分を自分の視点であらためてとらえ直し、「なぜ」ということを追求していく人間の行動観察の分野を調査するというお仕事。。これを「デザインリサーチ」と呼ぶのです。

内容はなかなかのぎっしりと詰まった海外を渡り歩いた著者様ならではの豊富な実体験が本の厚みに表れます。

お客様は決してはっきりとした言葉で分かりやすく伝えてくれるわけではない、ほとんどが事業者側の「読み取り力」なのではないか

ここからは、自らのアウトプットになります↓。

「フィードバック」という言葉がありまして、実際に商品をご利用いただいた感想のようなものです。

レビューに記載された文字通りの言葉をいただけることも1つの「フィードバック」に違いないのですが、こうも思うのです↓。

むしろ、本当の気持ちは、心の奥にあるままで半分も伝え切れていないものなのではないかということです。

レビューの言葉そのものの裏にある気持ちこそが本当のフィードバックなのだと思います。

また、言葉には出さずしても、メールでのやりとりの中での「雰囲気」みたいなものもフィードバックにイコールと言うほどに重視するべきではないかと思っております。

実際にそうして「本物志向のレンタルジュエリー」をその名にふさわしい「本格派」に近づけていったのですから。。

決して、「このネックレスはレベルが低いから替えてほしい」などとはお客様は一言も言っていません。

にもかかわらず、そのような声が聞こえたかのような「感じ」を「物言わぬフィードバック」として受け取ったのです。

あとがき

いくつかの「顧客満足度」の要素のようなものがこの本の中に挙げられていましたが、その中にやはりありました、「信頼」という言葉です。

この言葉がとても好きで、会社員時代からずっと重視してまいりました。

日常のあらゆる事象の中でこの言葉の重要性があちこちうごめいていることを実感しています。

そう考えると、日常生活の何気ない1つ1つが整っていることも、事業のより良い方向に間違いなくつながってくるのだと思います、「日々の過ごし方こそ、事業活動の姿に表れる」ということです(^-^)。

新聞の一説より。。音楽と演奏シーンの組み合わせで生まれる新しい価値観、森林の中で演奏される「古楽」の演奏形態【793】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

先日一読させていただきました日経新聞(朝刊:日曜日)の一説、「THE STYLE]ですごく素敵な話題がありましたので、感想を綴りたいと思います。

古楽器がご紹介されていまして、その演奏と音色の素敵さが、組み合わせる演奏場所によって価値が高まるという事例でした。

コロナ禍でコンサートやライブが中止の中、間を確保しながら少人数が集まる形態はこの事象があってこそ生まれたアイデアだと言えるのかもしれません。

ピアノやギターが生まれる前の類似の弦楽器で演奏される「古楽」というものはどんなものなのか

「古楽:こがく」と呼ばれる音楽の分野があるそうです。

弦楽器を主に使用、ピアノの前身「チェンバロ」も含みます。

「クラシック」という分野は皆が知る音楽ですが、現在では希な19世紀以前の古い時代の古い楽器で演奏されるものを「古楽」と呼ぶようです。

記事の中に素敵な形のギターみたいな弦楽器も登場、初めて見るような形ではあったのですが、現在によく見る弦楽器と少し面影が似ていることもあり、形や音色が「木」が放つ自然な音色というような聞こえが特徴です。

実際に、YouTube動画の検索で楽器を演奏されている方の様子をアップされている動画が見つかり、その音色を聴くことができますので、とりあえず名前をご紹介しておきたいと思います。

まずは、ピアノに似た感じの古楽器ですが、

・チェンバロ

・クラヴィコード

と呼ばれるようなものがあります。

クラヴィコードはピアノよりも小さなもの。

そして、ギターに似た感じの古楽器は、

・リュート

・シトール

というものがあります。

「リュート」は、琵琶みたいな形で、ショート丈のフォルム。

「シトール」は、ギターよりもスタイリッシュなとんがり部分を含んだデザインの楽器。

ギター以外にそんなに古い楽器があったとは、初めて知ったことです。

そして、現在も一部では製作をされているそうで、その実演の機会があるのです。

コロナ禍で生まれた、少人数の「デリバリー演奏会」、音楽が演奏シーンによって価値が高められるヒントになる

コロナ禍でいろんなコンサートや演奏会が中止になる事態が起きました。

もう大勢の人が集まる演奏会が難しくなったのです。

そこで、少人数ながら特定の場所でデリバリー演奏会というのが浮上。

森林で行われるのがとても効果的な古楽器の古楽演奏会。

森の中は、人間にとってとても心地の良い癒しの音がたくさん詰まっている宝箱のような場所であるとのこと。

そこに相まってささやくような静かめの音を奏でる楽器である古楽器の演奏がマッチするようです。

是非体験してみたいと思いました。

古い楽器の音は実際にはどんな風に聞こえるのか、ロックやジャズの音楽とは違った良さが発見できるかもしれません。

あとがき

ヒーリングミュージックにも注目しています。

他の分野の音楽にはない音の運びのようなものを感じることがあります。

ここで余談ですが、最近知った、「喉歌:throat singing」。

モンゴルとか、ロシア近隣の地域の共和国などの人々が発する歌声のようなメロディーがとても心地良く聞こえました。

「thorat singing」にも伴奏に弦楽器が使われています。

この分野に絞っても、更に地域が違うと歌の雰囲気も随分違うことが、ある程度聴き比べるほどに「mongolian music」にはまることで知っていきました。

まだまだたくさん音楽の種類が世界中にはあるのだと思います。

このたび新聞に掲載の自然と一体化して聞くような音楽も、今までその存在すら知らなかったところから、そういった演奏シーンを通じてもより知られていき、認知度が広がっていく可能性を感じます。

その音楽がどこで奏でられるのかで確かに随分印象が変わると思います。

「組み合わせ」ということのヒントにもなりました(^-^)。

あくまで自分のみの利用、このデジタルの時代に新聞の切り抜きを集めアナログ冊子を作って読んだ、あるファッションデザイナー様のコラム【776】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

よく、「これは、永久保存版ですねえ」などと口では言うものの、実際に永久保存している例がいくつあるでしょうか。

デジタルの時代、いつでも閲覧できる可能性が高まり、保存版という言葉が、口頭だけの文句になっているような場面も見られます。

それは、安心感というのか、コンテンツが消えてしまう可能性が薄いことが定着したからなのでしょうか。

そんなデジタルな時代ながらも、アナログなコンテンツ作りのご紹介をさせていただくのがこのたびの記事です。

実際、未だに新聞もペーパーの状態で読んでいますし、本も何かデジタルが落ち着きません。

よって、保管はしないが紙ベースで読める「図書館」の利用をさせていただいております。

その図書館、実はあるフロアには新聞のコーナーもあります。

ある時、ふと新聞の「コラム」を切り取り、「冊子にまとめたい」と思うことがありました。

少し手遅れだったのが、古新聞として使用済みの分もあったので、すべてを集めるということをするには記事が無い部分があったのです。

その際に、足りなかった「回」の分だけを図書館の新聞とコピーを利用させていただき追加して全記事を集めるという体験をしたのです。

新聞の中にある興味あるシリーズを集めて冊子を作った例

新聞の中身というのは、大きくは、「政治」「経済」「文化」「産業」「社会(事件)」などの細かい生地が寄り集まって出来上がっています。

新聞の種類にもよりますが(「日本経済新聞」の夕刊を購読)、おおわくそういった身近な生活にかかわる内容ですね。

その中で、シリーズものの「コラム」も数多くあり、それぞれの記事の一部分ずつを担当のライター様がコンスタントにアップされて新聞が埋まっているのです。

結構芸能人の方などもある一定の期間担当されているのもよく見かけます。

そんな記事がわんさか集まった新聞という大きなコンテンツの中で、是非これは価値のあるものだと思ったシリーズがありまして、ある一定の期間、毎日の新聞に掲載されていた切り抜きを集めて、1つに冊子にすることを決意。

内容などは著作権の兼ね合いで一切お伝えできませんが、そういった作業の例としてのご紹介になります。

ある有名ファッションデザイナー様のコラムでした。

図書館でコピーしたり、実際に新聞から切り抜いた記事とのミックスでA4にまとめて、1つの冊子にしました。

すき間を確保してコピーして、右端1cmの部分に糊付けして、最後に表紙と裏表紙を糊付け。

布ガムテープ(巾2cm程度)で背面を覆います。コピー代のコストは¥200程度。とてもエコノミーなコンテンツです。

これを本みたいに読んでいきました。

自分だけのコンテンツでの利用にとどめ、人に貸したり、ましてや商業利用で内容をYouTubeやブログにアップは禁物。

その辺りは「著作権遵守」ということで、自分で楽しむ範囲に限られた行為となります、くれぐれもご注意くださいね。

自分だけのコンテンツなならでは、マーカーなども自由に引けます。

その内容が自分が著作者のものが結局は「本の出版」ということにつながるのだと考えたら。。現在は本の出版の間口は決して狭いものではないようです。

ところで、ここまでの事をした理由は、やはり、新聞のコラムのデザイナー様が超ビッグな人物だったからなのでした。

「Yoji Yamamoto」様です(^-^)。

あとがき

料理のレシピでいうと、このメニューを作るなら必ずこのレシピなどのストックは有効です。

ほとんど、ネット検索で、その場だけの利用のレシピであることが多いのですが、実際は、あの時の味付け良かったなあ。。などと同じメニューでありながらレシピそれぞれが別物である思うことも多いということです。

パソコンのブックマークには何も保存していなかった場合、行き当たりばったりのネットのあふれかえったコンテンツから同じものを探し出すことが大変。

何度も同じレシピで作り、記憶にとどめる例もカレーライスで行っていますが、何しろインドカレーのスパイスが10種近く入ったものを1つ1つ大さじだったのか小さじだったのかさえ危うくなっていきます。

しばらく作らないとそうなってしまうものです。

そうした経験からも、こういった切り抜きの冊子というのも悪くないと思っています。

デジタルの時代だからこそ溢れすぎて1回限りになってしまう可能性もあるデメリットもあるわけです。

ということで、コストがコピー¥200程度におさまった、本よりははるかにエコノミーなコンテンツを自分で集めて自分用のみに作ってみるという例でした。

この自作の冊子が後の考え方や意向に影響を及ぼす程のきっかけが詰まっているのであればなおさら、この作業も意味があったと言えるのかもしれません(^-^)。