貴金属界隈ではそこら中に見かける普遍的なパイプロープチェーン、だからこそ多重で差別化をはかってみたい【509】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ネックレスチェーン、ブレスチェーンの中ではなじみのあるデザインの1つに「パイプロープチェーン」があります。

パイプロープチェーンの作りはその中身が空洞のパイプ状になっています。

よく「空洞」というキーワードと共に、「折れやすい」注意を促されているようですが、折れるほどの無理な動きはジュエリーにおいてはよほどです。

どうぞ丁寧にしとやかにお取り扱い下さいませ<m(__)m>。

丁寧に扱えば、太さが安心の存在感あるチェーンとして活躍してくれます。

このたびは、パイプロープチェーンが多重になったブレスレットの変遷をご紹介します。

一連よりも二連、最終的に三連で腑に落ちたパイプロープの美しい三重ブレス

K18YG製のパイプロープチェーンの2連ブレス。一連よりも個性が出ます。

パイプロープは、喜平、フィガロ、ベネチアンと並ぶくらい頻繁に登場のチェーン。

ペンダントトップが大きいものや、やや重めのものにバランスがよく合ってくると思います。

ペンダントトップの大きなものに華奢なチェーンではヒヤヒヤして気持ちが安心できません。

特にペンダントに関しては大ぶりなものも多く取り入れますので、パイプロープチェーンは有効です。

ただ、今まであまりにも多く入手してきましたので、特にロングの70-80cなどの希少さのある長さ以外は手放しているのも事実です。

あまりにたくさん出回ることがジュエリーの存在感が薄れるのです。

そこは大変勉強になるところでありまして気が抜けません。

この度のブレスレットは後に、更にめいっぱいの特徴を出すべく3連にリフォーム↓。

K18YGのパイプロープ3連ブレスレット。すごく金色が濃く目に映り差し色にさえなり得ます。

この三連ブレスが相応しいビッグペンダントがありまして、そのセットにこれを組み込みました↓。

3点セット:超ビッグなアメジストのペンダントには同じパイプロープの太いチェーン。そこへこのブレスを。

ペンダントトップがややしずく型であり、ブレスレット選定が難しすぎました。

そんな時にはペンダントチェーンと同じ種類にするというチェーンブレスにするという手がありまして、更にペンダントのボリュームに相応しく3連がとてもバランスが良くなりました。

それに比べるとリングはやや控えめに映りますが、マルチカラーが華やかなサファイアリングなのです。

ペンダントやブレスにやや押され気味なリングを何とかしたいですね(^_^;)。

あとがき

組み合わせを多く記事に書いていますのも、当「本物志向のレンタルジュエリー」のラインナップに「3点セット」があるからです。

あらかじめセットを決め、そのままお洋服に装っていただけるという便利なジュエリーなのです。

1点1点を選ぶことが時間を要し、いろんな案が混沌としてしまうところを、自身の解釈ながら、あらかじめこれぞ一番という選定を致しております。

それでも腑に落ちないものは時折、変えていくことがあります。

こうしてパイプロープも一番を目指すやり方で考えたのが結果3連使いのブレスというところに行き着いたのです。

セット組を考案するという役割を私が担わせていただくのですが、あれこれ悩む苦労も伴います。

ただ、付けて喜んでいただく役割はお客様にございます。

私がこれらを身に付けたことはございません。

お客様にふさわしいシーンでこれらのジュエリーの出番があることこそ私の喜びとなります(^-^)。

役割はネックレスとリングの橋渡しでありながら、1品だけの魅力も持ち備えるダイヤモンドのステーションブレスレット【508】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

多くの方が身に付けているジュエリーだから付けたいのか、みんなが付けてなさそうな個性的なジュエリーだから付けたいのか。

この両者は、価値観の違いというもの。

このたびは、その価値観があるとすれば、両者の中間的な存在のように自身が解釈しましたステーションブレスレットのご紹介です。

地金のプレートのレールの間にダイヤモンドが駅のように並ぶデザインです。

「ステーションブレス」以外の呼び名があったはず、正式なこのデザインの名前が分かり次第リライトします

ダイヤモンドステーションブレス:K18WG台。レールは板状のパーツ。

ここ近年の大まかな「流行」として、このタイプがブレスで豊富です。

ブレスレットにストーンを設置のこういったタイプには、「テニスブレスレット」や今回のような「ステーションブレスレット」がありますが、どちらかというとテニスブレスレットは台の地金にストーンが設置でフルエタニティーにくっついたタイプ。

じゃあこの離れたステーションタイプはというと、ステーションの他に呼び名があったと思ったのですが。。

どこかで見かけてメモを取るのを忘れ見逃してしまったことを悔やんでおります(汗)。

見つかり次第、この記事に載せたいと思っています<m(__)m>。

ところで、この現在流行と見られるタイプのブレスは、数ある中で選んだ理由があります。

1つは、ダイヤモンドのデザインが交互に変わっている点にリズムが感じられたこと。

もう1つは何となく四角い感じが良かったからです。

すごく曖昧な表現ですが、この「感じ」とか「雰囲気」というものをとても大切にしていまして、間違いなく良いと思った理由になります。

よってこの多くの類似品多数の中からこのブレスレットが選ばれました。

さて、これを含めたセットの案なのですが、前案と後案の2つあり、最終的に後案で落ち着いたわけですが、両方の違いを何か感じますでしょうか。

3点セット(前案):ステーションネックレスに類似の配置が良いと思ったこと、リングにも合うと判断。
3点セット(後案):その後ぱっと見の骨組みの華奢さが気になりこちらへ変更。真ん中としての役割を感じます。

前案もよく考えたものでは有ったのです。

ネックレス、ブレス、リングすべてに葉っぱのようなモチーフが入っているところが揃っているということをポイントにしていました。

その後の後案は、全部に共通部分は特に無くても、付ける人間の身体の真ん中位置で、上下の橋渡しのような役割を感じました。

また、ピンクサファイア同士をつなぐ間のアイテムとした存在がなんとなくまとった感じを受け、こうしました。

ただこの組み合わせは、このブレスレットじゃない他の類似品でも代用が可能。

だからこそ、類似品の中でも少し個性あるこのブレスレットだったということです。

このアイテム1つだけでも特徴があったことでセットになったレベルもアップできるかなと考えた組み合わせだったのでした。

あとがき

その後、この度のブレスレットの同じ作りのブレスにどんどん出会っていきます。

K18WG台のガーネットxダイヤモンドコンビブレス。つなぎのレール部分のプレートが同じ作り。
マルチサファイアのK18WG台のブレスレット。これも基本的には同じ作りです。

前案、後案共に共通するのは、この度のダイヤモンドブレスレットに「ボタニカル」な雰囲気を感じ取ったところです。

「雰囲気」「感じ」「テイスト」とはっきりと目には映らない言葉が並びますが、実物は3次元の物体です。

それでも宝石には、その物質を越えたものが宿っているように思えます(^-^)。

極上のブレスレットを選ぶために。。2連より3連がある、類似でもっとボリュームあるものに負けるものはボツのケース【507】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業を致しております。

建前だけではどうしようもない、本当の事を言っていかなくてその未来がどんな良い実りになるのか。。

そのように心に決めております。

その決意は品物のラインナップの変更に現れます。

そもそも最初の選び方こそ良くなかったのかもしれませんが、結果的にボツになったブレスレットをご紹介したいと思います。

大切なのは、その「理由」。この理由の所を中心にお話していきたいと思います。

「これが最高」と感じ取れないのはいずれ違和感を感じることになる

ボールチェーンツイストブレス:幾重かのボールチェーンをねじってある作り。K18WG製。

まず、シルバーカラーではなかなかデザインの良いチェーンブレスが見つからなく、同じボールチェーンつながりでネックレスと合わせるためにこれを選んだのです。

ネックレスに合わせて組み合わせをしたみたのがこちらのセット↓。

ボールチェーン同士でよく合うので、最初はこの組み合わせをしていました。リングの真ん中ともよく合います。

ところが、ブレスレットのあまりのボリュームの無さが気になり始めます。

大花のリングや、特徴あるパイプメッシュのネックレスにはふさわしくないレベルだと思ったのです。

このブレスの類似品でもっとボリュームのあるタイプも見かけたこともあり、特別にこのブレスレットである必要が無いと思い始めます。

そういったアイテムは、その正直な気持ちに従ってすぐなのか少し先なのかはあれど、結果的には内容をチェンジしていくのです。

このブレスレットはそれに該当するものだと判断したのでした。

個人のコレクションとは違った「事業者目線」の厳しさ

自分で集めている時だと、予算の範囲内などという妥協がありました。

妥協しても自分で許してしまいそのような集め方になっていたところもあります。

しかし、お客様を持つ事業となると少しの妥協は信頼の有無につながると肝に銘じております。

そういった見方から、一定の美しさはあったもののこのボールチェーンブレスは、これに変わるもっとレベルの高い類似品があることが見込まれ、辞めました。

あとがき

例えば、今回のブレスレットがペンダントチェーンだったら採用かもしれません。

ペンダントトップの存在がまだあるので、チェーンとしては十分なボリュームであると言えますし、柄のようになっていて綺麗です。

ブレスレットだったからこそボツになりました。

こうした厳しい見方をしております。

特に何かフィードバックをいただいたということはないのですが、これを見てどう感じるかを自身が「ノー」の場合、おそらくお客様も同様であるはず。

自身が「イエス」でもお客様が「ノー」があるほどですので、当然です。

厳しくジャッジしながらレベルの高いラインナップを作っていこうと思うからこその廃止アイテムだったのでした。

アーモンドのような「マーキスカット」が美しく展開される出番の多いサファイアネックレス【594】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

特にカラーストーンが色とりどりではなくても、地金の18金のおかげでとてもきらめき華やかになるのが「ジュエリー」の良さではないでしょうか。

このたびは、ブルーが濃いサファイアとダイヤモンドだけがバイカラーで登場のマーキスカットで歩調を合わせたジュエリーセットのご紹介です。

変更がなく、最初からずっとこの組み合わせで腑に落ちていた珍しいケースです。

ポンパドール夫人がアイコンのマーキスカットジュエリー、これを主役のモチーフとして3点を組み合わせた記録

その昔、王侯貴族の時代のフランス。

「公妾(こうしょう):第二夫人みたいなもの」であられたポンパドール婦人をはじめ当時の流行のデザインであったことから、その男性の地位である侯爵(こうしゃく)からの由来の「マーキス」がそのアーモンド型を指します。

3点セット:マーキスカットはネックレスの1粒の形。ブレスやリングの形はこれをもとに決めました。
〇ネックレス : ダイヤモンド0.39ctとサファイア9.2ct。K18YG台。長さは43cm。

比較的親しみやすいボリュームで、バランスが程よいです。

幅は1cmもありませんが、1粒ずつのストーンにすべてK18YGの台が設置の作りの良いネックレスです。

バイカラーストーンとはいえ、地金のゴールドが入りますので、華やかになっています。

〇ブレスレット: K18YGのマーキスカットと調子を合わせた透かし。1パーツが1.5cmある結構な存在感。
〇リング: K18YG台のダイヤモンドとサファイアコンビのしぼりデザインリング。サイズは16号。

リングは地金使いが分厚くしっかりとしていてヴィンテージらしさがあります。

マーキスカットはクセがあり過ぎて、同じ形以外難しいです。

とはいえ、何でもないデザインだったとしたら、おそらくブルーサファイアが華やかにならないのです。

偶然に同時期に出会ったブレスやリングに感謝です。

あとがき

ブルーサファイアはジュエリーでは定番です。

やはりなんと言っても黄色と紺の相性がコントラストが美しいので、台はイエローゴールドの方がプラチナやホワイトゴールドよりもお勧めです。

これまで、ブルーサファイアは地味だからとマルチカラーになったものやフラワーモチーフになったもので特徴が出るという見方をしていましたが、この度のネックレスによって濃紺の高貴さみたいなものを知りました。

そして、ハートやフラワーのようにかわいらしさを持ち備えたものとはまた別の、大人びたモチーフも実は受け入れられやすいと感じております。

こういったテイストの組み合わせを今後増やそうというきっかけになったジュエリーだったのでした(^-^)。

ボタニカル柄はお洋服だけじゃない、マルチフラワージュエリーをとことん活かしたフローラルな装いの実現【593】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

ここには、たくさんのフラワージュエリーを取り入れてまいりました。

フラワージュエリーには、美術品のような素敵な作りとかわいらしさがあります。

このたびは、フラワージュエリー同士をうまく組み合わせ、特に「ボタニカル」な雰囲気を出すように組み合わせたセットをご紹介したいと思います。

セットの組み合わせのチェンジもありましたので、どんな風に変わったのかなども是非お楽しみいただければと思います。

宝石に葉っぱのモチーフまで入っているデザインに感謝、それこそがボタニカルになる決め手

まず、ボタニカルなリングの素敵さからがスタートです。

〇リング:K18WG台のマルチカラーのボタニカル花が大変美しいリング。幅12mm程。 サイズは14号。

マルチカラーの中身は、ペリドット、アメジスト、サファイア。

このリングの特徴は、葉っぱがたくさん表現されているボタニカルな雰囲気のマルチストーンであることです。

ここを軸として同じようにボタニカルをテーマにネックレスやブレスを決めていきました。

〇ネックレス : ダイヤモンド0.5ctとK18WGのフワフワラインのステーションネックレス。長さ39cm。
〇ブレスレット: K18WG台のダイヤモンドステーションブレス。四つ花、スクエアカットのダイヤが交互に配置。

地金がなかなかの厚みです。

留め具がこのタイプでは珍しい、引き輪とダルマ板です。

3点セット(前案):リングだけにカラーが入りますが、どのアイテムにも葉っぱみたいな雰囲気が入ります。

その後、ネックレスにちょっと物足りなさを感じ始めてしまいました。

そして、結構なチェンジをしたのです↓。

3点セット(後案):リングだけそのままで後はすべて変わりました。

まず、ブレスがPT850で抽象的ですが、ボタニカルな雰囲気です。

ペンダントは、その他が柄のようになっているのでうるさくならないようにサークル型に落ち着きました。

ただ2ctのかなりのもので、台とチェーンはPT900/PT850。

じゃあ、あのネックレスやブレスはどこへ。。

ネックレスは残念ですがその後他の組み合わせがどうにもこうにも案が湧いてこず、廃止。

そして、ブレスは、こんなところへ行きました↓。

3点セット(ブレスの行き先):付ける位置としてはピンクが上下で透明が真ん中という良きバランス。

あとがき

お洋服の装いに、最後にお洋服に合わせながらジュエリーを選ぶことが多いと思います。

はたしてそれだけが装いの順なのかを考えると、ジュエリー自体が最初にあって、それに合わせたお洋服を後から考えるような順もあると思います。

実際に自身が、クセのある難しい鼈甲(べっこう)のジュエリーの難しさの研究の際に後からお洋服を決めていく方法をやってみました。

そうして、ジュエリーの出番をどんどん増やし、コスパの良いジュエリーになるよう工夫しています。

流れは1つの方向だけではない、逆発想もあるということです(^-^)。

しとやかなリボンジュエリーはこれだ、ブラウンテーパードダイヤがしっかり利いたペンダントタイプのフォーマルジュエリー【592】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ダイヤモンドのカットの種類は様々。

1種使いもあれば多種のカットが組み合わせられデザイン性にあふれた混合タイプもあります。

このたびは、自身が迫力とダイナミックさを最も感じている「テーパードカットのみ」のタイプでそろえたジュエリーをご紹介したいと思います。

あのストライプ状に走る柄がとても粋で美しいと感じています。

そういうものを1種にしぼってとことん装うという組み合わせになります。

意外な情報、リボンは四角いアイテムと相性が良いこと

〇ネックレス :K18WG台。トップのサイズは縦2cmx横2.5cm程。チェーンはK18WGのベネチアンの70cm。

ブラウンダイヤモンドのリボン型がシック。

動きのあるリボン型が多い中落ち着いたフォーマルなタイプがかえって特徴が感じられるリボンです。

チェーンをボックス風なベネチアンにしたところも四角モチーフを意識したことからです。

〇ブレスレット:K18WG製。線径の頑丈なボックスチェーンの四角フォルムが特徴。 3mm幅程度。
〇リング:リボンペンダントとぴったり。ブラウンがかったテーパードカット。1.8cm幅。K18WG台、13号。

こちらは、示し合わせたようにリボントップとぴったりのブラウンダイヤモンドのテーパードカットなのでした。

こういったボーダー柄みたいなリングも、一応「柄」になってしまうので、ジュエリー同士のコーデも難しいです。

そんなことから、全く同じテーパードでしかもブラウンダイヤモンドであれば、相性が近づきます。

そういった意味では、出会うべくして出会った組み合わせなのだと心が躍ります。

それともう1つ。

どんなデザインのリボンでもだいたいそうなのですが、四角いモチーフと相性が良いこと。

これも過去にいくつものリボンリングに悩みながら、「いったいどんな形と合うのだろう」と時間をかけて考えていったことです。

四角が合う理由がはっきりとこうだと断言はできかねますが、1つにリボンの結び目の四角とリンクするということがあるのかもしれません。

リボンの先が多少左右アンバランスだったりロールしていたり、動きがあったデザインだったとしても結び目だけは常に固定だと思うのです。

どうぞいろんなリボンジュエリーで確認してみて下さいませ。

3点セット:この組合わせは最初の案からずっと変わらず継続という珍しいケースでした。

あとがき

ブラウンダイヤモンドは白にはかなわないレベルだと言われていますのも白こそが正直な姿だからだということなのです。

とはいえ、ブラウンダイヤモンドも自然なうっすらとしたブラウンカラーなら程好いですし、デザインのすごさがそういったことをゆうに超えていました。

完璧な文句のつけようがないジュエリーはフォーマル過ぎて近寄りがたさもあるもので、ブラウンダイヤモンドだからこその親しみやすさも感じています。

素敵なアイテムを見逃さないように、1点のジュエリーを多角的に見ていきたいと思っています(^-^)。

まるでシルクのようなしなやかさ、遠目に映る線状のジュエリーの魅力を打ち出す太線と幅広の装い【591】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

「本物志向のレンタルジュエリー」という事業をさせていただいております。

3つのアイテムを1セットにあらかじめまとめて、それらは互いに共通点があり一度にそのままお洋服に当てはめるかのように同時付けすることができるセットです。

このたびは、ボールチェーンがモチーフになったK18YGベースの3点の組み合わせを考えたその組み合わせチェンジも含む記録です。

興味深くご覧いただければと思います。

ジュエリーのチェーンの線は遠目のアクセントとして目立つものである

前案:最初にこのような組み合わせを考えました。すべて18金イエローゴールドベース。
〇ネックレス: K18YG製メッシュ巾広ネックレス。幅は5mm。40cm。
〇ブレスレット: k18YG製柄入りブレス。幅は12mm。クロス柄の中にボールパーツのお花柄の編み込み。
〇リング: K18YG台にダイヤモンド1.28ctのお花。真ん中のマルチカラーはすべてサファイア。14号。

リングも透かしになっているのでした。

その後の解体によるセットの変更がユニーク

その後、チェーンの巾広がややボリュームが無いと思い始めた私。。

そして、こんなことをします↓。

ちょっとタブー気味ながらやってしまいました(^_^;)。ペンダントトップを追加。ダイヤモンドの1ctの台形。
後案:リングは別のものとチェンジ。トップの台形とフラワーの花びらの形がリンクしました。

では、あのブーケリングはどこへ行ったのか。。

はい、ここへ移動したのです↓。

なんと和風の雰囲気の中へ飛び込んだこのリング。こうして見てみるとリングが和風に見えてきませんか。

あとがき

ジュエリーのセットを組む担当である私ですが、気を付けねばならないことは急いで一度にやらないことです。

1セットずつを丁寧にじっくり日にちもかけながら考えます。

セットの組み合わせは寝る時も考えることができます。

それは「イメージ」だからであり、目指すものが、「雰囲気」とか「おしゃれ度」などの目に見えない概念ばかりです。

結構こうしたことこそ得意分野。

それでもなかなかこのことをはっきりと示すすべがありません。

とりあえず、動画やブログ記事でこのように実直に言葉にしてみるしかありません。

考えたことが、ユーザー様に刺されば、それほど喜ばしいことはありません(^-^)。

ボールチェーンがダントツ一番なのではないかと思えてくる美しいプラチナ製のパイプネックレス、有難く拝受したその後の組み合わせ【590】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

貴金属の地金のネックレスがぺたんこではなく筒形になることは技術や工夫が必要のようです。

先にも後にも目にすることはなかった特徴あるボールチェーンのパイプメッシュネックレスをこの度ご紹介したいと思います。

メッシュで空洞になるなんて、貴金属の重みで難しいことなのですが、内側に工夫がされてちゃんとパイプになっているのです。

では、その他のジュエリーとの組み合わせも考えましたので、一緒にご紹介してまいりたいと思います。

内側にコンスタントに設置の「フープパーツ」がそのパイプのフォルムを支えている

〇ネックレス: PT850製のパイプメッシュのネックレス。47cm。

表からも透けて、ところどころに設置のフープの姿が分かると思います。

これがこの筒形フォルムを支えています。

このフープパーツ無しでは、だらんと形がくずれていたことでしょう。

素晴らしい工夫だと思います。

メッシュにもなっているので涼し気で軽い印象です。

ただプラチナは結構重さがありますのでずっしりとしたものです。

メッシュとのバランスが考えられているのです。

ボールチェーンはつながっている部分が非常に狭い面積なので切れやすいとの情報を業者様から教わったことがあります。

よって、ボールチェーン1列使いよりも、こうした多重になったデザイン性がある編み込みタイプだと少し安心です。

とはいえ、繊細なものであることは変わりなし。

エレガントに装うのに加え、エレガントにお取り扱いをしたいものです。

前案:こんな風に最初組み合わせの案を考えました。アメジストのパープルが銀色によく馴染みます。
〇ブレスレット: K18WG製のボールチェーンねじり構造のブレス。
前案のブレスは確かにボールチェーンで関連付いていましたがボリューム不足からこちらのPT850へ変更。
〇リング: K18WG台にアメジストのデイジーの大花。サイズは13号。

このネックレス、実はジュエリー同士の組み合わせにおいては結構難しめです。

合わせるポイントはやはりぼつぼつしたボールチェーンの素材感だと思います。

実はリングのお花の真ん中のぼつぼつがボールチェーンに関連付く装飾なのだと見て最初からこれらを組み合わせて準備したのがきっかけです。

大花もなかなか癖があり行き場が無いのです。

互いに望ましく合わせられて良かったということになります。

あとがき

このネックレスをきっかけに、プラチナ製のジュエリーの素敵さに開眼。

これまでは、長い間イエローゴールドこそが華やかで素敵だと思い込んでいた個人の収集時代がありましたが、「本物志向のレンタルジュエリー」で事業者として集めていくうちにどんどん自身も違った嗜好になった不思議。

今は、見つけやすいイエローゴールドの地金よりも少しニッチな存在のプラチナに目を向けています。

銀色は上品でさりげなくてとても素敵だと思えます(^-^)。

宝石のストーリーを紐解く、ピンクサファイアの6色もの展開をたった1点のペンダントトップに表した人がいた【588】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

サファイアは元は、コランダムという鉱物です。

同じコランダムが鉱物だったもう1つのストーン、それがルビー。

サファイアとルビーは元は同じ鉱物だったのでした。

そこへ、他の物質の混じりにより、赤いルビーへ、そして青いサファイア、およびその他のカラーストーンへ。。

そのルビー以外の総称がサファイアだったのです。

そのサファイアの中でもとりわけピンクサファイアが気になる存在。

ルビーみたいな紅色にはなり切らなかったピンクにとどまったことでその運命が変わったという見方もできます。

このたびは、そんなピンクサファイアが素敵に表現されているペンダントトップをご紹介したいと思います。

6色すべてがピンクサファイア、この6色が伝えてくるものを紐解く

最初見た時は、宝石の知識が薄く、どんなお洋服にも合いそうだと万能さが魅力で注目したペンダントトップでした。

3点セット:台がPT900のペンダントにはチェーンをPT850,ブレスもPT850、リングはPT900台。
〇ネックレス: 台がPT900のピンクサファイアの濃淡や色のトーンの違いのある6粒ペンダント。69cm。

右下の紫もアメジストではなく、6粒すべてがピンクサファイアの範囲内の色の展開という点が貴重。

トップのサイズは、バチカン含め縦25mmx横12mm。

デザインが揺れたように表現されているものの、実際の作りは固定。

上述のサファイアがコランダムから変化してルビーになり切らなかった姿をいろんなケースで一度に表現したものではないだろうかとロマンでいっぱいになります。

本当のところは、このペンダントトップの製造者様のみが知るところ。

ただ、この表現の仕方は、ストーンのサイズやカラットなどを遥かに超えた、「メッセージ」が入っているように思えてなりませんでした。

個人的には、とても素敵なペンダントトップなのだと思っています。

〇ブレスレット: フィガロチェーンの線径がなかなかのもの。PT850製。
〇リング:PT900台にダイヤモンドとピンクサファイアのコンビの楕円系粒のダブルリング 。12.5号。

同じピンクサファイアのリングがあるおかげでうまくまとまりました。

あとがき

ピンクサファイアが青味のピンクだというイメージでしたが、この度のペンダントの色展開を見ると、オレンジに寄ったようなサーモンピンクもあり、アメジストと見間違うようなパープルカラーもありました。

宝石は、物言わぬ物体ですが、その姿こそがメッセージそのものだということです。

大ぶりで華やかな粒のストーンに注目はしますが、意味深いことを感じとったストーンはこの度のペンダントトップが一番でした(^-^)。

一目瞭然に感じられるまるでシルクのようなしなやかさ、幅広ブレスレットのボールチェーンの柄の編み込みの素材感【506】

まえがき

こんにちは。picturesque(ピクチャレスク)です。

ジュエリーチェーンとしては切れやすいと言われているボールチェーン、シリンダーチェーンのボールやシリンダーパーツ共々に互いに組み合わされてよく素敵な柄が作られます。

切れやすい理由はその接結箇所がほんのわずかな点なる部分だからです。

されど美しいボールチェーンは私達をとことん魅了します。

ブレスレットであれば、ネックレスよりも切れるリスクが少ないであろうとチャレンジしました、まるで布のような素敵な幅広ブレスをご紹介したいと思います。

地金とは信じがたいようなしなやかさは、まるでシルクのよう

頑強でごついイメージの地金ですが、実はこんなにしなやかな芸術品がありました(驚)。

編み込みブレスレット:K18YG製。天然石などは使わず、地金だけでフローラルな柄も作られています。

地金ジュエリーのすごさを拝見しました。

ストーンが飾られずともここまで綺麗なジュエリーがあるのです。

広げてみました:立体的だと形が3次元になかなかフォルムが出来上がらないほどのしなやかぶり。

留め具は軽いダルマ板と引き輪コンビ。

バランスを考えられたものだと思います。

どの道、このブレスレットは頑強なものではありません。

そもそもボールチェーンやシリンダーチェンだけを使ってあり、接結部分が全体的に華奢。

そして、引き輪やダルマ板の留め具の箇所も、たった一部分だけという繊細さです。

それでもチャレンジしてみたのは、ブレスレットだからこそです。。

ブレスレットというのはネックレスの半分にも満たない長さ。

重さも当然半分以下ですので、こういった繊細なタイプでも比較的「心配」が半減。

目で常に確認しやすいのが「腕輪」なのです。

損傷は想定した覚悟の上、ブレスレットにはこういったチャレンジの実現の場があるようです(笑)。

3点セット:ペンダントチェーンのボールチェーンとリンク。フラワーが指輪とリンク。

この3点セットもなかなか悩み迷いながらここに行き着きました。

水平の場所に置いた時のタックみたいな箇所がまるでリボンひもみたいです。

あとがき

ネックレス、ブレス、リングの中ではブレスレットはあまりバラエティーに富んでいません。

それは、腕に巻き付くベースの形が必要なある意味「縛り」があるからです。

だからこそ特徴あるブレスレットは見逃せないです。

こんな風に特異なブレスレット作りにチャレンジされた製造者様に脱帽です(^-^)。