ハンドメイド業の仕事場の整いが製作品にも現れる、年末の整理整頓風景【99】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

2020年に入りました。

昨年の暮れ辺りから、ますますやる気がわいてきまして、新たなる決意もしています。

2020年は、ネットだけでなく、リアル店舗での販売とか、フリマ、ハンドメイドマーケットなど、リアルなオフラインでの販売を経験していきたいと思います。

私は、店舗は、リアルでは構えていません。

よって、12月の末頃から、お店のレンタルボックスをお借りしての販売をスタートしてみました。

スタートそうそうの商品設置後4時間後くらいに1点ご購入いただいたようです。

ネットで注目される商品とリアル店舗ではやはり違いがあるようで、じっくり見て、良さがわかるもの、ぱっと見の良さなど、その違いなどの勉強になります。

この辺りも、2020年のリアル店舗販売でよく研究していきたいと思います。

また、何か発見があったら、その都度発信していくつもりです。

さて、今回、11月ころから、仕事場をもっと使い勝手がよくなるように、そして、撮影もスムーズにできるようにと、リニューアルをしました。

木製のインテリア映えする20-30年前の机が使い勝手もあることの発見

私は、家具において、木製のダークブラウンがとても好きで、そんな感じの色味のインテリアにしています。

個人事業主の特権として、会社勤めではなかなか実現しない、自分の好きな備品を調達できるという点があります。

半分個人で、半分事業の個人事業主としては、このメリットを存分に楽しむことも悪くないのです。

今までは、悩みの種の1つとして、アイロンを床に置いた脚付きのアイロン台の上でかけるというやりずらさがありました。

カメラの撮影時に苦労しながら、カメラの三脚の脚をのばしたり縮めたりの難儀を要する点などの解消目的もあり、机を2台購入しました。

リニューアルによって机が3台並んだpicturesque(ピクチャレスク)の仕事場
:一番左はもともとミシン台として今まで使ってきたもの(¥43,000/定価は¥80,000程度)。
右2台が今回のリニューアルで新しく調達したもの。
真ん中は新品の東南アジア産(¥2,8000/定価は同じ)。一番右は中古の日本製(¥9,800/定価は¥50,000程)。

結局値段とか高級さは、左右がなかなかです。

左は、日本製の「大塚化学」様の商品です。右は、「モーリス」というブランド。

私は気の木目が出た感じがとても好みなので、「マホガニー」と呼ばれる表側に木の木目が出る作りで、木をしっかり使ったものをよく探します。

こういうものは、末長く使っていくもの、おそらく一生物になるでしょう。

なので、飽きの来ない、後々どのようにも使っていけるということも考慮の上、棚のようなものではなく、机の形になっているタイプが断然良いです。

机だと、棚みたいに物置にもなります。

一番左のように机を置くだけで、上と下が2段式の物置きになる。

このような使い方でもよし、そして、真ん中のようにさらにアイロン台を置いて立ってアイロンがかけられる仕組みもできます。

そして、用事のない下部分は、やはり物置になる。

一番右のミシン机:上には常にミシンを置いています。
そして、1部屋仕立ての引き出しにはミシン専用道具が入ります。

一番右は、幅がちょっと狭めの80cm幅のもともと化粧台のような目的で作られた机。

これをミシン専用の台にと。。

中心の引き出しは、1部屋仕立てでとても広くて使い勝手が良いです。

ミシンの作業道具は細かいものが結構あるので、この引き出しにすべて入っています。

その他の針のストックとか、ミシン油のストックなどは、一番左の机の引き出しに、型紙を置く文鎮も引き出しに、と机に引き出しが付いているものを選んだことも正解でした。

真ん中のアイロン台:このように机の上にアイロン台を置くことで、
立ってアイロンをかける高さにちょうどよいです。

製作過程の動画撮影時もアイロン後、すぐに右隣りのミシンへ移るシーンがスムーズに撮影できるようになりました。

アイロン台の下にも空間ができるので延長コードとかアイロン、クリップ用の洗濯ばさみなどを置いています。

引き出しには、型紙を入れ、引き出しがあることがとてもありがたいです。

棚とかテーブルなどよりも机ということがはるかに使い勝手が良い所がポイントです。

では、次々に写真まいりますね。

ヒアウィーゴーッ(^o^)丿。

一番左の物置の机:引き出しが左右にあります。右の引き出しには、このように文鎮が。。
習字用のものがほとんどで、一番右上の丸いブラウン色のみ手芸用のものです。

グリーン色の牡丹(ぼたん)の花の彫刻の文鎮は、習字用で、サイズが分かれていて、芸術品並みの美しさです。

一番左は長めなので、細長い型紙を布に当てて裁断する時に活躍。

黒壇(こくだん)と呼ばれる重い木製の文鎮です。以前、天然石の文鎮を使用していましたが、あれはすぐに欠けてしまってあまり縫製には向きません。

一番左の机の引き出しの左側:しつけ糸、待ち針、ミシン針、縫い針、ミシン油などのストック入れです。
ミシンからは一番遠い位置。たまにしか開けない場所です。
そして、こちらは、おまけです。今回の机リニューアルとは別ですが、たんす。
先ほどの一番左の机と兄弟みたいな同じメーカーの商品です。

たんすとしては使用せず、経理事務の用具や書類をストックする場所です。

一番上が左右の2部屋の作りになっています。事務用品とか計算器、事業用の財布、ペン、ふせんなど。

ここ最近の経理にはふせんが活躍しています。クレジットカードの引き落とし日を最初の計上時に貼っています。

会計ソフトへの入力で事足りるわけでもなく、やはり書類のストックの義務はまだまだ今後も法律上必要事項のままならば、こういう場所も必要です。

事業用は、上3段ほどで、残りは昔のアルバムなど個人使用のままです。
一番下は、ドライバーとか、ビニールひもとかボンドなどの道具入れ。
2段目の一番左は、クリアファイルにレシート。
事業用専用にクレジットカードを作らなかったので、事業用と個人用の請求が1枚のクレジットに混在。
しかし、これこそが個人事業主っぽい姿。

なんら、クレジットカード自体を新しく発行してまで事業用と個人用を分ける必要性は今は感じないです。

個人の生活と一体化していた方が経営状況や資金繰りが逆に把握しやすいです。

このファイルのレシートも出前のものとかもあり、月末に経理作業として、カードの請求の中から事業用と個人用と分けて計上作業をします。

事業用は、その都度ちょこちょこ納品書やレシートを入手したらすぐにまめに計上しています。

月末では、その支払いの振替計上と、個人用をまとめて、事業主貸-普通預金(事業外費用総合計)という仕訳で締めくくっています。

そして、普通預金の金額と現金をぴったり一致させて翌月を迎えます。

せっかく事業用にカードを作っても、必ずイレギュラーが発生するもので、個人用から引き落ちてしまったりなど、完璧にいかないものです。

それなら、このように混在していても同じことなのでは。。(と私は思う(^_^;))。

ここは、たまに開ける場所。一番右の本は昭和のまっただ中に書かれた本。
なかなか今や入手困難なサンプル生地が貼ってあるような非売品みたいな本。
基本的なオーソドックスなことが書かれていることがとてもいいなあとたまに参考に見ています。
その他のファッション史や、アパレルの本はすべて図書館で借ります。
基本的に本は場所を要するので、買わずに借りるということにしてます。
机の方に戻りますが、下には、副資材がストックしてあります。
右の方は、50本程度の糸。できるだけ最低限の色で良いかと思ってもこれだけ集まりました。

グレーがやたら多いです。

左側は、マジックテープとかループエンド、革ひも、撥水剤、ショルダーベルトなどです。

これも、もっと使い切れば、コンパクトになりそう。

そして、真ん中のアイロン台の机の下には、生地のストックが風呂敷ごとに分けてあります。

一番下は表地、その上は、裏地とおおまかにストック。

ストックも多すぎないように、できるだけリアルタイムで調達して、シリーズごとに使い切って、残りははぎれシリーズで作ってしまうというようにうまく償却していきたいものです。

一番左の机の上に置いてあるのは、「アイリスオーヤマ」様のブラウンのかご。
とても便利なかごで、洗濯物を入れるのが本当の使い方みたいです。
これに、梱包材(右)、ファスナー(真ん中)、底板(左)を入れています。

あとがき

今回ご紹介の配置の仕方は、私の方針や「らしさ」が入ったもので、人によっては違う配置なのかもしれません。

ここでまとめたいのは、「整頓」ということがいかに重要な事であるか、人生を表すと言っても過言ではない作業なのではないかとさえ思えます。

身の回りがすっきりと整然となっているということが仕事に何も影響しないなどとはとても思えません。

そのすっきりとした配置での心持ち、意欲、そして、良いお品になるために活躍してくれる材料への感謝もあります。

ぐちゃぐちゃの収納の仕方よりも、きちんとすっきりと並べられたその材料が出来上がるお品の良質さや美しさに繋がらないわけがありません。

ピクチャレスク-山田絵美-ブログラスト
書き手:ピクチャレスク

過去の製作品には何が足りなかったのか【48】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ハンドメイドを始めて随分年数が経過しました。

スタートは2007年。

一番最初は、一重仕立てで芯地すら何も貼らない小さなポーチなどからです。

不安定な動きの家庭用ミシンで、勤め先からの帰宅後の1-2時間ほどで完成する超シンプルなポーチやエコバッグ。

何かワンポイントを証(あかし)にと、巻薔薇とか木製のボタンなどを正面の真ん中に取り付けていたものです。

バッグはペタンコのマチ無しA4サイズのエコバッグ。

ポーチは、マチ無しの通帳サイズと、マチ付きのコスメポーチのようなもの。

そして、エコバッグにもポーチにも、やっと覚えた吊り下げ式ポケットを共通に取り付けていたものでした。

この吊り下げ式ポケットの付いたものは本当に初期の頃のもの。

最初に覚えた一重仕立ての布1枚で作れるポケットです。

もう少し、後のものが今でも持っているものが少しありましたので、今回はそれらをご紹介します。

過去に私が作ったハンドメイドバッグやポーチ

水着のパレオで作ったエクササイズ着入れの巾着袋。巾着紐はプレゼント用のリボンテープです。
メッシュのふんわりクッション素材に薔薇柄がプリントされた珍しい素材が気に入り、布団入れなどに使用。
こういった細長ポーチは、現在でもネットで検索してしても簡単には出てきません。
無難な一般的なサイズや形が多いですが、時にこういったペンだけを入れるなどのように
ピンポイントな形のポーチは今でも使います。
こちらは横が30cmほどある大きなもので、本を入れていたこともありました。
この辺りの制作から裏地も取り付けるようになりましたので、丈夫さが出始めます。
こちらは、ミニミニポーチ。薬とかキーなど細かいものを入れる専用です。
角の出し方がてんで成っていませんが、これらも裏地を付けています。

と、こんな感じで、私が今まで作ったバッグやポーチの変遷です。

今でも持っている形やサイズから見通す、今後求められる形

なぜ、今でも持っているのかを考えてみました。

どれも、極端なサイズと形です。

ペンケースは極細。このような細い幅のポーチはなかなかありません。縦が2.5cmほどしかありません。

ペンケースというと、幅が7-10cmほどあり、横は、22-23cmの無難なサイズです。

もしかして、無難であると、かえって、目的を果たさないこともあるのかもしれません。

そして、超ビックなバッグ。

これもなかなか見かけません。大きめと謳ってあれど、実際にそれほどでもないことがほとんどです。

結局のところ、ピンポイントで目的を果たすような、〇〇入れ、〇〇ケースといった専用の入れ物が、ネット検索にもヒットしやすいのかもしれません。

昔作ったポーチなどを捨ててしまった理由

一方、捨ててしまっているアイテムもあります。

それは、使い勝手が悪かったりすることと、下手で美しくないからです。

柄などに頼って何とか作っていましたが、美しく作るということができていなかった過去がうかがえました。

あとがき

過去の製作品は、ファスナーとか生地の柄の力を借りていたことがほとんどで、自分のデザインとか考え方を入れ込んだものではなかったと思います。

しかし、実際に現在も使い続けているところに使い道の相応しい目的地をなんとか得た状態であるわけです。

バッグというのは、飾っておく置物ではなく、使っていくものであることだと改めて思います。

そうしますと使いやすい工夫とか機能は必須です。

この先1つの物を大切に末永く使ってもらおうと思ったら、まずは入れ物としての役割があるかどうか、機能が複数入っているかなども重要です。

多くのリメイク品販売が阻まれる「著作権」は自明のもの、著作者本人以外には100%正確な判断は不可能なのである【240】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

このたびは、著作権に関する実体験からのエピソードが盛り込まれる重要な記事となります。

実は、2018年前半-2019年5月くらいまでの投稿の記事を20記事程削除致しました過去がございます。

当ブログのみでなく、YouTube、インスタグラムも同時進行なので、それらも削除の作業を致しました。

その削除したアップの内容というのがすべて「リメイク」のハンドメイド製作品のご紹介なのです。

当記事は、がリメイク動画をYouTubeでアップ(あくまでも自分使い)した際に使用したジーンズメーカー様にある日ふと自ら気付き直接お電話をして、リメイクについての本当のところをお聞きしたのがきっかけになります。

その結果、20投稿程を一気に削除させていただいたのです。

と、このように今回は重たい話題ですが非常に重要でございます。

どうぞご一読をしていただければと思います。

最初は「特許庁」様へ問い合わせるところからのスタートで、元のメーカー様へのお電話に行き着く

出来事の当日にそのまま当ブログに記録しています。

そのくらい、早急に対応するべき事柄であると判断したものになります。

お聞きしたジーンズメーカー様がお盆明けのスタートの営業日ということで本日を待ってのお電話でした。

最近、誰もが知る大手メーカー様のジーンズの古着をリメイクして、ポーチを作った動画や写真をSNSで複数紹介しておりました。

あくまで、自分で楽しむ範囲内にてということも同時に発信していました。

ただ、そういった発信をしながらも「疑問」があって前々から気になっていたのですが、ネットの情報を見ても、なかなか信用できそうな答えが見つかりませんでした。

それは、メーカーロゴやその製品の1部をリメイク品にして、それをネットで発信すること。

リメイクに関しては、よくグレーゾーンと言われることもありますが、「グレーゾーンなんてものは本当はないのではないか、黒白しっかり分かることではないのか」と思い始めていました。

そして行動に出ます。

「特許庁」様に聞けば、何か答えていただけるかもしれないと思い電話をかけます。

ところが、「こういうリメイクというものの受け答えは特許庁様の役割ではない」とのことで、「産業機構」様を紹介されます。

とはいえ、予想の範囲内でのご回答はいただけましたので。ありがとうございました。

そして、「産業機構」様とお話をすると、ざっくりとした見解などはお聞きすることができましたがお電話では応答に限りがあるとのこと。

さらに詳しい者と話も可能だとのことでしたが、何か事が起こった後でないと進められないようでした。

事が起こる前では遅いから知りたいのに、完全な答えがなかなか見つからないのです。

そして、リメイクしてもOKというジャッジの権利は、おおもとの、ジーンズメーカー様が握っておられる権利なのだということを言っていただきました。

そのジーンメーカー様との直々のコミュニケーションでなければ結局答えが出ないことであるのが著作権というものだったことを知ります。

「著作権を持っている本人の意向がすべて」とのことなのです。

よって、特許庁様とか、産業機構様が可否をジャッジできるということではない、ご本人であるということが一番のポイントです。

その後、3件目にしてついに元のジーンズメーカー様に電話をかけました。

ジーンズメーカー様は、とても親切にきちんとご対応下さいまして、ついにしっかりとした答えをいただきました。

ジーンズメーカーさんの意志と驚きの回答

まず、私の質問が2つ大きく提示してあります。

1:メーカー様の古着のジーンズを解体して何か別の商品を作って販売して利益を得るということ(リメイク販売)は、たとえロゴの入っていない部分の一目見てそのメーカーの商品だと分からないものでも商品の一部であれば、著作権、商標権侵害にあたるのではないのか。

2:私は、あくまで自分で楽しむ範囲内ということもコメントに附随して動画や生地や写真をアップしているけれども、これに関してはどう思われるか。

この2つです。

1に関しては、ネットの意見だと、品質表示やブランドタグの部分を避けて分からないようにこっそりという意味なのでしょう、「ロゴは避ければOK」などということを回答している匿名の人がいて、「んー?、不可じゃないかな」と私は思っていました。

あとは、古物商の資格を「警察」様でもらうと、リメイクもある程度はOKなどの記事も。。

これも、「古物商の権利=リメイクしても良い権利ということではない」から、別物として考えるべきなので当てはまらなさそうな。。

2に関しては、紹介のみで販売していない、しかも断りまで入れて注意も促しているから良いだろうと思っていました。

ところがです、メーカー様の回答は予想を覆すものでした。

まず、1は完全に違法であると。

ジーンズ1本のすみずみにまで権利がが存在し、ベルト通し1つでも製造メーカー様の権利となるとのことです。

メーカー様のロゴがその効力を実物全体に細部に及ぶまでに発揮しているのです。

さらに「本当はリメイク販売もきちんと見つけたいのだけれど、現状追いついていない」と。

「ただ、それが分かった時には訴えるなどの対処をする意向がある」とのことでした。

そして驚くは2についてです。

「たとえ、リメイクを自分で楽しむ範囲内の紹介であっても、その投稿を見る人に浅くとらえられて、リメイクしたものを販売することを助長、それに加担したような感じに間接的になるから、動画や写真アップもやめてほしい」とのことでした。

とても丁寧な対応のよいメーカー様がとても厳格な答えをされたのです。

これが、元の洋服を作ったメーカー様の「本当の気持ち」だと思いました。

私もとても甘かった、動画アップでリメイク商品を販売することに誘導しているとさえなりかねません。

とても大変なことをしたのだとはっきりと分かった瞬間でした。

とても重い気持ちになりましたが、はっきりと本心が聞けてとても貴重でした。

ジーンズメーカー様には心よりお詫びを申し上げげますとともに、分かりやすくお答え下さいまして、誠にありがとうございました<m(__)m>。

ネットの情報はさておき、これこそが本当の実際の著作者様ご本人の答えなのです。

私が想像した以上に著作権、商標権は固いものであり、本当はメーカー様は困っていたのです。

今回ジーンズメーカー様に問い合わせたから、その該当のブランド様の動画や写真だけが対象ではなくすべてにおいて同じことが言えます。

すべての洋服メーカー様が同じ気持ちだと想像できまして、これが大変大きなことです。

リメイクすることの夢のような楽しい部分だけを取り上げていますが、その陰で著作者様の権利を踏みつけていたのです。

ということで、すべてのリメイク動画、記事、写真を削除したわけです。

電話ばかりして大変な1日にはなりましたが、これで良いのです。

自分は「何か大切な事を忘れていた」と気づかされた大変貴重な1日でした。

誰かに何かを指摘されたのでは決してございません。

自分で疑問を抱いて、自分で追求していったことです。

リメイク動画がたくさん見られ伸びていく最中にふと冷静になれたこと、この「引っ掛かり」を見逃さなかった自分にも、(小さめの)拍手を送りたいと思いました。

事前に己を俯瞰的に見ながら振り返ることの重要さもあるわけです。

今後のSNSの行方は未知、当分苦労するであろう予想

削除数は、現在の140件程のアップから20件ほどです。割合としてはそこそこなものです。

今後は、「リメイクの投稿をしない」ということになります。

リメイク動画や記事や写真を楽しんでもらえたことの代わりを、別の角度から考案し、また一から出直そうと決心したのでした。

YouTubeでよく言われる「視聴者のニーズに答える」というような視点から、リメイクが反響があるようだから、リメイクを意識して増やしてきた今までがありました。

ただ、ここで冷静にならねばならないのは、リメイクの反響が良いことと、「権利の侵害」とは全くの別物であるということ。

いつしか、YouTubeをたくさん見てもらうことだけに重点を当ててしまい、肝心かなめの元の権利などのことに疎くなっていたことを反省しています。

人の権利を踏み付けて、自分がYouTubeでうまくいくなんて、なんて「自己中心的」な考え方であろうと冷静に考えたらそういうことなのです。

では、次は、リメイクとは違う分野ですが、新品の生地を調達したハンドメイドバッグ作りにおける著作権の存在について書きたいと思います↓。

ハンドメイド製作品の「販売」で気を付けること、生地の耳にしっかり注目して生地を調達するくせを付ける

メーカーさんの名前が生地の耳に入っている、入っていないこの違いは何なのでしょう。

その1つに、生地の耳(反物の両端のこと)に生地メーカー様の名前が入っていることがよくあるのです。

これをメーカー様がわざわざ入れていることには意味があります、

一番はっきりと分かりやすいのは、生地の耳に「この生地を商業利用を禁じます」などの文面。

いわゆる注意書きです。

これがあれば、ハンドメイドバッグを作って売るためにこの生地を購入はしないという行動になります。

一番わかりやすい意思表示のされ方ですね、つまり「著作権を行使する選択」がされた生地なのです。

しかし、メーカー様の名前だけが入っていることも多々あります。

そうすると、これだけではどういう意図なのかが少々わかりにくい。

複数のとらえ方ができてしまうので結論が出ません。

こういった場合どうしたらよいのか。。

決まって私は、そのメーカー様のホームページから質問のメールを送っています。

そして、文面で可否の意志を確認して了解が得られれば使用ということになります。

実際、禁じる文面が無い場合ほとんどOKをもらえますが。。

生地メーカー様ごとの著作権に関する価値のとらえ方の違い

生地の耳にメーカー名が入っていた時にとにかく生地メーカー様にまめに直接問い合わせをしてお答えくださった回答が大変興味深いです。

それぞれのメーカー様の意志がそれぞれ違うニュアンスを持っておられるところに注目していきます。

では、今までの回答の例を並べてみます。

・A社・・・生地の耳に当社の名前が入っている場合、品物によって商業利用不可が分かれます。あ、い、うの生地については不可、それ以外はすべて商業利用OK。

・B社・・・生地を利用の場合当社の名前を表記しないという約束で商業利用OK。また、か、き、くの生地についてはライセンスがあるため、商業利用不可。

・C社・・・商業利用は基本的にすべて可。ただし、当社のブランドネームを取り付ける場合は、商品の全面積の?%以上の利用でネーム取り付け可。

こんな感じでご回答をいただいています。

とても興味深いのが、「権利」のとらえ方や「価値」の置き方がそれぞれのメーカー様ごとで違いがあることです。

驚いたのは、B社の名前を表記しないという点と、C社のネーム取り付けの場合、できるだけ生地を見せていくという点が全く反対とは言わないけれども興味深い価値の違いを感じました。

ここまでいろいろ考え方や条件があるのです。

商品によってこれは利用不可であるという個別の条件は、それぞれの生地に提携のデザイナー様が絡むと、メーカー様というよりもデザイナー様の著作権を守ってのものとなっていることもあるのかな。。

プリントを柄をあまり頻繁にチョイスしない理由

さて、こんな風に生地にも著作権があり、利用する場合に生地の耳に注目して問い合わせをまめにするのが良いようだというのはご理解いただいたかと思います。

このような著作物に該当する生地というのは、大半が「プリント柄」なのです。

プリントというのは、「描く」という行為がありますので、それには元の絵を描いたデザイナー様に著作権がピンポイントで存在するのです。

そうすると、プリント物をチョイスの場合しょっちゅうこういう問い合わせをすることが必要になってきます。

多少そこに時間は費やしますが、それは大変重要なやりとりであり、必要であることだと思います。

もともと、プリントというものにそれほど重点を置いてきておらず、ジャカード(織り目で柄を作ること)が多かったです。

たまたまの嗜好もあったのですけれど、プリント柄も選ばないわけでは決してありません。

よって、時々このように問い合わせをして確認をすることがあります。

どんなプリント柄が著作権の存在するものであるかの目安としては2点。

①生地の耳にメーカー名の記載(同時に商業利用の不可の意向が記載されていることも)

②個性的で独創的なモチーフのプリント(動物とか花など)

こんな感じの生地は、誰かが案を出して描いた「元原画」があるはずですから、著作権がそもそも存在することがほとんどです。

著作権というのは、前述のように「自明」ですので、描いたその時から発生するもの。

偶然プリント物志向でなかったから、たまたま商業利用不可の生地にはそれほど遭遇していないだけです。

ブログとかYouTubeで生地が映ることについての細かな解釈

やや細かなことですが結構大切。

以前リメイク動画やブログを多くアップしていましたのは、2018年5月-2019年の5月あたりまでの1年間くらい。

洋服をリメイクして何か別のものを作ったり、ジーンズをリメイクして何か別のお品に作り変えたり。。

これは、個人が楽しむ範囲内ではOKのことだと上述のジーンズメーカー様も仰せでした。

しかし、ブログやYouTubeでの不特定多数の方へ向けての発信となると話は深刻になります。

2019年6月頃にジーンズメーカー様へお電話をしました上述のエピソードにもありましたように、「あくまでも個人で楽しむ範囲内でとの注意を喚起した上でYOUTUBEなどの動画アップはよいのか」に対するお答えは不可でした。

理由は、「YouTubeでアップすること自体、そういうものを作って販売することを助長することになるから」とのことでした。

これ、別の角度からも「不可」だと言える理由があります。

それは「YouTube収益」との関連です。

1,000人以上のチャンネル登録者数をクリアして現在「広告収益」をいただいています。

「YouTubeでその商品の映像が映ること自体が商業利用」だったのです。

ブログに関しては、私はアフィリエイトというものをしないので、収益は発生していないものの、ある一定の数の人がご覧いただくと、YouTubeと同じように、ジーンズメーカー様がおっしゃった助長になりかねません。

ということで、今までのリメイク動画と記事はすべて削除したのです。

リメイクのおかげで今まで面白く見ていただいて登録者様が増えた2018-2019年のYouTube活動でしたが、全くリメイク動画がなくなったということで、変わり果てた内容にがっかりされたのか、登録者数が減り続けてしまいました。

ですから、一から出直しをしています。しかし、やめる選択肢は皆無。

これからの時代、動画なくしてどう分かりやすくアウトプットができるのでしょう。

YouTubeのような動画自体には非常に価値を感じていますしお世話になっています。

リメイクが面白くて期待してくれて登録してくださった方が大半なのでとても残念ですが、しかしその一方で「どこかすがすがしく心地良い気持ち」があります。

違反で実っていってもある日突然ドーンと底に付き落ちる日がやってくる可能性があります。

よって今は、とても地道なものではありますが、「受け」や「バズり」を狙うのではなく、長い目で見たアウトプット活動の継続と、その先にある事業の実りを目指して周りに流されない発信の仕方でいます。

生地の商業利用に関しても、発信者の存在がネット上で目立たなくてたまたま指摘がないだけで、目立ってきた時に大目玉をくらうということをよく心得て正しく利用させていただくようにしています。

なぜこのように思うのか。。それは、事業の本当の実りを目指すからです。

だからこそ、実った暁には心底喜べるよう、決して人を踏み台にしていくべきではないのです。

あとがき

かの2019年6月のジーンズメーカー様へのお電話の出来事を貴重なルポとして残しました。

今思えば、何もリメイクの形をわざわざとらずとも、リメイクでない材料を正当に使った生粋のオリジナルであった方がかえって良いのです。

この記事の「手直し」作業をしております2023年12月5日現在、「リメイク」に関するYouTubeやブログの発信は、「図解」という形で品物を決して写さない、ブランド名も極力控えるという形をとって時々発信しています。

実は、リメイクに関してはとても「可能性のある文化」であると感じております。

アパレル業界が大きく変わり、洋服に対する考え方も、その製造背景を持って映画や書物をきっかけに変わっています。

古い物を大切に持っていくことは素晴らしいことではないでしょうか。

そう考えるとリメイク自体を否定するものではなく、反対に本当は推奨したいのです。

ただ、「著作権」が必ずそれを妨げるのです。

そうしますと、どうすればリメイクを伝えられるのかを考えた時に、現在で行き着いていることは、前述の「図解」でその手法をご紹介することやハンドメイドを通してミシン縫いの技術や方法を伝授していくことです。

自分の範囲内でとどめることができますので。。

ただ、技術が上がると、やはり人は商業利用して販売して行きたいと思うものです。

よって、ハンドメイドバッグであれば、リメイクで練習し新品で本番というような利用の仕方です。

試作品を不必要な洋服などで作るということです。

これは1つアイデアとしてはあるかもしれません。

今後の未来は、「リメイクがSDGsにもつながる」ことを誰もが思うことになると予想しています。

「著作権の侵害への注意」は、リメイク文化と同時にリメイクを紹介する者の任務であることが望ましいと考えます。

山田絵美

<経理>ヤフオクで材料の「接着芯」を仕入れ、送料が着払いだった時の仕訳、品物の仕入と送料の計上は正確な日にちごとに別々に行う【352】

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

個人事業主たるもの、小規模だけに経費を最小限に抑えるべくあれこれ工夫したいもの。

文房具の事務用品なども、まともに購入ではなくて、古いデッドストックのようなものでもちゃんと使えれば、お安く購入したいという気持ちがあります。

そんな時に、「ヤフオク」様などは、とても有難いお品が見つかることがあります。

「ヤフオク」で購入したものを事業用に充当というのは、一昔前では驚かれたものです。

しかし、現在は、どんな購入経路であってもそれに沿った仕訳ができればかまわないことであるほどマーケットサイトの認知度も深まりネット購入が受け入れられてきたのです。

会社員時代に、お客様にお出しするお茶の湯飲み、特に夏場のガラス製のものは、ヤフオクがやはり良いお品が安く購入できたので、よく利用していたものです。

このたびは、少し特殊なケースの1つとしまして、商品代の決済は前日に¥100のみ、着払運賃は翌日到着時に¥1,015支払いというケースの仕訳をご紹介したいと思います。

日にちに忠実であるということで、別件のような仕訳になることを選択しているところがポイントです。

バッグの材料の「接着芯」を「ヤフオク」で¥100で落札、しかし送料は着払¥1,015がかかったという「ヤフオク」あるあるの体験

このストーリーは実際に遭遇した場面です。

なかなか織芯も見つけにくい中、ヤフオクを探します。

そうすると、結構昔のアパレル会社様の倒産品だったり、古い使い手のない在庫商品などが出品されていることがあります。

今回は、アパレル関係の方ではないようで、「芯地か裏地がどちらか分からない」ということでの出品でした。

もし、裏地だった場合かなりリスキーな購入になりますが、写真をよく見ると、確かに裏地の可能性も否めないものの芯地っぽさがとてもありました。

よって、ここは勘を信じ落札、その商品がこちらです↓。

左-ヤフオクで落札した織芯:黒5m、薄ピンク5m 右-薄ピンクの方のアップ。

接着芯かどうかの見極めは、ボツボツの点状の糊が載っているかどうかが決め手です。

写真を拝見するには、載っているような感じだったので、芯地だと信じることにしたのです。

そして、到着してみて確認の結果、間違いなく両方の色とも芯地だったのでした、ホッε-(´∀`*)。

ヤフオクで落札した価格は、m数が不明であったことと、裏地か芯地か分からないというあいまいさからか、他に入札者がいらっしゃらず、晴れて落札♪。

落札価格は嬉しい¥100、ヤフオクらしさたっぷりです。

ただ、上の写真は、届いた後でたたみ直したのでありまして、最初は、筒の棒に巻いてありました。

よって、幅も結構あり出品者様の意向で着払いでした。

その料金が¥1,015という着払料金。

せっかく¥100でお得に落札できたのに、送料が¥1,015かかったというところが、これまた「ヤフオク」らしさたっぷりの状況でしたが、それでも市販の店舗で購入よりもはるかにお得だったのでした。

ここで驚くのが、ヤフオク終了は2019.04.15の夜。

そして、落札者になった夜の時間帯にヤフーかんたん決済で¥100のみの支払いヤフオクサイトで完了。

にもかかわらず、なんと翌日の2019.04.16に到着したのでした。

とても驚いたのですが、おそらく入札時に質問をしてあったので、早めに発送の準備をしていただいいたと思われます(ありがとうございます)。

ということで、2019.04.15決済の材料が2019.04.16に到着し、その際に着払運賃を現金で支払ったというストーリーで完結したのでした。

さて、ここからは、このストーリーの仕訳になります↓。

決して「代引」と間違えてはいけない、あくまで「運賃」のみを負担した「着払運賃」は、品物の仕入計上と分かれる方が良い

簿記の決まり「仕入れた材料および商品の価格に送料も含めて良い」というものがあります。

ただ、送料も含めるには、矛盾が起きるのです。

というのも、支払は、¥100を2019.04.15にyahooかんたん決済で行いましたが到着時の着払運賃の支払いは2019.04.16でしかないのです。

日にちも事実として非常に大切でありますので、この2種の日にちは互いに重要です。

よって、別々の仕訳をすることが望ましいと考えます↓。

これが一番リアルタイムな計上が実現できるとも言えるのです。

無理矢理、4/16に¥100の分も計上する方がかえってややこしくなりますし、クレジット払いなので「買掛金」を使ったわけですから、なおさらです。

ところで、「着払運賃」と「代引手数料」は混同しがちですし、両方混在する場合もありますが、実は全く別の意味合いがあり注意せねばなりません。

こんな言い方もできます、「着払運賃」は「仕入」に含めても良いが、「代引き手数料」は「仕入」に含めることは不可と。

今回は、「代引」ではなかったので関係ありませんが、この流れのせっかくの機会ですので、「着払」と「代引」が同時に発生するケースに関して、【790】のブログ記事を新たに設けまして、YouTubeの動画付きで後日設置したいと思います。

「代引手数料」は「着払運賃」と違い、仕入に含めてはいけないので、必ず2行になるということです。

「代引手数料」は「支払手数料」という費用科目であることをお忘れなく。

あとがき

現在、ブログの手直しを順に進めています。

今日、2024.06.18がこの記事の番でした。

初めてこの記事を綴りました2019年当時は、「電子帳簿保存法」が完全に施行しておらず、紙ベースでしたので書類の写真が出てきています。

しかし2022.01.01スタートで、紙ベースを一切廃止に致しました。

ただ、変わらないのは簿記のルールです。

この度の内容については、何ら変わることがありませんので、紙ベースのお写真以外は今後もご参考にしていただけるものになればと記事の手直しをしながら書き加えました。

この記事を読んでくださった、個人事業主様の事業の発展を心よりお祈りいたします。

お互いに事業内容が違えど、事業の実りを目指し一歩ずつ前に進んでまいりましょう(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

パソコンの青画面が出始めたらやること1つ、まだ起動出来る内にUSBへの必要データのバックアップをして完全に壊れる事態に備える【380】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

およそ2か月ぶりくらいのブログ記事投稿になります。

なぜかと申しますと、遡ること昨年のクリスマス辺りに、パソコンが末期症状と呼ばれる青画面の状態になり、完全に壊れてしまったのです。

パソコンの新調の納期にかかる日数と、それまでの間あれこれと何とかならないかとの試行錯誤から随分間が空いてしまったのです。

幸いなことに復活をした様子があったほんの一時的なタイミングでバックアップをとり、必要なデータだけは残すことができました。

このたびは、この大変な経験から、パソコンの青画面が出た時にやることとして、「バックアップ」を重点に、当時の様子やリアルな実態をお伝えしてまいります。

ネットでのご質問でもパソコンの不調の症状がたくさん挙げられていたのを拝見しましたが、まずここでお伝えしますと、「青画面」が出始めた時点で末期症状であり、替え時だと理解することです。

決して元に戻ることがないというあきらめが必要です。

このことをしないまま復活して直ると信じ余計な時間を用してしまいました。

理由は、ハードを購入後わずか2年しか経過していなかったからです。

そうなると10年も使用したパソコンであれば、「寿命」だと思う方が良いということになります。

青画面が出始めた時期にすぐ行うべき、バックアップは後でとてもありがたいと思える「宝」のような作業

実は、クリスマス時期に完全に壊れたとはいえ、前兆のような症状がさかのぼること2か月前の10月に起こっていたのです。

その時は、パソコンの修理業者様にも見てもらい、初期化の方法での対処となりました。

ただ、今から思うこういう初期化もやはり一時しのぎであったのだろうということです。

これで、完全に最良の状態に戻ったわけではなかったのでしょう。

つまり、青画面が出始めた時点で、買い替えの時期だということを思わなければなりません。

年末の不具合が、今まで経験したことがないような最悪な感じがパソコンに詳しくもない私でも感じました。

下の写真のような青画面が出ると、自分のコントロールがもはや不能で、勝手にシャットダウンしてしまう事態にまでなりました↓。

パソコンの青画面の症状が起こした悲劇のエピソードと教訓
通称「BLUE SCREEN/青画面」と呼ばれる末期症状:これが出たら「替え時」と覚悟を決めることが効率的。

そして、勝手にシャットダウンするだけでなく、再起動もするので、永遠にこの状態でPCが動き続けるという経験したことがない症状でした。

これにはもうお手上げ、クリスマス周辺はあっという間に年末ですから修理より新規購入が得策だろうとすぐに「ビックカメラ」様に買いに行ったのです。

ただ、気持ちは腑に落ちないものがありまして、2年前に買ったものだということが壊れるには早すぎるという思いが頭から離れなかったのです。

家電製品とかOA機器に関しては、詳しくないものですから、一度買ったものを長く使いたい方針。

もったいないなあと思いながらの新規購入だったのですが、動画編集や、画像編集なども同時並行して行う使い方なので、やはり16ギガの容量があった方が良いというネット情報などの判断から少々高めの値段となりました。

ちなみに壊れたパソコンは8ギガでした。

壊れた原因が分からないので、容量が不足してのパンクみたいな感じもあり得ると思っていました。

そうして¥135,000ほどの「DELL」様の結構幅の太いデスクトップ型を購入。

その夜1すじの光が。。。

なんと、新しく買ったものの、念のため壊れたパソコンの電源を入れてみたのです。

そしたら久しぶりに起動したのです。

「わあ♪」と感動する反面「結局は一時的かなあ」とも思っていました。

ただ、このチャンスはバックアップをとるためのものではないのか、と思えて仕方がありませんでした。

バックアップも何もしていないまま、壊れて立ち上がらなくなったので、すべてのデータはあきらめていました。

ところが、今ここにチャンスが来たわけです。

そーっとパソコンを付けっぱなしにしてそばを離れ、そそくさと「USBメモリー」を買いに走りました。

できるだけたくさん詰め込めることができる容量のあるUSBメモリーを探しに。。

そして、USBメモリーを買い、とにかく可能なかぎりそこへデータを詰め込みました。

とはいっても、結果は大した容量のデータを持っていたわけではなかったようで、空き領域は余裕のようでした。

しかし、いろんな控えや記録、そして当ブログの記事タイトルのリストなども重要だったので大変助かったのは間違いないです。

そして、その後再び立ち上がったパソコンをしばらく使ってYouTubeを見たりしていました。

問題なく動いているので、「慌てて買うんじゃなかったな」などと思い始めます。

そして、それから1日くらい無事に動いていたので、いよいよ今度は、新しく買ったパソコンが無駄ではなかったのかと思ってしまいました。

そして、翌日に直ったことをお店に話して購入をキャンセルしていただいたのでした。

と、これで無事に、費用がかからずに済んだと喜んだのもつかの間。

翌日は、もう立ち上がりませんでした。

その後二度と立ち上がることは無かったのです。

「DELL様のパソコン、キャンセルするべきじゃなかったのでは。。」と心が大きく揺さぶられました。

あの一瞬直ったのは幻だったのです。

「次はどうする?」、自問自答です。

あの「DELL」様の新品も、横幅がやたら太くて100%良いと思ったわけではなかったから、もう一度買うのではなく、中古のスリムなのを別で、しかも安く買おうという判断を今度はしました。

もうクリスマスまっただ中、メーカー様ももうすぐ休みに入ろうという時ですから、急がねばなりません。

よし、「ヤフオクで中古を探そう」そう決心しました。

そして、「DELL」製ののスリムで、内容も非常に魅力的な希望する16ギガあるものを、¥38,000ほどで落札し、送料入れて¥40,000ほどで購入しました。

非常に急いでいる旨を伝え、ご協力いただき、無事翌々日に到着しました。

もう、WINDOWS10(WINDOWS7からのバージョンアップをしてあるもの)が入れてあるので、すぐ使えるというのもありがたいと思いました。

試しに、YouTubeなどを見てみましたが、大丈夫なようで少しほっとしたのでした。

ところがです。

YouTubeの見始めの時の人の姿が黒い影になってなかなか映らないという現象が少し見られるのが気になりました。

間違いなく違和感のあるモニターの映りだったのです。

その翌日です、朝から、そのヤフオクで買った「DELL」製の中古パソコンの電源を入れたら、なんと青画面!!。

ウソでしょーーーーーー。

こんな立て続けの青画面の出来事は信じられませんでした。

壊れた「HP」製のパソコンと同じ現象で、中古とはいえ、買ったばかりの商品がもう壊れたのです。

これは大変な悲劇が重なりました。

初期化もできず、まるで壊れた元のパソコンが乗り移ったかのようです。

はてさて、次はどうすればよいのか。。

ということで、修理屋様に救急車のように連絡をしたのでした。

修理屋様も年末ですから、忙しいのと休みが間近に迫っている時期でした。

診断的なことをしてもらって、結局、最初に壊れたパソコン(これはHP製)の方が、もともと自分が新品で購入したものだから直すにも部品がまだ入手しやすいかもということで、HPの最初に壊れたパソコンを修理する方向にいったんしたのです。

ところが、その後がなかなか進まず、修理を始める段階にまで入れず、時だけが過ぎていきました。

結局、1月はまるまる1か月直せるのかどうかさえもメーカー様が返事できない状態が続きました。

いよいよ2月に入ると、確定申告でパソコンが必要ですし、なにせ初の確定申告なので、ゆっくり聞きながら時間を使いながら進めていきたい思っていたので、気持ちがあせってきました。

結局、直す方向は時間がかかりすぎるから、新調するのがよい、しかもメーカー品でなくて、「カスタムメイドパソコン」ということに決まりました。

新調の「カスタムメイドパソコン」:横に太くてごついですが、2019年からの使用で2024現在では問題なく順調。

「カスタムメイドパソコン」なんて、プロの詳しい人が持つものだと思っていたので、ちょっと抵抗がありましたが、修理屋様としては、部品が調達しやすいので、直す時もスムーズだからお勧めとのこと。

ということで、自作パソコンを購入すると決定してからは、とても早く2日くらいで納品していただけました。

お値段は、診断費やら全部込みで¥180,000。

相場ではあるのかもしれませんが、一番最初に壊れてすぐにに一瞬だけ買った新品のDELLの太い¥135,000が、後々思えばいかにお買い得商品だったことがわかります(^_^;)。

でも、値段はまあその時だけのことですから。。

それよりも、今後使っていく上で、修理屋様購入でも1年間保証付きですし、壊れた時相談できますから結局は今は安心しています。

この大ぶりな分かりやすい作りが修理もしやすいので長持ちのお品なのだそう。

その後、数年が過ぎ2024年現在も何も問題なく稼働中。

ほこりのお手入れもまめにやっています。

横の網格子から掃除機でほこりをシャーッと吸い取ることも。。

本当にありがとうございます<m(__)m>。

一連のパソコンが壊れた騒動を振り返り、良かった対応、まずかった対応のまとめ

さて、このたびの機器には疎いながらの対応として良かった対応とまずかった対応をまとめてみたいと思います。

<良かった対応>:データを全てあきらめる覚悟を決めたピンチの中、偶然の起動のタイミングでUSBにバックアップをとった判断。

これは、まさか自分がしたとは思えない行動でした。

それだけピンチの状態が際ど過ぎて直感だけで行動していたと思います。

教訓としては、青画面が出始めた最初にこのバックアップをすると良いです。

そもそも日常的にコンスタントにバックアップは必要。

パソコン内だけでは、壊れた時に後で費用がかかりますし、データの確保が本当にできるのかは未知です。

それよりもまずは、事前にバックアップを取った方が確実で、リムーバブルなバックアップの仕方をお勧めしたいです。

<まずかった対応>:こちらは複数あります。

・青画面は末期状態、結局直ることはないのに直ると信じていたことがまずかった。

・中古パソコンを購入してしまったことが非常にもったいなかったです。

スリムな見かけのハードに大容量を詰め込むこと自体がリスキーだという学びもありました。

なぜたった2年で壊れたのかの原因と予想できるものが、「ファイル」の手動での抹消作業←なんでそんなことやっちゃったのかな!?

2年だけの寿命だった「HP」様のパソコンはとても気に入っていました。

コンパクトでスタイリッシュでしたので場所をとらなかったのです。

緊急の時には決まって大ぶりなタイプしか残っていなかったのは、やはりスリムなタイプは多くの人々に人気があるからです。

ところで、そもそも2年足らずで「HP」製のハードが壊れてしまった原因についてです。

分かるはずもなく、修理屋様も「運が悪い製品に当たったと思うしかない」というようなことをおっしゃっていました。

ただ、自分では1つ原因として思い当たる節が見つかりました。

あることを手動でしてしまっていたのです。

よく、知らない間に出来上がった「ファイル」があるのですが、それを開けたり消したりしたことがあったのです。

心当たりがないものなので必要がないと消したもの、それこそが必要なものだったのかもしれませんし、更新時にできあがった重要なファイルだったかもしれないのです。

ファイルもアップデートなどの時に、わけがあって作られたのでしょうから、むやみに、心あたりがないものだからと消したりするのは決していけません。決して触ってはいけない部分もあるのです。

その後は、知らないものを極力少なくするために、自分でダウンロードしたアプリケーションなどは、そのままではなくて、フォルダーを作って、タイトルにそのアプリの名前をつけておき、後で何のアイコンか分かりやすいように整理する1手間を加えるようになりました。

それ以外のものは、勝手に出来上がったものであり、触らない、開けないということを徹底するように。。

あとがき

パソコンは、この先も決して得意分野にはなることはないでしょうけれど、最低限の認識は持って、なるべく外からの情報にも敏感になっておくことは心がけたいと思っています。

今回は、記事がずいぶん長くなってしまいました。とても悲劇的だったので、思わずヒートアップ。

事業者はホームページの更新などを自分で行うことがありますので、やはりパソコンが必須。

当ブログ記事は、必ずパソコンで行います。

スマホでは集中力は散漫であり、まだまだメインとして使えるものではないという意見です。

壊れかけの時こそアンテナを立て集中されますよう、そしてこのたびのエピソードがヒントになればと思います。

picturesque

<経理>税務署様主催の決算説明会ルポ:クレジットカードは複数持つ必要なし、個人用と事業用共通で使っても大丈夫な証明【345】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ファッション分野の「共有型のハンドメイドバッグ」という事業と「本物志向のレンタルジュエリー」という2事業をさせていただいておりまして、「個人事業主」をしています。

事業開始は、2018年初頭です。

税務署様へ「開業届」「青色申告の届け出」を提出してその日付をもってスタート日といたしまして現在に至ります。

よく「事業を始めたらクレカは会社専用を作るべきだ」などと言われています。

確かにそう思うところなのですが、「個人事業主」の場合、これから実るためのたゆまぬ努力の真っただ中の者が、事業と個人とを区別して両方バランスよくそれぞれで考えるなどという余裕があるのでしょうか。

むしろ、1つのクレカを徹底的に管理する方が現実的ですし、内容がちゃんと事業用と個人用と分かれていれば1枚だけでもOKだと税務署様がおっしゃっています。

実際にクレジットカードは新しく事業用になど作りませんでした。

何年もこれで特に問題なくできていますし、とにかくシンプルで整頓されたものになっています。

実際は、クレカの明細1つとっても、いかに個人の無駄な出費を事業用に回せるのかなどを工夫することで、人生を事業に費やしていく覚悟を決めるのです。

そういった決意無しで、その後の事業の実りなど到底見込むことはできないと考えます。

それほど、多くの人たちが途中でお手上げしてしまう事業継続の難しさ、永続的な営みの難しさがあると思わなければそんなに緩く甘いものでは決してありません。

さて、このたびは、初の決算を迎えるにあたり税務署様が主催の「説明会」に参加致しました。

確定申告を前に、11月に行われた「決算説明会」という内容です。

これで説明会は2度目。

最初は、「仕訳説明会」というものに過去に参加させていただいたことがありました。

説明会は無料ですのでとにかく参加する、そして、いくつかの質問を持って今後の実りにつながるような「答え」をいただいて帰っていくという意気込みで参加致しました。

給与支払報告書の提出の義務

まず、最初に、私には無関係だった(一人でやっているからです)のですが、従業員を雇っている人の義務として、「給与支払報告書」というのを、確定申告が始まるもっと前の1月21日あたりまでには提出するようにとの書類があるとのことでした。

「総括表」というヘッドのような書類に、「個人別明細書」という複写式の用紙をアタッチしての提出です。

なるほど、従業員が存在する場合はこういうものを提出する必要があるのだな、という認識をしたにすぎませんが重要です。

一見ものすごく大変そうですが、書類を準備してくれている有難さにまず感謝、そこへ記入していくだけだと考えればやるべき作業の1つに過ぎないと肩の力を抜きましょう。

「確定申告書」もこの「給与支払報告書」も「国税庁」様のホームページの中の「e-tax(イータックス)」というソフトでも行えます。

ここまで書きながら今更申し訳ないのですが、その後のブログ記事の見直しで2024年に現在手直ししているところです。

2024.03.04現在に今この文章も入力しているのです。

2018年当時は、「e-tax」も「インターネットエクスプローラー11」でなければならなく、「マイクロソフトエッジ」が不可だという信じられない限定がありました。

その後、時代が進み、マイクロソフトエッジこそ当たり前で大半の人がご利用の状況から、OKになっています。

一番最初だけは、おおがかりなダウンロードでe-taxソフトをパソコンに取り込む作業がありますので、頑張って下さいませ。

ログインは、一般的なクラウド型の方式が選べますので、「利用者識別番号」というのを最初だけ管轄の税務署様に出向いていただいてくるということを致しまして、現在はログインしやすくなっています。

決算仕訳の定番、「減価償却費」はパソコンなどが30万以下なら一括で減価償却できる特例あり(個人事業主の青色申告者向けのみ)

計算が出てくる減価償却費ですが、これは、決算時に行うどこの会社でも必ず1つはあるような項目です。

運搬車用に車を購入、パソコンを新しく購入、などがこれに当たる場合が多いです。

個人事業主の場合だと、パソコン購入がとても多いケースになるかもしれません。

パソコンの場合だとおそらく、高くても10万-20万の間ではないでしょうか。

この場合、「少額減価償却資産」の取り扱いというものに該当し、一括償却資産として30万円以下ならば一括で減価償却できます。

そのかわり、経費で一括で落とすという意味ではないので、必ず購入時にいったん資産にして、決算時に「減価償却費」という科目を立て、減価償却自体は証として残す必要があることはくれぐれも。。

<仕訳>

2019.02.18:工具器具美品 181,600 現金 181,600

2019.12.31:減価償却費 181,600 工具器具美品 181,600

購入当時に1本「資産」として据え置き、決算の12/31に減価償却費の科目を立てて仕訳するという、年間で2本立てです。

そして、この特例は「青色申告の個人事業主向けのもの」です。

会社経営だと「法人」ですので、法人用のルールに従っていただきますようよろしくどうぞ。

パソコンの購入で勘違いしていたこと、事業開始以前に購入したパソコンを減価償却するものなのかを税務署様へ聞いた結果。。

ここで、私が今までモヤモヤして勘違いしていたことが1つあります。

事業主をスタートした2018年以前の2016年にパソコンを新規購入しレシートも持っていました。

この場合、3年経過していないから、遡って減価償却ができるのか、などという勘違いをしていましたが、税務署様にはっきり「ノー」とのお答えをもらいました。

2016年時点では事業をスタートしていないので、そのパソコンを現在使っている事実があっても、購入時期というのが一番のポイントとなりますので、もう済んだ過去の事象となっているわけです。

2017当時に会社の社長をされている人から「経費にできるよ」などと聞いたことで気になっていましたが、真実は自分の耳で正しい答えを聞かねばなりません。

人の声に惑わされて間違ったことをしても責任は自分。

納得するまで「自分軸」でもって追求していくことです。

減価償却費対象の物品というのは、とにかく事業主スタート後に購入したものでなければ該当しないということです。

よって、事業主スタートの年月日(「開業届」に書く開始日)というのも経理上は影響があり、大切な日付だと言えます。

「グレーゾーン」との返答をいただいた、ファッション業界の者がファッション関連の本購入は、「研究費」になるのか。。

「必要経費」という名前で呼ばれる、いわゆる決算書に掲載される、「収入得るために支出した、売上原価、販売費、管理費、その他の費用でその年中に支払うことが確定したもの」。

この必要経費=事業用の経費にあたらないとみなされるのが、「家事費等」といって、夕食代、趣味、教養などの費用などがあるわけですが、私のようなバッグを作って販売する内容の仕事上専門的な内容の本を研究費として仕訳計上したことがありました。

このような事業内容ではない方は、明らかに、趣味・教養の部類に入り家事費等にあたるので除外となるわけです。

しかし、当の本人は、真剣に事業の+αや参考に利用しているというつもりであるから必要経費になる部分もあるかと思ったのですが、税務署様は「グレーゾーンだねえ」とのことでした。

そうするときりがなく、ファッション関連の本がすべて関わってくるのです。

こういったグレーゾーンは入れないことにこの時に決めました。

その後たくさんのファッション史やノウハウ本なども読んでいますが、あくまで個人用としていますし、2020年頃からはすっかり「図書館ライフ」に切り替えまして、本自体を購入しないという志向に変えました。

よってこの問題はその後は関係なくなりました。

事業主貸と事業主借の行方は年度切替の際にどうなっていくのか?

結局、説明会の前にモヤモヤしていたにもかかわらず、質問することを忘れてしまった事業主貸と事業主借の科目の行方です(^_^;)。

その後、ネットで、ググらせてもらいまして、この2つの科目は、「翌期首」時点で消滅させなければならないと分かりました。

まず、事業主貸と事業主借を相殺し、残ったどちらかを、資本金のような最初のお金である、元入金というものに+であろうが、-であろうが振り替えておくということのようです。

やはり、事業主貸、事業主借をそのまま繰越ししないのです。

その後分かったことは、利用させていただいている「マネーフォワードクラウド」会計ソフトは、自動で仕訳をしてくれることが分かりまして、「繰越」ボタンを押すだけで仕訳が翌年度の最初の仕訳が1月1日付で出来上がっていました。

この仕訳を自分でしなくても、翌年度の最初に出来上がっているのでとてもとても有難いです<m(__)m>。

つまりまとめますと、会計ソフトで出来上がる決算書は、「事業主貸」「事業主借」の科目は年度末の2023.12.31には科目が掲載されて出来上がります。

その後2024年度スタートの2024.01.01付けで自動で仕訳があり「元入金:資本金のようなもの」に振り替わっています。

この狭間のタイミングで「事業主貸」「事業主借」は消えているのです。

そして、2024.01.01からの新たな「事業主貸」「事業主借」の科目を使うたびに¥0からのスタートでまた積みあがっていくというサイクルです。

年度をまたいでも繰越しする「資産:現金など」「負債:買掛金など」に対して、¥0からのスタートで始まる「費用」のような扱いとでも言いましょうか。。

期末商品の存在を金額で表現する「棚卸資産表」自体は手作りのエクセル

「棚卸し(たなおろし)」と一般的に呼ばれている作業がこれにあたります。

ハンドメイドバッグ販売の場合は、材料を積み算してあらかじめ1点ずつ「個別原価表」を作っているので、その品番ごとの原価を「棚卸資産表」の項目にリストアップ。

レンタルジュエリー業の場合は、ジュエリー自体を仕入れた仕入金額(科目では、「商品仕入」に当たる金額)を引っ張ってきて、棚卸資産表にリストアップしています。

この棚卸資産表については、別の記事で綴らせていただいておりますので、そちらの記事もどうぞ。

【901】【1012】【1013】が該当です。

番号が大きい程、その後の何年後かの記事ですので、新しく工夫した改良点や工夫箇所などをご覧いただけます。

私見、クレジットカードはビジネス専用にする必要は無し、むしろ個人と事業のミックスで、中身だけをきちんと分けて把握の方がコンパクト

事業では、材料の購入などもクレジットカードを大いに使います。

そもそも事業用にクレジットカードを専用に作るのかという点です。

「その必要はない」と断言。

2018年に事業開始の2024年現在でそう思うのです。

個人用と事業用とが混在したクレジットカードというものにはメリットがちゃんとあります。

事業主だからと必ず専用のクレジットカードを作ることが義務のようによくネットでは書かれていますが、実際は個人で使っているものも混在するものでもOKなのです。

ただ、正確な仕訳というのは必要なので、個人の物を事業としての計上など、法に触れるような行為は無い前提があってのもので、ルール順守は必須。

クレジット引落時には、個人の分は総合計の金額1本の計上で良いのです。

<仕訳>

2024.02.27引落:事業主貸 100,000 ※1月分事業外費用(総合計)〇〇カード:△△銀行                                普通預金 100,000

クレジットカードの使い方に関するお話は下に貼りますYouTube動画にまとめております。

あとがき

分からないことがあれば、地域の「青色申告会」様という団体に聞く(聞くのも実際は会員にならないと気軽には教えてもらえないことが後で判明しました)こともできるという案内がありました。

一応以前の会社員時代に長い間「経理部」でしたので、税理士様には一度もお願いしたことがありません。

ただ、質問事項は多々湧き出てくることがあり、その際には変な勘違いをしないためにはモヤモヤは十分に解消しておくべきで、こうしたこの度のような説明会に参加する意味は一定あります。

ただ、「独自の質問」を必ず持参することをお勧めします。

そうでなければ参加の意義は薄れます。

分からないモヤモヤこそ、その後の解決後の「成長」のきっかけなのです。

気持ち悪い、重苦しいモヤモヤから逃げずに、正面からそれを受けて、そして峠を越えていって下さいませ。

ご検討を祈ります(^-^)。

picturesque

スピーディーにお届けが到底難しいオーダーメイド品に対してのフォローが必要、良質なお品でたっぷりお客様を満足させる重要任務が待っている【273】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

こんなエピソードがありました。

かなり昔のことでしたが、ここ近年の地金高騰の頂点とはかけ離れたはるか10年以上前の第一回目の地金高騰の時期2010年代前半くらいのこと。

ネット上で指輪のオーダーメイド品がありました。

実質は決められたデザインのストーンやサイズが選べるというセミオーダーにあたるものだっと記憶しております。

その時に、3週間ほどかかって出来上がって手にしたお品物が非常に納得いかなかったことがありました。

結局は製造の無駄を省く「受注生産」が軸の「量産品」であったと後から分かりました。

そんながっかりすることに対して、「注文品のメリット」を堂々と謳うことに対してとても納得がいきませんでした。

お買い物には非常に価値観が分かれ、同じということがなかなかないわけですが、それでも、ここ近年のAIは「同一」ということを中心に「同じ物を購入した人がいる」というお知らせや、「類似品のご案内」などに関してかなりの精度だと感じます。

このたびは、お買い物に対して、時間をかける、スピーディーに手早く済ませるということの対極同士の2例について考えました。

どんなお買い物には時間をかけ、どんなお買い物には迅速なのか

食料品意外の、日用品や、雑貨類、洋服類は店舗ではなく、ほとんどインターネットのサイトのお店での購入というスタイルです。

ここ近年、よりこのことが徹底してきました。

どちらかと言えば私は、買い物をスピーディーにしたいという考え方です。

基本的には、スピーディーがモットーではありますが、物によっては、時間をかける物もありまして、品目別に買い物にかける時間のかけ方の違いがありました。

①日用品・・・超時短で済ませています

まず、日用品。

これは、トイレットペーパー、シャンプー、歯ブラシ、掃除用品などですが、商品の種類は、過去の使用履歴から決めたものばかり。

よって、リピートして、いつも同じお店で全く同じ商品を買います。

それが、とてもスピーディーで楽です。

物があふれているネットではありますが、自分なりに、価格と品物の良さで今やお気に入りが決まっているのが日用品だと思います。

品物が決まっているのでお店が違ってもいいものですが、いつもの流れがあり、安心感があるのです。

よって、1つのお店に決めてしまって他を見ていないのです。

これは、決めたお店を完全に信頼してしまっているということです。

②洋服:好みがはっきりしていて迷いはなく大方即決です

次は洋服類です。

靴やバッグやアクセサリーも含めて考えたいと思います。

洋服の分野は、私が得意な分野なので、ある程度見分けたりして選ぶ時間は必要としますが、それでも短い時間で決まる傾向です。

自分が好きな物がはっきりしていて、テイストが偏っているので、あれこれ迷うことは少なく、ピンと来たものを買うのみです。

洋服が決まれば、靴やバッグもおのずと連動して決まりますので、全体としてはかける時間が短めだと思っています。

それほど高価なものを買っていないとうことも時間が短くて済む理由です。

高価だと、より付加価値などをじっくり検討したくなってしまい、ついつい慎重になりがちですから。

③食料品:安全な無添加をじっくり眺めながら店舗で購入、時間をかけます

次は食料品です。

実は、これに一番時間をかけているのかもしれないです。

理由は無添加へのこだわりがあります。

同じ商品でも少し高くても、完全無添加の商品を選びます。

無添加を謳っていない商品は、裏側の原材料の表示をじっくり見て判断しています。

1点1点の買う食料品に対して必ず裏側の表示をチェックしますので、それは結構な時間が経過します。

すべてが無添加の商品を扱っているスーパーというのは、私が知るところでは存在していないと思っています。

それぐらい、食品というのは添加物が付帯していて当たり前の世の中なんですね。

そうしないと、食料品の日持ちが非常に悪くなるので仕方ない部分もあるのですが、ただ、体には毒です。

一番買い物に時間をかけるのが、意外にも実店舗で手にしながらの購入の食料品であったということになります。

時間をかけただけの品物を得られるというところがポイントになります。

これは、オーダーメイド品が、時間はかかるけれど大変満足のいく良質な品物であるということに通じます。

あとがき

買い物にかける時間が短く即決するタイプの人は、待ち時間が長すぎると心に変化ができてしまい、気持ちが変わってしまう可能性さえあるということです。

この体験は、後に商品を発送する側になる時に良い教訓となりました。

お客様が、早くほしいのだという言葉をたとえ言われていないにしても、スピーディーに届けることは、その迅速さに感動して気持ちが良いのです。

冒頭のオーダーメイド品の指輪にしても、待つ日数が長ければ、それだけの品物でのフォローが無いとなかなか気持ちの良いお取引にはならないのです。

いかに、販売業者側が自分たちの都合で行っている形態であるのかということです。

オーダーメイド以外の他のケースであっても、一番はお客様優先の考え方でなければいけないのではないかと思います。

何かの縛りがあり過ぎてそうせざるを得ないのであれば、事業自体も見直すぐらいの重要な事、それなのに気づくと事業者都合になっていることが大半です。

厳しい現実なのですが、やはり事業は自分中心のスタンスでは成り立たないと実感しています。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク

重要なお知らせがあります。(2018年6月12日以降、当サイトはTLS 1.0/1.1 を無効化いたします。)【***】

重要なお知らせ

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

今回、重要なお知らせをさせていただきたいと思います。

ここ近年で、世界中においてWEBサイトのご利用時に使われていたセキュリティの役割を果たす暗号化技術である、

・TLS1.0

・TLS1.1

という名前のものが、脆弱性があると言われてきました。

そのことで、重要な個人情報を扱っているクレジット会社さん、さまざまな企業で、古いパソコンやスマホでのTLS 1.0/1.1の利用を無効化の実施が次々とされています。

安全性が確認できているTLS1.2のみを有効にするということに、つまり、TLS1.2に対応しているプラウザの人のみ閲覧が可能になるという大きな作業が実施されています。

そして、いよいよ、当サイトのサーバー会社でも6月12日以降に、TLS 1.0/1.1の利用を停止し、無効化が実施されることになりました。

そうしますと、古いパソコンや、古いスマホでは当サイトを閲覧できなくなり、エラーが出てしまいます。

ブログや商品も見れなくなる可能性が出てきます。

そこで、閲覧にお使いのプラウザを是非ご確認いただいて、TLS1.2が有効であることになっているかをお調べくださいますようお願いします。

【影響を受ける主なご利用環境】
[PC]
・Internet Explorer 10.0以前
・Mac OS X 10.8以前のSafari
・Google Chrome 29以前
・Firefox 26以前
[スマートフォン]
・Android 4.4以前の標準ウェブブラウザ
・iOS 4以前の標準ウェブブラウザ
・Google Chrome 29以前
・Firefox 26以前
[フィーチャーフォン]
・すべての環境で影響を受けます

これらの環境に該当する場合、ご利用の機器、ソフトウェアを最新版に更新するなどご対応の上、TLS 1.2 に対応するウェブブラウザをご利用ください。

1件、調べ方の例です。

[PC]
・Internet Explorer 10.0以前を調べるには、ツール →インターネットオプション→詳細設定 →TLS1.2の使用にチェックが入っていることを確認という方法で調べることができるようです。

やってみてください。

以上、よろしくお願いします。

今後とも、当サイトを引き続きご利用心より、お待ちしております。

picturesque

<経理>開業後早めに参加して数々の謎を解いておく、「税務署」様主催の「帳簿の記帳説明会」への参加の推奨と用意しておく質問事項【361】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

個人事業主をスタートさせて、現在ちょうど3ケ月が過ぎたところです。

日々、初の売上を作ろうと懸命な「ハンドメイドバッグ製作+マーケットサイトで販売」の最初の3ケ月の中で並行しながら、「経理事務」のお仕事があります。

会社員時代には長年「経理事務」に携わっていましたので基本的には心配するところはありません。

しかし、実際は、「マネーフォワードクラウド」という「(株)マネーフォワード」様にお世話になっている会計ソフトに、日々の取引を計上していく中で、「これでいいのかな?」など、モヤモヤして、はっきり分からないことなどが数点出てきておりました。

「マネーフォワードクラウド」にも質問はできるのですが、あくまでソフトの使い方などに範囲の限界があります。

のぞましい仕訳や、特殊なケースへの計上する手前の事項に関しては「税務署」様に聞くべきなのです。

そんな頃に、タイミングよく税務署様から、帳簿の記帳説明会のご案内を郵送でいただいたので、「よし、参加して質問してすっきりしてこよう」と思ったのです。

そして、先日4月中旬あたりでしたが、参加してまいりました。

このたびは、実際に参加した「税務署」様主催の「帳簿の記帳説明会」のルポタージュとしまして初めて事業主になられた方のためになるところがあればと、その時の実直な内容をお届けしたいと思います。

「帳簿の記帳説明会」のおおかたの流れ

ネットで、事前に記帳説明会に行った感想のようなブログ記事(このたび私が綴っているようなもの)を数件読ませていただきました。

感想は人によってさまざまでしたが、なかなかインパクトのある感想は見つからなかったです。

あまり、感動的な良かったという感想も見当たらなかったです。

やはり、実際に自分で出向いてみるのが一番だと思いましたし、質問をしたい内容が解決できるなら、行く意味は必ずあるだろうということで出かけていきました。

事前申し込みは必要なく、当日そのまま会場へ足を運べばよいというのが、とても行きやすかったです。

部屋の椅子の数の50人前後の定員がある程度決められているようでしたが、実際は、10人いなかったと思います(驚)。

税務署様がご用意の資料を「パワーポイント」を使ってお姉さん(税務署員様)が説明して下さいました。

記帳説明会の時間は、1時間半程度でしたね。

さて、参加して良かったのかどうかですが、迷うことなく、「良かった」です。

反対に、参加しなかったらと想像すると寒くなるほどの大きなイベントだったと思えます。

この後に綴りますいくつかの学びがあることでこの「良かった」「意味があった」という感想がいかにリアルなものであるかを感じ取っていただければと思います。

参加して良かったと改めて思う、初の情報の数々や大鉄則事項

1)クレジットカードと預金の残高ともども、月末では「帳簿」と「実際」の完全一致の鉄則

記帳説明会の参加を終えて、これは重要なポイントだと感じたことがあります。

説明会に参加する前は、実際にできていなかったことでもありました。

とにかく、預金通帳の残高と、帳簿の残高が一致しなければならないとうことが大鉄則とのこと。

クレジットカードも同じように一致しなければなりませんが、クレジットカードの引落も普通預金からなので、当然、連動して一致が余儀なく求められます。

よく、個人事業主になったら、「専用のクレジットカードを作るべき」「普通預金の口座も専用に作った方がよい」などは、ネットでも拝見したことがあった情報です。

専用のカードや口座を作ることは、多少分かりやすいですが、それが必ずしも重要ではなくて、むしろ「残高を一致させること」の方が重要なのです。

特に今までの個人のままの延長でクレジットも普通預金も継続したかったので、新規には一切作りませんでした。

結論から言うと、これでも「全然大丈夫」です。

ただ、預金の中に、個人(事業外費用)の使用の内容の物も含まれ、クレジットカードの内容にも、個人(事業外費用)の内容も混じるわけです。

それをクレジットカードの引き落とし日に、まとめて1本の計上をする必要があるというのが初耳。

除外して計上せずにいまして、「残高が合わないのはそういった事情で仕方がないと認められる」というような勝手な解釈をしていたのです。

それで、普通預金の月末の残高や、クレジットの月別合計が、ぴったりにならない状態で2-3か月を過ごしていたのでした。

絶対的なものでないから、仕方ないと認めてもらえると思っていたというところが大きな勘違いだったのです。

ほら、こういうことがあるから、こうした説明会でご質問する意味が大いにあるのです。

「法人」と同じで、完全一致であることが絶対だとお話を聞き、「頑張って合わせてみてね」、と税務署のお姉さんに言われ残高を合わせる作業を2-3日にわたって行い、やっと一致に至りました。

そこで、完全一致のために使う重要な勘定科目が、

・事業主貸

・事業主借

という2つの科目で、例えば、個人用と事業用が混在しているクレジットでも、

事業主貸 50,000    普通預金 50,000

「〇〇月分事業外費用(総合計) 支払 △△カード:xx銀行」と摘要欄に入力。

こんなふうにたくさんの合計を1行にまとめて事業外費用一括として、シンプルな計上で全然良いと、税務署様がおっしゃっていました。

この後に、「総勘定元帳:普通預金」で残高を「帳簿」と「通帳」で合致する確認をするのです。

クレジットは、事業専用に作るのも確かに良いです。

ただ、他の明細がどうしても混在するケースがどこかで必ず出てくるので、綺麗に分かれるということが難しいです。

例えば、事業用と個人用とで50%ずつの使用としています「地代家賃」という科目の場合、事業用のクレカを作っての支払いをしたところで、結局は、家賃を事業用と個人用に分ける2段の計上をせねばならないです。

さらに、家賃が実際に引き落ちるカードが事業専用の方ならば、結局は個人用の家賃の部分の金額も一緒に引き落ちる運命ではありませんか。

よって、クレジットカードは個人使いの1つのクレジットカードを事業用と共有し、中身の内容だけをクリアに分けることでかえって、1本のクレカの管理だけでに集中できるのだと考えるとむしろこの方が良いという考え方です。

2)「預金利息」の入金は「事業外収入に該当」という決まりがある

「預金利息」で一番共通するのが、「普通預金利息」です。

普通預金に、「預金利息」がほんのわずかの金額ですが入金された場合など、これは、「事業のものではない」という決まりらしいので、いくら、事業主用に専用の口座を設けていても、

普通預金200 受取利息200 ・・・ x

という仕訳はダメで、

普通預金200 事業主借 200 ・・・ 〇

が正解。

ここでも結局、個人が混在してきてしまうのです。

3)「現金」のマイナスの残高は認められない(現実的な矛盾)

もう1つ、現金の残高はマイナスは不可というのも大鉄則とのことです。

マイナスになっているということは、計上などにミスがない限り、個人のお金から事業に使っていることになりまして、その流れを都度リアルタイムで計上します。

現金 100,000   事業主借 100,000

※振替(個人用現金⇒事業用に)

これで、個人の私のお金を事業へ投入したということになります。

会社であれば、会社専用に現金がはっきり分かれていますから、現金ボックスなどの現物を数えて、総勘定元帳の現金の残だと一致しているかを調べるということになります。

一方、個人事業主の場合は、たとえ事業用にボックスを作ったとしても、何か購入する時は個人の財布からということが多いですから、現金を別に分けておくということはなかなか困難です。

そこで、時おり、現金の帳簿をチェックすることを心掛けるといいです。

毎回現金の出費の計上をした後に、必ず帳簿上の「現金」の残高とお財布の現金を数えて合致を確認しています。

それならば、お財布を「個人用」と「事業用」に分けて管理はどうかというアイデアが浮かぶかもしれません。

実は3年程お財布を分けてやってきた結果が出ています↓。

あまりに管理がしにくく、その後はずっと1つの財布だけで管理になりました。

お財布を2個もバッグに入れてとても野暮ったいですし、結果は混乱の原因になるだけでした。

その代わり、ちょっとしたお菓子を現金で購入しても会計ソフトに、

100 事業主貸  現金 100 

※お菓子1個(事業外費用)

を入力することになるのです。

とはいえ、それでもこちらの方を選択したのでした。

4)簿記の教科書に登場の、「仕掛品」「製品」は通常の計上では省略してシンプルに

ここからは、前もって準備していた質問に対して税務署様からいただいた回答をご紹介したいと思います。

どなたかのネット上のブログで、自作商品を製作している人の仕訳ということで、工業簿記を引用してみえました。

①材料仕入 現金(材料購入時)

②仕掛品 材料仕入(作業に取り掛かった時)

③製品 仕掛品(商品完成時)

④売上原価 製品(商品が売れた時)

と作業の順に振り替えていくのだということが書いてあったのを拝見しました。

これは確かに、工業簿記に従っています。

しかし、とても複雑であり、頭が痛いです。

税務署様によると、「商業簿記風で簡素で良い」とのことです。

①材料仕入 現金(材料購入時)・・・②③④の仕訳は無し。

⑤売掛金 売上(商品が売れて受け渡し時)

これだけで良いのです。

「受け渡し時」は、商品を発送した日でも、相手が受け取った日でもそれは、各々の方針通りでどちらでもいいとのことです。

そして、実際に入金があった時に、

⑥普通預金 売掛金(商品代入金時)

を仕訳します。

ということで、①⑤⑥だけの仕訳しか現在も使っておりません。

「製品」という科目は、通常は使いませんが、決算仕訳の時だけ「棚卸仕訳」の計上の際に使うことになります。

5)「社会保険類」の支払いの計上はすべて「個人扱い」であり事業の費用とはみなされないルール、ただし、「損害保険」のみ費用計上OK

・国民健康保険料

・国民年金保険料

これらは、「確定申告」時には控除対象になるもので、申告はしますが、その都度の計上は、

・国民健康保険料・・・事業主貸 - 普通預金(自動引落日だけ計上)

・国民年金保険料・・・事業主貸 - 普通預金(カード引落日だけ計上)

で「事業主貸」の科目を使って計上しなければいけません。

税金関係は個人のものだから、「保険料」という費用の科目を使用してはいけないのです。

ただし、家賃を事業と個人とで兼用しているタイプの方も多いと思います。

この賃貸の際に契約している「地震保険」「火災保険」などの「損害保険」に関しては、費用計上するのです。

全額ではなくて、「家賃」の計上をするときの割合に等しい案分で、「控除証明書」の金額を分け、2月の確定申告の際に、控除金額の欄には、案分金額を入力することで事業分を差し引いた「個人分」のみを控除してもらうのです。

この保険に関する以上のことをクリップにまとめました↓。

6)不用品の販売と収入(「ヤフオク」や「メルカリ」で衣類や雑貨を販売した場合)

このこともよくある話題なのですが、実際に税務署様にお聞きしました。

前に買ったたくさんのお洋服などが不要で、現在ヤフオクで売っています。

それでも、個人の持ち物である衣類などの不用品販売というのは、売上の多少、関係なく「申告対象外」とのこと、計上も無しでよいそうです。

一方、「せどり」「転売」など、事業として行い、個人の不用品販売とは明らかに違う場合は、「事業要素が高い」と判断されますので、「計上も申告も必要」とのことです。

事業者としてそういった「せどり」「転売」をしているかどうかなどは、ご本人が一番分かっていることです。

正直なのが後々楽なのです。

あとがき

今回、初めて経理部門のカテゴリーの記事を書いてみました。

もしかして「経理経験が生かされた部分があれば」ということ、ネットで調べてもなかなか完全な答えが見つからなかったこと、がこの度お伝えしたことの中に入っていれば幸いでございます。

「普通預金口座の一致」や、「現金がマイナスになるのは不可の鉄則」は、かえって、計上もれや、重複の答え合わせにもなる良い鉄則なのです。

まだ個人事業主経験が浅いですので、まだ多くのことはお伝えできませんが、今後、この<事業><経理>のカテゴリーにも、経験が増えてきたら、記事を増やしてお役に立ってまいりたいと思います。

お互い、事業の発展と実りを目指しながら日々の事業活動を頑張ってまいりましょうね(^-^)。

山田絵美
書き手:ピクチャレスク